日記
音離れの良いスピーカー その3 出音編
2018年01月02日
機器も全体に温まってIllusionist-13もP-300に馴染んできました。
一体どんな音でしょう?!
http://www.salogic.com/home-select.files/home-103.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-154.htm
(ヘルムホルツ共鳴器を並べた構造ではありません)
のような 音響パネル が乱立している部屋なので製作者さんの
目指される素の部屋での奥行き~上方への定位よりもパネルに
依って作られる音場になりますが... 13cmというサイズからは
想像できない低音が出ています。
壁に近いところに設置しているせいもありますが、8畳足らずの
部屋が音で埋め尽くされています。

スマホによる簡易測定
約2m離れた位置で最高77dB程度ですが低音の量は十分です。

スマホによる簡易測定
黄色が約2m離れた位置でのLR同時再生時の周波数特性
埋め尽くされた(人によってはブーミー)な低音でも豊かな階調が在って、
80年代の優れた音源では録音エンジニアがフェーダーでUp&Downを
操作したのが手に取るように解ります。
以下は製作者さんへ気づきとして感想を記したとおりです。
・ユニットの振動板固有の音(癖)がない
・SPとしてのSN比が高い。静かなところからフッと音が立ち上がる。
・弱音がきれいに聴こえるので残響が豊かになったように聴こえる。
・曲のフェードアウト(操作)が最後まできれいに聴こえる。
・歪が少ない(耳につく奇数歪皆無)なので音量を上げても煩くない。
ボリュームを上げられる。
・低音の階調が豊か 低音の量(厚み)・最低域への伸びはPL100を上回る。
・音像がブレない。
・左右への広がりも大きく、奥行きが豊か
・音の強弱が明確に判る。細かい音がよく聴こえエンジニアの意図がよく見える
=モニター用途にも使える
兎にも角にも価格や大きさからは想像を超える音で特に低域の階調の豊かさ
には驚かされます。
サーロジックの村田さんは低歪で高解像度なAccutonユニットが気に入られて
PL100を購入されましたが、スピーカー全体の歪感ではIllusionist-13の方が
数段上、低音も一本調子なPL100に比べて深みと階調が上回ります。
オーディオ耳で細かく聴き分ければ上記のようになりますが、全体を通じて
音楽がとても楽しく奏でられます。そして知らぬ間に寝入っています。
但し、少しの弱点もあります。(感想に記したら島津さんも認識)
後継機種のJUPITER-132やより大型のDURANTY-203では対策が進んでいる
そうなので、ぜひ試聴で確かめてみてください。
長くなりましたので、解析編へ続きます
レス一覧
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Kurashikiさんこんばんは
あけましておめでとうございます。
A&Cオーディオさんは寡聞にして初めて知りました。
島津様のブログも読ませて頂きましたが、かなり共感できる部分が多く、現代のスピーカーに対してほぼ同じ思いであります。
フローティングマウントはとても良い手法と思いました。
フロントバッフルへの振動をアイソレートしながらモーター部を保持しているあの形は、むしろあれを含めて1つのスピーカーユニットと呼ぶべきではとすら思います。
自分は聴いたことはありませんが、見るからに音離れの良さそうなスピーカーですね。
今後のレポート楽しみにしています。
byテナガザル at2018-01-02 19:02
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テナガザル様、こんばんは
レスをありがとうございます。
Feastrexさんのユニットに凄いエンクロージャを創られてて
毎回の記事を楽しみに読ませていただいています。
A&Cオーディオさんは 真空管オーディオフェア くらいしか
聴くチャンスがないので、まずは名前を知っていただきたいと
思っていますが、同一県内にお住まいのようですからぜひ足を
伸ばされてみてください。
byKurashiki at2018-01-02 20:00
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