日記
Murideo Prisma ビデオキャリブレーション手順
2015年11月28日
先日導入した 3D-LUT 対応のビデオ・プロセッサ Murideo Prisma でのディスプレイ(プロジェクタ)のオート・キャリブレーションの手順について、自分の備忘録も兼ねてレポートさせていただきます。
Murideo Prisma は、こちらです。後方の CD と比べると、その小ささが分かると思います。

ハードの構成とキャリブレーションの効果は、前回のレポートを参照ください。
http://takhag.blog.fc2.com/blog-entry-233.html
キャリブレーションを行った機器構成は以下のとおりです。
再生側
・プロジェクタ:JVC DLA-X9 (THX モード固定)
・ビデオプロセッサ:Murideo Prisma
・ビデオセレクタ(AV アンプ):Pioneer SC-LX88
・映像送り出し機器:OPPO BDP-95
測定側
・カラーメーター:SpectraCal C6
・PC:Sony VAIO SVS1312AJ (Windows 10 pro)
・キャリブレーションソフトウエア:SpectraCal CalMAN 5 Enthusiast for Home Video Ver. 5.6.0.2180
手順は長文ですので、リンク先にて
**Murideo Prisma キャリブレーション手順**
キャリブレーション結果はコチラ
キャリブ前

キャリブ後

キャリブ前

キャリブ後

キャリブレーション手順に若干のコツが必要な Murideo Prisma ですが、そのキャリブレーション効果は十分で、また、キャリブレーション作業時間も従来プロセッサに比べて相対的に短いと感じます。(従来は、補正が決まるまで、CalMAN のページを行ったり来たりして進めるので、結局は時間がかかる。)
残念ながら、個人輸入するしか購入の道筋は無いですが、現有システムで最良の映像を楽しむには、意外に近い道かもしれません。
少なくとも、「測定フェチ」の私の満足度は高いです。
以上、非常に狭いエリアに向けたレポートでした。私自身の備忘録以外に、このページが活用されるかどうか甚だ疑問ですが、今持っている情報はすべて吐き出させていただきました。役にたったという人が一人でもいらっしゃると嬉しいのですが・・・・居ないか・・・・。
レス一覧
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こんにちは。
映像作成の人たちには馴染みの深いキャリブレーションですが、なかなか個人ではやっている人は見ませんね。
ホームシアターでも素晴らしい効果があると思うのですが。
by呑珠庵 at2015-11-29 08:55
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呑珠庵さん、レスありがとうございます。
映画によって描かれる色味が違っていて、どの映像でディスプレイを調整すればいいのかわからなくなりますので、メーターによるキャリブレーションは、製作者の意図を理解するのには必要な作業と思います。
といいつつ、本当は、プロジェクタの癖や経年変化の補正の効果がメインかも。
「測定フェチ」なので、「今見ている絵は測定・調整されていて、正しいんだ」という安心感が一番ありがたいです。
bytakhag at2015-11-29 09:15
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takhagさん、どもです。
cube generateのタイミングでPRISMAが接続されていないといけない感じでしょうか。
CALMANのバージョンによってはcube generate時点でハードとの接続が不用で、出来上がったLUTファイルをメモリにロードすることができるのか気になりました。
完璧な調整には3D-LUTが必要ですよね。
安心して映像に集中できる為、導入の意義は大きいと考えています。
ではでは。
byガッツ at2015-12-02 09:42
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ガッツさん、レスありがとうございます。
確認はしていませんが、ディスプレイ設定のタグでは、PrismaへのLAN接続設定は一切ないので、オートキャリブレーション中は、パターンジェネレーターとしてしか作動していないように思います。
他のパターンジェネレータがあれば、Prismaを繋がなくてもできるのではないでしょうか?パターンジェネレータが無いので、確かめられないですが・・・。
3D-LUTで安心して映像を見れるようになったのですが、映画を視聴している際には、明るさ方向で「あれ?」と色がおかしくなることがあります。やはりパールスクリーンの影響で大幅な補正になり、一部破綻がきているのかと思っております。
やはり、まずスクリーンの買い替えだったかも・・・。
bytakhag at2015-12-02 20:37