日記
新しいDAC
2021年02月22日
2か月半も自宅を留守にしていると、自分のオーディオが本当に恋しくなります。
どうしようもない分、「帰ったらああしよう、こうしよう」という妄想ばかりが膨らみます。
そういう中で、妄想が爆発して、新しいDACを注文してしまいました。
選んだのは、Holo Audio の May DAC KTEという中華DACです。



写真は購入した米国の代理店のホームページから借用しました。
このDACの主要な特徴は、以下の通りです。
+ ラダー型(R2R)
+ I2Sインターフェイス
+ 電源部別筐体
中でも決め手はI2Sインターフェイスです。
デジタル・ファイル再生のボトルネックは、DACとトランスポートのUSBインターフェイスにあるとずっと感じていたので、USBを経由しない方法は無いものかと模索していました。以前からI2Sを是非試したいと思っていましたが、ようやくI2Sに対応した気にいったDACが見つかりました。
勿論、実機を聴いたことがないので、期待外れに終わるかもしれませんが...
しかしながら、I2Sインターフェイスを活かすのは結構大変です。
送り出しはRoonをベースとしたMFPCで変更は考えていません。問題はRoon Bridgeで、I2SインターフェイスをもったRoon Bridgeは市販品では皆無です(Sonore製品の組み合わせやSingXer SU-2等は、評価は高いのですがUSBからの変換になってしまいます)。
今までと同様、自作することにしたのですが、フルのPCベースではノイズの処理が大変なことと、DSDネイティブを安心して出力できるPCIeのボードが見当たりません。ということで、以前から気になっていたRaspberry Pi4を用いることとしました。
Raspberry Piは元祖のPiの時に一度VolumioでRoon Bridgeを試して以来の挑戦です。その後Pi3のトランスポートとしての高評価は認識していましたが、USB出力であればPanda+Direttaには及ばないと思いあまり気に留めていなかったのです。
ところが、先日のMFさんの記事とその後のMF邸での試聴で一転して挑戦することに決めました。
主要な部品は以下の通りです。
Raspberry Pi4 2GB
IAN CANADA HDMIpi Transmitter I2S / DSD / DoP to HDMI
IAN CANADA FIFOPI Q3 ULTIMATE FIFO Reclocker Module PCM 32bit 768kHz DSD1024 DoP
他に良質の5Vと3.3V用の電源部品を注文しました。
ソフトはSymphonic-MPDとVolumioを試す予定です。
全て揃うのは3月中旬になると思います。まだまだ妄想が止まりません
レス一覧
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のびーさん
行動が早いですね!
興味のあるものを軽く試してご紹介をするという・・・笑
のびーさんの構成がインターフェース的に最強かと思いますがI2S接続にHDMIを使用するところでどの程度影響があるかは気になるところですね。
難点はDACが限定される事でしょうか・・・。
結果が楽しみです!
byMF at2021-02-22 00:25
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のぴーさん
初めて知りましたがこれは良さげなDAC、、、
なお、ラズパイでいきなりこの構成に行ってしまうのは流石にのぴーさん。まずは単体で、さらにはAudio over Ethernetでしょうか。益々面白くなることを期待しています。
byゴンザエモン at2021-02-22 08:17
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こんにちは。
私もR-2R_DACを使っています。音は芯のあるしっかりとした音という印象です。R-2R_DACはいかに高精度の抵抗を使うかということです。
HDMI接続は送信器、受信器があまり販売されていないので皆さんあまり使われていないようです。私はやなさんという方が頒布されている基板を使っています。自作マニアはほとんどこの方の基板ですが昨年頒布をやめてしまったのが残念です。
のびーさんが採用されたDACは電源が別シャーシになっているすばらしい製品のようです。PCMの場合1536MHzまで再生可能ということで期待大です。
byマイペース at2021-02-22 10:31
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MFさん
デジタルは新しい技術が出てくるので、そこが楽しいというか悩ましいところです。
I2SもR2Rも新しいわけではありませんが、実用化というか、性能と価格が現実的になってきたので挑戦したくなりました。
MF邸で聴いた限りでは、トータル・パフォーマンスではまだまだPanda+Direttaに及ばないものの、特にSMPDは可能性を感じましたね。
I2Sはピンアサインのみならず、他にも色々と問題があるようなのでどれだけ使い物になるのか未知数ですし、LINUXの素人にはハードルが高いと思います。人柱覚悟でやってみます。
byのびー at2021-02-22 10:52
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ゴザエモンさん
レスありがとうございます。
いつもブログを参考にさせて頂いております。
このDACの前身(というかベーシック・モデル)のSpring DACにも心を動かされていたのですが、踏み切るほどではなかったです。
昨年登場した本機は、技術的なトピックがテンコ盛りで欧米の専門誌の評価も良好なので、試聴もせず(なかなか出来ません)注文しました。
私と同様Windows派のゴンザエモンさんがLINUXに移行されたことにも背中を押されました。
Raspberry Pi4を入手したところ、購入した個体がRevision 1.4で、SMPDの起動に一苦労しました。早速LINUX(これはSMPDですが)の洗礼を受けております。Audio over Ethernetも興味がありますが、私の課題はトランスポートなので、まずはそこからやってみます。
これからも色々と情報交換をお願いします。
byのびー at2021-02-22 11:07
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のびーさん こんにちは
>デジタル・ファイル再生のボトルネックは、DACとトランスポート
>のUSB・・・
同感です
自分もこれが嫌、尚且つファイル管理も面倒になったので管理は
amazonHD、接続はSPDIF(光)に決めちゃいました
ファイル管理もあるのでなかなか難しいですね
byプリマ at2021-02-22 11:12
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マイペースさん
こんにちは。
ご指摘の通りHolo Audio May DACは相当なハイサンプリングまで対応しています。私はそれより、独自の補正方式により、R2Rラダーの抵抗値のバラつきを補正し変換の直線性を担保することで、最新のデルタシグマDACに近い測定値までパフォーマンスを高めたというところに惹かれました。
R2R DACを自作されるマイペースさんならHDMIなぞ使わずともI2S接続が可能ですね。この部分はやはり最短での接続が良さそうです。
私はそこまでは出来ないので、市販品の組み合わせになります。
幸い、ボード製作者のIanさんに何度か照会したところ非常に丁寧に回答して頂きました。
彼はVolumioのRoon Bridgeを使用しているとのこと。これなら音出しまで漕ぎ着けられると期待しています。
byのびー at2021-02-22 13:07
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のびーさん そんなに長い間 自宅の オーディオに 触れることができないなんて 可哀そう?? といか 私なら 精神的に まいってしまうかもですね。
どうせなら 日本の お住まいにも システムをこう得するのが 一番かと思います。
それにしても 戻られたら やることが 山程!!!!
仕事を 控えて オーディオに 専念しなくては 行けないかも??
順番に お楽しみくださいな!! 私は スキーシーズンが 終わるまでは おとなしくしております。
byX1おやじ at2021-02-22 13:11
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のびーさん、こんにちは。
ご購入のDAC,デザインも素晴らしく、良い音がしそうですね。
私は(既製品ですが)、ASUS Tinkerboard SとVolumioをtopping D70に接続して聴いています。ToppingにもI2S入力があるので、いつかUSBと比較してみたいと思っていました。
中華DACとラズパイをHDMIでI2S接続したい層は一定数存在すると思います。私も挑戦したいと思っています。
のびーさんの今後の記事も楽しみにしています。
宜しくお願い致します。
bytaketo at2021-02-22 13:46
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のびーさん、こんばんは。
Holo Audio、ずっと気になっていて、この前、ヤフオクに格安で出品されていて思わずポチりそうになりました。
R2Rが漢心をそそります。
ラズパイとI2S(HDMI)、興味ありますね。後続のレポート楽しみにしています。
USB排除したい派としては、ZERO LINKのトランスポート側がどうなるのか(PC拡張ボード?)今、一番興味あるところです。
その動向を様子見して、もしかしたら、I2Sに行くかもしれません。
その節は、よろしくお願いします!
byいたちょう at2021-02-22 18:50
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プリマさん
レスありがとうございます。
amazonHDとSPDIF(光)ですか!
私はまだそれだけだと寂しい気持ちになるのですが、普段使いのRoonのアカウントではOutputを7つもぶら下げてQobuzを聴くことが多いです。
時々、これで十分と思ってしまいます。
byのびー at2021-02-23 09:56
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X1おやじさん
そうです、可哀そうです(苦笑)。
これで皆さん宅でのオフ会にバンバン行ければ多少は気分も晴れるのですが、せっかく東京に居るのにこの環境ではそれもままなりません。
仕方ないので妄想を膨らませております。
雪が融けて、次にX1邸に伺う頃にはGrandioso M1Xが聴けると楽しみにしております
byのびー at2021-02-23 10:01
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taketoさん
おはようございます。
私はマルチビットの音が好きなので、今でもStuder A730を時々聴きます。May DACはラダーの精度を上げたということなので、デルタシグマの分解能も持ち合わせているのでは、と期待しています。
確かにI2Sを試したい層がそれなりに居るはずなのに製品数が少ないのは、互換性のハードルが高くメーカーとしては面倒な技術なのだと理解しています。
部品が到着したら追レポートを書きます。引き続きよろしくお願いします。
byのびー at2021-02-23 10:42
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いたちょうさん
ご無沙汰しています。
このDACもI2Sもいたちょうさん好みだと思っておりました(笑)。
Sforzatoユーザーですから、実は私もZero Linkに大いに興味を持っています。ただ、私のDSP-Velaは特別仕様の削り出し筐体で、ボードのアップグレードが出来ずZero Link対応は不可能なのです。それでもまだ可能性を探っていましたが、PCIeボードでの実装ではトランスポートとしてノイズを抑え込むのが大変だと思っております。
他にも幾つか理由があり現時点ではZero Linkは諦めました。
byのびー at2021-02-23 10:54
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のびーさん、
遅レスで失礼します。
I2Sですか。出音に期待できそうでね。将来は皆I2Sに移行して行きそうですね。
自宅に戻られてからの使用レポートを楽しみにしています。
byHarubaru at2021-02-25 08:41