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2011年、4年間の上海駐在を終えて東京に帰任。 東京の狭い部屋でLAT1と家族と同居。 2017年、10年ぶりに上海に赴任。 LAT1と逢瀬と一緒に暮らしています。 一生懸命に生きていれ…

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LAT1 & 逢瀬の部屋
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借家(マンション) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
二度目の上海。3LDKに一人暮らしです。 思い切ってリビングをオーディオ専用にしました。 上海の「音が見える部屋」まであと少し!? <現在のシステム 2021年3月~> …
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日記

TIAS2014 まだまだオーディオには夢があった

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2014年09月28日



人は何歳になったら過去を顧みる存在になるのだろう。

年齢が高くなるにつれて新しく体験することの感動が薄れ、
過去の印象的な体験を懐かしく顧みる時間が長くなると聞く。

過去の体験、例えば、初めてヨーロッパに旅行した時に見た、
美しい中世そのままの街並みに、
多くの日本人は感動したのではないだろうか。

最近BSハイビジョンで過去に訪れたこのある欧州のある国の街並みを見た。

美しい映像で見る街並みは、私と妻の思い出の画像よりもさらに鮮明だったが、
不思議なことに、50インチの精緻なハイビジョンの映像で見る街並みは、
思いのほか心の琴線には触れなかった。

相方が何気に言うには、思い出を掘り起し懐かしい気持ちを掻き立てるのは、
ありのままの鮮明な映像や写真ではなく、もっと単純化された抽象的な絵、
あるいは、漫画やアニメでも十分なのだと言う。


今年のインターナショナルオーディオショーで、流行りのハイエンドの音を
聴いてふとこのような会話を思い出した。

私がオーディオを聴くのは、感動するためである。

年齢が高くなるにつれて、これまでに聞いた音楽の種類も増えてくる。
そして、過去の感動体験のストックも増えている。

これまでは機器をハイレベルにすることで既存のディスクから
「新しい感動」を発掘することが出来た。

もちろん、そういう要素は今でも大きい。

しかし、最近は、過去の生演奏体験や、初めてその曲を聴いて感動した場面を
顧みて改めて感動できるようなオーディオの魅力にも気が付きつつある。

そのようなオーディオは、今年もステラのブースで、ギヤとコンステレーションが
提示した、歪と欠点のない完璧とも言えるような音質とは違うものである。



むしろ、毎年あまり大きな変化がないように見える
AirtightやEARの音の魅力は、
このような価値観にピッタリだと思った。

EARで聞く昭和の懐メロは、まさにそれで、
記憶にある音を数段良くして聞かせてくれる。

もし昭和の懐メロの音源を、
欠点もそのままに、ありのまま演奏してしまっては、
リスナーにむしろショックを与えるに違いない。

一方、高音質の音源を、真空管で鳴らしたとしても、
音源のすべては表現できないものの、聴き手の我々の脳の中で、
過去の記憶とブレンドされて、本来聞こえない音までも、
自動的に補完されむしろ感動するのではないだだろうか。

本来アナログというものは、アナログである我々の五感と相性が良く、
特性というような機械的なものに全く関係なく、快感を与えてくれる
のかもしれない。


ともかく、私の興味を引いたのは、完璧な音を提供しようとする
ハイエンドの頂点にあるいくつかのブースと、それとは真逆のブースであった。


さて、最後に、一つだけ報告したいブースがある。

それは海外でのハイエンドオーディオショーにも
全く引けを取らない展示を毎年やってくれる、
アクシスで聞いた、WilsonのアレキサンドリアXLFだ。



この部屋で聞いた音は、今年唯一、本当に度肝を抜かれた。
まだこんな音の世界があるのか!というくらいに素晴らしい音質だった。

過去の記憶で言うと去年は、MAGICO Q7が一番衝撃的だったが、
それよりも、ずっと凄かったと思う。

まず冒頭のピアノの生録音を聴いたときに、
録音を聴いているのか、
ピアノ演奏の会場に座っているのか、分からなくなった。

「まだ過去を顧みるには早いよ」

「もっともっと先に行こう、まだまだ夢を見よう」

まだ見ぬ世界がそこにあった。
今年も参加して良かった。

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レス一覧

  1. minormeetingさん、初めまして、teriosと申します。

    日記を読ませて頂き、年齢と文章にギャップが、あった(良い意味で)のでレスさせていただきました。しっかりとした考えの方ですね。

    私も年を重ねても新たな感動は、欲しいと願っています。

    簡単ではありますが、これからもよろしくお願いします。

    byterios at2014-09-29 21:49

  2. minormeetingさん

    私も、その感性の高さ学びたいところです(^^;;
    いやっ、自分なりに感性を高くしようとアニメーション、演劇、朗読劇、美術展などなど足を運びますけれど学び足りなくて、、、勉強不足だと常に思います(^^;;

    byO at2014-09-29 22:19

  3. チョーご無沙汰しています。感動が伝わってきますね。それにしてもでかいSPですね。

    大阪ハイエンドショーで聴ければいいですが無理かも。

    ご紹介ありがとうございました。

    byオルフェのサンバ at2014-09-30 20:09

  4. teriosさん

    コメントありがとうございます。
    言われてみて確かに自分の年齢不相応なことを書いてしまった!と恥ずかしくなりました。

    私は以前から歪のない綺麗な音も好きですし、一方、真空管アンプのナローな音も好きなのです。

    なぜ対極の二つの音が両方魅力的なのかを考えていて、これが自分なりのその一つの回答かなと思っています。

    byminormeeting at2014-10-02 18:11

  5. Oさん

    レスありがとうございます。

    私も過去を顧みることによる感動を意識し始めたのはつい最近のことで、今までは新しいことを経験する感動しか知らなかったような気がします。

    それにしても、演劇、朗読劇にも足を運ばれれるのですね。私は美術館やコンサートには行きますが、演劇、朗読劇には縁がありません。まだまだ知らない世界が多く、やはり過去を顧みるのはまだまだ時期尚早のようです(笑)

    byminormeeting at2014-10-02 22:22

  6. オルフェのサンバさん

    いつもありがとうございます。
    本当にチョーご無沙汰しております。

    このSPは隣のサーシャとの比較でも分かりますが、別格の大きさでした。高さ178センチ、重さ300キロ/台とのこと。

    アクシスの会場自体もかなり大きなホールですが、大きな空間かつ大きなスピーカーだからこその音だった可能性もあります。

    最近は、オーディオをイジくる余裕がなかったので、ひたすら音楽を聴いていました。

    オルフェのサンバさんも、素晴らしいシステムで音楽を楽しまれていることでしょうね。

    大阪のショーぜひ楽しんできてください。

    byminormeeting at2014-10-02 22:27

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