マーサ君
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変則6畳茶室で大型スピーカーを鳴らし、15畳洋室で小型スピーカーを鳴らす絶対評価基準天の邪鬼的オーディオファイル

マイルーム

まさに、一喜一憂。発展途上。一歩前進、二歩後退!
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持ち家(戸建) / 書斎兼用 / その他 / ~12畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / 8ch以上
15年以上真空管プリメインアンプを愛用してました。ラックスマン、ユニゾンリサーチの真空管アンプを愛用してきました。特にウエスギアンプには驚愕。(下の写真は途中参加のUT-50。極めて美音でした(^_^…
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日記

JBLは世につれ、世はJBLにつれ・・・

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2011年10月11日


このS4700の音を聴いた途端頭をよぎった言葉がある。

「歌は世につれ世は歌につれ」

JBLは「歌」である。常に時代の先端を走るJBL。スピーカーメーカーのリーダー的存在であることは反論の余地はないだろう。つまり、

JBLは世につれ、世はJBLにつれ・・・

である。
思えば、ProjectK2/S9500を初めて聴いた時のことを思い出す。

当時SS誌の朝沼氏自宅試聴室にあるS7500の写真に痺れた私であったが運良くK2/S9500を聴く試聴会に立ち会えた。私の前には人が何列か渡って立っていて上下ダブルウーハーの上しか見えない状態だった。第一音が出てきた途端、私はカウンターパンチを食らった。
「ふん、どうせこんな後じゃ、まともに聴けないだろう」なんて舐めていたのだ。
ところが、どうだ。前に立ちはだかる何人ものおじさま達の体を貫いてシンバルの音が私の眼前で鳴り響いたと思うとスネアが私の腹部をダイレクトに刺激した。音位置は目の前に立ちはだかるおじさんと全く被っていた。K2/S9500は私の眼前の幾多の人たちを一瞬にして消し去った。

思わず「これだ!このスピーカーだ!!」と思った。しかし幾分後、誰かがヴァイオリン協奏曲をかけてくれと頼んだ。そしてクラッシックファンの私は身を乗り出した。次に聴いた音で私は愕然とした。
「ギーン」という音。
まるでジェット機だ。これはヴァイオリンの音ではない。K2S/9500のコンクリートスピーカーベースがせせら笑っているようにも見えた。


思えば楽しい時代だった。得手不得手が明確だった。

先日試聴したS4700はそんなJBLの音からすると全く良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られた。

「どんなジャンル、アンプでも裏切ることなくJBLの音を聴かせる。」

それが私のS4700を聴いた率直な感想だ。

鳴らしやすいし、良く歌う。しかし決して大味ではなく、機器、周辺の状況をしっかり音に出す。これが今現代のJBLなのだ。

4343でヴィバルディーの四季を美しく奏でるための決死の努力。そんなものは昔日の消えゆく面影。

パワーアンプはアキュフェーズP7100
プリアンプは同じくアキュフェーズC2810
CDプレーヤーもアキュフェーズDP-700
試聴ディスクは「菅野沖彦レコーディングバイブル」と「Stereo Sound Reference Record Vol.1菅野沖彦」

個人的にJBLをアキュフェーズで鳴らすのは「嬉しくない」組み合わせだった。すくなくともK2/S7500時代は売り場で鳴っていたセットは80%以上JBLとマッキンだった。

しかし!S4700とフルアキュフェーズシステム。これが実に「旨い」のだ。音楽に躍動感が出てまるで生きているようだ。刺激的になったり、穏やかになったり実に気持ちが良い。よくアキュフェーズは線が細いなんて言われたり、実際私自身もマッキンユーザーなのでそう思っていたが、S4700を通して聴くと実に太い音がしている。しかも歯切れが極めて良いのだ。

「菅野沖彦レコーディングバイブル」
エクリプス:武満徹
菅野レコーディングなので音は抜群なのだが高域のアナログノイズがかなり気になる。かなり強力に「サー」と言っているが琵琶の音が実に太く、生々しい。臨場感たるや半端ではない。申し訳ないが先日聴きに行った音大卒の琵琶発表会の音なんて足下にも及ばない。これでアナログノイズがなかったら下手な生は軽く越えられるのに残念だ。

続いて「Stereo Sound Reference Record」へ。
3曲目シューベルト: 歌曲集 「白鳥の歌」D.957より第9曲「彼女の絵姿」
4曲目シューベルト: 音楽に寄せて 作品88の4 D.547
共にリアリティは申し分なく綺麗なピラミッド型の音。低域の解像度も抜群。一寸の隙も与えない揺るぎないサウンドだ。にじみが一切無いのも気持ちよく聴けるポイントの一つだろう。

5曲目ソル: セギディーリャ集より 「苦しめるのはやめてくれ」
ギターの音がとてもしなやか。弦をはじく指が見えるようだ。メッゾソプラノの声も肉付き感、音の強弱、残響等々、リアリティも一流そのもの。これだけエネルギッシュに聴けるなんてストレス発散には最高だろう。

次にアキュフェーズアンプをお決まりマッキンのMA7000プリメインアンプへ変更。CDPはアキュフェーズDP-700のまま。

角が取れた感じがあるが、意外や意外、パワー不足だろうかS4700が気持ちよく歌っていない感がすぐ感じ取れてしまった。マッキン愛用者でMA7000が好きな私にとってまるで「大好きな恋人」にふられたようなショックな出来事だった。低域も時としてぼやけてしまう。MA7000のメーターを見ると70%以上針が振っているからかなり大きな音だろうが、「いつものマッキン」が遠く遠く離れていくのだ。

それはまるで「マッキンの音」を否定された感じにもつながり「自室のMC500を持ってきてアキュフェーズと一騎打ちだ!」と決心させたくらいMA7000とS4700は(少なくとも私の耳には)合っていなかった。別にS4700を買うわけでもないのに、アキュフェーズP7100に打ち負かされたMA7000を見てくやしくて仕方がなかった私であった。しかもこれはパワーの差だけではないような気がするのだ。

「マッキンの新しいセパレートアンプ、入れる予定ありますか?」
と尋ねると、
「今、プリメインアンプの方が売れますからね、どのメーカーも。それに置き場がありませんしね」と嘲笑気味にフロアー長。

おいおい、そもそも私にマッキンを最初に勧めたのは貴方じゃないか!
それにアキュフェーズ、パス、エソテリックはセパレート機置いてるじゃん!

と思ったが
「そうですか」と苦笑しつつ、その場を後にした。

帰りの電車の中では、いつもと変わらず、自室のMC500にMC275を追加するためにウサギ小屋書斎のレイアウトをどう変えたら良いか、ああでもない、こうでもないと考え込んでいる自分がいた。

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レス一覧

  1. JBLにアキュフェーズ・・

    音の善し悪しは何とも言えませんが
    着物姿でジャズを演奏してる様な(笑)
    気分的違和感は・・ありますね^^;;

    アキュ自体は素晴らしい製品ですが♪

    bywoo at2011-10-11 01:33

  2. Wooさん、おはようございます。

    着物でジャズですか(笑)最適な表現ですね。
    私自身も信じられなく、そして信じたく無いのですが、今回のS4700にはアキュフェーズP7100+2810がとっても良かったです。

    最近、よくJBLの大型フロアーをアキュフェーズフルシステムで鳴らしている方がいらっしゃいますが、恐らくなかなかいい感じなのでしょうね。
    以前、s9800を3時間試聴した時には、マッキントッシュで鳴らすと厚みが出て良かったのですが。
    ( ̄ー ̄)

    byマーサ君 at2011-10-11 10:44

  3. マーサ君さん、お早うございますm(_ _)m

    JBLは以前から「憧れのSP」でありブランドでした(一度もシステムに入れたことは無いのですが、、、)

    最近のJBLは「クラシック音楽」も素晴らしく聴かせるオールマイティ型へと変貌を遂げたように感じていて、とくにDD66000以降の製品は私も大好きです。それにアンプの違いをそれとなく描写する能力にも長けていますが、やはりパワーは必要かな?それだけに色々なメーカーのアンプとの組み合わせを楽しめるのではないでしょうか?

    私的にはマッキンの1,2kwクラスのパワーで鳴らしたい欲求に駆られてしまいます、、、どうでしょうマッキンのハイパワー型は??

    でも500Wでも十分ですよね、、、

    by田舎のおじさん at2011-10-11 10:46

  4. 田舎のおじさんさんこんにちは!レス有り難うございますm(_ _)m。

    「いつかはJBL大型フロアー・・・」でして、いつも気になっています。
    仰るとおり最近のJBLはクラッシックも上品に鳴らしてくれますからS9800辺りを狙っていますが、まずリスニングルームが必要になりそうですね。(汗

    そうですね、多分MA7000ではパワー不足だったのかもしれません。しかし250Wですから、普通からすると充分なのでしょうが。
    実際S4700が気持ちよく鳴っていたときP7100のメータ針も70%以上振れていましたから、かなりパワーを入れてやる必要があるのかもしれません。

    >私的にはマッキンの1,2kwクラスのパワーで鳴らしたい欲求
    おそらく圧勝でしょうが、なにぶんモノラル型で電源ボックス独立型ですからリスニングルームも最低20畳くらい必要になること間違いないでしょう。売り場でもスペース確保に厳しいかもしれません(大汗。

    byマーサ君 at2011-10-11 12:44

  5. MC500を毎日使っていて思うのですが、ハイパワー型は突然のトゥッティ、フォルテシシモ等を軽々「スパーン」と抜けてくれる爽快感が抜群です。特にMC500だと低域が床下に抜けていく。そのゆとりは大型車のゆとりそのもので、MC500だと「うわ〜、アンプの限界だな、これは!」なんて思ったことは一度もありません。

    ただ問題(笑)もあります。MC500は高域が90年代のマッキンらしく「きつい」のでジャズには効果的ですがクラッシックには「キリキリ」する感じがあります。高域の調教が難しいです。
    また、録音が良いクラッシック再生時でも、室内楽をしっとりと聴く。。。こういう鳴らせ方は難しいです(笑)。しっとりとは鳴ってくれません! いつもエネルギッシュにコンサートホールでしたら最前列かせいぜい前3列以内のエネルギーです。

    時と場合によると
    「あのね、MC500君。もうすこし疲れさせない鳴らし方出来ないの?」
    と言いたくなるクラシック再生です。

    家族迷惑考えずに、自室の窓全開で、部屋のドアフルオープンで聴くことがありますが、真空管アンプで聴いていると家族の反応ゼロですが、MC500に切り替えるとたちまち

    「ちょっと、ボリューム小さくしてよ!」
    と叫ばれるか
    いきなりドアを閉められる。

    これです(笑)。

    音量自体は真空管アンプで聴くときの方が大きいくらいですから、MC500の音、それ自体がいかに大きなエネルギーを持っているかが毎時実感できます。

    byマーサ君 at2011-10-11 12:48

  6. akazuさん、こんはんは。レス頂き有り難うございます。

    はい。275を高域にと考えておりますが、難しいでしょうか?
    実はすこし前の日記ですがHアトムさんの「真空管アンプに魅せられて」
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/2573/201106/24457/#cmTop
    を拝読しまして、効果がありそうだなと思ったのです。

    ただ、スピーカーがご存じスターリングSEなので同じような変化があるかは不明です。タンノイの同軸でバイアンプの効果が実際あるのかどうかが問題です。
    ウエスギでもシングル接続を勧めているくらいですから。

    ちなみに改造TU-870Rモノ(高域)+MC500中低域はパワー差がありすぎで遊び程度で実験終了になりました。すこし可能性を模索しようとイコライザーで頑張ろうとしましたが努力するには「価格差ありすぎ」と思いとどまりました。

    SV-501SE組み立て後、再度球アンプの高域利用をチャレンジしようと思ってはいますが・・・。
    MC275が来るまでの辛抱と言いますか、遊びと言いますか。
    m(_ _)m

    byマーサ君 at2011-10-11 21:44

  7. ORCAさん、こんばんは。レス頂き有り難うございます。

    今回のMA7000の敗北についでですが、マッキンの名誉回復ではありませんが、
    店舗の試聴室ですので当然絶対ではありませんし、なにより私の駄耳による「いいかげん&小生意気な」テストリスニングですからm(_ _)m。なによりもその差をご自分の耳で確かめられることをお薦め致します。全く同じ環境を作ることは難しいですが、ORCAさんがS4700とMA7000の音を直接チェックされることを切望します!

    ただ、1マッキンファンでユーザーである私がアキュフェーズの方が良かったと思えたのは「極めて残念」なインプレであったことは否定しません。しかもスピーカーがB&Wならいざしれず、JBLですからね。

    最新のJBLスピーカーですから鳴らしやすいものであると思いますし、そんなに強大なパワーも必要ないと思えるのですが、P7100があれ程、しなやかに、しかも「太い音」でドライブするとは「新発見」でしたが、やはりマッキンユーザーとしては

    「なんだと!!」

    でした(>_<)。

    繰り返しますが、S4700もし興味おありでしたら、MA7000でドライブして直接リスニングされることをお薦めします!
    m(_ _)m

    byマーサ君 at2011-10-11 22:08

  8. akazuさん、即レス頂き恐縮です。m(_ _)m

    応援頂きありがとうございます。嬉しく思います。

    はい。スターリング内蔵のネットワークをそのまま使おうと思っております。MC275導入後もチャンデバは入れないで頑張る予定です。
    確かにチャンデバを入れたらSNも稼げると思いますし、レスポンスも良くなるとは思いますが、何分これ以上システムを大きくしていくのがだんだん恐ろしくなっておりまして(笑)。

    >一旦シングルに戻しましたが、いずれは必ずリベンジを考えております。
    是非是非リベンジして下さい!オーディオ機器もそのリベンジを待っていると思います。\(^_^)/

    かつてSS誌で菅野先生がスターリングをMC500+C40で鳴らしておられました。GEMのスーパーツイーターとヤマハのスーパーウーハーで上下を広げて。
    その「菅野方式」はツイーターこそ純正タンノイのST-200ですが他はその菅野式に限りなく近づけつつ私の味付けも忘れずに・・・と欲張っております。

    ただ、個人的にMC500の高域は「なんとかしたい」のが事実なのです。ジャズでは問題ほぼ皆無ですが、クラッシック再生時では芳しくないことが多いのも事実です。概して「にぎやか」になりすぎる傾向があります。時として「きつい」なり方もしますがソースが、それは概ねソースが悪いときです。中低域は申し分ないのですが。やはり球アンプの力を借りるしかない。

    MC500と275のチャレンジ日記は来年になりそうです。即275導入にならずすみません(>_<)。


    それまで300BシングルアンプがMC500の中低域にどれだけ乗れるか、乗りこなせるか。出来るだけ眉間にシワをよせないよう、アキュのデジイコとC46の8バンドイコライザーをフル活用して楽しんでいこう思います。

    今後とも宜しくご鞭撻の程、お願い致します。

    byマーサ君 at2011-10-11 22:45

  9. こんにちは! お邪魔します。

    S4700とJBLについての感想を楽しく読ませて戴きました。私も、近年の大型ホーンを搭載したJBLは、クセがなくてオールマイティーだという印象を受けていました。

    良くできたホーン型スピーカーは、ホンモノの分解能と柔らかな表現力が両立しますから、場所と予算さえあればS4700とアキュフェーズというのは魅力的な選択ですね。

    私も、JBL4343を大改造した4ウエイスピーカーを、C-280L(改)とAMCRON K2(BTLモノ・1600W×2)でドライブしていますが、ロックからクラシックまで満遍なく楽しめています。

    4343の改造は、ウーハーをTADにし、ホーンをパイオニアのドライバーとウッドホーンに、ミッドバスを4344用に交換してありますが、驚いたことに、ネットワークは交換せずに古いオリジナルのままなのに、ほんの一部の手直で、ちゃんとつながりました。

    4343は、どうにも鳴らないスピーカーでしたが、ユニットの交換により、ハードな音から雰囲気のある弦楽器までオールマイティーに使えるようになったという事実を見ると、JBLの技術が昔も今も、いかにすごいかを物語っていると思います。

    bykitatanuki at2011-10-12 18:28

  10. ORCAさん、こんばんは(*^_^*)!

    お持ちのMA7000をS4700のある場所へ持っていく・・・という手でしたら可能かと。(こういう時マッキンのアンプが軽いと「布教活動?!」が楽なのですが・・)

    MA7000も40キロ級ですから、ポータビリティゼロですよね(>_<)。

    ただ、MA7000と同価格帯のマッキンセパよりは、やはりMA7000の方が良いと思います。デザインもマッキンらしいですから。

    私もMC275導入の予定さえなかったらMA7000を買って、リッチなサブシステム構築と洒落込めたのですが・・・汗

    byマーサ君 at2011-10-12 21:49

  11. kitatanukiさん、はじめまして!お気に入り登録有り難うございます。

    4343改ですか!kitatanukiさん、是非その姿を拝見したいです!
    この時代のJBLは本質的にJazzメインだと思いますが、コアなクラッシックファンが手塩にかけて育て上げた4343や4344、4333の弦の音やオケはまさに鳥肌モノだと思います。私も一度しか(たしか4344MK2だったです)その音を垣間見たことはありませんが・・。

    kitatanukiさんはご自分でもテナー歌手でいらっしゃるから、そういう方がチューニングされたクラッシック用4343!想像するだけでもドキドキしますよ。

    パイオニアホーンも4343と同じ世代の物でしょうか?だとするとかなり生々しい音がしているのでしょうね。

    当方もお気に入りに追加させて頂きました。今後ともよろしくお願いします。

    byマーサ君 at2011-10-12 22:00

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