日記
ネットワークについて雑記
2020年11月23日
なんだかK&Kさんの日記に
少し触発されてしまっただけなのですが
ネットワークの構成の仕方についてです。
かの日立が昔オーディオに取り組んでいて
ローディのラインナップには
HS-10000というモデルがあったそうです。
(ハイエンドスピーカーですよ!)
https://audio-heritage.jp/LO-D/speaker/hs-10000.html
http://www.audio-romanesque.com/hs10000.htm
(話の中身はリンク先に丸投げ)
1978年の時点で、日立は明言してるんですよね
スピーカーのネットワークはこのように組むべし、と。
3ウェイ以上の場合は、理論的にこれでは平坦な特性が得られません。
スピーカーは生産技術的な意味で
今でも進化を続けていると思いますが
基礎的な話や理論は40年以上前に
やり尽くされてる感ありますよね。
勿論これだけでは音は決まらず
具体的な回路や素子や線材で
出てくる音は変わってくるわけですけれども。
多くのスピーカーがパラにネットワークを
組んでいるので完全に誤解していましたけれど
その筋のエンジニア達には遥か昔から
知られたお話だったんですね
ということでございました。
レス一覧
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テナガザルさん、
こんにちは。
この日立の資料は懐かしいです。
フィルターの構成図に見覚えがあります。
でも当時は何でこんな複雑なことするのか私には理由がわかりませんでした。
中高域のクロスオーバー周波数が2.5kHz、4.5kHz、9kHzと近接しているので、単純なバイパスフィルターではフラットにならなかったのですね。
フェーズシフターまで使って完璧を追い求めたとは…今やっとこの構成のすごさがわかったように思います。(遅)
う~ん、おそるべし、日立。
このスピーカーは全部平面振動版でユニット自体の特性がフラットでタイムアライメントも完全に揃っていたので、ネットワークによる周波数特性のうねりがはっきり見えやすかったからなのかもしれません。
でもこれをインピーダンスの低いスピーカー内ののネットワークで行うのはネットワーク素子による音質劣化の影響もあるのでどうだったのか…
エンジニアはやはりクロスオーバー(チャンデバ)とマルチアンプで構成したかったのではないかなぁ。
当時はオーディオに使えるオペアンプはなかったのでクロスオーバーを組むのもコスト的に難しかったのかもしれません。
byK&K at2020-11-23 16:22
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テナガザルさん、こんにちは。
添付資料をざっと読みました。
すごくフラットでビックリ、フラットに命をかける感じで突き抜けてますね〜。
音がどんなかは気になりますが。。。
硬そう
byCENYA at2020-11-23 16:24
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Lo-Dとは 懐かしいですね。
シスコンが一世風靡していた頃 やはり家電の雄てきなメーカーでしたから 人気が高かったと記憶しています。
ご案内のHS-10000は論外ですが(笑)70F/80F/90Fは聴いた事があるかもしれません。 まぁ-10万/1本超の価格帯ですから ガキには手に負えません (*_*; 私が買ったファーストスピーカーは テクニクスのフラットタイプでした。 SB-6. 確かSONYも四角なフラットを出していましたね。 素晴らしいモデルも出て来ましたが。。。 長続きはしない印象ですね。
まぁ- 国内ブランドが次々に消えています。 親メーカーさえ危機的な状況ですから・・ 10年後20年後 また変わっちゃうんでしょうね "(-""-)"
byアコスの住人 at2020-11-23 21:43
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K&Kさん、こんばんは
ご存じであったとは流石でございます。
しかしおっしゃられる通り、理論としてはそうだとしても
当時の技術(使える素子)だとどれだけ作りたいものに近づけたかは
やや疑問ですね。
もちろんそれも含めてローディの音なわけですが。
今本気で復刻するならネットワークも当時より作りこめるのかな。
byテナガザル at2020-11-28 22:12
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CENYAさん、こんばんは
今でも現役で動いているものはゼロではないでしょうけど
とても限られると思います。
硬いかどうかは自分も聴いたことがないので何とも言いかねますが
少なくとも胸を張って市販できると日立が判断する程度には
素晴らしい音がしていたのではないでしょうか。
byテナガザル at2020-11-28 22:14
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アコスの住人さん、こんばんは
Lo-Dは人気が高かったと思われます。
最近は振動板をフラットにしなきゃ!という感じでは
なくなっていますけれど、
当時はフラット振動板は流行っていましたね。
SONYが出していた四角いフラットなスピーカーは
たまに中古屋さんとかで見かけたりします。
楽ではないのはわかっていますが、
国内ブランドには今後も頑張って頂きたいものです。
byテナガザル at2020-11-28 22:22
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