よんまる
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 自作PCでPCオーディオを楽しんでいます。  ハンドルネームはかつて憧れのMPUであったMC68040にちなんでいます。  多数の情報を集積し、最高の音を目指します。  私の駄文をつらねた…

マイルーム

マイオーディオルーム
マイオーディオルーム
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~6畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
 5.5畳しかないごく普通の部屋です。  狭いので全景を撮るのが大変です。  近年の住宅であればごく普通の装備ですが、窓はペアガラス、壁にはグラスウールが入っているので、音漏れはわりと少なめで…
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日記

プロケーブルを振り返る その6 鬼門3

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2012年01月15日

13)逃げ遅れた羊(超危険・鬼門)

http://www.procable.jp/setting/13.html
はじめに次のように書かれています。
>かれこれ、30年前のことになります。かつてのオーディオは、日の出の勢い
>でした。ほとんどのオーディオメーカーが、東証一部上場企業、つまり、超
>一流企業になっていったという栄光の軌跡を振り返ってみても、それは分か
>ります。
>単純な計算をします。
>5万円のアンプが月間3万台売れたとしますと、15億円の売り上げです。アン
>プも価格帯が様々で、オーディオメーカーの手がけていたものはアンプだけ
>ではありませんでしたので、非常に巨額の富が動いていたと思われますが、
>ややこしくなりますので、5万円のアンプに限って計算します。
>これが、年々価格が上昇していき、さらにオーディオブームが去って、オー
>ディオから逃げ出していく者が増えていきました。月間3万台売れていたも
>のが、月間3千台しか売れなくなるとします。企業は、特に東証に上場して
>いるほどの大企業は、経営者のみならず株主の存在もあります。売り上げを
>維持しなくてはなりません。
>簡単なことです。価格を10倍にすればいいだけです。
>そして、アンプは、50万円という時代を迎えます。

以下羊が逃げて数が減ると、残った少ない羊から沢山の乳が搾り取られるという例え話が続きます。

>羊たちが1000匹、牧場にいた頃には、1000リッターの乳が搾り取れました。
>それが1匹になってしまえば、その1匹は、死ぬまで、1000匹分の乳を、搾
>り取られる、恐ろしい運命を担うことになります。

 この項目は高価なオーディオ製品について、メーカーが儲けのために価格を吊り上げているのであり、購入してはいけないとしています。
 この文章からは高いオーディオ製品など悪いに決まっているという決め付けが感じられ(音の好みが特殊であるため、高級な製品の音が悪く聞こえる事情があるのかもしれません)一面的な見方に過ぎると思います。

 ただし、商品の小売価格が市場規模の影響を強く受ける点は改めて指摘するまでも無く一般常識だと思います。ところが、オーディオショップの店員でケーブルは○○万円を超えないとだめだという方がおられたり、安価な製品のすばらしさを話しても眉唾のような表情をされたりすることがあり、知識としては知っていても実際の製品評価に生かされていない例が多々あるのではないかという気がします。
 オーディオは現在あまり流行していないため以前よりも市場は小さくなり、製品が割高になりやすいことは事実だと思います。また、高級品になるとなお購入する人が少なくなるため製造に少しコストをよけいかけただけで小売価格が数倍になってしますケースもあると想像します。鬼門のページにおいてはオーディオメーカーだけが価格を吊り上げているように書いていますが、オーディオ以外でもそのような現象はみられ、たとえば、通常のPC用DVD-Rドライブは数千円もあれば買えますがサーバー用になったとたんに100倍の価格になったりします。http://www.unitex.co.jp/pdf/press/press_udv3060.pdf
したがって、高級オーディオはプロケーブルの言うように理由も無く高いわけではなく、市場規模の小ささに起因してやむなく高価になっている側面があると思われます。
 他に注意すべき要素として、販売価格は性能や機能・品質に対する商品価値に基づいて決定する方法と、製造・流通・販売にかかるコストを積み上げて決定する方法があると思われますが、オーディオ機器の場合は性能を客観的に測定しにくいため、おおむねコスト積み上げ方式による価格決定となっていると思われるというものがあります。そうすると高価な原材料を使ったり、複雑な加工をしたりしてコストをかけて製造した製品は高価にはなりますが、音質は良くないという場合がありえます。「魔法瓶」の様に性能が明確に現れる製品は高価なものほど良くなりますが、オーディオ製品は事情が違っています。これに先にあげた市場規模の要素から性能に関係なく販売数が確保できる製品(オーディオ以外の用途がある製品や普通の電気店でよく売っている製品)は安くなるので、高くて悪い製品や安くてよい製品が他の分野にくらべて存在しやすくなっています。

追記
プロケーブルを振り返る その1~その21までのリンクをこちらにまとめました。

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