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ラインケーブルの比較その8 比較試聴2
前回予告したとおり、比較試聴結果を書いていきます。 ・オンキヨーのSE-U55シリーズに付属のラインケーブル ・ソニー RK-C305 ・ベルデン 88760(プロケーブル製) ・モガミ 2534 (プロケーブル製) ・カルダス Quadlink-5C ・クライオ 型番不明 ・アキュフェーズ 型番不明 ・アコースティックリバイブ RCA-1.0PA もうひとつ前回書き忘れていたのが ・ソニー RK-C305CS です。 これら9種類について書きます。 ・オンキヨーのSE-U55シリーズに付属のラインケーブル 私は、SE-U55(無印)、SE-U55GX、SE-U55SXと3種類持っていますが、どの機種もこのラインケーブルが付属してきます。長さは50cmくらいです。 ソニーやベルデンなど他のケーブルと比べると、音ににじみがありあまり良くありません。SE-U55GXやSXは少なくともPC周辺機器としては高音質と評価されているUSB-DACですが、なぜこんなケーブルをハンドルするのか疑問です。もしかしたら、モンスターケーブルの簡易版かもしれません。 ・ソニー RK-C305 非常に清明で澄み切った音がします。バイオリンの高音がとても気持よく伸びていきます。それぞれの楽器の響きなど音色の再現も十分に思えます。 オーディオをはじめるずっと前、この機種ではなく現在は作られていないモデルのようですが、ソニーのラインケーブルを購入したことがあり、ビデオデッキの付属品ケーブルやビクターのケーブルに比べてあからさまに音がよく、びっくりしたことがありますが、現行のこの製品を使ってみても同じ印象が感じられました。 ・ベルデン88760(プロケーブル製) プロケーブル一押しのケーブルです。高音がよく伸びているように聞こえます。明るい響きです。流行しただけの音質ではあります。ただし、ソニーRK-C305と比較すると、録音には無い響きを付加しているように聞こえます。プロケーブル曰く「倍音を足している」(怪しい!)との事であり、そう聞こえなくも無いのですが、それは音をゆがめているのではないのかと思います。 ・モガミ 2534(プロケーブル製) ベルデンや次に書くカルダスにくらべるとフラットに感じられますが、ややハイが落ちている印象を受けました。録音に対し、特に味付けが感じられない出音でナチュラルな印象です。一方で音楽がかなりあっさり味になってしまいます。「モニター調の正確だがややつまらない音」などと評論されるとしっくりくる感じです。細かい余韻や楽器の響きがそぎ落とされているように聞こえます。「元・副会長」さんがこのケーブルをリファレンスとしながらも他の「美音調ケーブル」を併用しているのもこの音を聞くとなんとなく理解できます。 ・カルダス Quadlink-5C やたらと低音が出ます。カルダスのケーブルは全体に低音を誇張する傾向らしいのですが、この製品はとくに低音がよく出るようです。システムに足りない低音を補ってフラットに持ち込む思想なのかもしれませんが、余りにも強調しすぎです。それもボワンボワンなしまりの無い低音です。正直「何じゃこりゃ」と思いました。一応20分ぐらいは聞きましたがとくに変化はなく試聴を終えました。 余りにもひどかったため、一応、エージング不足の可能性も考慮し(新品ではなく借り物のため、エージング不足はさほど問題にならないとは思われましたが)てあとから再度試験してみました。まずエージング促進のため、ビニール袋に入れてお湯につけてよくほぐしました(「かないまる」氏がホームページで書いているエージング促進方法)。その後、テレビに接続し、半日テレビの音を鳴らしました(テレビの出力は光デジタルでそれを常用のDACにつないでいるため、DAC以降はメインシステムと同じでラインケーブルを付け替えずにそのままメインのPCからの音に切り替えられます。)。その後、よく聞く複数のソースで試聴してみましたが、印象は全く同じでした。 ・クライオ 型番不明 カルダスの後に聞きましたが、カルダスに比べるとナチュラルですが、それでもまだ不自然さが残ります。カルダスほどではないが、やや低音過多です。 ・アキュフェーズ 型番不明 カルダス、クライオに続いて試聴しました。誇張のない自然な音です。高音が気持よく伸びます。カルダス、クライオよりもずっと良い音です。 アキュフェーズを聞いた後、ソニーのRK-C305に戻してみると、同じような音の傾向ながらRK-C305のほうが圧倒的に解像度が高く、細かい音がたくさん耳に飛び込んできました。RK-C305の圧勝です。 ・アコースティックリバイブ RCA-1.0PA 前々回までの日記で述べてきたように、オーディオ雑誌に載っているオーディオ用の中・高級ラインケーブルの中ではチャンピオンであり、ベルデンやモガミなどのプロ用ケーブルよりも優れた音質を持っている優秀なラインケーブルです。 今回、アコリバの無料貸し出し制度を利用してこのRCA-1.0PAを借り、貸し出し期間である2週間を一杯に使って自宅システムで比較試聴を行いました。 「何も足さない、何も引かない」と謳っているとおり、きわめて自然で色付けや付帯音の感じられない出音でした。モガミ2534のように余韻や楽器の響きが削ぎ落とされず、かなり再現されています。「高い質感」などというアコリバについてよく見かける形容もそのとおりだと思えますし、寺島靖国氏のジャズびたりのなかで「正しい美音」「何か強い意志のようなものが音に混入している」とかかれたことも納得できます。正しい音を再現するぞというあふれる意欲が感じられるような気もしました。これを聞くとモニター的な正確な音とされるモガミ2534はまだまだ解像度が足りていなかったことがわかります。アキュフェーズと比べると高音の伸びがもうひとつのような気もしますが、演奏の再現性はアコリバのほうが優れているように聞こえます。 ソニーRK-C305と比較します。RK-C305の構造はRCA-1.0PAとぜんぜん違うと思いますが、割と似た傾向の音がします。やはり色付けの無い自然な音で、音色の再現性に優れています。音色の再現性はRK-C305がはっきり上回っており、本物の楽器のあるべき音に近く、本来鳴っているであろうさまざまな余韻や響きがよく聞こえますし、その他の細かい音も聞き取りやすくなります。RCA-1.0PAは若干高音が詰まっているような印象を受けたのですが、RK-C305の気持よく伸びる高音と比べるとやはりRCA-1.0PAの方が音の再現性が低かったことがわかります。RK-C305の完勝でした。 ・RK-C305CS RK-C305は電気店で実売500円弱で売られているケーブルですが、このケーブルが非常によいとなると、同じソニー製のケーブルで同様に電気店で1000円程度で売られていてやや高級感のあるRK-C305CSなるケーブルがあるのですが、こちらはどうなのか、気になってきます。そこで、こちらも購入して試して見ました。 比較試聴してみたところ、こちらもなかなかよい音ではあるのですが、RK-C305と比べるとやや滲んでおり、安価なRK-C305のほうがより高音質でした。 以上、多数の情報収集といくらかの比較試聴により、ラインケーブルとしてソニーのRK-C305を常用としていることについては、いまのところ妥当と判断しました。 なお、RK-C305と比較する事ができたケーブルの一覧をこちらに示しています。 「いまのところ」ととりあえず書いたのですが、ずっと以前に購入して使わずに机の仲に眠っているソニー製の現在作られていないケーブルがあり、ソニーRK-C305が非常に高音質ということになるとこちらはどうなのか、気になってきたので、そのケーブルについては試聴できましたら、また書きたいと思います。 8/11 RCA-1.0PAの写真を追加しました。
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ゴミ評価のカルダス"だけ"欲しいので500円とか1000円で譲って欲しいぐらいです。
byたいたい at2013-08-07 00:59
たいたいさんこんにちは カルダスは借りたものでして、すでに返しております。
byよんまる at2013-08-07 01:06
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