日記
夜に現れた青空
2015年10月31日
夜に現れた青空。
以前訪れた時は、にぎやかな場所にすんでいらっしゃいました。
私とKYLYNさんのペアはちょっと危険な歴史を持つ。
以前の部屋はそんな二人がそろっても大丈夫な感じ。
部屋飲みもOK。楽しいひと時を過ごしたのは引っ越しの直前(笑)。
何と迷惑な。
10月初旬。
今度は引っ越しした直後。何と迷惑な2。
うって変わって閑静な場所。メンバーは同じだが大丈夫だろうか・・・。
RICHBOURGさんからは「今回は周りが静かですから・・・」ときちんと念押しが入る。
当然です。
「KYLYNさんは諸事情があって少し遅れてくることになっているから大丈夫じゃないのー」と軽口を叩きつつ、夜景も綺麗なマンションに到着。
A:「静かだねぇ」
R:「前とは相当違います」

リビングダイニングと和室をリフォームして、大きな空間に生まれ変わったリスニングルーム。アースカラーのカーテンが部屋と調和している。この贅沢な空間にSPとアンプ、フェーダー、トランス、CDプレイヤーがソッと置かれている。
聴く前から結果は見えているなぁ。
そっと音楽が鳴り始めると
アースカラーのカーテンの向こうに音場が出現し、SPがフッと消えてしまった。
後はオーディオ機器の話はなし。音楽の話に終始します。
A:クレンペラー教授のマーラーっていいねぇ。悠然と音楽が流れる
R:交響曲7番です。フィルハーモニア管との
A:演奏が情に流れないんだよなぁ。
楽器が現れては消え、また立ち上がる。(写真は撮り忘れてしまいました)
A:このピアノ演奏素敵だなぁ
R:モニク・アースです。ラヴェル。
A:フランス語で弾いているって感じ。
R:曲想に対してナチュラルなんです。

距離感を持ってピアノの形がでる。ぐっと凝縮して私の頭の中に展開する。
A:シベリウス7番って名曲だよね
R:曲の中でパーッと景色が変るんです。
A:雲が晴れて冴え冴えとした青空が広がる一瞬があるよね。
R:シベリウスさんはどういった気持ちでこの最後の交響曲を書いたんでしょうか・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21時を過ぎると、さりげなくグッと音量を落としてエンヤがかかる。

音楽の浸透力は変わらない。
オーロラのように彼女の声が広がってエピローグ。今夜はここまで。
あれ?
KYLYNさんは?
予想外の出来事に逢い21時に間に合わず。
にもかかわらず、この後合流し、飲み会となりました。もちろん外で(笑)。
しこたま飲みました。さすがKYLYN兄さんです。
RICHBOURGさん、KYLYNさんありがとうございました。
今日の一枚

Neeme Järvi 指揮 / エーテボリ交響楽団
シベリウス交響曲第7番 他 BIS CD-311 1985年デジタル録音
RICHBOURG邸での再生は見事でした。
SONYのそんなに高くないデジタル機材を使って録音されていますが
素晴らしい録音で音場はとても深い。
SPが消えてオーケストラが周りの空気ごと現れます。
深まる秋に聴くのにピッタリです。
横浜は夜だったのに、冴え冴えとした青空が広がりました。
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akahanaさん
お久しぶり〜!
>私とKYLYNさんのペアはちょっと危険な歴史を持つ。
うははっ!ちょっとリアルで...笑うに笑えない(^ ^)
RICHBOURGさんとは同じベクトルで楽しめている様なので、仲間が居て楽しそうですね。
それにしても、新リスニングルームのハイセンスな事!
拘り抜いたフェーダーというのも親密度アップです(笑)
音楽のかたちが目に浮かんできそうです。
ひたすら音楽に没頭するって、なかなか出来る事では無いかもしれませんね。
素敵な時間を過ごされた様で良かったですね。
ハナちゃん、お元気ですか?
最後に一コマ、近況のだらけたハナちゃん見たいなあ(笑)
では、では
byバズケロ at2015-11-01 19:24
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バズケロさん こんにちは。レスが遅れて失礼いたしました。
ボリューム一つとってみても
左右一緒のボリュームの場合
そのままではステレオで左右SPからの出音が完全に同一になることはないと思います。
とても多くの部品を左右別々に通過します。
一つ一つが全く同一の部品だとしても、個体差、組立の仕方などなどパラメーターはあげればきりがありません。
左右がぴったり合うなんて絶対にない。そこは理解したうえででも自分の脳が気持ち良く錯覚してくれるくらいまで何とか合わせることを目標としています。
だから
少なくとも左右のボリュームが別々に調整できないと大変です。置き方だけで左右のレベル差を合わせるのはムリがあるなぁと思っています。
CDやLP一枚一枚によって微妙に左右のレベル差もありますしね。
一個のボリュームの場合はバランス調整つまみを上手く調整するという事になるのでしょう。その場合微調整ができるくらいのステップ幅かどうかが問題です。
リシュさんのフェーダーは指2本でクィッと左右の微調整と全体のボリュームが決まります。そのしぐさがとても優雅でした。
今後もよろしくお願いいたします。
byakahanamizuki at2015-11-04 16:35
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