日記
TIMEDOMAIN lightの音
2018年07月13日
lightが届いてから丸一日、TVを視聴したり音楽を聴いたりしました。
f特から見ると低音は200Hzくらいまでしか出ていないのですが、意外なほど低音不足は感じません。
ですが、やはり倍音に頼れないドラムの低い方の音は苦手です。
アタックのリズムは正確に聴き取れますが「ドン」とくる音が聴こえず、まるで「カンカン」と木の板をたたいているように聴こえる場合があります。
このあたりはminiよりも顕著で、やはりサイズなりでしょうか。
苦手な楽器やジャンルがあるとはいえ、多くのソースで"実に自然に"聴こえます。
そう感じる人がこのスピーカに魅せられていくのでしょう。
大きすぎない密閉箱入りウーファと200Hzクロスくらいで時間軸を揃えて組み合わせればほとんど欠点のないスピーカになる気がしますが、本当のタイムドメインのファンはそんなことはしないんでしょうね。
※追記
音は良いし、正直ものすごく気に入っているのですが、タイムドメイン理論の説明については納得できないんですよね。
「従来のスピーカは共振で低音を出しているが、タイムドメインはそうじゃない」ような表現がありますが、実際には思いっきりf0共振で低音出してます。
そもそもf0共振がなければ中域をフラットに再生することすら出来ないし。
そんなことはオーディオをある程度やってる人なら全員にわかることです。
商品を買ってもらいたいターゲットが"オーディオマニアじゃないけど音楽を聴く感性を持った人"なので、そういう人に「従来のスピーカはダメでタイムドメインだけが忠実に再生する。忠実に再生するとドンドン響く低音は出ない。」などと言えばそのまま信用してくれることが多いのでしょう。
音を聴かせれば説得力もあるし。
でもやっぱり違うよ。製品に文句はないんですけどね。