日記
テクニクスSB-F1を入手・測定
2018年07月16日
リニアフェーズをキーワードにして調べると、40年前のテクニクスのスピーカであるSB-F1を褒めている人が結構見つかります。
で、ヤフオクで適価で入手できそうだったので落札しちゃいました。

中古なのでちゃんと動作しているか確認するため、聴くより前に測定しました。
ユニット中間位置から30センチのf特

ややハイ上がりですが、ウーファもトゥイータもちゃんと動作していそうです。
ウーファ前3センチのf特

部屋の影響を排除したウーファの音圧を測ってみました。中高域の特性はまったく参考になりません。
このf特からはf0は140Hz、Qは1.2くらいでしょうか。
18.7.20追記
インピーダンス測ったらピークは約110Hzでした。であればQは0.7くらいですね。
あのころのテクニクスらしい妥当な設計です。
サインショット応答波形

良好すぎる特性です。低域が微分波形になるのは仕方がないとして、中高域はほぼサイン波一発に見えます。
「リニアフェーズ」の看板に偽りなしといったところでしょうか。
噂から想像していた以上に優秀そうです。
ローブースト用のEQを設計して「時間も周波数も大事にするスピーカ」にしたいと思います。
レス一覧
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大福丸さま
高域は5HH17ですね。所で、5HH17は見かけホーンですが、40年程前にスピーカ設計者から動作/音質はドームと指摘され、技術に於いて、思い込み厳禁を当時痛感。
byナショナルキッド at2018-07-24 07:20
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ナショナルキッドさん、レスありがとうございます。
トゥイータは6HH02Sですが、5HH17をベースに開発されたそうですね。ドーム型と思ってましたが、ホーン型って言ってるんですね。
同じような外観のSB-X01のトゥイータはホーンじゃなくてドームってことになってます。
どっちやねん?
ダイレクトラジエターの前にラッパつければホーン動作するってもんでもないでしょう。
フロントロードホーンのウーファとかも、ほとんどホーン動作してないと思ってます。
とはいえ、そのラッパがついてるおかげで時間軸合わせにトゥイータを下げるのには好都合なんですよね。
色々と絶妙な設計です。
by大福丸 at2018-07-24 10:12