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ミネルヴァ
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マイルーム

6畳和室
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~6畳 / 防音あり / スクリーン~100型 / 8ch以上
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日記

超絶3D音響空間表現

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2022年01月09日

1936年、ソビエト共産党中央委員会書記のアンドレイ・ジダーノフらによって、オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」や、バレエ音楽「明るい小川」を退廃的西洋音楽として、激しく批判され窮地に陥ったたショスタコーヴィッチは、名誉回復すべく作曲したのが、交響曲第5番ニ短調で、1937年11月21日、レニングラードにてエフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団によって初演されました。

初演は大成功をおさめ、ソ連作家同盟議長アレクセイ・トルストイによって、これぞ「社会主義リアリズム」の極致として絶賛されましたが、当時ドイツで初演を大成功させたのが、カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」で、第二次世界大戦で最多の戦死者をだした戦闘となる独ソ戦の直前で、両国でそれぞれ熱狂的に迎えられた音楽の対比が興味深いです。

この交響曲の演奏として、キリル・コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団が私の一押しです。

録音はソ連メロディアで、1960年頃のもので、真空管式のテープレコーダーで録音されたものですが、音質は素晴らしく、超絶3D音響空間表現が味わえます。これに匹敵する優秀な最新録音はほとんど思いつきません。録音技術はこの60年でほとんど進歩していないと思えるほどです。

第1楽章のピアノの地を這うような重厚で芯のある低音、第2楽章冒頭の低弦の強靭な響き、金管の炸裂する咆哮、特に第3楽章の全ての金管楽器を休ませた、深い精神性の表現には大いなる感銘を受けます。トライアングルの繊細でくっきりと空間に浮かぶ解像感、フォルテッシモでの弦楽のホールの天井から降り注ぐ音響は絶品で、まさに超絶3D音響空間表現と言えます。

LPは1969年頃に購入しましたが、当時は日本ビクターから発売されていました。このLPはサテン音響のMC型カートリッジでは全くうまく再生できず、オルトフォンのMC型カートリッジSL-15EやFRのFR-1MK2ではうまく再生できました。ただしSL-15Eはムービングコイルの鉄心のせいか、砂糖菓子のような甘ったるさが高音にまとわりつきました。FRは空芯コイルのお陰て凄まじい切れ味と微小音の繊細でくっきりした解像感が優秀でした。

CDでも発売されており、リッピングしてNASに入れていますが、Amazon Music HDでもコンドラシン指揮、ショスタコーヴィッチ交響曲全集の中で聞くことができます。

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レス一覧

  1. ミネルヴァさん

    「3D音響」などと書いてあると、まるで蛾が燈明に吸い寄せられるように(笑)、食いついてしまうAuro3Dです。今年もよろしくお願いします。

    やはり「クラシック聴き」のベテランの方は、お話が深くて興味深いですね。初学者の私はとても勉強になりました。

    今はまだ東京なのですが、早速MarantzのHEOS経由のAmazon Music HDで、新しく買い替えたプリメインアンプで聴いてみました(探すのに少々、苦労しました…)。

    おっしゃる通り、スケールの大きな演奏で、録音も「空間の音」をたくさん拾っているようで、Spatialですね!

    これは以前拙日記で書いた、「Auro映えする」音源確定です(笑)。先ほど調べてみましたら、Apple Musicの方にもありましたので、今度伊豆に行ったら、拙宅のシステムでAuro-Maticを通して聴きこむのが今から楽しみです。

    私はクラシック初心者で保守派(笑)なので、交響曲は古典派からロマン派ぐらいの大どころばかり聴いておりますが、この曲はなかなかいいですね。「お気に入り」が一つ増えました。貴重な情報、ありがとうございました。

    byAuro3D at2022-01-09 11:30

  2. Auro3Dさん、こんにちは。

    今年もよろしくお願いします。
    3Dと書いたのできっとAuro3Dさんの目に留まると思っていました。(笑)

    「カルミナ・ブラーナ」も良いですよ。
    オスティナート・リズムと呼ばれるリズムを刻みながら進行していきます。手塚治虫さんが、自宅に招いた友人にこれを大音響で聴かせて驚かせるのが楽しみだったそうです。

    お勧めはオイゲン・ヨッフム指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、合唱団によるもので、レコード藝術での評価が演奏、録音とも10点の最高点でした。
    なんとソプラノはグンドラ・ヤノヴィッツ、バリトンはフィッシャー・ディースカウという豪華布陣です。

    最初はLPで購入しましたが、CDでもシングルレイヤーのSACDでも持っています。もちろんAmazon Music HDなどのストリーミングでも聴くことができます。

    以前びわ湖ホールでバスパートを歌ったことがあります。早口のラテン語の詩を暗唱するのが面白かったです。

    byミネルヴァ at2022-01-09 17:50

  3. ミネルヴァさん

    ご期待に添えて、何よりです(笑)。

    「カルミナ・ブラーナ」の方は、曲名は聞いたことがあります。たぶん、NHKのクラシック入門番組で聞きかじったのでしょう。

    是非、明日にでもチェックしてみます。ありがとうございます。

    >以前びわ湖ホールでバスパートを歌ったことがあります。

    これは御見それしました(笑)。ヒジヤンさんも確かそうですが、ミネルヴァさんも舞台に立つ側の人なんですね。道理でホールの響きに敏感だと思いました。

    しかし、元旦に私が書いた日記には、「Performerは2chオーディオに凝らない」なんて数少ない事例から書いてしまいましたが(汗)、やっぱりそうでもなさそうですね(笑)。汗顔の至りです。

    byAuro3D at2022-01-09 23:56

  4. Auro3Dさん、おはようございます。

    私は単に合唱団の一員でしたので、ヒジヤンさんとはレベルが全く違います。リハーサル、いわゆるゲネプロで井上道義さんやコバケンさんなど著名な指揮者が大フィルにどんな指示を出すのか、興味深かったです。

    音楽家は一般にオーディオに凝っている方は少ないのは事実のようです。NHK交響楽団のメンバーの自宅の何軒かを拝見したことがあります。皆さま立派なお宅にお住まいですが、高級オーディオは皆無で、ミニコン程度が片隅に置いてあるのがほとんどでした。楽器に資金を集中されているのでしょう。

    例外として、ピアニストの仲道郁代さんはゴトーユニットのマルチチャンネル構成をアキュフェーズのパワーアンプ群で駆動されています。
    清水和音さんもゴトーユニット使いとのことです。

    ゴトーユニットのマルチチャンネルは若い頃一度だけ聞いたことがありますが、世界最高の音でした。その後これに勝る音はどこでも聞いたことがありません。

    許容入力は5Wと小さいですが、能率が115dBで、これは能率85dBのスピーカーに換算すると許容入力5,000Wに相当します。

    byミネルヴァ at2022-01-10 09:45

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