日記
uTracer3+用のアダプタです
2019年12月08日
「uTracer3+」用のアダプタですが、ちょっと真面目に作ってみました。
まずは、300B用のアダプタをセラミックベースと樹脂ベースで。
そして、6SN7用のアダプタ。
さらに、12AX7系用のアダプタ。
300B用のコネクタと6SN7用のコネクタは大きさがベースと近かったので、比較的簡単にベースに固定することができましたが、12AX7系用コネクタ(9ピン)はベースよりも一回り小さいので少々面倒です。
今回は以下の材料で作ってみました。
上記写真の右から、
・USオクタルベース(セラミック)またはUSオクタルベース(樹脂)
・M3ブラインドリベットナット
・M3樹脂ワッシャ
・M3オスメススペーサ
・9ピンコネクタ
セラミックベースの真ん中の穴にM3のブラインドリベットを差し込んで接着します。
接着剤が固まったらM3×5mmのオスメスのスペーサを入れておきます。
9ピンコネクタの中心の金具は除去します。
さらに、今回使った9ピンコネクタはセラミック製でしたので樹脂ワッシャを入れておきます。
配線して、9ピンコネクタをM3の皿ネジで固定したら完成です!!
(配線作業の写真を撮り忘れました... m(_ _)m)
O'Audi
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[2019/12/14 追記]
各アダプタの配線は以下の通りです。(外側のピンがuTracer3+側になります)
・uTracer3+は、ヒータの一方がカソード(K)に接続されているため(実際はもう少し複雑ですが)、300Bの様な直熱管の測定ではカソード(K)ピンは未接続のままで構いません。
・uTracer3+で単3極管を測定する場合、スクリーングリッド(G2)ピンは未接続のままで構いません。
・uTracer3+は、アノード/プレート(A)ピンの回路とスクリーングリッド(G2)ピンの回路が全く同じになっているため、12AX7や6SN7のような双3極管の測定では2つ目のユニットのアノード(A)をスクリーングリッド(G2)ピンに接続することで、2つのユニットを同時に測定することができます。(2つ目のユニットのアノード電流(Ia)の測定結果は、スクリーン電流(Is)として表示されます)
・uTracer3+側のサプレッサグリッド(G3)ピンは内部的にはカソード(K)に接続されているだけで、サプレッサグリッド(G3)の電圧を変えたりサプレッサグリッド(G3)に流れる電流を測定できたりする訳ではありません。
[注意]
上記アダプタは、uTracer3+で各種真空管を測定する際に使用するものであって、実際の真空管アンプで使用するもの(使用できるもの)ではありません。
レス一覧
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O'Audiさん。こんばんは
ヤフオクで12AX7→6SN7変換ソケットアダプタを入手したんですがこのままでは使えませんか?
内部配線を変える必要があるのかな?
8ピンオクタルベ-スはGarrettaudioでも入手できますね。
ようやくKT88 10本の測定が終わりました。
byVOTTA7 at2019-12-08 23:00
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VOTTA7さん、こんばんは!!
> このままでは使えませんか?
すみません、このままでは使えません...
ヤフオクに出品されている「6P1P-Ev→6V6変換アダプタ」の様な、単4/5極管→6V6(KT88等)変換アダプタであれば、使えるのですが...
のちほど、アダプタの配線図をアップしますね。(^^)
O'Audi
byO'Audi at2019-12-09 22:42
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O'Audiさん、こんばんは。
やはりだめですか(-_-;
構造は分かったので配線図があればなんとかなりそうです。
よろしくお願いしますm(_ _)m
byVOTTA7 at2019-12-09 23:05
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すいません!
追記されていたのを今頃確認しました m(_ _)m
お送り頂いた変換ソケットで数本試しましたが12AX7も奥が深いですねー(-_-;
12AX7、300B以外にこれで12AU7、12AT7、2A3の測定も可能でしょうか?
byVOTTA7 at2019-12-29 20:19
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VOTTA7さん、こんばんは!!
「12AX7用のアダプタ」で12AU7や12AT7も測定できます。
後ほど、12AU7や12AT7用のセットアップフォーム(.utsファイル)をお送りしますね。
2A3はヒータが300Bよりも低電圧/高電流(2.5V/2.5A)なので、uTracer3+内蔵のヒータ駆動回路的に少々厳しそうです。
uTracer3+で2A3を測定する場合は、以下の様に、外付けのヒータ回路(2.5V)を使います。
<https://www.dos4ever.com/uTracer3/uTracer3_pag12.html#FAQ_U7>
O'Audi
byO'Audi at2019-12-29 21:08
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U7、T7のセットアップフォーム有難うございます。
これで印記の消えた増幅管の選別ができそうです。
ソケットが同じなら何でも測定できるわけではないのですね。
いろいろ勉強になります。
byVOTTA7 at2019-12-29 22:03
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こんばんは O'Audi さん
遅レスですいません。
アダプターの配線で教えて頂きたいのですが、
外側の丸は uTracer3+ 側で
1.グレイ実線は実際に配線されているんですね。
2.グレイの点線はどういう配線をするのでしょうか?
3.8045G はアダプター無しで測定出来ますか?
10月半ば頃 LUXKIT 3700 8045G PP の 8045G(向かってR側のパネルそば)が熱暴走して、ヒューズ替りのブレーカーが落ち、その後なんとなく高音が歪みっぽいので、別ペアに替えてバイアス調整をするのですが、なぜかRチャンネルだけ入力ボリュームを開けるとバイアスが変化して浅くなってしまいます。Lチャンネルはバイアスは変化しません。
ドライバー管(6240G)の L, R を入れ替えたら、この現象は起こらなくなりました。ドライバー管の不良だった様です。
今まではアンプ内で被測定管1本のみにして、実動作カソード電流75mAを±5mA変化させた時のグリッド電圧が同じ様な値を示す球をペアとして来ました。ドライバー管についてはメクラ挿しです。
ちゃんと整備するには真空管を測定し、その素性を見極めることが大事だと痛感しました。
uTracer3+ の製作を急がねば?! 応援お願いします。
byTada-Min at2020-11-12 20:22
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Tada-Minさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。m(_ _)m
> 1.グレイ実線は実際に配線されているんですね。
はい、オクタルコネクタの端子部分で接続しています。
> 2.グレイの点線はどういう配線をするのでしょうか?
この点線は基板の中で(ダイオードを介して)接続されていることを表しています。ですので、オクタルコネクタ側での接続は不要です。
> 3.8045G はアダプター無しで測定出来ますか?
8045Gをそのまま挿した場合、uTracer3+側の3番ピン(A)と4番ピン(G2)をショートさせることになるので、うまく測定できない(uTracer3+が壊れる?)と思います。uTracer3+側の4番ピン(G2)を未接続にするようなアダプタが必要になります。
> ちゃんと整備するには真空管を測定し、その素性を見極めることが大事だと痛感しました。
同感です!! 大切なアンプ(スピーカーも?)を壊さないためにも、真空管の状態(特性)が分かると安心ですよね。
uTracer3+の製作、頑張ってください!! (^^)
O'Audi
byO'Audi at2020-11-12 23:04
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こんばんは O'Audi さん
早速アダプターの部品の調達と政策に入ろうと思います。
早速のご回答ありがとうございました。
byTada-Min at2020-11-13 19:21
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Tada-Minさん、おはようございます。
アダプタを使わないで8045Gを測定する方法が無いか考えてみました。
オクタルコネクタの4番ピン(G2)の配線を外せば良いのですが、その配線が接続されているコネクタ(緑の端子台)は基板の上面側です。この配線を外すには基板を外さなければならず、少々面倒ですね。
基板の下面側(部品側)でこの接続を切るには... G2(Screen)のヒューズ(Z2)がありました。このヒューズを外せばアダプタなしで8045Gを測定できそうです!!
O'Audi
byO'Audi at2020-11-14 10:57
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O'Audi さん こんばんは
あれから、また考えて下さったのですね!
折角考えて頂いたのですが、ここは素直にアダプターを使う事にしました。USオクタルのセットを2個購入しました。双三極管のアダプターは真ん中固定だけでなく、周りも固定する物を製作依頼中です。どうも有り難う御座いました。
byTada-Min at2020-11-26 17:20
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Tada-Minさん、こんばんは。
アダプタを製作中とのこと、測定が楽しみですね。
続報をお待ちしております!!
O'Audi
byO'Audi at2020-11-26 20:30
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