日記
真空管カーブトレーサ uTracer3+ (3台目)
2020年10月03日
3台目のuTracer3+です。
今回は黒色の筐体です。
ネジ類が銀色のままなので、少々目立ちますね... (^^;)
さきほど黒色のネジを手配しました。
中身はこんな感じ。
中央付近の電解コンデンサが小型化されていますが、容量や耐圧は従来通り。
この電解コンデンサの下に、オクタルコネクタを固定するために追加工した皿穴があるのですが、電解コンデンサが小型化されたことで、この皿穴へのアクセスが良くなりました。(^^)
それ以外にも少し改造がありまして...
発熱の大きい部品を基板の裏面に実装しています。
これらの部品は熱伝導ゴムを介して筐体上面に放熱します。

密閉筐体に詰め込んでいる関係で、放熱には少し配慮しています。
uTracer3ユーザは皆さんオリジナルの筐体を自作していますが、その中でもそこそこ小さいほうに分類されると思います。(^^)v
[2020.10.03 19:20追記]
2台目では中央の電解コンデンサ周りの温度が100℃近くになっていました。

3台目ではこれら発熱の大きい部品を裏面に移動させたので、45℃程度に抑えられています。

[2020.10.10 10:00追記]
7915まわりの写真です。
R7には保護ダイオードを実装して、R6(またはR5)はショートさせます(0Ωにします)。
7915の接続に使っている緑色の端子台は「こちら」。
uTracer3+の回路図(製作マニュアル)は「こちら」。
裏面の改造はこんな感じです。

O'Audi
レス一覧
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内部温度低減に努力されていますね。
1台目、2台目、3台目と進化していると思いますが、内部温度(触ってどうかも)と故障・不具合の関係は如何なんでしょうか?
熱の輻射、伝導、対流の3つの要素をうまく取り入れて温度の低下に繋げるわけですが、密閉構造を諦めて筐体に穴を開けて対流させるのはお試しになりましたか?
一番効果的なのは内部に小さいFANを入れて対流を考えて穴を空けて熱を排出する事ではないでしょうか?
byTada-Min at2020-10-03 19:30
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熱画像見ました。
これほど効果的とは思いませんでした。
私も真似ます。素晴らしいです。
上のレスは無視して下さい。
byTada-Min at2020-10-03 19:36
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Tada-Minさん、こんばんは。
> 一番効果的なのは内部に小さいFANを入れて対流を考えて穴を空けて熱を排出する事ではないでしょうか?
おっしゃる通りです!!
uTracer3ユーザの作成例を見ても、「筐体に穴を開けて、FANで強制空冷」している事が多い様です。
それらの例を踏襲しても良かったのですが、折角なので先人の方々のやっていない方式に挑戦してみよう、と思った次第です。
それから、使用環境が「工作エリア」なので、できれば密閉構造にしておきたい、という思いもありました。
結果として、試作機を2台も作ることになってしまいましたが... (笑)
> 内部温度(触ってどうかも)と故障・不具合の関係は如何なんでしょうか?
実際のところ、1台目の方式でも普通に使える(室温での12時間の連続測定や3日間の連続通電はやってみました)のですが、いろいろ試してみるのが面白くなってしまって... (^^;)
O'Audi
byO'Audi at2020-10-03 20:09
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Tada-Minさん、こんばんは。
> これほど効果的とは思いませんでした。
測定中に各所の波形をオシロで測定したかった関係で、基板の部品面が下側になる様に取り付けています。
それにより、基板が邪魔になって部品からの熱が上手く対流しない構造になっています。
そこで、発熱の多い部品ははんだ面側(上側)に移動させようと思った次第です。
さらに、部品と筐体上面との隙間が10mm程度になったので、その隙間に熱伝導ゴムを挟んでやろうと。(^^)
今のところ上手く機能している様です。
O'Audi
byO'Audi at2020-10-03 20:33
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O'Audiさん、こんばんは。
O'Audi製uTracer3+の良さは机の引き出しに収まるコンパクトさでありながら欠点だった2A3の測定を2.5V電源を内蔵したアダプタで可能にしたことだと思います。
uTracer6も作っちゃうんでしょうね。
期待しています(笑)
byVOTTA7 at2020-10-03 22:49
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VOTTA7さん、こんばんは!!
貴重な測定データを多数公開して頂き、本当にありがとうございます。
ここまでの実測データが公開されている(追加され続けている)サイトも珍しいのではないでしょうか。(笑)
ささやかながら、ご協力させて下さい!!
uTracer6ですが、思ったよりも大きくて、どのようにまとめるか悩んでおります。
サイズについてはDekker氏も心配して(釘を刺して)いましたが...
uTracer3+もまだまだ活躍の場がありそうですね。
保守用にもう1枚購入しておきます。(^^)
O'Audi
byO'Audi at2020-10-03 23:34
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O'Audiさん、こんばんは。
今はお宅さまの日記を見て、いきなり3台目仕様のトレーサーを作ろうと必要な部品をチェックしています。
uTracer3+ の注文は未だです。昔は物怖じせず海外から Old Mac の部品を取り寄せて修理していたのですが、この年になると中々腰が上がりません。まあその内やります。
そこで教えて頂きたい事が取り敢えず何点有りますが、宜しくお願いします。
1.3枚目の基板裏側の画像で抵抗に履かせている白いチューブの様な物は特別な部品なのでしょうか?
2.三端子レギュレーター LM337 の絶縁型 7915 の正式名称と種類が色々ある様なのどれを購入したら良いのかわかりません。
3.保護ダイオードの規格と挿入する回路上の位置は?
4.10mm程度熱伝導ゴムは探しても見付かりません?
akizukidenshi.com では良く電子部品を買います。
以上時間が掛かるようでしたら急ぎませんので、宜しくお願いします。
byTada-Min at2020-10-09 17:01
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Tada-Minさん、おはようございます!!
お返事が遅くなりまして、申し訳ございません。
「1.」の「白いチューブ」ですが、これは「ceramic spacer beads 」というものらしく、uTracer3+のキットに付属しています。
「2.」の「7915」ですが、手持ちの「JRC製 NJM7915FA」を使いました。秋月で購入したものです。
<https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03974/>
「3.」の保護ダイオードですが、手持ちの「PANJIT製 1N4007」を使いました。秋月で購入したものです。
<https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-00934/>
LM337から7915への置き換えでR7の抵抗が不要になったので、そこにこの保護ダイオードを実装しています。保護ダイオードの向きは日記の写真でご確認頂けると思いますが、もし見難いようであればご連絡下さい。
「4.」の熱伝導ゴム(放熱ゴム)は「ワイドワーク製 HDR-M7-80」を使いました。Amazonで購入したもの。
<https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF-%E6%94%BE%E7%86%B1%E3%82%B4%E3%83%A0-80mm%C3%9780mm%C3%97%E5%8E%9A%E3%81%9512mm-%E7%86%B1%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E7%8E%872-4W-HDR-M7-80/dp/B01BXOWAE0>
上記回答にもし分かりにくい点がございましたら、ご連絡下さい。
O'Audi
byO'Audi at2020-10-10 09:19
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O'Audiさん、こんにちは。
uTracerの情報有難うございます。
早速検討して見ます。
これで前進する弾みが付きます。
今後とも宜しくお願いします。
byTada-Min at2020-10-10 13:38
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