日記
絶対音感
2012年06月29日
小さいとき、(2歳半ぐらいだろうか)母に和音の当てっこをさせられた。ゲーム形式で、音当てをするのだ。
最初は、ドミソとシレソの和音の違いを当てるところから始まったそうだ。そのうち、ドファラが加わった。
1つ当てると、1円のお小遣いだった。連続してあてると、1円ずつ増えるのだが間違えると、また0円からの出発となる。
僕は小遣い欲しさに毎日、この当てっこをやり、それは小学生を卒業するまで続いた。
いつのまにか、僕には絶対音感が備わっていた。
最初は、みんな絶対音感があるものと思っていた。
ある日、小学校で、ソから始まる音を、ドミソと、歌いだし、僕はびっくり仰天した。なぜ、ソがドなのか、と。
音楽家になる気はまったく無かったけれど、音程の外れた演奏、歌は大変に苦痛だった。
そうした苦痛を感じなくなるためには自分で意識して、かなりの訓練を行った。あるがままの音で聴く。結局はこれにつきる。
変換して聴いてはいけないのだ。それに慣れてからは、気にならなくなったが、やはり音程の正確な演奏、歌は、気持ちが良いものだ。^^