日記
AURO3D体験記
2022年01月21日
昨年12月のある土曜日。古くからのAVの友人会津のIK氏から、ストームオーディオの視聴会やるけど来ない?とお誘いがありました。聞くと、東京からお二人IKシアターにわざわざ視聴に来るという。
自宅改修工事中ではあったけど、久しぶりにIkシアターに行くことにしました。
行くと、見慣れないコンポが。
ストームオーディオのISP Mk2という(写真1)コンポが設置されております。向こうにはショウケースのマルチチャンネルパワーアンプ。それに天井には、頭の上に、新たなSP=B&W805が設置されておりました。もともとアトモス用に天井に805を4本設置してあったものに、さらに頭の直上に一個プラス。その理由は後にわかることに。
色々ISPMk2を聴くことを繰り返していましたが、これも後からわかったのですが、まずは素のままの状態で聴いてみて、その後、ISPMk2の測定ソフトでマイクを使って計測。オーデッシーと同じく8ポイントくらい計測したはず。
そのデータをアプリのクラウドにアップロード、それを計算したものをダウンロードしてISPMk2に入れる。
各SPの特性のグラフが表示される。グランドスラムの特性がすごい。単品で30ヘルツ以下まで再生できる。カタログ値が確認された格好。(確か13ヘルツまで出ていると言って気がします。恐るべしグランドスラム)
これにウオッチドッグ(SW)が前後に2台!!
これがすごいことになる。
各Spごとの周波数特性、音場での遅延特性などをコンピューターで計算して、リスニングポイントでの位相特性、周波数特性、それに、イマーシブオーディオ(オブジェクトオーディオ)と言われるアトモス、DTS:Xなどに最新のAURO3Dの再生に最適化するチューニングを行うのだ。ここにAURO3Dさんの技が光るのであるが、ここでは割愛します。
ここまででついてこれない方には恐縮ですが、話を続けます。
映画でのイマーシブオーディオは、例えば、空飛ぶ自動車があったとして、右後ろ上空からから左前低空に飛んでいく、という場面で、音響もそういう3次元的再生をする、と言うことです。例えば、雷がなって、落ちる、という場面の時、上空のどの辺から、地面のどの辺に落ちるという音響効果を実現するわけです。
Ik氏のサラウンド再生は、初期のドルサラ(長岡鉄男が提唱していたマトリックスサラウンド)から始まり、とにかくサラウンドで楽しみたいという熱意で35年以上進化してきました。(実は私も同様、、、)
で、このブレードランナー2049ポーランド版スチールブック仕様3枚組。(写真2,3)
4KUHD、3D、BDのうち、BDがAURO11.1表示のAURO3D版です。
デフォでもアトモスのような包囲感はありますが、AURO3Dの真骨頂は、マイクで計測しチューニングした状態での視聴でした。
これはすごい。先ほど前後のSWがある、と書きましたが、例えば、大波がどどどと襲ってくるとき、その音圧(振動も)前から後ろに移動するのです。その逆もあり。
でかい音のみならず、雨が降っているその雨粒がどの辺に落ちている。その雨粒の大きさ、勢いが感じ取れる効果があるのでした。
それが、トップオブトップと私が名付けた頭上SPの効果だったのです。これはAURO3DのためのSPセッティングと言っても過言ではありません。
音の包囲感は半端ないものがあります。
日常の空間でも、この音の包囲感は自然の中ではあるかもしれませんが、音の出るものが少ない室内ではあまり聞けないものです。
AURO3Dとその補正ソフトの組み合わせ、それとIKシアターの建物構造、そしてSP,アンプ、などをすべて組み合わせて実現するすごい音場再生(簡単に言うと、映画音再生)でした。
東京から来たAURO3Dさん、K&Kさん、貴重な機会に立ち会わせていただいたIK氏、ありがとうございました。
私は、自宅工事などで資金を使い果たしているので、自分のAVルームでは、ISPMk2の価格6分の1のアンプでまずはAURO3D再生に取り組んでみようと思います。(いつかはISPMk2,,,)
すごいぞ、ストームオーディオISPMk2+音場補正ソフト+IKシアター によるAURO3D再生!!
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sunkenさん
ついに、書いていただけましたね!ありがとうございます!!!
ちなみに、「会津のIK氏」って、このサイトでは、「グランドスラム」さんで認知されてますから(笑)、これからここでは「グランドスラム」さんで行きましょう!
さて、「Auro3D」を名乗る私以外の方が、Auro3Dの感想を語っている日記は非常に珍しいので、「スゴイよ、ホントに!」と言っているのは私だけではないことが証明されて、心より歓迎いたします(爆)。
で、どうもお写真をUPするおつもりだったようですが、掲載されていないようですよ・・・私もよくやるんですが(笑)。まあ、私個人はそのUPされようとされている写真はすべて「現物」を見ているのでいいのですが、初めてこれをお読みになる方のために、どうかよろしくお願いします。
特に付け加えるコメントも、質問もないので、とても中身のないレスになっておりますが(汗)、言えることはただ一つ、「本物の(なんちゃって、ではない)Auro3Dを一度も聴かないで死ぬな!」ですよね(笑)。今度はグランドスラムさんと伊豆の拙宅で!
byAuro3D at2022-01-21 18:22
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sunkenさん、
その節はお世話になりました。
サラウンドの愛好者が4人集まるちょっと珍しいオフ会でしたね。(笑)
Auro3DさんのISP MK2設定の技に驚きました。
あの効果は従来のVoicing Equorazerやそれに準じる一般のAVアンプの音響調整とは全く別モノということを改めて感じました。
グランドスラム邸のハイエンドの機器群がワンチームになって生み出す音響は圧巻でした。
今回の訪問で会津がだいぶ身近に感じられるようになりました。
今後交流の機会が増えることを願っています。
byK&K at2022-01-22 16:19
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sunkenさん、感想を上げていただきありがとうございました。
sunkenさんは、毎年2~3回ほど定期的に我が家で音を聴いていただいているので、その変化がよく分かると思います。
突然来て、一度聴いただけで罵詈雑言を吐く人や自分でやりもしないのに原理原則の自己弁護だけを吐く人とは信頼度が違いますね(爆
当日はとても面白かったですね。1kHz以上の帯域の補正を切ることがあれほどまでに音質に影響を与えるとは思いもしませんでした。読んでいる人に勘違いされると困るのですが、ストームオーディオではデフォルトとして高域特性がなだらかに落ちていくセッティングになっていて、その理由は、通常の部屋だと高域の反射が強かったり中域特性が暴れていたりして、高域にかけてなだらかに落としていく方が聴きやすいと感じられるからだそうです。
我が家では、その条件には当てはまらず、たまたま1kHz以上の補正を外した方が、よりつながりがよくキレがいい音になったということでした。
パイオニアのAVプリ部を使っていたころも素晴らしい音と思いましたが、ストームオーディオはまるで別物ですね。部屋全体が大波に揺られましたから(笑)
今春には何やら廉価版も出るようですので、sunkenさんもいかがでしょうか?これがあれば、UX-1がなくても、ジェフのプリ3台がなくても1台ですべて再生可能です。ましてや、映画だけではなく音楽のマルチチャンネルや2チャンネル再生にもDirac Liveがかかるわけですから、今以上の音質改善になるのは間違いがありません!
byグランドスラム at2022-01-23 23:53
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