日記
フロントハイト・スピーカーの交代
2022年01月23日
フロントハイト・スピーカーの交代を実行しました。
BOSE 101RDからBifrosTec TGA-1B1への変更です。
これが新旧のツーショットです。

フロントハイト・スピーカーは拙宅では映像系ソフトを見る時のみ働いています。
活躍の場は主にDolby Atmosソフトの時ですが、使っているYAMAHAのAVアンプではムービーシアターの設定を常用しているのでAtmos以外でも働いているようです。
別にBOSEで不満はなかったのですが…っていうかその存在がほとんど感じられない(笑)ので評価不能。
まあ。存在が感じられないのは自然に溶け込んでいるのでいいのだと判断しています。
TGA-1B1は別名 D'Egg 。恐竜の卵をイメージする卵型のスピーカーで前から聴いてみたかったのですが、いつのまにかディスコンになって会社そのものも消えてしまったような…
たまたまオークションに出ているのを見つけてついついポチってしまいました。
入手したものを見て驚いたのはその大きさ。思っていたよりもかなり小さい。
チェックのため仮音出ししたときの音はかなり小さく能率はかなり悪そう。
これはとんだ無駄遣いだったかなと思いました。
そんなわけでしばらく部屋の隅に置いていたのですが、重い腰を上げて従来のBOSEとの比較をしてみました。


ステレオの女性ボーカルでの比較。使ったソフトは平原綾香のFrom to から「なごり雪」。

やはりBOSEに比べると能率はかなり低い。
でもボリュームを上げてやると低音もそこそこ出ているし、高音の繊細さ、解像度がかなりいい感じ。それに比べるとBOSEは元気はいいのだけれど高域はやや粗く感じる。
たまご君は意外にも好印象でした。
あとはフロントハイトとして使った時に大音量で破綻してしまわないかという心配のみ。
YAMAHAの音響調整YPAOをかけると当然ながらスピーカーの大きさは「小」の判定になりますが、サブウーファとのクロスオーバー設定は80HzでBOSEの時の120Hzよりもむしろ低い。BOSEよりも低音が良く伸びているとの判断になったようです。

実際のソフトを使っての試聴結果は…
Atmosのドンパチ系ソフト、Blade Runner 49、Alita、Bumble Bee などで確認しました。
私の耳では明らかに違ったとは感じられない。(笑)
強いてあげるとBlade Runnerの雨のシーンでの雨音の繊細感がやや増したかも…
でも、不自然さや違和感は全くないし、大音量シーンでもフロントハイトが受け持つ音はそんなに大きなものではないことも確認できたので、これで良しということになりました。
BOSEは今後取り外されてリアプレゼンス用(Dolby Atmosのリスナー側天井用)として使うことを考えています。
スピーカーを増やすことには積極的ではなかった私ですが、Auro3Dさんの影響を受けたせいか(笑)だんだん増えそうです。
ちょっとマズイです。
スピーカーの数を増やすことで音場、音響空間の乱れを招くことは避けたいという思いがあるからです。
従ってISP MK2などの位相整合手段を持たない私は床上の4本以外は位相やタイムアライメント問題の心配がないフルレンジのみと決めているのですが…。
レス一覧
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K&Kさん
ついに、「イマーシブ(3D)オーディオ」への道を歩み始めましたか!(笑)。私の「悪影響」は最近、留まるところを知りませんね(Phileweb界のコロナか?=爆)。
こういう卵型のSPって、ここに来てからのにわか知識ですが(汗)、バッフル面の影響を受けにくくて、音の拡散特性が素直とか。イマーシブオーディオにぴったりですね。私ももう一度ゼロから部屋を作れるのであれば、すべてのSPをエクリプスの「目玉おやじ」にしてみたいです!(ヤマハのエンクロージャーに穴まであけて固定してしまったので、もう取り返しがつきません=笑)。
なんか、マイクスタンドのようなステーもマッチしていますね!今度お邪魔するのが益々楽しみになりました。
これでBoseをリアハイトに回せば、4.1.4で、もう立派にAuro3D Readyです!あとはヤマハのAVプリに新型が出るのを待ちましょう!もう1年以内じゃないでしょうか、必ずAuro3D対応してくるはずですから!
今、お待ちの「超大物」と合わせて、近々、格段にグレードアップされた素晴らしい音と映像の世界が待っていそうで、楽しみが先にあっていいですね!私まで、I can’t wait!
byAuro3D at2022-01-23 18:28
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Auro3Dさん、
早速のレスありがとうございます。
≻ついに、「イマーシブ(3D)オーディオ」への道を歩み始めましたか!(笑)。
ちょっとヤバイ方向に進んでいるような気がします。(笑)
≻なんか、マイクスタンドのようなステーもマッチしていますね!
ありがとうございます。たまたまこのスタンド付きで売りに出されていたのでそのまま利用しています。
新品の価格ではちょっと手を出しにくいのですが、中古だと試してみたくなる微妙なお値段だったのでつい…
女性ボーカルはちょっとハッとするような音で思わずひき込まれます。
このようなプレゼンス・スピーカーとしての使い方が適切かどうかはわからないのですが…ウチではこれで落ち着きそうです。
≻これでBoseをリアハイトに回せば、4.1.4で、もう立派にAuro3D Readyです!あとはヤマハのAVプリに新型が出るのを待ちましょう!
これホントにまずいです。Auro3Dさんの思うつぼ。(笑)
う~ん…
byK&K at2022-01-24 00:57
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K&Kさん、こんにちは。
SPが増えていくのはとてもいい傾向だと思います(笑)やはり、音楽も映画もプロデューサーやサウンドデザイナーの意図に沿った再生が基本だと思います。そこにさらに響きを加えるヤマハの意図には首をかしげてしまいますが(爆)
上方に取り付けるのは、基本的に音場感に優れているSPが適していると個人的には考えています。そのために、我が家でもB&Wの805を備え付けているわけですが、一時期は、エクリプスの卵型SPの設置も考えました。壁面に取り付けられるので、高ささえ確保できれば後は角度調節で何とか対応できると考えていました。一般的なSPだと、天井に取り付けるのはなかなか難しいですし、素人工事で、もし落ちてきたらと考えると夜も眠れません(笑)
Auro3D用のTop SPなんぞ、自分の真上にあるわけですから、我が家では落下防止の補強工事をするまでは、怖くて真下に座ることをできるだけ避けていましたから(爆)
Auro3Dに対応したヤマハの新型AVプリアンプが導入された際には、是非お伺いさせてください。
byグランドスラム at2022-01-24 16:50
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K&Kさん、
こんばんは。 遅レス失礼します。
久々に覗いてみたら、(以前の投稿も遡って読みました)色々とマルチチャネル、イマーシブオーディオなど活動されているようですね。
横浜にいれば是非とも参加させて頂きたいようなオフ会が多くて、羨ましい限りです。
色々と刺激を得られて、深みにはまっていっているようで、健全な(?)Audio-Phileに向かって突き進んでください。
自分も、イマーシブオーディオに向かって進んでいます。 マイルームのアップデートが滞っていますが、そのうち修正します。
byYokkun at2022-01-24 20:13
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K&Kさん
昨年は、結構「背中を押して」いただきましたので(笑)、そのお礼に、今度は私がK&Kさんの背中を思いっきり(笑)ダメ押しして差し上げましょう!
先に示唆したのは、言うまでもなく、今お使いのヤマハのCX-A5200の後継機のことで、すでにこの機種は出荷停止になっていることから、もう本当に近々、「CX-A5300」(?)のアナウンスがあるのではないかという段階であるのは、K&Kさんも気になっておられることと思います(笑)。昨年夏以降に出してきたヤマハの一体型AVアンプには、「Auro3Dにアップデートで対応する」ことがアナウンスされており(しかし、まだアップデートされていないようですね。私も関心を持って見守っているのですが)、そこから判断すれば、「CX-A5300」(?)がAuro3Dに対応してくることはほぼ確実でしょう。
しかーし、グランドスラムさんもチラッとおっしゃっていますが、確かにヤマハのSurround AIとかいうのは映画を見るにはいいかもしれませんが、やはり音楽(特にAuro3DとAuro-Matic!)をハイレベルで楽しむなら、ここはDirac Liveが欲しくないですか?YPAOとはレベルが違う補正をすることは、K&Kさんはよくご存じのはず。
だから、「ISP MK2仲間になりましょう」、とまでは言いません(笑)。でも実はあるんですよ、もう少しお値打ちなものが、すでに海外には。
まずご紹介したいのは、同じStormの「ISP Core 16」。https://www.stormaudio.com/produit/isp-core-16/
もうじき日本でも扱いが始まりそうですが、でもまだ「CX-A5300」(?)の3倍近い値段はしそうです…。
で、ここであきらめてはいけません!(笑)。こっそり私も検討しているのがあるんです。それが、私が最近プリメインアンプを購入した、Arcamというブランドの「AV40」というやつです。https://www.arcam.co.uk/product,hda,av-processors,av40.htm
これは日本に来るとしたら、恐らくお値段は「CX-A5300」(?)と同レベルか、ちょっと高いぐらいかと。
いずれもAuro3Dに対応は言うまでもなく、Dirac Live付きです!!!どうです、気になってきたでしょ?(笑)
byAuro3D at2022-01-24 21:52
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グランドスラムさん、
こんにちは。レスありがとうございます。
≻やはり、音楽も映画もプロデューサーやサウンドデザイナーの意図に沿った再生が基本だと思います。
確かに基本のフォーマットに沿った配置というのは説得力がありますが…
もうこれ以上スピーカーを増やすフォーマットは勘弁して欲しいというのが私の本音です。(笑)
≻一般的なSPだと、天井に取り付けるのはなかなか難しいですし、素人工事で、もし落ちてきたらと考えると夜も眠れません(笑)
そうなんですよね。ウチの天吊りスピーカーは比較的軽量ですが、プロジェクターは重いし、ちょうどリスポジの真上にあるのでちょっと怖いです。
ウチの天井は厚い合板でプロの取り付けなので大丈夫なはずなのですが、視聴時に地震の揺れを感じると慌てて避難します。(笑)
≻Auro3Dに対応したヤマハの新型AVプリアンプが導入された際には、是非お伺いさせてください。
うう…それは。現行品はやっとの思いで展示品を手に入れたばかりなので…
Auro3Dには対応していませんが関東遠征時にはぜひお寄りください。
byK&K at2022-01-25 16:23
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Yokkunさん、
レスありがとうございます。
ご無沙汰していますが声をかけていただいてうれしいです。
≻自分も、イマーシブオーディオに向かって進んでいます。
そうでしたか。この道も深い沼があるみたいなので私は恐る恐るです。(笑)
マイルームのアップデート、楽しみにしています。
byK&K at2022-01-25 16:32
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Auro3Dさん、
≻昨年は、結構「背中を押して」いただきましたので(笑)、そのお礼に、今度は私がK&Kさんの背中を思いっきり(笑)ダメ押しして差し上げましょう!
え~、私はそんなに押してませんよ。暴走を止めもしなかったけど…(笑)
そんなにあおられてももう燃料尽きちゃってますからムリかと…
Pure Audioでイマーシブを導入するのであればAVプリ/マルチch DACの再生クオリティがOPPOを超えて欲しいと思うのですが、これ意外にハードルが高いような気がします。
拙宅のYAMAHA CX-A5200はステレオ、5.1ch PCMや DSDなどではやはりOPPOよりもちょっと落ちます。
DACチップの差が出ているのかなという感じ。DAC以外の要素ももちろんあると思いますが…。
YAMAHAの新製品がOPPOと同等以上のDACを使うのは難しいのではないかと踏んでいます。
AV40、すごいの見つけましたね。確かにサブウーファのコントロールなどDirac Liveの魅力は理解できるのですが、DACチップはCX-A5200と同じなので裸の特性はOPPOを超えられないのではという思いもありますし…。
YAMAHAのいいところはYPAOが各スピーカーの位置を3次元で把握してイマーシブのフォーマットが想定している理想的な位置に仮想スピーカーを作り出せることかなと思っています。
私はフロントハイト・スピーカーを使っているのですが、YAMAHAはDolby Atmosのフォーマットの天井スピーカーをフロントハイトとサラウンドのスピーカーの組み合わせで再現しようとしているようです。
Dolby Atmosのテスト音源で天井スピーカーを指定して音を出すと複数のスピーカーから音が出ます。それで確かに天井付近にファンタム定位するのです。
こんな複雑なことをやっているからYAMAHAはAuro3Dへの対応に時間がかかっているのではないかと思っています。
各社一長一短があるのでユーザーとしては悩ましいです。
資金が潤沢にあればとっかえひっかえもありかもしれませんが、私には難しすぎます。
YPAO方式の3次元スピーカー位置把握と理想位置でのファンタム定位、Dirac Live、最適なマルチch DACチップ使用などの条件が整いそれが私にとってAffordableな価格帯になった時に移行できるかも…ウ~ン、そんな日が来るのだろうか?
byK&K at2022-01-25 20:21
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K&Kさん
>そんなにあおられてももう燃料尽きちゃってますからムリかと…
そういいながら、たまに「暴発」なさるのがK&Kさんですよね?(笑)まあ、話半分に聞いておきます(笑)。
DACに拘られるのは、さすがですね。私はChipのメーカーや型番を言われても、何がすごくて、何が新しいのかもわかりませんので(笑)。音の決定要因はDACだけではないとも聞いたことがあるので、出音が気に入ればいい、と思っています。
実はもう一つ隠し玉があって(笑)、それは前から注目していたオンキョウ‐パイオニアグループの、Dirac Live搭載機のことです。すでにアメリカなんかでは発売済みで、一時は並行輸入しようかとTomyさんにもご相談したこともあるほどなんです。値段もとても手頃なのですが、よくよく調べてみると、なんと!、Auro3Dに対応「してない」のですよ…。一気に「お気に入りリスト」から外しました(爆)。もし、K&KさんがAuro3Dには拘らない、というのであれば(Auro3D友の会会長としてはお勧めできませんが=笑)、Dirac LiveとMCACC-proを兼ね備えるこの新型は要注目です(ただし、DACが何かは存じ上げませんが=笑)。
>YPAO方式の3次元スピーカー位置把握と理想位置でのファンタム定位
これって、K&Kさんの環境ではそこまで重要ではないのではありませんか?お部屋の形も問題ないし、SPの位置も視聴位置も標準的なところに収まっていると思いますが。前もどこかで少し書きましたが、ファントム定位は所詮やはり「幽霊の正体見たり枯れ尾花」的な所があって、「リアル」に如くはないです。私は最近、むしろ理想の3次元のSP位置をどうやって実現するかを伊豆に行くたびに考えています。
最後にもう一つ。私はヤマハはAuro3Dを導入してもVoice of Godには対応しないのではないか、と疑っています。ヤマハは自分のオリジナルのDSPとの接合に拘っているからです。実はAV40も対応していません。ゆえに並行輸入に踏み切れていません(笑)。
byAuro3D at2022-01-25 22:07
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Auro3Dさん、
レスありがとうごさいます。
≻そういいながら、たまに「暴発」なさるのがK&Kさんですよね?(笑)
これについては反論のしようがないので、困ったものです。(笑)
ファンタム定位についてのご意見はもっともと思うのですが、あまりスピーカー数を増やしたくない私としては限られたスピーカー数でも録音側の意図が何とか再現できるようにして欲しいという潜在的な期待があります。
イマーシブについて語れるほどの知識がないので見当違いのことを言ってしまう可能性がありますが、ファンタムのパラドックスというものを考えたりします。
それはこういうことです。
フォーマットの要求通りスピーカー数を増やしていくとそのスピーカー数に比例してスピーカー同士によって生まれるファンタムが多く複雑になり、スピーカー同士の整合がより厳しく要求されるようになり、それがうまくいかないと変なファンタムが増えてけんかする。
Dirac Liveでも全帯域の位相整合は完全ではないという情報もありますのでスピーカーが異なる場合は特にそうなりやすいのではということです。ファンタムを避けようとして増やしたスピーカーによってファンタムの質が悪化してファンタム地獄へ…みたいな。
それに対しなるべく位相整合が完全に近い少ないスピーカーでフォーマット通りの位置に仮想のスピーカーを構築するやり方ではファンタムはシンプルでになるのでは? どちらの方がより自然になるのか?
センタースピーカーの議論も似たようなことがあるのですが、センターとL、Rが全部同じスピーカーならばLとセンターで作られるファンタムはその中間に容易に定位するけれどセンタースピーカーが異なると途端に難しくなる。スピーカーが増えると難しいファンタムも増えるのではということです。もちろんDirac Liveはその解決策であるのですが…
5.1chのテスト音源にリスナーの周りをグルグル回るのがありますが、AtmosやAuro3Dでプラネタリウムみたいな天球上を3次元的に自由に移動できるようなテスト音源があればどういうやり方がより自然か比較できるかもなんて思ったりします。
技術的には可能だと思うんですけれど…
AtmosやAuro3D用のそんなテスト音源ってAVアンプの開発者なんか使ってないのかなぁ?
byK&K at2022-01-27 01:49
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K&Kさん
こちらは一足早く「春休み体制」に入りかけておりますので(笑)、しつこくお付き合いさせていただきますね(笑)。
元旦の拙日記でご紹介したNHKの22.2chのエンジニアは、SP数は画素数と同じ、ただし「完璧にコントロールされていれば」というお話で、実際のNHKのスタジオに展示してあった22.2chシステムは、SWの2chを除き、すべて同じフルレンジスピーカーでした(メーカーは私のような素人には判別できず)。その意味で、「もしもう一度ゼロから3Dサウンド環境を構築するなら」私もフルレンジ(エクリプスのような)ですべてそろえるのがいいと思いますし、K&Kさんがメイン以外のSPは「原則フルレンジ」というのは、完全に正しいアプローチだと素人ながらに感服します。
>もちろんDirac Liveはその解決策であるのですが…
Dirac Liveもご指摘の通り、<どんな部屋でも、どんなSPレイアウトでも、どんなにSP特性がバラバラでも>「完璧」に統一的な補正ができるわけではなく、「ルームアコースティックを含め、SP配置やSPの特性など物理的な努力を最大限にするように」との注意書きが取説にはあります(笑)。言うまでもなく、「補正」は音を多少なりとも劣化させる(この劣化度合いは、パーツの品質などに左右されるため、製品価格に反比例すると思われます)ことは明らかですので、DSPの介入が最小限で済むように、できる限りの環境を整えるのは、マルチに取り組む際の心得ですよね。DSP「万能信仰」は廃さなければならないと、日々自戒しております。
>プラネタリウムみたいな天球上を3次元的に自由に移動できるようなテスト音源
是非、K&Kさん自らお作りになって販売してくださいよ!最初の購入者になりますので!!!
byAuro3D at2022-01-27 11:18
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Auro3Dさん、
「春休み体制」に入りますか?
いいですねぇ~。
私はこの先1か月ちょっと憂鬱なめんどくさい季節になります。(笑)
≻NHKの22.2chのエンジニアは、SP数は画素数と同じ、…
と言ったんですか?
ウ~ン、私には何か勘違いしてるんじゃないかという気がしますが。(笑)
今の映像は基本的に平面上にイメージを作っているだけなので画素間の空間での干渉はほとんど無視できるけれど音響はそうはいきませんから…
音の場合は映像と違って空間に元の音響を再現しようという試みなので全く違うと思うんです。空間でch同士の干渉が起きるのでSP数を増やしても解像度が増すとは考えにくいんですけれど。
VisualだってBlade Runner 49 のJOIのようなホログラフィックなオブジェクトを作る場合には画素数なんて考え方とは違うアプローチになると思うんだけど…
話があさっての方に行ってしまいましたが、フルレンジSPについては手軽に位相の揃ったスタッフでチームを構成しようとするとそれが一番無難だということなのだと思います。
ただ、今までステレオでやってきた方がマルチchに移行するのが難しいのもその辺のところで引っかかるのではないかと思うことがあります。大型の個性的なSPを苦労して構築したのにいまさらフルレンジ?全体の調和?位相整合?AVアンプ?イコライザー?
その抵抗感は理解できるような感じがします。(笑)
≻「完璧」に統一的な補正ができるわけではなく、「ルームアコースティックを含め、SP配置やSPの特性など物理的な努力を最大限にするように」との注意書きが取説にはあります(笑)。
これはすごいことですね。わが社の採用している方式は完璧でどんなシステムでも最高の状態に調整しますなんて書きたくなっちゃうのが普通だと思いますが、この記述にはエンジニアの良心が感じられます。デジタル的な補正はアナログとは違ってS/N比や歪率を悪化させる危険は少ないのですが、万能ではないのでNative状態でなるべく理想に近い状態にしておくのが基本ですよね。
Auro3DさんがDirac Liveをかける前にチャンデバ機能を使って位相の整合を行っているのは上記のアドバイスに沿った正しいアプローチなのではないかと思います。
続く
byK&K at2022-01-28 01:23
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Auro3Dさん、
続きです。
≻≻プラネタリウムみたいな天球上を3次元的に自由に移動できるようなテスト音源
私には無理ですが映画やゲームソフトの音響デザイナー/エンジニアだったら簡単に作れそうな気がします。
Auro3Dさんは日本でのISP MK2の先駆的なユーザーなのでユーザー代表としてStorm Audioに直接コンタクトしてテスト音源制作の依頼ができませんか?
byK&K at2022-01-28 01:25
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K&Kさん
NHKのエンジニアの方がもしこれを見ていると申し訳ないので、彼らの名誉挽回のために(笑)。
「SP数は画素数と同じ」発言のコンテキストを補足しますと、この時、彼は、今流行の、一部高級車の「流れるウィンカー」を例えにしました。あれは、光源の数が多ければ多いほど、「スムースに」光が流れているように見えるわけです。彼によると、音源も同様で、「音の移動」をなるべく滑らかに表現するには、一つずつを順に鳴らしていくそのSP数は多い方がよい、というお話でした。
ただ、「音響」として考えた場合は、その出た音がお部屋で反射し…ということを考えたり、また、このような単純なものではなく、「同時に」複数の音があちこちから出た場合の「音の合成や位相」というものを考えれば、SP数の多さはむしろ色が重なり合いすぎた水彩画のようにマイナスとなる可能性もあり、ゆえに、彼は「完全にコントロールされていれば」という留保条件を付けられたのだと私は理解しました。
>Auro3Dさんは日本でのISP MK2の先駆的なユーザーなのでユーザー代表としてStorm Audioに直接コンタクトしてテスト音源制作の依頼ができませんか?
>
いや、あまりご発言なさらないので目立たないですが、このコミュニティには、ISPの初号機のオーナーの方がおられますよ(笑)。真の先駆者は彼らです!まあでも、確かに欲しいですよね、そのようなテストトーンが。機会を見つけて、お願いしてみたいと思います。
byAuro3D at2022-01-28 14:23
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K&Kさん、Auro3Dさん、こんにちは。
>彼は「完全にコントロールされていれば」という留保条件を付けられたのだと私は理解しました。
これは、かなり難しい留保条件ですね。「完全にコントロールされている状態」は、無響音室でもない限りは無理でしょうね。普通の部屋にセットすれば、なにがしかの反射の影響を受けますからね。「流れるウインカー」の例は、素人への説明としてはなるほどなあと思わされますが、実際に取り組んでいる人たちからは、「そんな簡単なもんじゃないだろ!」と怒りの声が上がるのは間違いありませんが(笑)
Auro3Dのテスト(デモ?)ディスクかテストファイルについては、私も欲しいですね。只今、Auro3Dさんから出された宿題に取り掛かっていますが、ドルビーアトモスについては、ドルビー社が作成した公式のデモディスクがあるので、これを基準に調整しています。しかし、それをAuro3Dでの比較試聴に使うのは、フェアではないと思っています。絶対に、Auro3Dさんから「Top of Godに信号が入っていないソフトを使うなんて、そんなのアンフェアだ!」と抗議の声明が出されるのは目に見えていますから(笑)
ということで、比較試聴には、ドルビーアトモスとAuro3Dが入ったディスクと2チャンネルからの変換、ダウンロードしたAuro3Dファイル等を使って比較試聴しています。
Auro3Dさん、テストディスクの件、ぜひ要望してみてください。お願いします。データでもいいですが、ISPが受けるのか?
byグランドスラム at2022-01-28 15:09
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Auro3Dさん、
反応が遅くてすみません。
ちょっと雑用(?)が重なって…
NHKの方の発言の補足説明ですが、申し訳ないのですが私にはますます勘違いしている感がマシマシに感じられます。(苦笑)
流れるウィンカーの例えですが、そもそも動画は1秒間に24枚とか30枚とかの画像の表示で人間の画像認識に残像があることを利用して成り立っているわけです。
聴覚の特性や音響とは全く異なるものだということが理解されていないように思います。
位相などの情報のない点の光をオーディオのch数と同等に扱うことは私には理解できません。
素人に理解して欲しいと思ってあげたたとえでドツボにはまっているような…
「完全にコントロールされていれば」のコントロールが何を意味するのかよく分かりません。留保条件は実際にはうまくいかない事例の言い訳に過ぎないように感じます。やはりこのエンジニアの見識を疑います。
NHKのエンジニアはみんなこの見解に同意しているのかなぁ。
信じられない。
でも、これはあくまでもNHKの方の発言に対する私の個人的なコメントです。Auro3Dさんを責めているわけではないのでこんな書き方で申し訳ありません。どうぞお許しください。
まぁそれはともかく、テストトーンの件はぜひご留意ください。
AtmosのTrailerはいくつもあって私も少し持ってはいますが、テストに使えるのは各スピーカーからの音出しチェックの音源だけなんです。
テスト音源を公開することでAtmos導入のハードルを高くしてしまうのを恐れているのか???
byK&K at2022-01-30 12:49
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K&Kさん
>位相などの情報のない点の光をオーディオのch数と同等に扱うことは私には理解できません。
なるほど、そうなんですか。私はド素人なので、すっかり「流れるウィンカー」の例えで納得してしまいました(笑)。グランドスラムさんから「「そんな簡単なもんじゃないだろ!」と怒りの声が上がる」と指摘された通りですね(笑)。
ただ、ではなぜNHKは「22.2ch」なんて、SP数の「とても」多いフォーマットを編み出したんでしょうか?理論的に考えれば、6面体の部屋であれば、各頂点である8か所にSPを配してファントム定位を利用すれば、あらゆる音を自在に動かせるのでは?と素人は考えてしまいます。それを敢えて、その約3倍のSP数にしたのは、まさかスピーカーメーカーから袖の下を貰った(笑)とも思えませんよね?彼らなりの何らかの音響学的なロジックがあるはずですが、それは「流れるウィンカー」では説明できないと。
ご参考になるかどうかわかりませんが、もう一つ書き忘れているお話として、NHKのエンジニア(らしき人。名刺をもらったわけではありません=笑=ので、もしかすると単なる広報マンだったかも!)と「私が口ぶりとお話の内容から思い込んでいた方(汗)」は、「左から右に音を流すのに、2台のSPがあれば十分だと思うかもしれませんが、それはリスナーがその二つのSPの真ん中にいるときだけです。壁の一番端っこにいる人や、動き回っている人に、音が左から右に動いたのを知覚させるのには、SP数がモノを言います」というようなこともおっしゃっていました。火に油でしょうか?(笑)
byAuro3D at2022-01-30 13:43
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グランドスラムさん、
コメントありがとうございます。
≻これは、かなり難しい留保条件ですね。
そうですよね。
22chが良いのなら100chはもっと良いのか?
なんて考えちゃいます。
テスト音源って昔は好きではなかったのですが、スピーカー数が増えると複雑になるので時には間違いもあるわけででチェックの意味でもあった方がいいということに気が付きました。(遅)
フロントハイトやサブウーファは映画1本見終わるまでオフになっていることに気が付かなかったことがありました。
そんな恥ずかしい低次元のミスは論外としてもイマーシブで音響空間がきちんと構築されているかどうかの確認はしたいですよね。
byK&K at2022-01-30 13:58
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Auro3Dさん、
≻ではなぜNHKは「22.2ch」なんて、SP数の「とても」多いフォーマットを編み出したんでしょうか?
これは謎ですね。(笑)
スピーカー数が多ければ多いほどいいのであればなぜ22.2chで十分なのかの説明もあるべきでしょうね。
音源の空間上の位置を認識/表現するために必要な最小限のマイク/スピーカー数は4つです。ただしマイク、スピーカーとも無指向性でないと難しいかもしれません。
1次元では線上の移動なのでそれを表現するには2本のスピーカーが必要です。
2次元では平面上の移動です。その位置を表現するには3本必要です。
3次元は立体なので高さ情報が必要なので4本になります。
3角錐のそれぞれの頂点に置けば計4本でそれが実現できます。
YMAHAのYPAOが空間内(室内)のスピーカー位置の認識をするために4つの位置に無指向性マイクを置いて測定するのはそのためでしょう。
4本あればホログラフィックな音場が再現できる。
理論的にはリスナーがどこにいようと問題ないはずです。
ですから4本以上は冗長になると考えられます。
じゃなぜステレオでも奥行き感など立体的な表現ができるのか?
2次元はおろか3次元的な音場も感じることができますものね。
録音されている会場の音響情報、部屋の反射の影響、人間の耳が固定されずに動けることにより得られる情報などやそれらの脳内分析で既知のパターンから認識している?
私にはうまく説明できません。(笑)
自分でも確かにすべてを理解しているとは言えないのですが…
≻SP数がモノを言います」という…
そうなのかなぁ? 私にはどうしてもそうは思えないんですが。
byK&K at2022-01-30 19:38