「PHILE WEBコミュニティ」サービス終了のお知らせ
K&K
K&K
古いマイナーなお気に入りの機器を中心に身のタケにあった(?)オーディオ・ライフを楽しんでいます。 唯一の贅沢は石井式の音楽室でしょうか? ピアノと同居しているので(同居させてもらっているので?)リ…

マイルーム

May the vintage equipment last forever ! 
May the vintage equipment last forever ! 
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン~100型 / ~4ch
石井式リスニングルームというか音楽室ですが、リフォームなので天井高はごく普通の家と同じです。 使用機器や写真はこちらをご覧ください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~h…
所有製品

レビュー/コメント

カレンダー

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

日記

GRF邸訪問記 - アナログの革新

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年07月26日

GRFさんのところにうかがう機会を得ました。
前回の訪問は1年半くらい前なので本当に久しぶりです。

先ずはデジタルから聴かせていただいたのですが、最初はフォン・オッターさんのA Simple Song。



歌手の姿がそこに浮かぶようなホログラフィック感は相変わらず驚きです。終曲のClimb Every Mountain も聴かせていただきました。このアルバムは選曲がおもしろいし、オッターさんの唄声も魅力的なので帰宅後早速ネットでマルチ版/ステレオ版ハイレゾ音源を購入しました。

次から次へと久しぶりにホログラフィック再生を堪能しました。

定番のハイティンク、RCOのショスタコーヴィチ#15は前日拙宅でも聴いたばかりだったので、興味深く聴きました。ウチはマルチchでの再生で奥行き感はあるのですが、GRFさんのところの俯瞰的な独特のホログラフィック的な音場とはかなり違います。改めてその違いに不思議さを感じます。でも拙宅も以前に比べて空間的な解像度がかなり改善されているので、今回は少し冷静に聴くことができました。



そして、いよいよ今日の目玉、アナログです。新たに導入されたトーンアーム、Reed 5Tと光カートリッジの組み合わせ。私は光カートリッジを聴くのも初めてでこのアーム導入前のSMEとの組み合わせでの音は聴いていません。

やはり聴かないとわかりませんね。この定位の安定感はビックリです。

アナログでのこの定位感は尋常ではありません。ほとんどレコードを聴いているというのを忘れてしまうくらいな不思議な安定感でした。オーケストラやステレオ創世記のデモレコード、森進一、都はるみ、前川清のライブ盤などいろいろ聴かせていただきました。

GRFさんはこのアームのおかげでアナログでもやっとホログラフィック音場の再現ができるようになったとおっしゃっておられましたが、歌手がポッとそこに現れる感じは格別。

1950年代のデモレコードにはこんな音が入っていたことにビックリ。

極め付きはクラウディオ・アラウのドビュッシー前奏曲。私は普通ピアノをアナログでは聴く気にならないのですが…参りました。アナカプリの丘だったと思いますが、強い高音の打鍵で終わるのですが、そのきれいさ。あれはレコード最内周だったのではないかと思いますがそれであの高音。ありえないと思いました。



GRFさん曰くトラッキングエラー角がほとんどゼロのReed 5Tのなせる業。Reed 5Tを間近でじっくりと観察させていただきました。ちょっと不思議なベアリング構造で垂直方向の動きはアーム両側2点のピンポイント受けが担っているようです。このアームの特徴は何といってもストレートアームでトラッキングエラー角がゼロになるように自動調整する独特のメカニズム。レーザーで検知してベース位置をコントロールするなんてすごいことを考える人がいるもんだと感心します。設計者の執念を感じます。

SMEシリーズ5はダンピング機構によりアームの慣性質量とカートリッジのコンプライアンスによって生じる低域共振を抑制しているのですがReed 5Tにはダンピング機構がない、これが私の唯一の疑問点だったのですが、サブ・ウーファの振動板が全くふらつかないところを見るとその心配はいらないようです。

なんで問題ないのかまだ完全に理解できないところがありますが、光カートリッジではマグネチックタイプとは異なり自身の低域ゲインが高くS/Nがすごくいいことも効いているのではないかと思います。



プレーヤーについているSMEのシリーズ5はカートリッジが付いていない状態でさみしそうにしていました。このことがGRFさんの現行組み合わせに対する気持ちを表しているような気がします。恐ろしいものを聴かせていただきました。



私自身のアナログ再生は余興だし、持っているレコード盤も少ないし、何より資金は枯渇しているのでこれを聴いてすごいなとは思うものの病気になることはなんとか避けられそうですが、中途半端に資金のある方にとってはこれを聴くことはかなり危険だと思います。

GRFさん、ありがとうございました。貴重な体験でした。

次回お招きいただくときはGRFさんのご迷惑を顧みず、レコード持込のお願いをしてしまうかもしれませんが…m(_ _)m今後ともよろしくお願いいたします。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. K&Kさん

    こんばんは。
    OtterのSimple Songは普段聴きでもシステム調整でもよく聴きます。私は冒頭のSimple Songと最後のClimb Every Mountainが好きです。

    Reed 5Tを聴かれましたか!これは「百聞は一聴に如かず」で「百聞は一見に如かず」です。光カートリッジとの組み合わせでは、揺るぎない音像と広い音場に驚かれたと思います。
    ご指摘の通り最内周部の安定感も素晴らしいです。

    K&Kさんに指摘されて、ダンピングのことが気になっているのですが、まだ測定は出来ていません。
    一つ分かったことは、Phantomでは偏心が大きいレコードをかけてもTW3のウーファーは全くふらつきませんが、5Tではふらつきます。多少の偏心ではふらつかないので(これまでで目に見えるふらつきがあったのは1枚だけ)一定以上の偏心でアームパイプが共振しているのかもしれません。

    拙宅ではレコードを吸着するので、ソリは問題にならず、昨日まで気付きませんでした。

    私のセットアップは、その辺りを詰める余地がありそうです。

    byのびー at2022-07-27 04:58

  2. K&Kさん おはようございます。
    実は 私も 訪問以来 内周の再生が とても気になっていまして。

    Phantom Eliteでは 問題ないのですが SMEの シリーズⅤだと ちと 苦しいかな?と まあ セッティングの問題もあるのでしようが 
    あの reed 5t 凄いアームですよね。 

    byX1おやじ at2022-07-27 08:50

  3. のびーさん、

    レスありがとうございます。
    聴かなきゃわからない、まさにその通りでした。

    理論的にはストレートアームでもダンピング機構がないと低域共振の影響は免れないはずなのですが、GRFさんのところでサブウーファの振動板の揺れは目では見えなかったので、驚きでした。
    定位感もすばらしく音像の安定感はアナログ離れしていました。

    オフセットがないために左右に振れる外乱が少ないのかもしれませんが、それだけなのか…
    光カートリッジの変換原理によって低域のゲインが大きく不安定要因が少ないためなのか…
    GRFさんのところのレコードの状態は素晴らしく、ソリなどでカートリッジが揺すられることがなかったためだったのか…
    私にはまだ謎です。

    それと光カートリッジの高域の突き抜け感はやはりすごくて普通高域にカ-トリッジ固有のキャラクターが感じられるものなのですがその印象がなかったのは驚きました。

    のびーさんも楽しみが続きますね。

    byK&K at2022-07-27 19:51

  4. X1おやじさん、

    レスありがとうございます。

    ≻あの reed 5t 凄いアームですよね。 

    ビックリしました。
    X1おやじさんの今後の展開を楽しみにしています。
    行きつくところに行くのではないかと思っているのですが…(笑)

    byK&K at2022-07-27 20:08

  5. K&Kさん はじめまして

    >あれはレコード最内周だったのではないかと思いますがそれであの高音。ありえないと思いました。

    とあります。最内周の歪の問題と理解しました。ですが、僕の経験ではフォノイコが良ければ普通のアームでも最内周で高音が歪みません、例えばデノンの入門プレイヤーの DP-500M でもです。音質はカートリッジとフォノイコで決まると思いますのでアームは水準であれば良いと感じます。

    bybb7 at2022-07-28 08:24

  6. bb7さん、

    レスありがとうございます。
    最内周と最外周では線速度が違いますから歪の差があります。
    生じた歪みはフォノイコでは修正できません。
    アームの差は体験した人でないとわからないと思います。

    byK&K at2022-07-28 12:16

  7. K&Kさんへ

    >最内周と最外周では線速度が違いますから歪の差があります。
    生じた歪みはフォノイコでは修正できません。

    歪が出ることを前提にすればその通りと僕も思います。歪はカートリッジ、アーム、フォノイコで起こり得ますが、カートリッジが最も多いように思います。いくつかとっかえると分かりやすいです。カートリッジも含め全体的に歪が少なければ最内周の歪は聴く方の耳の許容度が関係するような感じですかね。

    >アームの差は体験した人でないとわからないと思います。

    K&Kさんは耳が良いのですね。長年やってきてアームの差を感じたことは無いです。

    ただ、低インピーダンスカートリッジやアームで歪が出ていないとすればフォノイコだけが問題になると思うのです。

    bybb7 at2022-07-28 15:09

  8. bb7さん、

    私は特に耳が良いわけではありません。
    アームの差は比較の条件さえ整えばだれでも体験できます。

    以下のURLは私の体験を書いたものです。

    https://community.phileweb.com/mypage/entry/3806/20200112/64285/

    これは一例です。アームのダンピング機構の有り無しでの差は大きいです。

    byK&K at2022-07-28 15:19

  9. K&Kさんへ

    もう一度うかがいたいです

    >最内周と最外周では線速度が違いますから歪の差があります。
    生じた歪みはフォノイコでは修正できません。

    について

    僕のところでは最内周で歪は生じません。それどころか最外周でも、どこでもです。逆に、最内周で歪のある場合、最外周でもどこでも歪が生じる場合はフォノイコが原因と思いますが、どうお考えでしょうか?

    bybb7 at2022-07-29 09:04

  10. bb7さん、

    >僕のところでは最内周で歪は生じません。

    それは幸せですね。そのまま満足してお使いになればいいのではないですか?

    最外周でも歪が出るならカートリッジかフォノイコかできの悪いアームか原因か…すべての可能性があるでしょう。

    byK&K at2022-07-29 13:54

  11. K&Kさんへ

    もうひとつ

    あなたはサンスイのα607お持ちですよね。トランスのMC用フォノイコ付属です。ぼくのα907NRAのとそんなに変わりは無いと思います。ならば、DL103Rで最内周歪もその他の歪も無いです。国内盤でです。それに、ジャズなどなら音場・音像・定位バッチリ決まります。サンスイが本物の「革新」にふさわしいと思いませんか。

    bybb7 at2022-07-29 20:25

  12. bb7さん、

    私は若いころに自分で設計製作したイコライザーアンプを使っています。MC用のヘッドアンプはトリオのものです。
    手持ちのAU-α607MOS PREMIUMのMC用フォノイコも試してみたことがあります。サンスイはトランス使用ではなくMC用のハイゲインアンプですね。サンスイも悪くはありませんでしたが、自作のイコライザーアンプの方が音が良かったのでずっとそれを使い続けています。

    私の専門は半導体のアナログ電子回路設計です。業務でアンプの設計に携わったことはありませんが、最高のアンプを作る意気込みで当時の私の電子回路設計技術のすべてをかけ、苦労してパワーMOSFETなどの当時の最新部品を集めて作りました。技術雑誌に載っているような回路ではなく自分の設計による完全オリジナルです。
    もう40年くらい使ってますがいまだによく働いてくれています。(笑)

    DL103系の音はすっきりしていて嫌いではありませんが私の好みはより繊細なビクターのプリントコイル空芯タイプです。
    未だにそのMC-1を使っています。コレも40年近くになると思います。
    これで一応満足していますが、今回GRF邸で聴かせていただいたReed 5Tと光カートリッジの組み合わせには別世界を感じました。
    私にはとても買えませんが…

    byK&K at2022-07-29 21:23

  13. K&Kさんへ

    おはようございます

    >サンスイはトランス使用ではなくMC用のハイゲインアンプですね。
    いえ、トランスです。もともとサンスイはトランスメーカーでαシリーズの前からMCにはトランスが合うとしてトランスでした。

    K&Kさんは自作派でしたか。

    アナログオーディオは音場・音像・定位・音質においてはデジタルと同等ですが、リズム感においてはデジタルより優れております。
    僕が貴方の日記にレスしたのは「定位の安定感はビックリ」とか、最内周歪とかサンスイのαシリーズのレベルにはありえないガッカリするような表現があったからです。是非もう一度じっくり聴いてアナログの認識を見直してください。

    bybb7 at2022-07-30 09:08

  14. K&kさん こんにちは 少し横から失礼します

    SANSUIのプリメインアンプに於けるMCのトランスの採用例を調べてみました
    -------------------------------------------------
     年代  |  型式  |      MC入力部
    -------------------------------------------------
    1976年頃|AU-607         MC用の装備なし
    1979年頃|AU-D607        MCヘッドアンプ
    1980年頃|AU-D607F      ICL、OCL構成
    1981年頃|AU-D607F Extra  MC/MMコンパチハイゲインEQアンプ
    1981年頃|AU-D907F Extra  MCトランス★
    1983年頃|AU-D607G Extra  MCトランス
    1983年頃|AU-D907G Extra  MCトランス★
    1984年頃|AU-D607X       MC/MMコンパチハイゲインEQアンプ
    1984年頃|AU-D907X       MCトランス★
    1985年頃|AU-D607X Decade  MC/MMコンパチハイゲインEQアンプ
    1985年頃|AU-D907X Decade  MCトランス★
    1986年頃|AU-α607        FET入力
    1986年頃|AU-α907        FET入力
    1987年頃|AU-α607i        FET構成
    1987年頃|AU-α907i        ディスクリート構成
    1988年頃|AU-α607Extra   説明なし(MC入力はある)
    1989年頃|AU-α607L Extra   説明なし(MC入力はある)
    1989年頃|AU-α907L Extra   ディスクリート構成
    1991年頃|AU-α607DR      説明なし(MC入力はある)
    1990年頃|AU-α907DR      説明なし(MC入力はある)
    1991年頃|AU-α607 MOS Premium 説明なし(MC入力はある)
    1992年頃|AU-α607KX      説明なし(MC入力はある)
    1994年頃|AU-α607XR      説明なし(MC入力はある)
    1995年頃|AU-α607MR      説明なし(MC入力はある)
    1997年頃|AU-α607NRA     説明なし(MC入力はある)
    1999年頃|AU-α607NRAⅡ   説明なし(MC入力はある)
    --------------------------------------------------
    ※★は907且つMCトランスの採用
    ※「オーディオの足跡」さんの記載を元に作成
      → https://audio-heritage.jp/
    .

    bynightwish_daisu at2022-07-30 16:35

  15. 前述のリスト、
    707と1991年以降の907は内容重複が多くなるので除外しています。

    このリストをみると、
    過去、607で MCトランスが採用されたのは1983年頃の
    AU-D607G Extra の1回だけ。

    907はMCトランス(マグネティックINC.社(USA)製スーパー・パーマロイコア)の採用が複数回ありますが、それも 1985年以降は ディスクリート(もしかしたらオペアンプ)にとってかわられているように見えます。 907だけは1989年頃まで ディスクリート構成 の 記述がありましたが、それも90年代になってから見えなくなります。これは CDの登場によるデジタル時代の到来と時期的には一致している気がします。

    ※前述のリスト、目視&手入力でしたので、記載間違いがあるかもしれません。ご容赦下さい。
    .

    bynightwish_daisu at2022-07-30 17:01

  16. ご自分の気に入ったフォノイコはトランス使用だと思っていたのですね。(笑)
    サンスイはαシリーズ以降はMCにハイゲインアンプを使っています。
    もしAU-α607MOS PREMIUMがトランス使用なのだったらトランス嫌いの私が試すこともなかったでしょう。
    繰り返しますが、サンスイのフォノイコは水準以上だとは思います。PHONO最大許容入力(MM)210mVはダテじゃない。
    OP AMPでは実現不能。フォノイコの回設設計した人だったら誰でもわかります。まじめに作られたものです。現代では高級フォノイコでさえこのような値を持つものは少ないでしょう。

    でもベストではない。コストの制約が多すぎたのだと思います。
    今更私が使う理由は全くありません。

    この日記はサンスイフォノイコについて議論するのが目的ではありませんから今後この件についてのコメントがあっても無視するか削除する可能性がありますのでご留意ください。

    byK&K at2022-07-31 14:55

  17. K&Kさんへ

    nightさんへ
    詳しい情報ありがとうございます

    607にはMCトランスは採用されていませんでしたか。。それではしょうがないですね、。失礼しました。

    僕のα907NRAに搭載されたフォノイコはデジタルと錯覚するくらいローノイズ及び音質で国内盤のマーラーも歪まないです。5ΩのオルトフォンMCスター30での感想です。では

    bybb7 at2022-07-31 17:29

  18. もちろんα907NRAにもトランスは使用されてませんよ。
    良かったですね。(笑)

    byK&K at2022-07-31 19:44

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする