K&K
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古いマイナーなお気に入りの機器を中心に身のタケにあった(?)オーディオ・ライフを楽しんでいます。 唯一の贅沢は石井式の音楽室でしょうか? ピアノと同居しているので(同居させてもらっているので?)リ…

マイルーム

May the vintage equipment last forever ! 
May the vintage equipment last forever ! 
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン~100型 / ~4ch
石井式リスニングルームというか音楽室ですが、リフォームなので天井高はごく普通の家と同じです。 使用機器や写真はこちらをご覧ください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~h…
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日記

WOWOWスタジオ見学ツアー - わかったこと/わからない(わからなくなった?)こと

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2022年10月24日

WOWOWスタジオ見学ツアー、私には大変貴重な体験になりました。

スタジオでお迎えいただきましたWOWOWの入交さん、Auro-3Dの浜崎さん、MQAの三上さんには大変感謝です。
また、コーディネートいただいたAuro3Dさんと幹事長のグランドスラムさんにも大変お世話になりました。

見学させていただいたスタジオは録音した音源を編集してマスター音源にまとめるための部屋。私にとっては初めて訪れる場所で部屋の音響や使用機材はなにもかもがもの珍しく感じられました。
音はこういう現場で作られているんだということが分かったことが大きな収穫。

Front側

Left Surround側

部屋の広さは説明いただいたような気がしますが、失念しました。(^^;)
感覚的には広さ30畳程度、天井高3mちょっとくらい。
これについては参加者のどなたかに正していただきたいと思っています。

残響時間は0.3~0.5秒程度とのことでしたが、もっと短く感じました。
拙宅の石井式の音楽室が完成時の測定で0.4秒弱程度と記憶しているのですがそれに比べると明らかに短く感じられたからです。
マイク無しで解説された浜崎さんの声や質問させていただいた時の自分自身の声の響きのなさにちょっと驚きました。会話しやすい環境ではないと感じました。
いままで訪問したAudio Phileの皆さんの部屋ではこんなに残響の少ないところは経験していません。
この残響の少なさに匹敵するのは私の経験では某プロジェクターメーカーの視聴室かシネコンくらいのような気がします。

使用スピーカーはAuro3Dさんが前にかかれていたようにMusikelectronic geithain製。
フロントのLCRがたぶん3wayのRL901K


その他はたぶん2wayのRL904


どちらもアクティブ型、アナログチャンデバで周波数分割を行い複数のパワーアンプで駆動するマルチアンプ形式だと思われます。
ここで生じる疑念は各帯域のSPユニットの振動板位置が揃っていないのでインパルス応答はベストの状態にはなっていなさそうだということ。
3wayのLCRと2wayのその他では中高音の位相整合は完全ではなさそうに思えることです。

実際に聴かせていただいた音は極めて安定感のあるものでその揺るぎなさは一般家庭で聴く音とは次元の違いを感じさせるものでした。
サン・ピエトロ大聖堂のミサでのオルガン、聖パウロ教会における西本智実のベルディのレクイエム、広上淳一、京都市交響楽団のマーラー千人の交響曲の迫力は凄かった。
でも、ボブ・ジェームス・トリオのドラムスのハイハットやベースの撥弦でやや繊細感が欠けるかなぁという感じを持ちました。

入交さんのお話の中でちょっと意外で気になったのはファントム定位、特にLCRとその他の間のファントム定位についてあまり気にされていないようだったことです。
1Fと2Fのファンタム定位を確認するツールも特にないし作ろうというインテンションも特にないようですし…

私自身はマルチchサラウンドを始めてから今までの改善の歴史は各ch間のファンタム定位改善に終始していたような気がしていますので、えって思いました。
あのスタジオではSPの物理的位置を基準リスニングポイントに対して調整することでDSPによるタイムアライメント調整はしていないということでした。でも2Fスピーカー群は球面配置ではなく円筒配置なので基準ポイントから等距離にはならないし…
(あ、2FのSP群についてはタイムアライメント補正していたんでしたっけ?記憶があいまいで思い出せません。参加者のどなたかに補足していただきたいです。)

AVアンプでタイムアライメント補正しても基準位置に座った人だけしか合わないし、体が動いたら合わなくなるから…と言った説明もされていたと思うんですが…
私としては今回参加した方のほとんどはいつも一人で聴いているのでやはりタイムアライメントは合っていた方がいいと思うのですけれど…

あの場では細かいところまで議論できなかったので、いまだにモヤモヤしています。

私としては少ないSP数でもファンタム定位を正確に調整することで空間を表現できる方向を希望しているのですが、ファンタム定位に注力するよりもSPを増やすことで力づくでまとめてしまうというが流れが強いようなのが気になるところです。

以前どこかでファンタムのパラドックスという表現で書いたことがあるのですが、ファンタム定位の正確性を気にしなくてもいいようにSPを増やすと増やしたSP同士の位相不整合が原因のファンタム問題が生じると言ったファンタム地獄(ファンタム沼?)に陥るのではないかと思ったりするのです。

そしてもう一つ。
以前Auro3DさんがDirector's intention VS Listener's intentionについて問題提議されていました。
私はそれを読んだときは自分自身はDirector's intentionをめざしていると思ったのですが、今回このスタジオの音を聴いてこの音がDirector's intentionなのだとしたら私はこれを目指してはいないと思ったのです。
このスタジオの音はやはりマスターを作成するためのモニターのための音なのだと感じました。音楽を楽しむというよりあらさがしをするための…
この残響時間の短い部屋では私にとって音楽を楽しめない。
もうちょっと繊細さも欲しいし…、
私自身はAuro3Dさんほど官能的な音を求めているわけではないのですが(笑)、これではちょっと禁欲的すぎる。
さらに付け加えると今まで訪問させていただいたAudio Phileでこのスタジオの音を指向していると思われる音を出している方を私は知りません。
そんな人いないんじゃないかと思います。
なぜAuro3Dさんがあんなことを話題にしたのか今やっとわかったような気がします。(笑)

とりとめのない話になってしまいました。
結論はありません。私の頭の中は混乱したままです。
もう少し時間が経てば頭の中を整理できるのか…あまりできそうにありません。(笑)

この記事へのレスでアドバイスをいただいたとしても私にはそれに反応することは難しいかもしれません。
どうぞご容赦ください。

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レス一覧

  1. K&Kさん

    お待ちしておりました!満を持して来られましたね!!!

    >残響時間は0.3~0.5秒程度とのことでしたが、もっと短く感じました

    私は、自分の部屋の残響時間を計測したことがないので、数的には比較の軸がないのですが、あそこはかなりDeadであることは間違いないですね。放送前チェック用のプロ用のスタジオですから当然でしょうが、とにかく「付帯音」を徹底的に排除した、下世話な言い方をすれば「色気のない」(笑)音ですよね。まあ、あのSPを一般住宅で聴いたこともないので、あのSPの音色なのかもしれませんが、とにかく、「素っ気ない」のに、「力強い・筋肉質・正確」な音、という感じでした。

    >ボブ・ジェームス・トリオのドラムスのハイハットやベースの撥弦でやや繊細感が欠けるかなぁという感じ

    これは先ほど、拙宅のシステムでも聴きなおしてみたのですが、なんというか「リリシズム」というか、詩的な感じがねぇ・・・まあ、あれが「Director’s intention」なんでしょうね。

    SP間のファントム定位に無頓着というのは、彼らにとって、13あるSP(Auroの場合)は「すべて同一」がデフォルトなので、「そんなもの調整するまでもないでしょう」という感じのような気がしました。一般コンシューマーは13を同じにそろえることはまずできないし、下手するとメーカーもバラバラなので「この二つのSP間にちゃんと音が定位しているのだろうか?」と不安なのが、彼らには理解できていないようでしたね(笑)。今回の我々の質問(問題意識)を受けて、チェックディスクを作って欲しいですね(「友の会」優先先行配布とか=笑)。

    位相やタイムアライメントですが、WOWOWのスタジオでは、VOGの距離補正以外は<何もしていない>と入交さんは断言しておられました。私は、「Dirac Live信奉者」で、あの効果のすごさを全く疑っていないので(笑)、完全に<補正支持者>ですが(汗)。

    byAuro3D at2022-10-24 17:15

  2. Auro3Dさん、

    レスありがとうございます。
    先日はお世話になりました。

    ≻位相やタイムアライメントですが、WOWOWのスタジオでは、VOGの距離補正以外は<何もしていない>と入交さんは断言しておられました。

    あ、思い出しました。そうだったですね。
    そしたら円筒配置のフロント・ハイトの3本と1FのLCRではリスナーからの距離が違いますよね。
    タイムアライメントは揃ってないし、3wayと2wayの違いもあるからインパルス応答波形も不揃いがあると思われる。
    ホントにそれで正確なファンタム定位が得られるのだろうか?
    音にもその影響が出ていたのではないかという気がしたのですが…

    う~ん。

    byK&K at2022-10-24 20:06

  3. K&Kさん

    ようやく先日のWOWOWツアーの拙宅システムによる「おさらい」を終え、伊豆から戻りました(汗)。

    >円筒配置のフロント・ハイトの3本と1FのLCRではリスナーからの距離が違いますよね

    これは、おっしゃる通りですが、私の記憶では、これはAuro関係者は<自覚的な問題なんだな>という印象を持ちました。というのは、Auroの浜崎さんだったような気がしますが、「(すべてのSPを等距離に配置すれば)球面にSPを配置することになるが、一般家庭ではむしろ<円柱状の配置>を意識した方が、広がり感がでる」という趣旨のお話をされたような気がするからです(他の参加者の方のご記憶はいかがでしょうか?)。

    Auroの英文マニュアルにもはっきりと2FのSP群に対しては「Vertical」という表現が何度も使われており、1FのSP群は、「at ear-level」とはっきり書いてあるので、耳からの距離は当然1FSP群の方が近くなりますよね。で、そこの距離補正は必要ない・するなと入交氏は言うのですから、考えられるメカニズムとしては、1.Auroは1Fと2Fからの音が耳に届く<時間差>を利用して、何らかの効果(音場?音像?音色?)を形成することを狙っている2.Auroの録音側で、この<時間差>を無化するような調整(つまり、Delay)を入れている―のどちらかではないでしょうか?

    ここは、もし今度入交・浜崎両氏のいずれかにお会いする機会があれば、是非確認してみたいと思っています。

    >ホントにそれで正確なファンタム定位が得られるのだろうか?
    音にもその影響が出ていたのではないか

    これに気がつかれたのは、「位相耳」を持つ、K&Kさんなどごく一部の方だけかと(笑)。拙宅は今、レイアウトの再調整中で多くのSPの位置を微妙に動かしているので、位相・タイムアライメントが若干狂っている状態だと思います。次回伊豆に行ったら、新セッティング状態でDirac Liveを走らせますので、Before/Afterに注目したいと思っています。付き合います?(笑)

    byAuro3D at2022-10-25 07:28

  4. Auro3Dさん、

    AVアンプは2FのSPの距離補正をどうやっているのですかねぇ?

    Auro-3DのSP設置位置の理想が円筒配置だとするとDolbt Atmosとは異なると思いますが…

    ウチのYAMAHA CX-A5200はDolby Atomos対応のみですが、Atomosでは想定されていないフロントハイトを利用しながら他のSPと組み合わせて仮想Atmos用天井SPを作り出している節があります。
    YAMAHA独自のYPAOがSPの3次元位置を把握しているからできるのだと思います。

    仮想円筒配置はYPAO同様SP3次元位置の把握可能なトリノフだったら可能でしょうが、DiracLiveでは難しいような気もします。
    AVアンプが複数のイマーシブ・フォーマットにどう対応しているのか私には良くわかっていません。
    頭が混乱してます。

    その一方で入交さんは距離補正嫌いみたいだし…
    ユーザーは何を信じていいのか、ちょっと困ってしまいますよね。

    ≻ここは、もし今度入交・浜崎両氏のいずれかにお会いする機会があれば、是非確認してみたいと思っています。

    ぜひお願いいたします。このままでは迷える子羊が多くなってしまいそうです。

    byK&K at2022-10-25 22:34

  5. K&Kさん、Auro 3Dさん、

    やはりDelay(距離補正)の話になりましたね、そうなると思いました(笑)。一般の試聴室では距離補正するのが一般的であるのに、ミキシングスタジオでしていないとすると、距離補正は何のためにあるのかという疑問になります。これはAuro 3Dの独特なものなのか、他のスタジオでも一般的にそうなっているのかも気になる点で、どうなんでしょうか?

    平面波を作るには、距離補正はない方が良いわけで(補正するとSPは球面配置になるので)、これに密接に関係しているのかもしれませんね。

    byTomy at2022-10-26 00:59

  6. K&Kさん、Tomyさん

    >入交さんは距離補正嫌いみたいだし…
    >一般の試聴室では距離補正するのが一般的であるのに、ミキシングスタジオでしていないとすると

    とありますが(汗)、念のために強調しておかないとプロの面目の問題があると思いますので(笑)。入交さんは、「この部屋のスピーカーは、VOGを除き、すべてリスニングポイント(LP)から等距離に設置してあります」と。

    一般家庭ではほぼ不可能なことですが、あのお部屋は左右の幅が私の目分量で(汗)7Mぐらい、縦の前後の幅が10Mぐらいあった感じでしょうか。ゆえに、LPは真ん中やや前方にありましたね。

    ただ、写真を撮ればよかったのですが(参加者のどなたかで撮った方はいらっしゃいませんか?)、LRのフロントハイトの位置には、なぜか(?)2台ずつ、ムジークが微妙に位置を前後して設置してありました。私は、LCRとの垂直関係問題が気になっていたので、現地でしげしげと見たのですが、一台の方は垂直真上(以下A)に、もう一台は、ややLP側で、少しLRよりワイドに設置してあったような記憶があります。私の「見た目では」、この<やや外側で、やや手前>に設置してあるSP(以下B)の方が、LPに近い感じがしました。つまり、LPからみてLCRと等距離にあるような気がしたということです。
    (続く)

    byAuro3D at2022-10-26 07:26

  7. (続き)
    そして、これは現場で確かめるべきだったのですが、私がLPに座っているときに、Auroの13チャンネルのスピーカーチェックのテストトーンが1台1台から発せられました。その時、「私の耳には」、LRのフロントハイトは、AではなくBから出ているような<気がした>のです(今度、機会があれば確認しておきます)。

    Auro-3Dの浜崎さんは、ハイトSPとの位置関係は球状ではなく円柱状がいいという前に、「無響室のようなスタジオでない限り」という前提条件を付けたうえで、おっしゃっていたと記憶しています。ということはもしかすると、あの「プロようなスタジオ」では、<球状>にハイトSPがあったのかも、と思わなくもないです(汗)。

    ただ、Auro-3Dの正規のSetting Guidelinesには、ヒジヤンさんが最新記事で画像を引用しておられるように、フロアSP群とハイトSP群の関係は「垂直」が奨励されており、これであれば、間違いなくLPからの距離はハイトSP群が少し遠くなるのは当然ですよね。これで、「距離補正」をするな、と言われても…私のStormのAVプリのキャリブレーション後の設定画面では、LPからの全SPの距離の測定値が表示されていますので、上下間の距離差を「補正」していると思いますが。

    byAuro3D at2022-10-26 07:28

  8. K&K様、Auro3D様、こんにちは。

    <一台の方は垂直真上(以下A)に、もう一台は、ややLP側で、少しLRよりワイドに設置してあったような記憶があります。私の「見た目では」、<このやや外側で、やや手前>に設置してあるSP(以下B)の方が、LPに近い感じがしました。つまり、LPからみてLCRと<等距離にあるような気がしたということです。

    このAのSPは、ドルビーアトモス用のSPではなかったですか?私も何度も見ていたのですが、多分、垂直下に向いているSPは、ドルビーアトモス用だと思います。Auro3D用は、VOGを除いてすべて等距離に設置してあるという話だったかと。

    私も記憶が確かではないのですが、Auro3Dでは球形配置が理想ではあるが、それが無理な場合は、無理して球形配置にするよりは、円筒配置をお勧めしますという内容ではなかったかと思いましたが、皆さんは、どう理解されましたか?

    ただ、円筒配置にすれば、LPから距離が遠くなるので距離補正が必要となるでしょうし、距離補正を避けてメインのSPとの距離をできるだけ近づけようとすると、仰角が取れなくなるし、仰角を取ろうとするとメインSPとの距離が揃わなくなるし…という堂々巡りになるわけです。

    我が家も、正式なAuro3D用のSP配置にしようかと思いますが、球形配置にはなかなかできなので、どうしても円筒配置になります。それも、楕円形ですね(笑)メインSPとの仰角を取ろうとすると距離がかなり違ってきますので、やはり、距離補正は必要ではないのかなあと思っています。というよりも、Auro3DでセッティングしてDirac Liveを働かしたら、自動的に距離補正は入ってきてしまいますから、心配してもしょうがないのですが(笑)

    byグランドスラム at2022-10-26 15:56

  9. K&Kさん、Auro3Dさん、グランドスラムさん、今晩は、

    スタジオは、VOG以外は球面配置で等距離でしたか!失礼しました(汗)。
    入交さんが、距離補正に対して比較的ネガティブであったのは、多少の距離差ならば距離補正をしない方が良いとお考えなのかもしれません。かないまるさんも、最終的には距離補正を外す・・ということをされていたように記憶しています(うろ覚えですが)。Delayを掛けると、直接音は綺麗に補正されますが、反射音はそうは行かないので、足を引っ張る場合もあるのかもしれませんね。

    グランドスラムさん、Dirac Liveは距離補正を外すこともできると思います(少なくともPC版では可能です)。できるようでしたら、一度距離補正を外して、どうなるかレポートして頂けると、有り難く(興味津々です)!

    byTomy at2022-10-26 19:13

  10. Tomyさん、Auro3Dさん、グランドスラムさん、

    コメントありがとうございます。
    我々ユーザーは距離補正はAVアンプ頼りのことが多いと思います。
    私もAtmosだけですがYAMAHA頼りなのです。

    何を信じればいいのかどうすればいいのかもう少し整理された情報が欲しいところです。
    みなさんとの情報交換が頼りです。

    これからもよろしくお願いいたします。

    byK&K at2022-10-27 01:00

  11. K&Kさん、Tomyさん、グランドスラムさん

    おはようございます。ここでの「情報交換」もあとわずかですね。

    続きをMLでやってもいいのですが(そもそも、Phil-Mには「レス」は移設できないので、議論の記録は、このサイトのサーバー契約を音元出版が解除すれば全部消えてしまう…)、「記録」ではなく「記憶」に残れば十分でしょうか(汗)。

    さて、「このAのSPは、ドルビーアトモス用のSPではなかったですか?私も何度も見ていたのですが、多分、垂直下に向いているSPは、ドルビーアトモス用だと思います」

    ここの部分ですが、もしわれわれのやり取りをX1さんが見ているのであればもっとクリアになると思いますが、彼の「WOWOW訪問記」の記事の中で公開されている何枚かの写真の中で、最後の3枚ぐらいをよく見てください。スクリーンの左右の上部に、LPに向いているSPが左右・前後に微妙に位置を変えて、二つあるのがお分かりになりますでしょうか。それよりかなり部屋のセンターよりの所に、「真下向き」のSPがあるのもわかると思います(ちなみに、スクリーン左右の壁に客席向きに設置してあるSPはPA用のTannoyで、音楽再生時には使っていません)。

    私が一度目にWOWOWスタジオを訪問した時に受けた説明では、あの部屋には、ATMOS(9.6)、Auro-3D(7.5.1)、NHK(22.2)が規定するすべてのSPに関し、それぞれの正規の定義上の位置にSPが配置してあり、定義上完全に一致しているもの(恐らくフロアSP)を含め、全部で33台あるそうです。ゆえに私はこのスクリーン上左右には、それぞれのフォーマットが定義する「3台」のSPがそれぞれ左右にあるのだろう、と理解しています。

    で、この一番スクリーンに近い「ハイト」(?)SPが、LCRの垂直上にありました。そしてもっとLPに近く、左右に広がっているSPが(本来、NHK用?)、今回私が「Auro-3D再生時に実はこれが鳴っていたのでは?」と疑っている(笑)ものです。これだと、恐らくLPからの距離はLCRと同じで、つまり「球面配置」になっているものと思われます。

    X1さんがお使いになられたライカは、ものすごく解像度が高いはずで、その原画をPhotoshopなどで処理すればもっとはっきりと見えると思いますが。

    byAuro3D at2022-10-27 07:35

  12. こんにちは。遅いレスで申し訳ないです。

    〇Auroさんのおっしゃっている、もう一組のハイトスピーカーは私の撮影した写真に写っていますよ。画像を見る限り、双方のスピーカーともフロントよりも遠いように見えますが錯覚かもしれません。

    〇距離補正に関しては、相互のスピーカーの特性と壁との反射音の特性がもたらす影響が決して小さくないため、一般的リスニングルームではあまり厳密に考える必要がないというイメージと受け取りました。距離補正は調整された響きの少ない部屋だと効果があるが、リスニングポイントが限定されるという説明をされたと記憶しています。

    〇Auro3Dのマニュアルでは概念図としてのハイトスピーカーは1層の真上ですが、実際の設置図ではリスナーとの等距離ですね。距離についての説明は少ないため、どちらかといえば、角度重視のようです。
    グランドスラムさんが言われている、天井の高さによる制限については、最小限の仰角25度を守れるなら、スピーカーを近づけましょうというニュアンスのようです。

    自宅ではかなり苦労してフロントハイトをフロントと等距離にしてみましたが、壁付けよりも良い感じです。
    一方、セッティング条件を均等にして違和感を軽減するという観点で考えると真上というのもありかなと。

    〇K&KさんがあのときMEGのスピーカーについての会話でおっしゃられていた点、私もよくわかります。MEGはDSPを積んでいるわけではないですからね。そのような意味で、時間特性が優れているKEFの最新アクティブスピーカーやThielのスピーカーなどで全部揃えたらどんな音になるのだろうかと想像してしまいました。

    〇DSPの悪影響が気になる(または実際に音として悪影響を感じる)方は珍しくないです。ここは判断が難しいですね。ただ、最新のDSPを使用したとしても、目の前に置いたスピーカーを遠くにあるかのように聞かせることは不可能なので、物理的にやれる限りのことはやって、どうしようもないことだけDSPに任せるというのが王道のようですね。
    (私なんかはAVアンプの性能が低いため、なおさらそれが重要と認識しています。)

    bytaketo at2022-10-28 09:20

  13. Taketoさん、K&Kさん、グランドスラムさん(完全にML状態ですね=笑)

    >どちらかといえば、角度重視のようです

    これは、以前、私も記事にしたように、ATMOSのようなオブジェクトベースでAVアンプが高度な計算をするのが前提になっているのであればいざ知らず、チャンネルベース(2chSTEREOと同様)のAuro-3Dでは、「SP位置は<規定通りの位置>にある」ことを<前提として録音>されているわけです(私も最近、録音エンジニアの入交さんとのコミュニケーションから今さらながらそのことを再確認し、現在、セッティングの見直し中です=汗)。もちろん、ヤマハやTrinnovのように、「スピーカーの位置をVirtualに移動させることができる」とうたっているDSPもありますが、それによる音質劣化もさることながら、Virtual SPはその実体感において「Realスピーカーの比ではない」ことは皆さんがよくご存知のことと思います。ただ、Auroの場合厄介なのは、その「角度」が、水平面のみならず垂直面に対しても規定されている点ですね(汗)。

    >DSPの悪影響

    このメリットとデメリットをどう比較衡量するかは、大事なポイントですね。最新のKEFやLINNのアクティブSPは、ユニットごとの位相差をキャンセルする機能を内蔵しているようですが、結局、これも「電子的な処理」が施されているので、なにがしかの音質劣化はあるでしょう(それが嫌ならK&Kさんのように、物理的に加工するしかない)。つまり、決して「距離補正」機能だけが音質劣化要因というわけではないはずです。

    一方、SP間やユニット間の「距離」(位相?)が揃うことによる、<パリッとした空間の音>を一度でも味わうと、Dirac LiveなどのDSPによる補正後の音に「惚れてしまう」んですよ、少なくとも私は(笑)。

    >グランドスラムさん

    サクッとスルーしてしまいましたが、「我が家も、正式なAuro3D用のSP配置にしようかと思います」って、マジですか???上部SPはATMOS映画用で、音楽は2chか5.1chメインだったはずなのに、ついに、Auro-Maticに目覚めてしまったんでしょうか? 会長としては(笑)、それはまた会津までチェックに行かないといけませんね!(雪深い間は無理ですが…)

    byAuro3D at2022-10-28 17:07

  14. K&Kさん、皆さん、

    taketoさんは距離補正について、良い表現をされています。
    >最新のDSPを使用したとしても、目の前に置いたスピーカーを遠くにあるかのように聞かせることは不可能なので、・・・・

    これは的を得た表現だと思います。ここで距離補正と言っているのは、直接音の時間差を解消するためのDelayのことで、真の意味での距離補正ではありません。一つのSPから音を出しながら、Delayを増やして行ってもそのSPがより遠くに感じることはありませんから。1mmも動いては聞こえないはずです。距離感は直接音と反射音の時間差や音量比などから判断しているので、Delayを掛けても変化しません。あくまで、二つのSP間の時間差を解消するのが、今ここで距離補正と呼んでいるDSPなのです。

    例えば、2chで視聴位置をセンターから右寄りに移動して、右のSPの音にDelayを掛ければ、センターで聞いている音になるかというと、そうはならないと思います。多分、多少左右に移動するくらいなら、Delayをかけない方が自然な良い音になるのでは・・・と。

    byTomy at2022-10-29 00:01

  15. Tomyさん、

    >距離感は直接音と反射音の時間差や音量比などから判断しているので、Delayを掛けても変化しません

    興味深い知見を、ありがとうございます。なるほど、とすると、理論的に反射音がない無響室のような環境では、1M先と5M先のSPでも、LPにおける音圧が同じであれば、人間には<同じ距離>から発せられた音に聴こえる、という意味ですね?
    つまり、直接音と間接音の時間差が小さいと<近い>、大きいと<遠い>と人間の脳は判断するということだと理解しましたが、ということはDSPのDelayは、直接音が耳に届くタイミングだけを補正するものの、<間接音との時間差を補正することはできない>ため、人間の耳には、Delayをかけても「すぐそこに音源(SP)がある」ことが感知できてしまう一方、「なぜか遅れて音が耳に達する」という、脳が混乱するような<不気味な音>(笑)になる可能性が高いということですね。だからWOWOWのスタジオでは、「間接音」(反射)がほとんど無いVOGのみ、Delayをかけているのでしょうね。

    >2chで視聴位置をセンターから右寄りに移動して、右のSPの音にDelayを掛ければ、センターで聞いている音になるかというと、そうはならない

    昔風のプリ(メイン)アンプによくある、「Blance」つまみは、LPがセンターを外れている際に補正するものと言われていましたが、昔からこれを使ってもどうもうまくいかないなあ、と素人ながら感じていましたが、言われてみるとBlanceは左右のSPの音量を調整するだけで、時間差は調整しないはずで、ましてや間接音などはスルーですよね。それでダメだったのか・・・勉強になりました!!!

    byAuro3D at2022-10-29 06:07

  16. Taketoさん、

    レス、ありがとうございます。

    スピーカーの距離補正はWOWOWのスタジオみたいにほぼつおきょりにおける場合は不要でしょうが、拙宅ではサラウンドSPの距離がどうしても取れないので利用するしかありません。
    距離補正だけだったらディレイをかけるだけなので音質劣化は無視で知ると思います。ウチは5.1chのサラウンドはAVアンプを使用せずOPPOの距離補正だけを使っているのでそれによる音質劣化はPCM系ではほとんどないと信じています。でもDSDのマルチは距離補正のためPCMに変換しますのでその影響は多少あるかも。

    MEGは市販のパッシブのSPの一部にみられるウーファとスコーカーが逆相になっているみたいなことはないと思いますので、位相整合はそんなに悪くはないはずですが理想的とまではいっていないと感じました。
    LINNみたいなフルデジタルのチャンデバを組み込んだシステムにすればいいのかもしれませんが、スタジオで使うにはシステムが壮大になるので難しそうです。(笑)

    音響に関しての複雑な演算をさせるためのDSPは結局動作を決めるマイクロ・コード(ピコ・コード?)によって動くので天才的な頭脳を持つ数学者とマイクロコードエンジニアの共同作業(あるいは一人二役」)の産物なのかなと想像します。
    私にとっては非常に興味深い世界です。
    ひとくくりにいい悪いの判断はできないので個々に評価するべきだと思いますがその評価も難しそうです。

    byK&K at2022-10-29 16:44

  17. K&Kさん、こんにちは。わたしの部屋はK&Kさんのお部屋よりも遥かに小さいので、音を乱す要素が多くて苦労しています。後ろのスピーカーは120度と100度を選択せねばならず、聴感で100度を選びましたが、そのせいで近くなるため、ディレイをかけています。
    センタースピーカーなんかは扱うエネルギーが大きいので、数センチの物理的セッティングの変更でボーカルの音量が大きく変わり、ディレイの値を変えても周波数特性ごと変わる感じです。私はスピーカーから音が出る感じが苦手なのでその意味でも狭い部屋でのセンタースピーカーは難しいと感じています。
    delayについてご存知なら教えて頂きたいです。私は全てのスピーカーの中で一番近いものに距離ゼロを設定して、その他のスピーカーに距離差のみを入力しています。この場合、リスナーからの距離を入力するのとプロセッサ内の処理は異なるのでしょうか?

    bytaketo at2022-10-30 11:04

  18. Taketoさん、

    スピーカーの設置場所は悩ましいですね。
    ウチはセンターレスです。センターにLRと同じSPを使うことはウチの場合不可能なので、違うスピーカーを置くくらいならない方がましと思っているからです。
    ボーカルがセンターからしか出ていない音源には頭を抱えてしまいますが…(笑)

    映画のセリフの明瞭度は結構気にしています。
    インパルス応答の改善を進めた結果、明瞭度もかなりあがったと感じています。
    よそで聴かせていただくセンター有の音と比べて明瞭度が劣るとは感じていません。むしろセンター有でもSPの高さがLRと異なる場合にはその違和感を感じることがあります。
    ただ二人で見る時などリスニングポイントがセンターからずれる場合にはセリフの位置もちょっと寄ってしまうのでそのデメリットは避けられません。

    音楽ソフトのクラシックや音場の音を多く含むポップスのライブ録音などではセンターレスの違和感は特に感じていません。

    スピーカーの距離補正ですが5.1chなどの音楽を聴く時に使っているOPPOではリスニングポイントから各スピーカーまでの距離を入力するようになっているのでそれに従っています。
    Taketoさんがお使いの機器はわからないので距離差でもいいのかはよくわかりません。
    プロセッサー内では一番遠いSPを基準にして近いSPはそれに合わせるように遅らせるという処理をしていると思います。
    (時間を早めるというのは無理でしょうから…笑)

    byK&K at2022-10-30 15:23

  19. Auro3Dさん、グランドスラムさん、Tomyさん、Taketoさん、

    SP位置やDSPの影響などについてのコメントありがとうございます。
    お話が発展したのでどうやってそれに加わろうか考えているうちにフリーズしてしまいました。(笑)

    Auro3Dさんの
    ≻ATMOSのようなオブジェクトベースでAVアンプが高度な計算をするのが前提になっているのであればいざ知らず、チャンネルベース(2chSTEREOと同様)のAuro-3Dでは、…

    というコメントを拝見してやっとオブジェクトベースとチャンネルベースの違いがイメージできるようになりました。
    (Atmosはオブジェクトとチャンネルのハイブリッドという記述もありますが、…
    https://biz.musicecosystems.jp/blog/what-is-immersive/)

    入交さんとしてはAuro-3Dではせっかく複雑な演算処理の不要なチャンネルベースにしているのだからDSPの使用は最小限にという思いがあるのかもしれませんね。

    ただ距離補正に関していえばディレイだけなのでプロセッサーに大きなの負荷がかかるわけではないのですから音質劣化の問題は無視できるのではないかと思っています。

    DSPに負荷がかかるのはStormのDiracLiveやトリノフの位相補正、音場補正、さらにトリノフ、YAMAHAなどがやっているSPの空間的位置補正、さらにAuro MAXやコンサートホールのシミュレータなど様々です。
    演算が複雑になるとどこまで演算の精度を求めるかなどで音質劣化の可能性が増すのかもしれません。

    結局DSP使用によって得られるメリットとデメリットを天秤にかけるしかないと思っています。

    DiracLiveに関していえばAuro3D邸でステレオ再生での有り無しの比較を聴かせていたたいた時にその効果の大きさにビックリしました。メリットが顕著でした。

    一方、X1おやじさんやきょやさんみたいにお気に入りの超高級DACをお使いの方にとってはAVアンプとの素の音の差(DSPの影響というよりはDACなど周辺部分の差なのかもしれません)が気になって音楽には使いにくい…のかもしれません。

    話がそれてしまったかもしれませんが、感じたことをだらだらと書いてしまいました。どうぞお許しを…

    byK&K at2022-10-30 16:25