グルマン
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高校生の頃、引っ越しを契機に買ってもらった最初の真っ当なシステムがマランツとモニターオーディオ・・・ そこから始まったのです、波乱万丈のオーディオの旅が・・・ 私の耳はちょっとおかしいのです。…

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ルームチューニング地獄変
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持ち家(マンション) / 専用室 / オーディオルーム / ~2ch
〜「嗚呼、うるさい」〜 ルームチューニングにとんでもなく傾倒しました チューニング材はおびただしく購入してしまいました。 もう書くのも億劫なほどの種類と数・・・ それはすべて「うるさい音を…
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日記

群馬県巡礼〜シャコンヌホール編

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2014年10月19日

ストラ様が発起人となり、群馬県にて関東地方のコミュニティーの方々とパイプオルガンのコンサートに伺いました。

礼拝堂は手を叩くと相当なライブ。それがあってか相当な芳醇な音。演奏者の腕も凄まじく、パイプオルガンの超多彩な音を縦横無尽に使いこなし、場面場面ごとに全う景色を見せてくれました。まるで違う時空を転々と旅しているかのよう。そしてロマン派や現代音楽などバロック以外の音楽を始めてパイプオルガンで聴きました。本当に良かった。ブラボー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そしてそのあとはそこから「シャコンヌホール」という80席ほど有るというホールへ伺いました。すっごいオーディオシステムが有る、とは聞き及んでおりました。

着いてみると実に趣の有る美しい空間。そして大層居心地がよい天国のような空間。そこにこんなステージが。

ピアノの両脇にホーン型4wayシステムが壁の埋め込みで設えてあります。
構成は基本TADのユニット。高域ホーン、中域ホーン、38cmにフロントロード、そしてハートレーの伝説のウーファー224HS!フロントロードの下は、なんとドロンコーン!中域ホーンは軽く叩きましたが物凄くデッドニングしてあり期待出来ます。

初めてという事で王様席に座らせていただきました。
ありがとうございます。
さて、早速試聴です。

・・・・・・・・・胸が熱くなって来ました。
なぜって?それは物凄く纏まりきっているからです。
音像の適切な遠さ、配置、定位。
ユニットの繋がり。
何もかもが完璧でした。
これをこの難解なホーンシステムで達成すること。
デジタルディレイなんて使ってません。
ユニットの前後配置の位相の問題は無論の事。
どれほどの試行錯誤がなされて来たのか
血と汗が流されて来たのか。
目に浮かぶようです。
これは人生を賭した作品です。

絶対にこの低域には現代スピーカーは勝てますまい。
超低音の圧倒的な早さ。軽さ。透明さ。
GIYAだろうがオリジナルノーチラスだろうがフルエピローグだろうが比べれば鈍重なウスノロのまがい物です。これこそハートレーの圧倒的な振動板の軽さでしょう。60cmは超低音を伸ばす為に口径が必要なのです。
ちなみにマジコの最上位機種はオールホーンです。
そういうことなのでしょう。
1億円くらいしますがね。

そして良質なホーンの情報量。ソースの善し悪しを残酷なほど表わしてしまいます。またオーケストラはもちろんの事オンマイクのムターのヴァイオリンも実に良かった。

システムの詳細をオーナーに聴かせて頂きました。
驚いたのが4wayなのにチャンネルデバイダーで分けているのが2つだけなこと。高域と中域はCRにて。低域の38とハートレーはなんとパラレルでそのまま繋いでます!

低域から話すと「フロントロード自体は70hzで下がカットオフされてます。それにパラレルでハートレーを繋いだのですが、TADは8Ω、ハートレーは5Ω。それでハートレーの方が大きく流れるので音量が程よくなった。」凄い!なんという超絶テクニック!

「しかも測定上40hz以下が盛り上がるようになっている。フレッチャーマンソン曲線を考えると・・・」全く私を同じ事をおっしゃっている笑

そしてグルマンはこう訪ねた
「下賎で下世話な話ですが、CRはどんなのをお使いで?」
箱をおもむろに出すオーナー。
あけると宝の山!

貴重なサイデリアルのコンデンサーの山と、「VM」と表記された良く分からない緑色の大きな抵抗(どうも相当な高級品との事です。もちろん既に入手不可)。daleのメタルクラッドも有りますな。あと大きなwimaの赤いフィルムコンデンサ。

「CRは一つ一つ音が違う。左右ともに同じ音にする為に耳で選別している。これらはストックではなく、使わない物です。」こんな超高級CRにそんな選別を!やっぱり相当やり尽くしてらっしゃる。

「さらに私はモノラルパワーアンプが信用出来ない。2台とも同じ音でない事が多い。しかしステレオアンプは揃っている事が多い。なので壁の中のパワーアンプはステレオなのです。」ああ、片チャンネルで確かに2chで事足りる接続ですものね。しかし、なんというこだわり様。なんという耳。もはや妥協の欠片も無い。

こんな情報を与えられても、誰も絶対にマネできますまい。

やはり私も最期は大型ホーンシステムなのか?
でも全精力をかけても20年はかかるな。

いやあ、とんでもない勉強になりました。
また是非共伺いたい、至高のホールでした。


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レス一覧

  1. はじめまして!

    ホーン最高ですね!人生の多くのリソースを費やして調整した大規模システムはひとつの表現というか作品として是非是非聴いてみたいです!!

    byecho at2014-10-19 09:29

  2. グルマンさん、こんにちは
    私も隣で話しを聞いていたのですが意味はほとんどわりませんでした。グルマンさんの日記を読むとシャコンヌさんがおしゃっていた通りのことでグルマンさんはよく理解されていますね。

    私は昨日は圧倒されて2階に行くのを忘れていました。

    2階で聞く音楽はまた全然違った味わいがあって素晴らしいですよ~

    by小林二郎 at2014-10-19 09:35

  3. グルマンさん

    コミュ会話と実際に会って同じ性格なんですね、笑

    いやぁ~、、、でも若いのに「30代中盤に見えました」製品から部品に至るまで知識豊富なのに参りました!(^^;;

    しかし、、、ホーンの音は、本当素晴らしいです!!
    それにホールとしての調音も良く出来ておりますし、、、私もスピーカーだけは、お借りしてプレーヤー、アンプを持ち込みさせてもらって、ここで再生させてもらったのですが、我が家で鳴らすよりも別世界な味わい出しましたから!!(><)/

    シャコンヌでは、学べる事まだまだ多いです(><)/

    byO at2014-10-19 14:05

  4. echo様

    レスありがとうございます!
    人生そのものを感じて胸が熱くなりました。
    部屋、壁そのものを作らないと絶対出来ません。
    機会があらば、是非!

    byグルマン at2014-10-19 18:53

  5. 小林二郎様

    ホーンは有る意味本当の「原理」「教典」では有りますので、やはりどうしても気になる存在なのです。「原理主義」として避けて通れない道だったりします。でも「原理主義」なんでショートカットホーンは駄目なのです。ああ、宝くじ当たったらmagicoのフルシステムとそれを入れる部屋が欲しい。

    サリエリのレクイエム、が非常に勉強になりました。ありがとうございました。
    モーツァルトに比べれば「明るい葬式」で、その差が興味深い物でした。

    確かに二階に行き忘れました!
    あそこで聴くのも優雅でよさそうですね!

    byグルマン at2014-10-19 19:26

  6. ストラ様

    得難い経験をさせて頂きまして、本当にありがとうございました。

    ええ、椅子も床も木材。吸音する物がほとんどありませんでしたからあの驚異的な残響時間になったのでしょう。でも素晴らしい、荘厳で芳醇な音曲でした。

    「スピーカーユニット」「ホーン」「CR」あたりは「原理」「教典(コーラン)」に関連するのでほんの少し笑
    真空管アンプなど自作もしておりましたので、部品はやはり凝り性ですから買い集めてしまいます。

    こちらこそまたよろしくお願いします!

    byグルマン at2014-10-19 19:38

  7. O様

    特にキャラクターを変えたり作ったりするほど器用ではないのです笑

    ああ、そういう事なんですか
    しかしO様も相当の情熱ですね!

    まだまだ質問していない事だらけです
    また伺う事必至です

    byグルマン at2014-10-19 19:44

  8. グルマンさん、こんばんは。

    昨日はお疲れ様でした。せっかくお会いできたのに、ほとんどお話しできずに残念でした。
    私も歪が苦手なので、それに関する連載日記には共感しております。相当な試行錯誤をされている方ならではだと…。

    パイプオルガンの生演奏のみならず、あのシャコンヌホールのサウンドを体験されたとは贅沢な一日でしたね。おっしゃる通り、あれだけのシステムを見事にまとめ上げられていることに驚かざるを得ません。
    そこで聴かせていただいたオーケストラ…実物大で出現した記憶は忘れられません。多くの方に体験していただきたいですね。

    byKYLYN(キリン) at2014-10-19 20:54

  9. KYLYN様

    実は貴殿の記事は以前からかなり拝読しておりました。
    「ああ、歪がお嫌いなのだろうな・・・」と。
    レスを頂き光栄です。
    そして全然しゃべれませんでした笑
    都内ですからまたお会いしましょう!

    ええ、あのティンパニの透明な早さ。音が有るべき前後位置にある位相の正確さ。私だったら絶対デジタル機器で逃げてます
    是非オーディオファイルのみならず、多くのクラシックファンの方々に聴いて頂いて「オーディオって面白い!」と感じて頂きたいです。

    byグルマン at2014-10-19 22:08

  10. グルマンさん、こんばんは。

    昨日は、お疲れ様でした。

    私も昨日お会いしながら、殆ど会話が出来ず残念でした。
    シャコンヌさんは、以前、お伺いし、結構、長居をして堪能させて頂きましたが、昨日は、ちょっと時間が無く、寄れず残念でした。

    しかし、グルマンさんは、部品にも造詣が深いのですね。。びっくりです。私もビタミンQ程度は、知っていますが。。。

    byいたちょう at2014-10-19 22:27

  11. グルマンさん、こんばんは
    あまり詳しくはないのですがモーツアルトは荘厳でしたが例えばフォーレのレクイエムの最終楽章は死者が天国に行った時に奏でられる音楽で美しく明るいテイストでした。サリエリのレクイエムは荘厳さはないですがある程度明るいテイストだったのでこれもありだと感じました。最終局のリベラメはフォーレのリベラメと違って重々しくもなく全体としてバランス良かったですね。シャコンヌはこの後何度も行くことになると思いますが次回は2階(私の特別席があります(^_^;))で聴くと別の次元のすばらしさがあります。

    by小林二郎 at2014-10-19 22:53

  12. いたちょう様

    そちらこそお疲れ様でした。
    近郊なのですから、またお会いしましょう!

    「どれだ!どのコンデンサが一番歪まないのだ!お前か?」
    「高いだけでめっちゃ歪むじゃないか、DA・MA・SA・RE・TA!」
    「なんだこの貧相なフィルムコン・・・SUGEEEEEE!」
    ・・・などの死闘があったりしました笑

    byグルマン at2014-10-19 23:04

  13. 小林二郎様
    YOUTUBEでフォーレのレクイエム聴きながら書いてます笑
    確かに「天国で奏でられる粛々とした言祝ぎ」を感じる明るさですね。改めてしっかり聴いたのは初めてでした。なるほど・・・
    サリエリに至ってはさらに少し明るいような・・・。そして両者とも「宗教画」に通じる「一定の枠、ルール、様式美」を私は感じました。
    こう、モーツァルト(の冒頭)は全然違って、もっと分かり易く劇場型の「心を奪う」品ですね。「偉大な死」を壮大で荘厳な悲劇でもり立てるところから始まる。当時の方々はどう思ったのか、相当気になります。

    byグルマン at2014-10-19 23:24

  14. グルマンさん おはようございます

    精力的に活動されておられますね。濃潤なチャペルでのオルガン体験のあとには、あのシャコンヌ・ホールにも行かれましたか。日本では、コンサートホール作りつけのパイプオルガンは多いのですが、本来の教会やチャペルに作りつけられた大型のパイプオルガンを聴く機会は滅多にないですからね。教会の建物次第ですが、残響の長さが圧倒的に違います。


    シャコンヌ・ホールは、まさに「青の洞門」的な感動を覚えますね。オーナーのシャコンヌパンダさんの年月をかけて岩壁をうがつような執念の成果にただただ畏怖を感じるばかりです。それでいてそのご本人はとても温和でいたって謙虚なかたです。

    まずホール音響は、ステージ上のピアノの生音にあわせてチューニングを重ねていったそうです。そのホールにあわせてスピーカーシステムのチューニングを詰めていく。それもパッシブネットワークで最小限の素子で極めて素朴な回路だけであとはセッティングのみ。ほんとうに自然な音です。すなわち、オーディオは、《生演奏→ホール→オーディオ》という連鎖の最下位にあるわけです。オーディオは、あくまでも音楽の従者、しもべなのです。

    オーディオマニアというのは、得てして気まぐれで(あるいはオーディオ雑誌やショップの宣伝に乗せられて)高価な機器を買い求め、それがうまく鳴ってくれとばかりに、アクセサリーの山を築き音響板を置きまくって部屋の自然なたたずまいを壊し、そして、肝心の演奏は音楽としてはほとんど聴かないのです。まるで、真逆なんですね。

    シャコンヌさんに学ぶことはほんとうに多いですね。

    byベルウッド at2014-10-20 09:41

  15. ベルウッド様

    やはりパイプオルガンは残響が長いと圧倒的に心に染み入ります。パイプオルガンは「教会の為の物」ということなのでしょう。

    ええ、そのかけられた時間が、労力がいかほどの物かをひしひしと感じ「人間という生き物、一個人の凄さ」を感じます。サグラダファミリアに近い物にすら感じる。

    なるほど、ステージのピアノの音をまず良くする為にホールを・・・ホール自体も微に入り細を穿ち心を砕いておられるのがわかります。その上であのスピーカーシステム。
    あのホールが氏の人生ですね。そしてその人柄の美しさ、敬虔さがにじみ出るホールでした。

    >オーディオマニアというのは、得てして気まぐれで(あるいはオーディオ雑誌やショップの宣伝に乗せられて)高価な機器を買い求め、それがうまく鳴ってくれとばかりに、アクセサリーの山を築き音響板を置きまくって部屋の自然なたたずまいを壊し、そして、肝心の演奏は音楽としてはほとんど聴かないのです。まるで、真逆なんですね。

    耳に痛過ぎて吐きそう笑

    シャコンヌホール、巨大な経験となりました。
    そして久しぶりにオーディオの「原理」に触れることが出来ました。
    本当に良かったです。
    誘ってくださったストラ様に感謝。

    byグルマン at2014-10-20 20:22

  16. グルマンさん

    実は、、、、このホール
    シャコンヌさんが普段、箱入り娘状態で「滅多に」聴かせてくれないスピーカーあるのですよ!!
    何度か足を運んでると、、、聴かせてくれるかも知れません?笑

    ちなみに私は箱入り娘を鑑賞させてもらいました、、、こちらの物も味わいあって好きですよ(*^^*)

    どこのメーカー、何のスピーカーなのかは?
    グルマンさん鑑賞なさるまで秘密です、笑

    byO at2014-10-20 20:22

  17. なるほど!

    群馬に逝く度に足を運んでみましょうかね。
    しかしあのオーナーをしての箱入り、しかもメーカー製・・・アキシオム80とかじゃないだろうし、、、エレクトロボイスパトリシアン800とかじゃないだろうし・・・まさかのオイロダイン・・・でもないか。全然想像着かない。原器としての貴重なフルレンジな予想です。
    あのホールに放置されていたカンターベリーではないということなんでしょうね笑

    byグルマン at2014-10-20 20:47