日記
high fidelity cables reveal Digital
2019年07月27日
High Fidelity cablesの デジタルケーブル、 その中でも 本国のラインナップとしては最も安価です
現時点で使用しているのは信号 LINE は全て nordost valhalla ですので 必然的に それとの対決になります 値段的には何倍もの違います
ですが問題はそれ以上にデジタルケーブルにおいてnordostは圧倒的に優秀であることです 。スピーカーケーブルやインターコネクトも優秀ではあると思いますがデジタルという正解か不正解かがはっきりしている分野においては物理特性に優れた nordost は音の正しさとしてぐうの音を言わさぬ凄みを持っています
今回もまた 複数人で聞き比べました
音の特徴としてはあることと、 音が広いこと
奥にも手前にも横にもとても広いです。そして濃厚です。
一緒に聞いた人は High Fidelity cables の方が良いと 即答してしまいました 笑
それは良さがわかりやすい方向だからです
私はあまり即断しないようにしておりますが、それでも優秀なことはすぐに理解しました
nordost が広さという意味で負けるとは夢にも思いませんでした
まあもっとも nordost の強みというのは実は音の広がりではありません もっと 広いケーブルというものは存在します nordost の音が正しいと 言える最大の本拠は 定位の位置の正しさと凝縮 にあります
それは位相がきっちりとしているという証であり逆に 多くの音をシャワー状に噴霧するようなケーブルは基本的に位相が正しくなくやや 逆相成分が混じっていると思っております ステルスインドラなどがそういった方向でしょうか?
とはいえ音作りとしてはそういった音はどちらかと言うと大好物ですが。
そんな中で High Fidelity cables なのですが 音空間自体がとても広い上で 逆相的な感覚はなく 音像は きちっと 凝縮しており非常に優秀だと思います。見かけによらずとても正しい領域に居ます笑
その上で超低域が量が多い、というかどうも周波数特性がだいぶ違うようです 。 ケーブルによって周波数特性が違って聞こえるのは当たり前のことですがそういった違いとは隔絶した物凄い違いを感じます 。
結果的に不動のものであったルームチューニングを結構根本的に見直すことになってしまいました
またその正しさが 唯一 残っていた私の ルームチューニングの 課題を あらわにしてしまいました ほんのわずかな80ヘルツ辺りの凹みなのですがそれが気になる。 しかもそれから来る問題を先日来客に指摘されました笑
現在音快速KP-5(なぜかホームページに載ってない)という超兵器にて改善を図っていますが、それは次の日記に。これはヤバイです。
それの修正に手間取ってこのケーブルのインプレッションを書くことが遅れておりました いや実に恐ろしい ケーブルであり確かに革命的です いっそ全てのケーブルを High Fidelity cables で統一しないと見えてこないものがあるのかもしれません
逆に nordost valhalla の優位な点はスピードとやはり最後には"正しさ"にあります そこは一歩リードしております。 しかしながら 一緒に聞いた人間はそれを認識せず私のみ認識していることから人を選ぶ優位点かもしれません
とにかく全てがヴァルハラで統一されているところに落下傘で投入されそれでいて悪くない勝負をしている
これは結構とんでもないことです
ケーブルの地図が変わった新時代を感じます。
レス一覧
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グルマンさん
High Fidelity cablesに相当お熱なようで・・
以前試聴させていただいたときは、かなりキッチリ、カッチリな音の出方になったなと思いましたが、その傾向が強まるのではなく、
valhallaより空間表現が広くなったと言うのは凄いですね。
>いっそ全てのケーブルを High Fidelity cables で統一しないと見えてこないものがあるのかもしれません
これ分かります。
私も電源ケーブルをAETに統一したとき最後の1本でガラッと変わりましたから。
これが意図としていた音か・・と納得してしまいました。
これからが大変ですね・・
byにゃんす at2019-07-28 03:28
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High Fidelityを謳い、位相特性にこだわったメーカーとして、Thielがある。
SPネットワークは1次(6dB/oct)のスロープながら、コイル・キャパシタ等の受動素子を満載とした構成で、注目を浴びた。
しかし創業者急死とともに、メーカーとして衰退し、会社名義だけの譲渡を繰り返されたが、最近廃業した。
磁気伝導のHigh Fidelity Cablesも、パッシブデバイスの応用であるが、アイディアはシンプルで実装も簡素。
磁気シールド効果による伝送信号の凝縮によって、コヒーレント(COHERENT)=情報の論理的整合性があるという。
これに対して、位相管理を加工を加えて、リッチ感のある空間表現をセールスポイントにする、一部メーカーもある。
周波数や位相・波面がきれいに揃った波をプレイバックすることが、オーディオだと考える原理主義者にとって、位相弄りはゲスの極み乙女。
bykj at2019-07-28 09:33
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グルマンさん
いよいよ次章ですか^_^
CENYAさん訪問でも感じましたが、やはり統一してこそ見える世界がありますよね。MITも最後の一本で激変伝説が昔からあります。
製品を選ぶ明確な基準が無いと、接点でイコライジングが変わりかつそれに伴った部屋のパラメーターも変わってしまいますので、どのタイミングで評価、判断すべきか難しいですよね。
>ケーブルの地図が変わった新時代
恐ろしや・・
byにら at2019-07-28 10:04
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にゃんすさん
その ご指摘のくっきりはっきりこそが80ヘルツのへこみでありこのケーブルとは関係ありませんが 近いうちに記事として 載せる予定の音快速で そこら辺を大方始末した つもりでございます 気になってはいたところですが やはり 鋭い指摘でありました
High Fidelity cables 自体はかなりマイルド(自然体)な方向なのではないかと 思ってきました
明日バランスケーブルが届きますそしてすでにデジタルケーブルは 今回の記事の上位である CT 2を デュアル 伝送 のために 2本 すでに導入しており また別に記事とする予定です デジタルケーブルにおいての High Fidelity cables の 特殊な使い方における 意外な弱点がここで明らかとなります
byグルマン at2019-07-28 10:38
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kjさん
位相回転は 人間は感知できない と豪語する禿頭の大御所オーディオ評論家がおりますがスピーカー視聴(GIYA)の際にスピーカーは壁に近づけないと音が前に出てこない 音が前に出てくるのが音場である! とおっしゃり 同席していた二人のテスターは 私だったら そんなセッティングはしません と ドン引きしていました
実際のところ 位相回転ゴリゴリのイコライザーとあの ホーンシステムですからそりゃ位相など気にならない笑
対してアメリカの ハイエンドオーディオ界の最大の大御所 というよりハイエンドオーディオという言葉を作ったお方 、 High Fidelity cables の名付け親でもあるお方 のシステムは 15メートル 奥より音が聞こえると言う 非常に位相特性に優れたセッティングをなさっているようです
評論家をトレードしたい
byグルマン at2019-07-28 11:04
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ニラさん
おっしゃる通りでケーブルというのは 割れ鍋に綴じ蓋 となりうるものであり 部屋のチューニングやシステムなどにより例えば腰高なシステムの場合 重心の低いケーブルが評価を得るでしょうし 逆もまた然りです ですので 安易なケーブルの良し悪しの断定は普遍的ではないものであることが多いです
まあストレートに言えば それはあんたの家だけの話でしょみたいな 笑
ですので 広がりや奥行き 歪みの少なさ スピード、ダイナミックレンジや F レンジ の広さ など オーディオ性能が優れているにもかかわらず 何か ボーカルがちょっと堅いな など 気に食わない点が出てきた場合 それが 何か他の問題があらわになってきただけ みたいなことが起こりうります まあそれはうちの話ですが笑
しかし音快速といい新世代のアイテムは 驚異の新素材などを使用していることが多く科学の進歩を感じさせます
byグルマン at2019-07-28 11:28