ゲオルグ
ゲオルグ
Musical Fidelity A1とHarbethのスピーカーのマッチングに魅せられて、オーディオに深入りすることになりました。日記の頻繁な更新には自信がありませんが、少しずつ製品コメントもアップ…

マイルーム

3つの部屋に各セットをこしらえてます。
3つの部屋に各セットをこしらえてます。
3つの部屋に以下のセットをこしらえてます。  〔自室:和室8畳〕  ★セット1 HARBETH HL-K6(スピーカー) LUXMAN C-600f(プリアンプ) MUSICAL FID…
所有製品

カレンダー

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

お気に入り製品

日記

Eva Cassidyの季節:『Nightbird』によせて

このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年03月06日

今日は薄曇の空模様でした。
でも空気は確実に季節の移ろいを感じさせるあたたたかさがあって
草木の芽吹きのさまなどを目にすると
新たな生命のエネルギーを感じて
「春ももうすぐなのだな」と思わされる今日この頃
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

Eva Cassidyの『Nightbird』を最近よく聞いています。
このアルバムは、生前にリリースした唯一のライブ盤
『Live At Blues Alley』(1996年)のレコーディングから
20年目を迎えることを記念して発売された
『Live At Blues Alley』の完全版です。
いまさら彼女についてあれこれ特筆すべきことはないようにも
思うのですが、それでも自分なりの気づきもあったので
ノートしておこうと思います。



このアルバムは全32曲の2枚組で
全部聞きとおすと、けっこうなボリュームなのですが
でもいったん聞き出すと聞きとおしてしまうのです。。。
私は『Live At Blues Alley』を聞いたことがなく
『Songbird』というコンピレーションアルバムで
部分的に数曲を聞いていたのみでした。
あらためてじっくり聞いてみると
まず、とっても音がいいことに感心させられます。

Evaの従姉妹が運営するサイトの
「Live at Blues Alley – The Backstory」
ttp://evacassidy.org/live-at-blues-alley/
を見ると、彼女の恋人でプロデューサー(志望)であった
Chris Biondoがたまたま残していたテープをもとにしていたというより
本格的に録音し、CDとして出そうとしていたものであることがうかがわれます。
ただ2日間4ステージ分の音源のうち、最初の1日分の録音は
照明とのコンフリクトがあって、おそらくジーというようなノイズが
のっていたのでしょう、使い物にならず
結果として2日目の2ステージ分から
今度の「Nightbird」の音源もセレクトされたもののようです。

加えてEvaは初日から風邪をこじらせていて
体調は最悪で、声はかすれており
youtubeで映像も見られる当日の彼女の様子は
たしかにどことなく精気が感じられないようにも見えます。

「Eva Cassidy - Tall Trees in Georgia - YouTube」
ttps://www.youtube.com/watch?v=lbQst5HZj6E

衣装も1日目は1940年代のヴィンテージの衣装でドレスアップ
していたそうですが、この映像の衣装はそれなんでしょうか?
なんとなく保温だけに気を配った衣装のように思うのですが。。。
そんなコンディションで、
これだけのパフォーマンスを残すことのできた彼女の力量たるや
おそるべし。。。

またこの音源に関して、Evaご本人は、
そういうコンディション上の問題だけでなく
録音状態の面からも当初は不満があったようで
ラフミックスの状態では
「彼女の声が大きすぎて、ドライだった」ゆえ
「ショックを受け、全部スクラップにしたがっていた」そうで
そういう不満をうけて
彼女のヴォーカルにはかなりリバーブがかけられたようです。

以上、ご紹介してきたBackstoryのサイトに目を通していると
他にも、このライブがあった当時のEvaの心象風景が
それとなく伝わってくる気がして、興味深かったです。。。
皮肉なことですが、もし彼女が早逝することがなかったら
このライブアルバムは日の目をみなかったかもしれませんね。
ということはEva Cassidyという稀有な歌声をもつ歌手の存在も
これほどの人口に膾炙することにはならなかったように思いました。

さて、これからはいつもの私の妄想じみた印象のノートです。
このアルバムを聞いていると
彼女の声の密度のようなものに
心を動かされている自分に気づきます。
なにかが濃縮されているかのような感じ。。。
そのひとつに「時間」があるんじゃないかと思ったのです。
へんなたとえで申し訳ないのですが
草木が芽生え、グォーッと伸びていく様子を
早回しで見ているときの力強い映像がありますよね。
彼女の歌声って、そんな感じがするのです。
ふつうの人の何倍かの速度が
そこには凝縮されて詰まっているのです。

そうやって考えると
彼女は、なんとなくこの早春という季節が
そしてとりわけ今日のような曇天の空が
似合うような人なのかな~などと
思ってしまった私なのでした。。。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. こんばんは。

    一番好きな女性ボーカルの曲は? と尋ねられたらFields of GoldかWhat a Wonderful Worldか、、、悩んで悩んで、きっと答えが出ません。

    詩的な表現はできませんが、これらの曲を聴きながら人生って何なんだろう、といつもぼ~っと考えてしまうのです。

    byゴンザエモン at2016-03-06 19:25

  2. ゴンザエモンさん
    レスありがとうございます。

    はじめまして。
    そうですね。私も思い出されることがいくつかありました。
    ハーベスを購入するときに彼女のアルバムを持っていって試聴しました。。。Fields of Goldはそのときの記憶が強烈で、購入を決断する決め手になったといっても過言ではありません。

    それと他人からの評価ってなんだろう?と彼女のことを考えるといつも考えちゃいますね。ぼんやりとですが。。。

    byゲオルグ at2016-03-06 19:49

  3. ゲオルグさん、初めまして。

    Live At Blues Alleyはボーカルものでダントツに聴いています。何度聴いてもその度に彼女の歌声の素晴らしさに感動してしまいます。

    >ふつうの人の何倍かの速度が
    そこには凝縮されて詰まっているのです

    とのご感想にはなるほどと思わされました。
    凝縮されているから多くの人の心をうつのでしょうか。

    ちなみに私もFields of Gold がやはり一番胸に迫ってきます。
    こういう音源を聴きたいから音楽を聴き、オーディオをやっているのでしょう。

    bykanata at2016-03-07 00:56

  4. kanataさん
    初めまして
    レスありがとうございます。

    >Fields of Gold がやはり一番胸に迫ってきます。

    なぜなんでしょう?と思いまして
    Fields of Goldの歌詞を見ようと検索してましたら
    石五郎さんの
    「Fields Of Goldに込められたEva Cassidyの想い」
    ttp://lifestyle.at.webry.info/200907/article_21.html
    という記事に出会いました。

    “See the children run as the sun goes down
    as you lie in fields of gold”と改変された歌詞のこと
    私は全然知りませんでした。
    Stingの原曲とはまったく異なるといってもいいぐらいの
    Evaの意図を考えると、言葉にならないものがあります。。。

    Chris Biondoの回想
    ttp://evacassidy.org/fields-of-gold/
    によると
    Evaは、彼の前でこの曲を初めて弾き語りで披露したあと
    涙ぐむ彼の腕に手を伸ばし、ただ笑っていただけだった
    とあります。

    ご存知だったかもしれませんが、私の気づきとして記させておいてください。

    byゲオルグ at2016-03-07 19:17

  5. ゲオルグさん
    今晩は!

    いやいやいやあ〜
    エヴァ・キャシディーではないですか!!!
    彼女のボーカルは大好きで、結構持っていますが、このようなアルバムもあるのですね〜

    エヴァの歌声をハーベス嬢で聴くと...魂抜けます(笑)

    音楽を聴く時に、背景を知る事は、思い入れと気付きに繋がって飽きる事が有りませんね。
    何年経っても、先輩方や仲間達から「実はね...」なんて蘊蓄を拝聴すると、また違って聴こえて来るのも音楽の楽しみ方でしょう。

    先般ハーベス部屋で大先輩をお迎えして、「アナログはね...調整命です」ネタで大いに勉強させていただく機会があって、とても有りがたかったのです。
    知らない事を教えてもらえるのは、本当に嬉しい(^^)

    楽しい音楽に、楽しいコミュの仲間達!
    日記や交流で、オーディオ道楽を豊かにさせてくれるのは幸せですね!

    また、ディープな音源紹介を楽しみに待っています!

    では、では

    byバズケロ at2016-03-07 20:31

  6. バズケロさん
    こんばんは
    レスありがとうございます。

    >エヴァの歌声をハーベス嬢で聴くと...魂抜けます(笑)

    何なんでしょうか?オーディオの悪魔に魂を売り渡してしまいたくなるような(笑)
    意外と追加収録された曲は、アップテンポの曲が良くて、彼女のスモーキーなヴォーカルをハーベスはうまく表現してくれている気がします。

    >「アナログはね...調整命です」

    そうですか。。。これはアンプなんかも含めておっしゃってるんでしょうか?
    私はいつぞやご紹介したレコードプレーヤーが故障してしまいまして、どうしようか思案中です。
    やっぱり「調整のしがいのあるプレーヤー」を購入したほうが愉しいのでしょうね。。。

    byゲオルグ at2016-03-07 20:58

  7. ゲオルグさん、

    はじめまして。遅レスで失礼します。
    Live at Blues Alley は私も大好きなアルバムです。Eva Cassidyのことはそれなりに知っていると思い込んでいましたが、浅かったですね。

    今日、あらためて聴いてみました。彼女がイギリスで最初にブレイクしたのは偶然では無く、ハーベスのプレイバックが心に沁みるのも理解出来る気がしました。

    バズケロさん同様、また深〜い日記を期待しています。

    byのびー at2016-03-09 05:41

  8. のびーさん
    レスありがとうございます。

    はじめまして。

    >彼女がイギリスで最初にブレイク

    BBCでかかって大反響、ということでしたものね。
    それにおっしゃるように、なんだかハーベスがいいんですよねぇ、彼女の歌の場合。。。ウォームに鳴るっていうよりホットに鳴るというか、彼女のガッツみたいなものがビンビンと伝わってくるのです。

    今拝見したら、のびーさんと同じ機器をひとつだけ使ってました。。。CHORD QuteHDです。
    私は今はCDPのDACとして使ってますが、エントリー機のCDPでもかなり満足できる音質にしてくれるので助かってます。

    byゲオルグ at2016-03-09 21:23

  9. ゲオルグさん

    ありがとうございました。

    この記事に触発されて『Live At Blues Alley』をポチりました。昨日到着したのでさっそく聴いてみました。皆さんの仰る通りです。よいものをご紹介いただきました。

    byベルウッド at2016-03-12 10:02

  10. ベルウッドさん
    レスありがとうございます。

    お耳に届いたようでなによりです。
    いつも日記は拝読しております。私の素っ頓狂なクラシック紹介に叱咤を与えてくださった件は、よーく肝に銘じております。思い込みはこわいもので、そのように聞いてしまうとその印象から逃れられなくなってしまいます。そのためにもよくよく勉強して、もうすこしニュートラルな聞き方を心がけねば。。。と思った次第です。
    そういえば、新生エベーヌ四重奏団の新作はシューベルトです。まもなくリリースですが、以前のこの演奏のできからすると、私は今作は期待できるのでは。。。と感じております。
    「Quatuor Ebène: Schubert – Death and the Maiden, Quartet No. 14 D. 810 (Verbier Festival 2008) 」
    ttps://www.youtube.com/watch?v=h19EjihbvQk

    byゲオルグ at2016-03-12 19:28

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする