Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch
単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨…
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日記

Ken Yoshida録音を聴く【17】

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2021年03月13日

今年に入ってからノイズカット・トランスの導入に続いてNode2i + AmazonmusicHD の導入と大きな変化が起きた我が家。これで完全に世界が変わってしまいました。サブスク+ストリーミングでこれだけの音質が聴けるというのはまったく夢のような話で、どこか悪い事をしているような背徳感すら感じてしまいます。

AmazonmusicHDを手持ちのCDの音と比べて分かってきたのは、古い録音や長年にわたり何回もリマスタリングが行われた録音の音は玉石混淆で、結局CDで気に入ったバージョンを聞いた方が良い場合が多いこと。AmazonHDで配信されているものは必ずしも最新マスターとは限らないし、古いのはどうもFレンジやDレンジをノーマライズしているように聞こえることが多いです。Mercury Living Presenceなどは24/192のハイレゾ配信でもウィルマ・コザートがリマスタリングしたCDに完敗だし、RCAのLiving StereoやDGの60年代録音も似たような感じでちょっとガッカリ。

一方で、中堅〜マイナーレーベルの新譜ではパッケージ版を買う必要性を感じないくらい音が良いケースが頻発します。ほぼ、ハイレゾマスターそのままではないかと思われます。驚いたのは、新譜を発売直後から全トラック配信しているレーベルが結構多いこと。Ken Yoshida関連の盤を探していたとき、Alpha, Aparte, Enceradeなどのouthere系やHarmonia Mundi France、Miraleといったフランス系やBISが新譜全トラック配信をハイレゾでやるという超大盤振る舞いををしていることを発見。Kenさんの録音の大部分がハイレゾマスターでただ同然で聞けてしまうことを知ってしまいました。いままでの蒐集の努力はいったい・・・(汗)。しかも、いままで入手不能だったレア盤まで全部配信されている。なんということだろう。で、今回は「AmazonmusicHDではじめて聴けたKen Yoshidaレア盤」をまとめて紹介します。




ヴィンチ 歌劇「ウティカのカトーネ」全曲

フアン・サンチョ(C-T:カトーネ)
フランコ・ファジョーリ(C-T:チェーザレ)
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(C-T:マルツィア)
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(C-T:アルバーチェ)
ヴィンス・イ(C-T:エミリア)
マルティン・ミッタールッツナー(T:フルヴィオ)

リッカルド・ミナーシ(cond.)
イル・ポモ・ドーロ

2014年2−3月 Villa San Fermo Lonigo(イタリア)
P: Florent Ollivier
E: Ignace Hauville, Ken Yoshida
Decca 478-8194
(検索キー:catone in utica)

Ken Yoshidaの作品リストの中でも最初期のひとつで、注文したときにはすでに品切れ。聴くこと叶わなかった一枚。24/96、フルトラック配信。
「ウティカのカトーネ」は作家メタスタージオによる音楽劇で、ジュリアス・シーザーと主人公カトーネの物語。18世紀前半の作。同台本にヴィヴァルディが曲を付けた物が有名らしいが、レオナルド・ヴィンチはそれ以前にウティカのカトーネを最初に完成している。本録音はその世界初録音。登場人物6人のうち5人がカウンター・テナー、残りの一人もテノールという大胆な配役(ヴィヴァルディ版は逆に5人が女性、一人が男性)。英語訳の台本を取り寄せる根性がないので、聞き流しているのだけれど、サブスクはこういうずぼらな聴き方でも損をした気にならないのがとても良い。バロック期のイタリアの空気感が非常に気持ち良い。録音は、デッカからLittle Tribecaへの委託制作のようで、エンジニアにはイグナーツ・ハウヴィルが記載されており、Ken Yoshidaは録音からプレ・ミックスまでを担当した模様。音は24/96マスターをそのまま配信しているようで、非常に良い。5名のC-Tの鮮烈なイタリア語が目の前を飛び交う独特の感覚、ナチュラルなオケの響きが気持ち良い。Fレンジはほどほど、前半は大人しく聞こえるが、第二幕から一気にダイナミックになる。

このDiskの「バックロー度」:★★★★



ラヴェル、ドビュッシー管弦楽曲集
ラヴェル:ツィガーヌ、亡き王女のためのパヴァーヌ、クープランの墓
ドビュッシー:小組曲、神聖な舞曲と世俗的な舞曲、サラバンド、ダンス-スティリー風タランテラ

トーマス・ツェートマイアー (Vn, cond.)
パリ室内管弦楽団

録音 : 2013年7月 ル・サン・キャトル (パリ)
E: Ken Yoshida
NAIVE 0822186053454
(検索キー:thomas zehetmair ravel)


Ken氏本人のHPには録音担当と記述があるが、All Musicには登録がない。Naiveのアシスタントエンジニアをしていた駆け出しの頃の録音だろう。16/44.1のフルトラック配信。音は最近のNaive盤よりも堅さが少なく聴きやすい気がする。8年ほど前なので、マイクもいまとは違っているかも知れない。naiveはマイクやレコーダーを詳細に開示するレーベルなのでパッケージ版を手に入れてライナーノートを見てみたい(Amazonで買えそう)。演奏はフランス音楽につきものの「まったり感」がなく、切れが良い。チャキチャキした感じのクープランの墓で、個人的にはやや微妙。サブスクなのでやっちまった感は持たずに気楽に聴けるのがありがたい。まだ、Ken Yoshidaサウンドが顕著になる前の普通に良い録音という感じ。

このDiskの「バックロー度」:★★★



バッハチェンバロ作品集

前奏曲BWV815a
メヌエットとトリオBWV814a
サラバンドBWV818ほか

ジュスタン・テイラー(cemb.)
2018年録音
E: Ken Yoshida
(検索キー:Justin Taylor)

DGの冠を付けて3年前に発売された、CD全222枚の「Bach 333ー新バッハ大全集ー」(¥80,000) の136枚目と137枚目にテイラーの録音が入っていて、新譜の単売は無し。これだけがKen Yoshida録音というレアぶり。他の録音はガーディナー、レオンハルト、ホグウッド、ピノック、アーノンクール、コープマン、鈴木雅明、ルセなど超豪華な布陣で固めていながら(DG外のアーティストがやたらに多い)、セット発売直前に新人テイラーで2枚だけ録るというのは、道路の穴埋め、緊急補修工事といった感がある。制作側が発売直前までリスト漏れに気づかず、あわててLittle Tribeca(ニコラス・バルトロメイ)に泣きついたのではないか。本録音はHDになる前からPCでMP4音源で聴いてはいたが、現在の16/44.1FLACは実に切れが良くダイナミック。ハイレゾの必要性は特に感じない。チェンバロに肉薄したオンマイクの典型的なKen YoshidaサウンドにDG的な若干の硬質感が乗る。オーディオ的に聴き応えのある優秀録音。演奏も溌剌として気持ちが良い。

このDiskの「バックロー度」:★★★★★



ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 、ピアノ協奏曲第2番

ルイ・シュピッツゲーベル=ワン(pf)
ティエリ−・フィッシャー指揮ロンドンフィル

2014年6月、7月
E: Ken Yoshida
Aparte AP098
(検索キー:Louis Schwizgebel)

ルイ・シュピッツゲーベル=ワンは1987年生まれの若手ピアニスト注目株の一人。スイス人だがハーフでイケメンなので、以前の日本公演でも女性陣に大人気だったとか。本盤もKen氏の録音としては、エンジニアとして名前がクレジットされる様になった初期のもので、タワレコ、HMV共に半年待っても一年待っても入荷せずキャンセルした。
この盤は現在もフルトラックではなく3トラックのみ16/44.1の配信と忘れられた盤になってしまっている。だが、フォーマットに関係なく音は非常に良いし、演奏も素晴らしい。シュピッツゲーベル=ワンのピアノはキレが良くケレン味がない。ベートーヴェン、モーツァルトの協奏曲やシューベルトなどでハマりそうなタイプ。ピアノの音に加えて、LPOの実体感のある音が良い。大型の機材でローエンドまで出すと気持ち良い。パッケージ版が実質的に購入不能なのだから全トラック配信をしてもらった方が再評価やプロモーションに繋がる気がする。

このDiskの「バックロー度」:★★★★★



La Charoloise ou Le Cortège d'Europe
ジャン=リュック・オー(organ)

2014年録音?
E: Ken Yoshida
Enchelade ECL1751E
(検索キー:Jean Luc Ho)



日記でたびたび取り上げてきたEnceladeレーベル。パッケージの美しさや録音の良さ、コンセプトの新鮮さなど特徴だらけのレーベルだが入手性が悪いのが玉に瑕。本盤は永らく探していたのだが手に入らずじまい。メーカーによると、現在この盤はパッケージ版として供給されておらず、オンラインのみで聴けるらしい。AmazonHDでは24/96のフルトラック配信。

16世紀のフランスでは、オルガンのために作曲された曲は少なく、多くは歌やモテット、ダンスなどを元にしたトランスクリプションだった。本盤は1530-1531年にPierre Attaingnantという人が出版したオルガンやスピネット用のタブ譜をもとに演奏したもので、元曲はクープラン、パーセル、ブクステフーデなど多数。楽器は1630年代の物を模して2013年に新造したCharollesというオルガン。

演奏は、Ken Yoshida録音でたびたび登場するジャン=リュック・オー。他の奏者に比べると、若手なのに装飾音や分散和音を使って音の幅を広げることも少ないし、テンポを揺らすこともなく修験僧のようにバッハを弾く人で、それが個人的にはツボに嵌まっている。本盤は曲自体がストイックな物ではないので、肩の力が抜けて聴きやすい。

Dレンジ、FレンジはKen Yoshida録音としてはさほど大きくはなく、オルガン録音としては再生はし易い。

このDiskの「バックロー度」:★★★★

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  1. Orisukeさん、こんばんは。

    Node2i + AmazonmusicHDは絶好調のよいですね。自分はただのPC+AmazonmusicHDですが、これでも中々のものです。

    嬉しい事ながら、今回のご紹介の楽曲は全部聴けました。自分がとてもよいと思ったのは、”ヴィンチ 歌劇「ウティカのカトーネ」”です。全曲聴いてしまいました。

    AmazonmusicHDからの選曲とのことでしたので、すぐに検索できると思ったのですが、少しばかり時間がかかりました。一発選曲できるワードを記載しておいていただけるとありがたいです。

    byヒジヤン at2021-03-13 21:21

  2. ヒジヤンさん

    こんばんは
    Node2i、電源やらケーブルやらDACやらを整えてやると、本当にパッケージメディアとおさらばしたくなる様な音まで到達してしまいます。私のMac+Audirvana+DACではその領域まで到達できていなかったので、AmazonHDの充実ぶりとの合わせ技で大変な衝撃を受けております。

    ウティカのカトーネは良いですね。イタリアのバロックオペラ、とにかく心地良いです。検索キーワード、次からつけますね。基本的には奏者か盤名を英文字で入れるとヒットします。クラシックではカタカナはヒット率が半分以下になってしまう様です。

    byOrisuke at2021-03-14 01:25

  3. ヒジヤンさん、みなさま

    Amazon music HDの検索キーを付け加えてみました。
    検索結果からは写真合わせです。

    byOrisuke at2021-03-14 10:49

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