日記
ミューザ川崎
2017年07月29日
先日ミューザ川崎のリハ付きコンサートに行ってきました。
これは本番前のリハーサルも聴けるというなかなかありがたいプログラム。
チョン ミュンフン指揮でベートーヴェンピアノ協奏曲3番と交響曲3番。
リハでは全席自由席なので正面7列目。本番は右舷7列目。

同じ曲が座席位置によってこれほどまで違って聴こえるのかと驚きです。
正面ではヴァイオリンの細やかな音、コンマスがどの様にリードしているかなど手に取るように解りました。
右舷席ではその点はあまりわかりません。また右舷ではコントラバスも大きめのボリュームになります。拙宅の様に…。(^_^;)
さらに管楽器の音も正面ではよく判別出来ます。これは視覚的に奏者が見えている事も有るかもしれませんが。右舷席はやや低くなっており管楽器まではよく見えませんでした。
ミューザ川崎はステージと席が近くていいですね。ステージはかなり小さく、ピアノ協奏曲の際はピアノが指揮者の前に置かれ指揮者は陰に隠れて見えない状態です。
変な話ですが少し嬉しかったのはピアノを正面から聴いた時に少し高域に耳障りな響きがあった事です。拙宅ではそういう音で聴こえることも多いのですがこれまでの生音体験ではあまり耳障りな音を聴いたことがなかったため部屋やシステムの問題かと思っていました。
右舷席では全くうるささは無かったです。
前回日記での音の廻り込みがどうなのかはよくわかりませんでしたが音場空間のサイズが見た目通りなのには複雑な気持ちになりました。幾ら拙宅のセッティングがうまく行ってもあのサイズの音場を感じる事は無理ですね。
とにかく良い勉強になりました。
レス一覧
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Lotus Rootsさん、ミューザのリハーサル付コンサートに行ってこられたのですね。
自分も7年前に、このリハ付コンサートが数多く開催される”サマーフェスタ・ミューザ川崎”に何度か通いました。その時は、コンサートホールの音響を聴きに行くのが主目的でしたので、1階から4階までセンターとサイドの全て場所で聴きまくっていました(笑)
そんなことから、どの場所で聴くとどのように聴こえるか、自分の好みはどんな聴こえ方かなど把握できたと思います。そして、その時の体験から生まれたのが、今のリスニングルーム後方に設置している2×4用のSPF材で作った壁なんですよ。音響的な配慮と隣室への遮音効果の両方を狙って設置しました。
生演奏もいろいろな視点から聴き込みをしてみると、音についての様々なことがわかってきますので、是非続けてみてください。8月9日と11日の公演も、自由に座席を選べるリハ付のコンサートですね。
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/
本当に勉強になりますよね。
byヒジヤン at2017-07-29 20:20
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ヒジヤンさん
ありがとうございます。
今回のリハーサルではセンターでの音があまりにも楽しく席移動せずに聴いてしまいました。
8月11日は予定があり残念ながらいけませんが、来週はまた行く予定です。
これから月一くらいでは行く予定です。
生音はほんとに参考になりますね。
byLotus Roots at2017-07-29 22:36
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Lotus Rootsさん
リハーサルって面白いし、けっこう勉強になりますね。自由席なので、合間、合間に席を移動してホールの響きを確認できたりもするのでその点でもとてもよい体験です。
以前、同じようにミューザ川崎でリハーサルを見学しました。宮本文昭さんと東京シティフィルだったのですが、宮本さんが客席(センター2階席最後列)に座らせたマネージャーと指揮台とで声をかけ合ってしきりに音のバランスを確認していたことが印象に残っています。リハで満足して本番は聴かずに帰ってしまいましたけど(汗)。
byベルウッド at2017-07-30 12:34
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ベルウッドさん
リハーサル、私も大変勉強になりました。
本番と違いなんだか肩の力の抜けた伸び伸びとした演奏だという感じで良かったです。ピアニストの清水和音さんなんて左手を椅子にかけて右手だけで演奏しているパートもありました。
もちろん本番の緊張感漲る演奏も良かったですよ。
また本文にも書きましたが、ベルウッドさんが以前から言っておられた「生の演奏も耳障りな音は多分に含まれている」というのを実感できました。得るところの多い一日でした。
byLotus Roots at2017-07-30 13:15
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Lotus Rootsさん、初めまして!
燻製一年目と申します。
記事のリハーサルが聴けて、好きな席に座れて、おまけに移動もできる
といった内容に思わず興奮してコメントを打ってしまいました!
私も常々ホールの席による音の違いに興味がありましたが
それを調べる(日を跨いで何度もそこに通う)事に重い腰が上がりませんでした。
しかし!日記を読んでこのような企画がある事を知って・・・感動しました!
Lotus Rootsさんの日記を読まなければ永遠に知れなかったと思うと
感謝してもし足りないです!さっそく8/9に席を予約しました^^v
本当に貴重な情報発信をありがとうございましたm(_ _)m
加えて横やりですがヒジヤンさんのコメントが無ければ
開催中のフェスに気づかず8/9もスルーして機会を失っていた気がします
ヒジヤンさんの辿った具体的なお話も聞けて大変勉強になりました。
どうもありがとうございました!
私も皆さんが辿った足跡を感じながら精進していけたらと思います。
後、誠に勝手ながらお気に入り登録させて頂きました。
実は私も廉価帯ですがトールボーイでの音場再生を追求しております。
初心者で恐縮ですが、今後ともよろしくして頂けると嬉しいです><
それでは朝早くに失礼しました
by燻製一年目 at2017-08-01 05:24
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燻製一年目さん
レスありがとうございます。
いつもぽにしぇっとさんとのやりとりなど拝読しております。筆不精なものでコメントも出来ずに申し訳ございません。
こんな私の日記でもお役にたてて光栄です。
8/9のは私も行きたかったのですが、夏休み前でもありとても休めませんでした。
こういう企画は本当に有り難いですね。
本文にも書きましたが、席による違いがこれほどとは想像をはるかに超えていました。
コントラバスの低音は低音フェチの私には右舷が良かったですが全体のバランスとバイオリンの細やかな変化はセンターが断然優れていました。
燻製一年目さんも是非堪能してきて下さい。
これからもよろしくお願いいたします。
byLotus Roots at2017-08-01 22:14
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Lotus Roots様
「月に1回はコンサートに行こう!」と志し、昨年1月より青葉台のフィリアホール通いを始めました。障害の発生により半年で断念しましたが、生音を聴くのはオーディオ再生の面でもに勉強になりました。
とりわけ、ピアノを美しく響かせるのは本当に難しいとわかりました。ピアノ演奏では二回に一回は耐えきれない耳障りな響きを感じました。調律や演奏技術のみならず、ホールの音響もあるようです。
拙宅でのオーディオ再生では、平行法セッティングのご指導を受けて以来、耳障りな響きを感じたときはセッティングなかんづくSPの焦点が合っているかを疑うようになりました。今では、耳障りな響きが出るかをチェックする専用CDもあります(^^
byそねさん at2017-08-01 23:16
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そねさん
ピアノは本当に難しいですね。私も常々感じておりました。ネックの一つが耳障りな響きでしたが今回の経験でこれも現実にある音なのだと実感出来ました。
すこし前に訪問したKYLYN さんの音はピアノがとても魅力的でした。初回の訪問時もピアノが際立っていましたが、CDプレイヤーを更新されてもその点はそのままで、さらに魅惑的になっていました。特に中低域が良いですね。こんな音を出したいと思ったことを覚えています。
そねさんの仰る「耳障りな音をチェックする」CDとはなんでしょうか?興味津々です。(^_^)
byLotus Roots at2017-08-02 00:15
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Lotus Roots様
寺島レコードの「Jazz Bar 2004」よりERIC TERUEL/Liverpool Walkをよく使います。拙宅ではセッティングにもっとも敏感に反応を示すCDです。
また今井美樹さんの「I Love a Piano」より”年下の水夫”、Jeanette Lindströmさんの「Feathers」より”Butterfly”。この2枚はヴォーカルアルバムとしても秀逸だと思います。
byそねさん at2017-08-02 21:44
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そねさん
ありがとうございます。
Feathersは持ってます。これは確かに柔らかめの設定にしていないと結構耳障りな音が出ますね。
これが該当するという事は拙宅にはそういう音源はいくらでもありますねf^_^;
byLotus Roots at2017-08-03 20:11
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