日記
ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2016の感想
2016年06月30日
こんばんは、貧乏人の音楽好きです。
久しぶりにコンサートの感想を書きます。
この後のプログラムヤマカズさんのコンサートの感想もあります。
曲目
グリーグ:叙情小曲集第9集から「山の夕暮れ」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
(アンコール)ビャーネ・ブルスタート:おとぎ話組曲から「 ヴィシュレフリック」
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
指揮:サイモン・ラトル
ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2016年5月1日 レーロース教会(ノルウェー)
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まず、グリーグの叙情小曲集第9集から「山の夕暮れ」。
良い曲ですね。
初めて聴きました。
開幕の添え物(グリーグに失礼か(;^_^A))としてよい。。。
次に、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
ヴィルデ・フラングの演奏は初めて聴きましたがとても好みです。
ムローヴァのブルーレイ・オーディオを持ってるんですが、ベートーヴェンは良いのですが、
×→メンデルスゾーンが硬くて何とかならんかなぁ。。。と思ってました。
バッハとかベートーヴェンとか硬いのがムローヴァは得意そうな感じ。
〇→メンデルスゾーンが固く聴こえたのは、家のオーディオ環境のせいのようです。
引っ越すたびに奇跡的に音質改善されているんですが、現状ではしっかりと腰を据えて丁寧に弾いてる感じがします。一音一音を丁寧に。
フラングはモーツァルトとかメンデルスゾーンみたいな流れるような流麗な曲も対応可能ですね。
実際、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲と協奏交響曲のCDを出してます。
チャイコフスキーも出してます。
ほかにもブリテンとか色々。
モーツァルトなんて、ピリオド楽器とモダン楽器を必要に応じて持ち替えるオーケストラ、
ジョナサン・コーエン指揮のアルカンジェロで、モダン楽器のピリオドアプローチで録音してます。
で、肝心の感想は、ロマン派のコンテンポラリーさも持ちながら、
ロマン派でありながら、響きはピリオドにも通ずるという良いとこ取りのアーティキュレーションでした。
ラトルの指揮によるベルリン・フィルもいつもよりピリオド寄り?
現在のベルリン・フィルの方針?
英雄に続きます。
アンコール、ビャーネ・ブルスタート:おとぎ話組曲から ヴィシュレフリック
初めて聴く曲です。
あんなにピリオドピリオドしてたのに一転して別人かと思うような演奏でした。
良かったです。
メンデルスゾーンはピリオドアプローチ的なことでよく聞こえると個人的に思います。
最後に、ベートーヴェンの「英雄」。
ラトルさん、どうしちゃったの?
パーヴォの影響ですか?
思わず聴きこんでいってしまいます。
モダンなんですが、ピリオドアプローチ的な。。。
お聴きになった方はわかるでしょうが、2,3年前ではこんな演奏はしなかったでしょう。
賛否の分かれることと思います。。。
僕は大歓迎ですがね。。。(;'∀')
以上です。