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日記

ボロディン弦楽四重奏団・レオンスカヤ 演奏会

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2015年07月17日

NHK FM放送(クラシック音楽)の中から、皆さんの参考までに、いくつか取り上げていきたいと思います。第二回は、掲題演奏会のライブ録音放送(放送曲目詳細は、NHKのURLを参照ください)。

演奏日:2015年4月2日
場所:東京文化会館
曲目:シューマン作曲、ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44 ほか
演奏時間:32分17秒
弦楽合奏:ボロディン弦楽四重奏団
ピアノ:エリーザベト・レオンスカヤ
放送日:2015年7月13日

NHKスタッフによるサントリーホール録音の品質については、第一回でお話をしました。高品質録音となったリストのピアノ協奏曲第一番(コチシュ指揮)については、何度か同ホールに通っておられる篤志の方に私の録音ファイルを再生して聴いて頂いたところ、「ナマ以上に生々しい」とのお褒め?の言葉を頂きました。「同ホールの客席ではとてもあのような音は聞き取れない」とのことでした。NHKスタッフの集音・編集によって、あたかも「かぶりつき」で聴いたような音質で放送されたと私は理解しています。

今回は、場所を変えて、上野・東京文化会館です。いつものN響とは異なり、弦楽四重奏・ピアノ五重奏のライブ録音なので、今回のNHKスタッフの出来は、会場のどこの席に該当するかな?と楽しみに聴きました。

「リヒテルに捧ぐ(生誕100年記念コンサート)」と銘打たれた、このコンサートの内容については、次のURLをご参照ください。

http://www.tokyo-harusai.com/program/page_2421.html


FM放送では、まず弦楽四重奏曲第12番 (シューベルト)が流れ、次に、冒頭のシューマンのピアノ五重奏曲が流れます。

弦楽四重奏曲第12番 (シューベルト)について、例によって、Wikiより曲目の解説を拝借。

「シューベルトが1820年に着手した弦楽四重奏のための楽曲。現存する12番目の弦楽四重奏曲に該当する。第1楽章のみ完成され、第2楽章はスケッチのみで放棄されたため未完に終わった」ものの「これは、シューベルト後期の偉大な弦楽四重奏曲の先駆的な作品であり、劇的で気魄に富んだ表現は、シューベルトの以前の四重奏曲にはみられないものである」とのことです。

私が最も愛する「弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956(いつ聴いてもそのたびに第二楽章の美しさに、心が震えます)」を連想させる曲目で、ボロディン弦楽四重奏団の演奏もさすがの名演奏、会場はしーんと聴き沈んでいましたね。演奏の後、暫くの間をおいての拍手も聴衆を納得させた証しだと思います。この演奏には感動しました。録音も立派です。

エリーザベト・レオンスカヤさんがチェリストのハインリヒ・シフさんと組んだシベリウス(メランコリー 作品20)の名演奏があるので、その縁で、今回「ボロディン弦楽四重奏団・プラス・シフさん」で、弦楽五重奏曲演奏があったらなあと、かなわぬ思いに浸りました。先日紹介のスティーヴン・イッサーリスさんはフルニエに近い味わいなので、ボロディン弦楽四重奏団との組み合わせは個人的には勘弁して欲しいところ(笑)。


次に、放送されたのが、シューマンです。妻のクララに捧げられた曲ですね(曲目解説はこのブログがよろしいです)。シューマンはクララのピアノ演奏による初公開を予定していたそうですが、生憎、彼女は病気で演奏できず、代わりにメンデルスゾーンが代役を務めたとナレーションにあります(Wiki記述とは異なります)。そして、演奏後、メンデルスゾーンの意見を取り入れて一部改変したとのことです。

率直にいえば、私の好みはこの曲のあとに作曲された「ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47」に軍配が上がります。特に第三楽章のあの得も言えぬ美しさ。


ただこの演奏では第三楽章と第四楽章の合間に、例によって聴衆の一斉咳払いが始まろうとするところ、これを制するかたちで、すかさず第四楽章の演奏を始めたのは良かったです。自宅でCDなりレコードなりを聞いていて、楽章間に咳払いする人はいないと思いますが、どうしてコンサートになると、このような集団現象につられるのか不思議ですね(笑)。

演奏終了後、拍手が始まるまでちょっと間をあけさせたのも、演奏者の力量でしょう。

N響ライブの過去録音を放送する毎土曜の番組があります。解説の池辺晋一郎さん(作曲家)が、ブロムシュテット指揮のライブ録音放送(曲目はチャイコフスキー作曲の悲愴。1981年11月録音)で「演奏終了後の緊迫した時間の長さ、それは指揮者が作るのです。目の前にいるオーケストラの音、演奏という行為だけでなく、そのリアクションである客席の反応まで作るのが名指揮者だと思います。指揮者がいわば客席を支配するので、これによって演奏のあと、いきなり聴衆に拍手をさせないわけです」と指揮者の力量を語っておられたのを思い出しました。

合奏曲では難しいと思いますが、まさにそれが出来ていましたね。名演奏でした。


ところで録音の音質は? ピアノの音量が弦楽器と非常によくバランスして良好でした(もちろん、シューベルトも)。「かぶりつき」の席で音楽を満喫させて頂きました。


大都市圏でのFM放送受信にはいろいろ制約があるでしょうが、そうでない地域なら比較的問題が少ないでしょうから、音源採取の一つの方法として、FM放送のデジタル録音をお薦めします。放送に使われるものがたとえCD音源であってもNHKのFM放送技術の長足の進歩で著しく高音質で録音できます。昔エアチェックで経験されたFM音質とは全く質が違います。なかんずく国内外のコンサート・ライブ録音放送は遠隔地住まいの多くの人にとって僥倖です。

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