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自由言論封じと丸山眞男先生

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2015年08月08日

自由言論封じと丸山眞男先生


昨日は「道化」に扮した人間の自由言論封じについて紹介しましたが、今回は、このコミュ日記における強圧的な言論封じの例をお目にかけたいと思います。

NEKOMARUさんのこの日記をごらんください。『丸山眞男 人生の対話』についての日記です。2010年8月15日の投稿ということも頭にいれておいてください。問題は同一人による連続レスです。

このレスには、NEKOMARUさんもさぞ驚いたことでしょう。これで名著『丸山眞男 人生の対話』、『丸山眞男 音楽の対話』がともにコミュでの情報浸透が遮られました。どういうことか、お話しましょう。

私はもともとクラシック音楽に詳しくないですがオーディオ遊びをしているうちにジャズからクラシックに興味が移転した一人です。そこで、「いろは」を勉強するためにかなりの図書を読みあさりました。特に吉田秀和さんの本は、楽譜が書かれていることを除けば、文章もしっかりしているし、クラシック音楽の聴き方を学ぶには絶好の本でした。

その全集のあちこちに出てくるのが丸山眞男先生です。丸山先生は、日本政治学の泰斗というべき大先生ですが、その学問におけるご造詣に匹敵するくらいにクラシック音楽にお詳しい先生です。吉田秀和さんの本を読んでも丸山先生に対する尊敬の念が随所にうかがえます。何しろ丸山先生はコンサートに行くのに分厚い「総譜」をお持ちになる人ですから。会えば必ずクラシック音楽の話で時間が飛んでいくとも吉田さんは書いています。

そこで、私も『丸山眞男 音楽の対話』をまず読みました。約5ヶ月前ですね。クラシック音楽のいろいろなことを教わるとともに、人生の処し方など思わず襟を正したくなるくらいでした。名著だと思いました。

著者の中野さんは、学生時代の丸山ゼミ以来のお弟子さんですが、大学卒業後、銀行マンになり、その後トリオ(当時)の重役を務めあげ、トリオ退社後は、レコードプロデューサーなどで活躍、私立の音楽大学でクラシック音楽講座を二つ持つという異色の経歴の人です。

文春文庫に「クラシックCDの名盤」シリーズがありますが、その共著者の一人です。ただし、そちらでは三流評論家に堕しています。個性の強い宇野氏に呑まれ質が落ちています。ですからそのシリーズを先に読んでいると中野氏を正当評価できなくなりますが、生涯の恩師を描いたこの二作は名著だと思います。

この本に感銘したのでかつて日記に書いた『ロシア・ピアニズムの贈り物』に続くものとして、この本を取り上げようと思い、コミュの日記本文を検索したところNEKOMARUさんの日記がヒットし、付着しているレスの傲慢さ・強圧さ・いやらしさを知って唖然とした訳です。

丸山先生は戦時中、特高・軍部から圧力といやがらせを受け、「東京帝国大学助教授」の身分でありながら終戦間際に兵隊にとられ、しかも終戦時には一兵卒として広島県宇品に飛ばされていたのです。そこで「死の灰」を浴びました。おそらくそれが原因で何度も肺結核手術を受けられ、手術時の輸血が原因でC型肝炎を発症、肝硬変が最後には肝臓癌に変異し1996年8月15日に帰らぬ人となりました。

その約一ヶ月後の「丸山先生を偲ぶ会」では、このコミュ日記にも登場したバイオリニストの天満敦子さん(丸山先生とは生前の親交がありました)が未亡人のご依頼もあって室内楽団の演奏をとりまとめ、天満さん自身もバッハのシャコンヌをソロ演奏して多くの列席者とともに先生にお別れを告げました。

8月15日は丸山先生のご命日にあたるので、NEKOMARUさんはわざわざこの日を選んで取り上げたのだろうと思います。NEKOMARUさんのその思いを、このレスは一刀両断、血も涙もない切り捨て方です。残酷です。憤りを感じます。

ですが、私もこのレスをみて波風を立てるのはやめようと読書日記を書くのを「自粛」しました。その一方で、これからクラシック音楽を勉強したいという若い人には是非とも読んで欲しい名著だと思い、ある人に一読を勧めました。

その人は早速、この本を買い求め「いつか読書日記を書こうと思います」とメールをくれました。そこで、このレスのことを知らせ、読書日記を書けばいたずらに摩擦・軋轢を生むだけなので、もし他の人にも勧めたいと思うのならクチコミにしてはどうかと私からアドバイスしました。

言論抑圧、言論封じがコミュメンバーにとって大きな損失になる、この本を読めばそれがより一層分かって頂けると思います。

コミュの場において音楽・オーディオに関し余計なことに「配慮・萎縮」せず責任を持って自由に発言することの重要性を皆さんには、よおおく分かって頂きたいのです。

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