日記
チャンデバにコンデンサー追加
2021年11月05日
アンプで改善効果の大きかった日ケミの6μ/500Vです。

このコンデサーについて少し調べてみました。
主な用途はインバーターのスナバ用らしいです。
通常スナバ用と云えば0.01~0.1μFですがこれは6μFと非常に大きいです。
こんな容量が必要になる回路は400Aクラスみたいです。(インバーター容量で数十KW)
なので真空管アンプから見ると桁違いの電流容量です。
この電流容量(低インピーダンス)が効いているのかな?・・・HiLipleを超えるかも!
余るほどあったのが各パワーアンプに入れて残り僅かになりました。
おまけで真空管式4chチャンデバにも追加してみました。

コンデンサーの追加前です。

フィルムコンに交換後からMPKの20μ/400Vを2ヶ追加しています。
※無いより良いかもと追加しましたがあまり効果は無かったです。
6μ/500Vコンデンサーの追加後です。

消費電流も小さく効果に期待していなかったチャンデバのコンデンサ追加ですが確かに低音の締まりが変わりました。
どうやら動作上必要な容量を超えると容量増大より内部インピーダンス低下の方が効果が大きいみたいです。
面白いのが新に購入した24bit/192KHzの”2つのヴァイオリンのための協奏曲他/新イタリア合奏団”です。

日ケミの6μ/500Vの効果でヅン・ヅンと低く響く様に鳴るコントラバスと
フィルムコン交換の効果の低歪感と 無帰還真空管アンプの持つ高分解能でハイレゾ特有の微小な付帯音まで再生して 囀る様に鳴るヴァイオリンの対比は趣きが有ります。
CD時代のDENONのPCM録音のイタリア合奏団では、評判通りの録音は良いけどキツイ音で こんなに優しい音は出ませんでした。
ハイレゾの威力?? + フィルムコンの歪感の少なさのなせる業かも・・・
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helicatsさん、こんばんは。
相変わらず、凄い実装密度ですね。
特に電源部は、隙間がほとんど無い。(_o_)
今までの経験では、異種類のコンデンサをパラにすると、出来の悪い2ウェイSPのような纏まりの無い音になると思っていました。
コンデンサの容量差が少ないものをパラにすれば、悪影響が緩和されるようですね。参考になりました。
byED at2021-11-07 21:40
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EDさん
>相変わらず、凄い実装密度ですね。
これでもアンプ部は銅板とアルミ板の張り合わせで振動対策をしています。
手作業の穴加工は大変でした。
>コンデンサの容量差が少ないものをパラにすれば、悪影響が緩和されるようですね。
パラにする時は容量の問題よりお互いに不足する部分を補強する事が大事だと思います。
今回の様に通常のフィルムコンの電流容量の少なさをスナバ用大電流コンデンサで補強するとか?
※追加前の写真の様にフィルムコンにMPKのフィルムコンを足した時はほとんど効果が有りませんでした。
あとDACの電源パスコンに高周波特性を重視してOSコンを使うと電流容量の少なさか?低音(聴感上)が出なくなります。
そこで周波特性は悪いれど電流容量の有るタンタルコンを抱かせると低音の問題を解決出来ます。
DACの最小Bitまで問題にすると電源の高周波対策は良い仕事をしてくれます。
※高周波ノイズがどの程度音に影響しているか分からないのでメーカー製普及機の様に無視するのも一つの方法かも?
byhelicats at2021-11-08 00:31
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EDさん 追伸
そう云えば、昔々16bitDACのTDA1541AーS1×4パラのDACを作った時に
dynamic element matching用に付ける14個の0.22μFのコンデンサーに電流容量の小さな蒸着フィルムコンをきらって箔巻フィルムコンを採用した事がありました。
結果とっても重い基板になってしまいました。
かなり図太い低音だったのですが最初からこの状態だったので4パラが効いたのか箔巻フィルムコンが効いたのか良く分かりませんでした。
たぶん両方効いたのでしょうね?
これもハイレヅが出だした頃に16bit機なので処分してしまいましたが、懐かしい思い出です。
byhelicats at2021-11-08 10:37
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