日記
SAEC 407/23の改造
2020年04月27日
コロナ感染症の拡大で大変な時期ですが、皆さんも健康に留意されて無事に乗り切ってください。
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今回SAECさんから怒られそうですが407/23をチタンパイプのピュアストレートアームに改造しました。
当初はSAECのWE-308と同じようにカーブを比較的簡単に伸ばせるのではないかと思っていたのですが、取り掛かってみるとこれが大変でした。
WE-308は専用の治具を作って伸ばすと、多分真鍮系のパイプだと思うのですが比較的簡単に伸ばすことができました。
ところが407/23はおそらく超々ジュラルミン系かマグネシウム合金系だと思われますが、カーブを修正しているとあるところまで伸びた所で、パキッと折れてしまいました。
ここからが大変で、折れたパイプを抜く作業から始まり、パイプに何の材料を使えばよいか試行錯誤が始まりました。
候補としては、マグネシウムパイプ、超々ジュラルミンパイプ、それとチタンパイプを考えました。マグネシウムパイプは腐食に弱いので表面処理をどうするか検討したのですが、メッキ処理をして
もらえる会社が見つからず、仕方なく車と同じように塗装してみたのですが擦れには弱くて断念しました。
強度と重量や表面処理を考え、個人レベルで何とか加工できるのはチタンパイプがベストだと決定しました。
407/23のアーム内配線は大分時間が経過していますので張り替えをすることにして、モガミのアーム内用の配線材を取り寄せて張り替えすることにしました。
407/23のアーム内は特に静電気防止の対策などはされていなくてLRをそれぞれ撚りパイプを通していましたが、今回は撚りを入れたLRを別々にシルクで巻いてパイプに入れました。
完成して試聴すると以前よりピントの合った素晴らしい再生音です、配線材の交換も大きかったのだと思います。
暫くは満足していたのですが悪い癖で気になったのは、世の中に優れた線材がいっぱい有って、例えばtriple-Cとか102、純銀とかいろいろ有るのに、なぜ我々アマチュアが買えるアーム内配線材はモガミしかないのかという事でした。
個人的には、武藤製作所のオーグラインが癖がなくて好きなのですが、市販の中ではアーム内に使用できるほど柔らかいものが市販されておりません。
市販されているオーグラインの一番細いものを入れてテストしてみたのですが、やはり動きに支障がありました。
そこで武藤製作所さんにいろいろ教えていただく中で、社長さんが個人的に制作した特注のオーグラインが1セットだけ残っているのを譲っていただけることになり、早速再度張り替えを行いました。
ドキドキしながらレコードに針を落とすと、もう驚きです。
再生音のボリュームが上がっているようで、いつも聴くボリュームの位置ではないのです。
音楽はどこにも淀みがなく低域が締まってもう一段下まで伸び、高域のつまりもなく凄まじく透明感をもって聴かせてくれます、本当に大満足でした。
社長さんは、エージングが進むともっとよくなりますよ、と言われていました。
また特注のオーグラインのシールドケーブルを使ったフォノケーブルの案内をいただきました。
悪魔のささやき(笑)に心が揺れています。
レス一覧
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cocoaさん こんばんは
凄い事 やってますね。 アームの パイプを チタンに 換装するなんて, さすがですね。
しかも インナーのケーブルまで 換えてしまうとは??
cocoaさんの DIYは 年季が 入ってる!!!
byX1おやじ at2020-04-28 19:41
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ご無沙汰しています、お邪魔したいと思っていたのですが、このコロナで自粛しております。
結構まともになっているでしょ
bycocoa at2020-04-28 20:02