日記
WASAPI排他モードでFLAC/WAVの完全変換が可能な理由
2015年11月01日
その理由は、排他モードに入ったアプリケーションでは、
全ての処理が例えば、元が24bit整数ならそのままで処理
され、再生だけではなく、変換時にも適用され、結果とし
て24bit整数のWAVファイルに変換されます。
この方がスピードが速くなり、無駄がありません。
一方、共有モードに入ったアプリケーションでは、元が24bit整数
でもその後の処理を考えると、32bit floatingにした方が、その後
の処理(OS標準のミキサーや各種エフェクト(APO) を介しての再生に
なり、この時には32bit floatingで処理)が速くなります。
従って、全ての処理が32bit floatingで行われ、変換の結果も32bit
floatingとなります。32bit floatingのWAVのほうが共有モードでの
使用では無駄がありません。
MediaMonkeyでモードを共有モードにして変換したWAVはZOOM H1で
再生できませんでした。
ZOOM H1などのxxbit整数しか再生できない機器では、共有モードで変換
されたWAVを処理できない事になります。
レス一覧
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yamamoto2002さん、レスありがとうございます。
ご調査いただき、感謝いたします。変換の結果が32bit floating
のWAVなのか、24bit整数のWAVなのか調べるのに、いちいちZOOM H1
へ転送しなければならず、時間がかかり大変ですので、これ以上の
調査は止めます。VLCやAudacityの表示がどちらのWAVも同じ、32bit
とか32bit floatingとなり、判別できず、これらのソフトのハイレゾ
への対応が不完全である以上、その動作についても不安定かも知れま
せん。驚いた事に現在はMediaMonkeyは32bit floatingでAudacityが
24bit整数となっています。フリーソフトの動作は不安定らしいので、
現在はちゃんと変換できるので、これでよしとしたいと思います。
ありがとうございました。
byst at2015-11-03 04:33
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yamamoto2002さん、レスありがとうございます。
今度こそ、真の原因がわかりました。VLCやAudacityの表示にまどわさ
れていたようです。FLACやWAVのタグについてのソフトの処理が原因で
した。
ソフトによりFLACのタグのWAVへの引継ぎ方が違い、変換後
のWAVのタグが変化するのです。最悪の場合、このタグを処理できな
い機器は、これを再生できません。この場合、タグ情報をすべて消し
去るか、その再生機器に合ったタグとする必要があり、手動での
変更となります。多くのデータでテストしており、間違いありません。
本来はWAV->FLAC->WAVを想定したものが、FLAC->WAVとなり、FLAC
では豊富なタグ情報を記録できますが、WAVでは限られており、その
違いがこのようなトラブルの原因となっています。即ち、ソフトに
よってWAVへの変換時に捨て去る項目が異なるのです。また、ソフト
によってはコメントなどを追加しているものもあり、その結果の
タグを再生機器が処理できない場合があるという事になります。
– e-onkyoの配信しているWAVのタグはすべて消されており、どの
ような再生機器でも問題ないようになっています。
byst at2015-11-03 12:53
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yamamoto2002さん、レスありがとうございます。
驚きました。フリーソフトの作成をやっていらっしゃるのですね。
ダウンロードして試しました。スピードがはやいですね。ただ、
PC上では全く問題ないのですが、ZOOM H1では再生できませんでした。
ZOOMはBWFフォーマットのようで、それが関係していると思われます。
他のフリーソフト(Multimedia Tag Remover )でもできませんでした。
従って、これが可能となればZOOMユーザー全体に朗報となりますので、
ZOOM H1の無い状況では難しいかと思いますが、よろしくお願いいたし
ます。
byst at2015-11-04 12:05