日記
ベルウッド邸訪問その3(GRANDIOSO K1の底力)
2017年09月12日
今回で3度目となるご訪問です。
すみません、今回は全く写真を取り損ねてます(汗
ご了承下さい・・・。
今回、ベルウッドさんのオーディオ機器を詳しくご説明をして下さいました。
しかしPC以外のオーディオ機器には疎いので、その凄さはasoyajiさんが詳しく日記にお書きになられています(汗
http://asoyaji.blogspot.jp/2017/09/blog-post_40.html
前回はnanoiDSDでの同軸出力でのDACLink700Hzが、ベルウッドさんのカスタムHAP-Z1ESに明らかな差があった事が記憶に新しいです。
前回ご訪問からの変更点は
①controlPC・audioPCのCPUをi5 2.4GH固定からi7 0.75GHzへ変更
②DDC変更(nanoiDSDからnanoiOne)
③ハブレスネットワーク
④LANカード交換(3台ともIntel EXPI9402PT)
⑤ネットワーク設定の最適化
⑥ServerPC、nanoiOneのリニア電源化
以上の6点が大まかな変更点となりました。
⑥については、naopiさんにお借りする事で実現できました。
本当にありがとうございました。
早速、3度目のガチンコ対決です。
前回同様、同軸出力でK1と接続し、DACLink700Hzでの再生です。
音源は、私が到着する前に皆様がHAP-Z1ESのUSB出力でお聞きになられていたDiana KrallのNo Moon At Allです。
再生開始直後に「お〜」と唸り声が聞こえました。
nanoiOneとi7にハブレスの効果は、かなりあったかと思います。
それから比較音源として侮れない、AKB48の桜の栞を再生しました。
左右の音場の広さと奥行きに分離、かなり良い線だと思いました。
ここでcontrolPCのOSを2012R2のCoreモードからwindows10proへ変更し比較しました。
windows10proの方が好印象でしたので、その後はwindows10pro固定で再生しました。
triplePC全てwindows10proと言う事になりました。
続いてDSD音源をminimserverでPCM192kHzに変換しての再生です。
これは明らかな鮮度低下を確認し、HAP-Z1ESの圧勝でした。
ここでK-1のUSB接続+JCAT USBアイソレーターをaudioPCと接続しての試聴です。
HAP-Z1ESでの比較は容易に出来なくなるので、K-1のCDP再生との比較になります。
まずtriplePCでAKB48の桜の栞を再度再生しました。
DACLinkは20Hzになります。
この曲をどのように収録しているかは分かりませんが、今まで聞き取れなかった上下の分離が手が届くかのように音場が展開しました。
きっと雛壇の様にパート毎に整列して合唱しているのかと、思い浮かぶほどのリアルさでした。
この変化は初めての経験で正直驚きました(汗
これが定位かと思う瞬間でした。
ちょっと拙宅のオーディオでは再生出来ないレベルですね・・・ベルウッドさんのオーディオの凄さを実感しました。
次に横浜のvafanさんのご持参の音源を再生しました。
クラシックの曲で、最初は美しいピアノのソロ、次はバロック音楽のストリングスオーケストラでヴァイオリンの鮮明な音色が素晴らしかったです。vafanさんも、お聞きになって素晴らしいですとのご感想を頂きました。
この時点で、CDとリッピング音源の比較は何処へやら・・・でしたね(汗
次にasoyajiさんご持参の音源です。
遅れましたが、皆様ご持参の音源はUSBメモリに入れてServerPCのUSBに差しての再生です。
美空ひばりの乱れ髪と、春日八郎のお富さんが特に鮮度が高く素晴らしい再生でした。
乱れ髪は、初めてasoyajiさん宅訪問でも聴かせて頂き感動した曲です。
ベルウッドさん宅でも鮮度抜群で感動しました。
続いて私の手持ちの音源で、柴田淳のスカイレストランを再生させて頂きました。
この音源は、この日のオフ会に向けて調整中に久し振りに聞いて随分と新しい発見があり、選ばせて頂きました。
最後に再生したのは確かLIVAの時でしたので、かなりの違いでした。
再生開始で、音場が左右に大きく広がります。
そしてベースの低音が心地よく響き渡り、吸い込まれる様に柴田淳のボーカルに包み込まれました。
うーん、素晴らしい。
個人的に柴田淳はこの「COVER 70's」しか聞きません(笑
いたちょうさんから、この曲ってこんなに低音出てましたっけ?とご意見が出ました。
するとベルウッドさんが、COVER 70'sのCDを出してくれました。
そうです、K-1のCD再生と比較を忘れてはいけません(汗
しかしCDを少し再生してベルウッドさんが再生を止めました。
音源は96kHzのハイレゾでしたしマスタリングの違いもありそうでした。
ここで終了時間も近づき、ベルウッドさんが最後にこのCDを聞いて下さいと言いました。
楽曲名はオトダマ(はせみきた)です。太鼓と尺八、津軽三味線などによる即興的なアンサンブルです。
ライブ音源で、和太鼓が鳴り響きました。
完全にノックアウトです(汗
もうスピーカーのコーンが和太鼓になってましたよ!
すぐそこで叩いてるかの様なリアルな臨場感で、ドンガラ鳴ってます!
いや〜最後の最後でやられました(笑
この日一番の再生だったのではないでしょうか?
一番最初に聞かせて頂いた時の、K-1のCD再生は何処へやらって感じです。
このCDをリッピングして比較しないとダメですね(笑
今回のオフ会で個人的に感じた事は、K-1のCD再生もtriplePCも音源の質をかなりのLVで再生し切っているのでは?と感じました。
もちろんその上流を再生する下流の実力は不可欠です。
今回のCD再生とファイル再生は、全く条件が揃っていなかったのでとても優劣を判断する音源環境ではなかったと思いますが、ベルウッドさんとK-1の底力を実感致しました!
ひとまずこのtriplePCは、何処に持ち込んでも恥ずかしくないレベルに達していますかね?
そこが個人的に気になる所です(笑
ベルウッドさん、この度も貴重な経験を得る事ができました。
本当にありがとうございました。
そして参加して下さった、いたちょうさん・横浜のvafanさん・asoyajiさん
ありがとうございました。
楽しかったです(笑
レス一覧
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MFさん、こんばんは。
PCを持ち込んでの3度目の道場破り、楽しく読ませていただきました。まるでその場に居合わせたかのような臨場感を味わいました。(^^)
MFさんとベルウッドさんがお互いに負けじと切磋琢磨してオーディオを高めていく様子も素晴らしいですし、オフ会に参加された方も興奮し大いに刺激されたことと思います。
私にとって嬉しいのはMFさんのPCオーディオが王道を行っていると評価されていることですね。拙宅のPCの部品、セッティングもMFさんのサポートによるところが大ですので、私の家の音の進化が評価されているような物ですから。(笑)
第4回目の対戦はいつになるのかわかりませんが、またの日記を楽しみにしています。
byHarubaru at2017-09-12 21:52
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MF様 こんばんは。
>再生開始直後に「お〜」と唸り声が聞こえました。
…そうでしょう。納得のいくところです。
>きっと雛壇の様にパート毎に整列して合唱しているのかと、思い浮かぶほどのリアルさでした。
…これはどう考えたらよいのでしょうか。
nano iONE は電源ノイズをアクティブノイズキャンセル、SPDIF信号はガルバニックアイソレーションでしたよね、上記結果から考えられる可能性は、
①K1のUSB処理力がnano iONEより優れる
②単体でみれば、HAP-Z1ESをtriplePCが上回った(DSD音源を除く)
③絶対値としてはtriplePCのノイズレベルは低いが至高を目指すならUSBアイソレータを必要とする
>ひとまずこのtriplePCは、何処に持ち込んでも恥ずかしくないレベルに達していますかね?
…言うまでもないでしょう!
MF様の本日記では、asoyaji様のブログでも、邸主の声が聴こえてきませんね~、ベルウッド様はどのように感じられたのでしょうか。気になりますネ~。
byそねさん at2017-09-12 23:11
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MFさん
先日はお疲れさまでした。さっそくのレポートのアップありがとうございます。
同軸は前回からかなりの進歩でしたね。それでもケーブルなのか最後の詰めの難しさを感じます。やはり今やUSBで何ら問題もなくS/PDIFにこだわる必然性は無くなったのかも。
それだけに、USBに切り換えて改めて衝撃的でした。HAP-Z1ES超えを確信しました。OSがサーバーOSよりもWindowsPROのほうがよいというのは不思議です。しかも最適化はほとんどしていないのに。
美空ひばりはこれまた衝撃的なほどの高音質です。ソースは、soyajiさんによれば「極秘ソース」だそうですから、恐らく38/2trのマスター音源ダイレクトなのでしょう。こうやって聴くとファイルオーディオの大きな可能性が見えてきます。
今回は、「場」を提供させていただいたというつもりでしたので、レポートや感想は、MFさんやご参加いただいた皆さんにお任せするつもりでしたが、MFさんのこのレポートを読むと何だか自分もちゃんと備忘録を残さねばという気になってきました。
byベルウッド at2017-09-13 17:35
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MFさん、こんばんは。
第1回から立会いで、とても貴重な体験をさせて頂き感謝です。
最初、小型PCから始まり、i7 triplePC(serverはi5?)まで来てしまい。短期間で、PCオーディオの進化を学習できました。
しかし、学習効果が出るかは、分かりませんが。。。
もう、これで打ち止めでしょうか?
いや、探究心旺盛なMFさん、更なる発展を期待しています。
そして、その技、教えて下さいね。
今回、DACLink700のSPD/IFと、DACLink20のUSB、秘かに、前者が勝つのではと思っていたのですが。。
内部接続(I2S)には、敵わない様ですね。
それと、DACLink、余計分からなくなって来ました。
や~、それにしても、
美空ひばり、春日八郎、小柳ルミ子、柴田淳、はせみきた、最高でした。おっと、AKB忘れるところでした。
PCオーディオ、K1、ベルウッドさんのシステムの凄さを思い知らされました。
翌日、柴田淳を聞いたのですが、凹みました。。(涙
まだまだ、先は、長そうです。
毎回、お誘い頂いた、ベルウッドさん、ありがとうございました。
遠方より、赤羽にお越しのasoyajiさん、横浜のvafanさん、遅くまでお付き合い、ありがとうございました。また、赤羽にお越し下さい。
MFさん、この次もお声掛け下さい。
ほんとに楽しい一日でした。
byいたちょう at2017-09-13 18:38
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Harubaruさん
道場破りとは思ってませんから(笑
はい、HarubaruさんのPCも同様にステップアップをして頂く事での音質向上への道は確かなものとなっているかと思います。
散財はしましたが・・・すみません(大汗
なかなかご都合が合わずにお伺い出来ませんが、進化したHarubaruさんのオーディオを聞ける日を楽しみにしています。
そねさん
これまたダイレクトなご質問ですね(汗
①については、同軸ではJCATアイソレーターは未使用でしたので、もしアイソレーターありでしたら結果は変わっていたかもしれません。
それにしてもK-1のUSB入力自体が優れている事実は間違いありません。
②DSDについては、同軸でのPCM変換が好ましくなかったと言う事ですね。
③triplePCにUSBアイソレーターは、下流のレベルによるかもですね。
拙宅の下流レベルですと差が出るかは微妙なところです(汗
あくまでベルウッドさんのオーディオシステムでの検証結果とお受け止め下さい。
>…言うまでもないでしょう!
はい、ありがとうございます(笑
ベルウッドさん
はい、私が同軸を追求しているのは、大体のDACには同軸入力が備わっているからです(笑
オーディオ構成によっては、USB入力よりも有利な場合がございます。
多くのお方がK-1ほどのUSB入力をお持ちではございませんので(汗
PCオーディオの裾野を広げたい思いもございます。
OSについては、もう何度も再インストールをしていまして(汗
windows10proについては、インストールしたてで十分高音質なので、ネットワーク設定のみで今回お持ち込み致しました。
serverOSのような最適は、かえってOSが不安定になる原因にもなりますので注意が必要です。
ベルウッドさんの切り口で日記を楽しみにしています(笑
byMF at2017-09-13 19:48
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いたちょうさん
楽しかったですね(笑
>もう、これで打ち止めでしょうか?
いえいえ、打ち止めになりますと趣味が無くなってしまいます(笑
>今回、DACLink700のSPD/IFと、DACLink20のUSB、秘かに、前者が勝つのではと思っていたのですが。。
内部接続(I2S)には、敵わない様ですね。
それと、DACLink、余計分からなくなって来ました。
そうとも言い切れないと思っております。
その差が出るかは音源や下流のオーディオレベルに大きく左右されるかと思っております。
内部接続(I2S)が同軸よりもロスがない事は技術的にも間違いのない事実かと思いますが、triplePC+nanoiOneの同軸出力とK-1レベルのUSB入力との差がどんな下流LVでも出るかは疑問に思う所です。
しかしDSDのPCM変換はベストでは無さそうですね(汗
DACLinkについては、音を聞いての判断でよろしいかと思います。
今回のtriplePCはあくまで拙宅の下流に合わせたセットアップになります。
今後は、オーディオシステムに合わせたセットアップを、ピンポイントで詰めれるようになれればと思っております。
byMF at2017-09-13 20:01
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MFさん、こんばんは。
レスが遅くなりましてすみません。前回のそねさん宅でのPC3台持ち込みからわずか1ヵ月にも関わらず、進化ネタが豊富でしたね。オーディオで、ここでまPCを弄られる方は、お目にかかったことがありません。
そねさん宅でも感じましたが、MFさんのシステムはノイズフロアが下がる印象です。ハブレスで、より磨きがかかったのでしょうね。AKBの「桜の栞」の出だしのピアノでまず、感じました。この曲は再生が難しいと前から思っていました。それでも、システムの完成度、広いお部屋が相まって、臨場感が素晴らしかったです。
nanoiOneはなんだか可哀そうでしたね。リベンジの機会を拙宅で用意しましょうか(笑)?横浜遠征、お待ちしています。
by横浜のvafan at2017-09-16 00:08
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横浜のvafan さん
>ここでまPCを弄られる方は、お目にかかったことがありません。
はい、まさしくPC馬鹿ですね(笑
>MFさんのシステムはノイズフロアが下がる印象です。
はい、今までの検証でPCノイズは音源をハイ上がりにするようです。
低域の情報は、ノイズによって失われるのでは?と思っております。
データ密度は高音ほど密度があり、低音になるほど低密度なのかもそれません。
データ量は高域の高周波ほど桁違いに多いと思います。
つまりノイズにより欠損して音として影響が出やすいのは低域なのでは?と、今までの検証により思った次第です。
>nanoiOneはなんだか可哀そうでしたね。
はい、相手が悪過ぎでしたね(笑
D06uレベルですとUSBと遜色ない音質ですから。
是非とも横浜遠征させて下さい!
いつでも出張試聴します(笑
byMF at2017-09-16 16:18
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