「PHILE WEBコミュニティ」サービス終了のお知らせ
グランドスラム
グランドスラム

マイルーム

マイルームは公開されていません

レビュー/コメント

レビュー/コメントはありません

カレンダー

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最新のレス

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

お気に入りユーザー

お気に入りユーザーはありません

日記

THE BIG SOUND(凧さん邸訪問記)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年08月02日

「THE BIG SOUND」

Stereo Sound誌の記事の題名である。30年以上前からStereo Soundをご覧になっているオーディオファイルの方々には、懐かしい記事かと思うが、当時のハイエンドモデルから1機種(たまに複数機種の時もあった)を選んで、見開きか折込の形で大判で写真が載っていた記事である。

我が家にある一番古いStereo Soundは、№58なのだが、そこに載っているのは、インフィニティIRSで総重量550㎏、1881年当時2本で1,000万円!というスピーカーである。JBL4343Bがペアで120万という値段だったことを考えると、まさに超ド級のスピーカーである。

このように当時「THE BIG SOUND」に掲載されるシステムは、オーディオファイルの憧れの的だった。途中からは「BIG NEW SOUND」と名称を変更して、№72にはAPGEEのSCINTILLA(シンティラ)が、№79には同じAPOGEEの「APOGEE」(通称ビッグアポジー)が掲載されており、最新号が出るたびにそのページに紹介される機種に胸を躍らせていた記憶がある。

前置きが長くなったが、ここにはその当時胸を躍らせながら読んでいた憧れの機種が目の前に並んでいるのであった。

浜松の凧さん(これでどなたか地元の方はお分かりになると思う)の部屋にお邪魔させていただくと、部屋には当時のハイエンドのトップモデルが勢揃いしている。前述したAPOGEEのAPOGEEやSCINTILLA、CELLOのStrad Grand Master、WilsonaudioのSystem5、以前お伺いしたときにはKrellのLAT2もあったと思ったが息子さんの部屋にあげてしまったらしい!等々。驚きはそれだけではない。床には、重量級のパワーアンプがごろごろしている。CelloのPeformanceⅡ、KrellのKRS-200とKAS-2、Mark Levinsonの№33、ML-3、Jeff RowlandのMODEL9DC等々。確か以前はPeformanceⅡが2セットあったような…。




このパワーアンプに対するフロントエンドも多数あるのだが、今回はパワーアンプがPeformanceということもあり同じCelloのAudioSuiteで聴かせていただいた。デジタル系は、GoldmundのユニバーサルプレーヤーであるEIDOS Referenceである。全世界50台限定モデルで、日本に何台ある?という布陣で鳴らされるスピーカーは、 Red Rose Music by Mark Levinson R1 Reference Speaker System。私も噂では聞いていたが、実物を見るのは初めてである。スペック等が全く不明だったので資料を見せてもらった。



R1 Referenceはあらゆる妥協を排してこの達成を目指した、実に豪華で贅沢なスピーカーシステムです。厳選された8基のウーファーは単に迫力あるオーディオ的低音を超え、演奏の実感に浸り込ませる豊潤な響きと音色を限りなく追求。タワー型のエンクロージャは内部を各ユニットごとに仕切った入念な設計です。
また、音楽の情感を切々と伝えるとともに演奏の瑞々しく新鮮な息吹を醸し出す大切な中・高域には、スウェーデンのリボンスピーカー技術者ボー・ベングソン氏との共同開発による大型リボンユニット3基を搭載。広い振動板面積からはリボン型とは思えぬ肉厚な中音を再現するとともにウーファーの干渉を排して大切に扱われた、木製の独立フレームへのマウントにより、超高域にいたる倍音部分まで濁りなく空間に漂わせ、まさに馥郁(ふくいく)たる音楽の世界にいざなうものです。
・ネオジウムマグネット
・15cmウーファーユニット×8基
・大型トランスコイルコンデンサー
・内部配線 336L SPケーブル
【仕様】
2WAY 10 SPEAKER
クロスオーバー周波数:1.8kHz 6dB
サイズ:高さ:1905 ×幅:535 ×奥行:597 mm
重量:157.5kg
標準価格:9,500,000円

最後の値段を見てびっくり!えっ、こんな値段!凧さんにに聞くと、「定価はそのぐらいらしいけど、そんなにはしないよ」と涼しい顔。「まっ、とにかく聴いてみてよ」と言われ、リスニングポジションへ。ほとんどクラシックしか聴かない凧さんの選曲で、クラシックを聴かせていただいたが、出てきた瞬間から驚かされた。音がスピーカーを無視して軽々と出てくる。これは凧さんが好きな音だろう。中高域に使われているリボンの音だ!私も以前APOGEEを使っていたので、この音は大好きな音だ。同席していたAuro3DさんもTomyさんも「凄い良い音!」と感心するばかり。この後、ジャズやフュージョンなどもかけていただいたが、どれをかけても素晴らしい音で鳴っていた。Auro3Dさんは「これでもっと安かったらうちにほしいなあ」と言っていたほど。MagicoやYGなどの現代的な音ではないけれど、誰が聴いても良い音!という音だと思う。

Strad Grand MasterをMark Levinsonが改良すると、このように進化していくのかということを実感することができた音でもあった。

凧さんのシステムを聴かせていただくのは、これで3回目になるが、聴かせていただくたびにオーディオ史を振り返ることができ、昔の話で盛り上がるのだった。

その中でこんな裏話をしてくれた。写真でお分かりのように、フロントにはCELLOのStrad Grand Masterが鎮座している。その音に満足していた凧さんであるが、ある日、オークションでStrad Grand Masterが出品されているのを見つけると思わず入札してしまったそうだ。「もう1セット手に入れてどうするんですか?」「いや、後ろに置こうかと思って。グランドスラムさんのところも後ろに置いてあるんでしょ」「そうですけど、凧さん、サラウンドやってないですよね」「そうなのよ、それを考えたら後ろに置いてあってもしょうがないなあと思って入札止めたの(笑)」ということで、そのStrad Grand Masterは、私の友人の元へと運ばれて行ったのでした。

凧さん、今回も快く迎えてくださいまして誠にありがとうございました。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. グランドスラムさん

    おはようございます(まだ夜中か?=笑)。お待ちしておりましたよ!まずはこの場をお借りして、いくら旧知のグランドスラムさんの紹介とは言え、見も知らぬ訪問者を快く受け入れてくださった「凧さん」(笑)に感謝申し上げます。

    それにしても、すごかったですねぇ。「オーディオ博物館」って感じで。また、部屋がすごくて、コンクリートの床の上に砂を引いて、その上に大理石でしたっけ?この床の工事費だけでも私の全システムが買えそうです(笑)。

    凧さんは、半端ではないコレクション癖のある方のようで(汗)、オーディオ以外にサインも収集しておられて、そうそうたる指揮者や演奏家から、ゴルファーまで(グランドスラムさんはTigerのAutographをお土産にいただいてましたよね!)、幅広いコレクションでしたね。

    で、その「オーディオ博物館」のあまたあるコレクションの中で、最近収蔵されて、館主お気に入りのが、「Red Rose Music」のSPでした。リボンツィーター(スコーカー兼?)が縦に3枚並んでいるのを最初に見せていただいた時は、「こりゃ、音はいいかもしれないが、定位感が悪そうだな」と正直思いました(笑)。しかし、出てきた音を聴いてびっくり。ボーカルの口がきっちりと小さく浮かび上がるし、さらにそれが立って聴いても座って聴いても、どちらも「目の前に」定位するのに心底びっくりしました。しかも、その音たるや!高音フェチの私には、ヴァイオリンの倍音が消え入る瞬間や、シンバルのブラシワークなどは<絶品>に聴こえました。

    German Physiks以来、マジで「うちにも欲しい」と思った音でした!(グランドスラムさんが値段を書かなければ、もう少し夢想を楽しめたのに…そもそも、もう作ってないんですよね?)。実に眼福・耳福なひとときでした。

    byAuro3D at2022-08-02 05:13

  2. グランドスラムさん、

    お早うございます。私も、この場をお借りして、浜松の風に吹かれて登る凧を想像しつつ、凧さんに感謝申し上げます。アレンジして頂いた、グランドスラムさんにも感謝します。

    あの床半分を占めるアンプ群と大面積のSPには圧倒されましたね!普通のSPのサイズはあろうかというアンプが所狭しと置いてあって、どれでSPを鳴らされているのか俄にはわからない(笑)。価格を考えるのはやめました(汗!)。

    Auro3Dさんの言われるとうり、縦三段に並べられたリボンツイーター群の音は格別でした。何故、定位があれほど良いのかは、最後まで分かりませんでしたが、音は流石でした。欲しくても、拙宅には入りそうなサイズ(価格も然り)ではありません(汗、笑)。

    byTomy at2022-08-02 07:51

  3. グランドスラムさん

    おはようございます。記事を読み進めて最初に出てきたINFINITY IRSですが、先日IRS-Vが出品されていました。210万でした。こういったスピーカーが出てくるたびどんな音がするんだろう?でもユニットが壊れたらどうするんだろう?とか勝手な心配をしてしまいます(笑)
    そんな私は初のスピーカーエッジ張替に挑戦してみようと思います。
    失敗したらすんなり諦めますが、成功した場合は今月末にお披露目できるかもしれません。

    Auro3Dさんが書かれていますが、凧さん宅の床はコンクリートの床の上に砂を引いて、その上に大理石なんですね。実は床をどのようにするか考えあぐねいております。さすがに全面大理石は難しいのでスピーカーの下だけ人工大理石なんて良いかなとか(笑)
    グランドスラムさんのようにベニヤに無垢フローリングの象が踏んでも壊れない床を実現するか?悩みは尽きません。

    by軽男GT4 at2022-08-03 04:44

  4. 軽男さん(グランドスラムさん、横レス御免)

    私が書いた、「床」に反応されましたか(笑)。今、オーディオルームを建築途上の軽男さんにとっては、「どこまでやるか、いくらかけるか」は判断のしどころですよね。

    しかも、床(というか建物全体)は電源工事と並んで基本的には不可逆で、かつBefore/Afterの検証がしにくいので、最終的には「やってみないとわからない」わりに結構な初期投資が必要、というオーディオの趣味では難しい部分ですよね。

    今度、グランドスラムさんとお邪魔する際に、経験豊富な彼に相談されるといいと思いますが、私は今回のツアーを含め、本来は日本に何台もないはずの(笑)Wilsonの超大型SPを備えるお宅を4軒回りましたが、200キロも超えるかというこのようなSPを備えるお宅の床は、確実に「象が踏んでも壊れない」構造にしておられますね。まず決まってコンクリート打ちっぱなしの上に、カーペット張りや無垢の板張りに(流石に大理石はここだけの経験ですが=笑)しておられます。

    これはもちろん、巨大な低域のエネルギーによる床や家屋の共鳴・共振を避けるためですが、問題は、どのシステムでも床をガチガチに固めれば「良質な低音」「豊かな低音」が出るのかというと、どうもそこまで単純な方程式ではないようなのです。素人的には恐らくSPの能力とのバランスとか、部屋の構造とか、もちろんアンプなどのシステムとの組み合わせがあるような気がします(グランドスラムさん、フォローお願いします!)。伊豆の拙宅は、LCRが置いてある付近はやや一般家庭よりは床の剛性が高いものの、無垢の桜材の下は床暖房装置でその下は空間なので、「象がダンスをしたら壊れる」と思うのですが(汗)、先日お見えになったグランドスラムさんからは低域再生については「合格」を頂いたような気がします(もうじき、「記事」にされるそうです)。

    私はSonettoVIIIの能力や特性(底面バスレフ)に、この程度の剛性の床が合っているのかも?と思っています。

    byAuro3D at2022-08-03 07:54

  5. 軽男さん(初めまして、ですね?)、Auro3Dさん、グランドスラムさん(横レスすいません)、

    浜松の御宅は何も、強靭な床を設たリスニングルームでした。しかし、ほぼ、同じ面積の天井や、横、前後の壁の強度はお聞きしませんでしたが、これも重要なのではと思います。直接SPを置いていないとは言え、大きな影響があるように思います。

    皆さんどうお考えなんでしょう?
    グランドスラムさん邸は専用設計なので、どうされたかをお伺いできれば、参考になリますね。

    byTomy at2022-08-03 18:55

  6. Auro3Dさん(グランドスラムさん場所お借りしますすいません)

    当初は捨てベニアにフローリングのゾウが踏んでも壊れない床に仕上げるつもりだったのですが、先日JBLを納品頂いた際に、社長さんから床からの反射があるので、カーペットタイル敷いたほうが良いよ。と言われました。
    (実際自分では床からの反射があるのかわからないのですが)流石に自分の倍以上オーディオに真摯に取り組まれている方からのご指摘なので気になってしまって…。
    また、先日プロジェクターを導入した折、床からの光の反射をどうするか?となったとき、やはりタイルカーペットか…。と取り敢えず何枚かタイルカーペットを買って見て試して見ようかとも考えています。こちらにいらしたとき、どのような感想をいただけるか?

    by軽男GT4 at2022-08-04 11:34

  7. Tomyさんはじめまして(グランドスラムさんまたまた失礼します)

    壁や天井については前回グランドスラム邸を訪問した際に伺いました!流石に同等にはどうやっても無理っぽいので(20cmのコンクリート壁なんて真似できません)5cmくらいで妥協しております。

    スピーカー後方の壁については、まさに今直面している問題で2ch側(TANNOY)はいいのですが、マルチの(JBL)に背面の壁が無く(後方壁まで4m)、この使い方って間違いなのか?と心配していたところでした。
    こんな使い方が許されるのはアヴァロンだけ?(笑)

    by軽男GT4 at2022-08-04 11:53

  8. 軽男さん、Tomyさん、Auro3Dさん、こんにちは。
    夏休みに入ったグランドスラムです。

    まず、床ですが、これはできるだけ頑丈に作った方が良いのは理想ですが、どの程度重量のSPを使うのかによっても変わりますし、どの程度の音量で聴くのかによっても変わると思っています。

    20~30㎏程度の重量のSPであれば、象が踏んでも壊れない床はあまり必要ではないと思いますし、大型SPでも音量がそこまで大きくなければ、やはり、必要ないと思っています。

    しかし、軽男さんのところは、重量級のSPをお使いになる予定ですし、音量もかなり大きくなると予想しています。そうなると、やはり、象が踏んでも壊れない床は必須になると思います。床は後からのやり直しは基本的にはできないので、最初にきちんと仕上げた方が良いですね。

    床からの反射は、タイルカーペットを敷いてもいいし、絨毯を数枚買ってきて、効果を確かめながら敷いていってもいいと思います。これは後処理ができるので、何とかなりますね。

    壁については、我が家のように20㎝のコンクリート壁にするには、鉄筋コンクリート構造にする必要があるので、それはできないですよね。となると、次に考えられるのが、軽量コンクリートを壁材としてサンドイッチ構造として使うことですが、軽男さんのところは、音が多少外に漏れても大丈夫でしたよね?それを考えると、壁材による遮音はあまり必要ないのかも。

    多少手間はかかりますが、壁面を斜めにして平行面を無くすとか、QRDのような吸音反射材を入れて音の反射をコントロールするとかでしょうか。これを音響工学の知識のない素人がやるとなかなか難しいので、専門家に頼むか、時間はかかりますが、自分でコツコツとトライ&エラーでやっていくかですね。後者の方が、今後いろいろと楽しめそうな気はします。

    SP後方の壁ですが、特に問題はないと思います。きちんとしたSPを使えば、後方に正確な音場空間が出現しますし、かえって壁の反射がない分、調整しなくてよくて楽なのではないでしょうか。

    かつてribbon speakerとして一世を風靡したAPOGEEの創業者であったJason Bloom氏の自宅は、3つの部屋をつなげると25mプールぐらいあり、その真ん中の部屋にBIG APGEEやDIVA等のSPを置いていたそうなので、後ろが空いていることはとても良いことなのではないでしょうか(笑)

    byグランドスラム at2022-08-04 14:29

  9. グランドスラムさん

    こんにちは。遅レス失礼します。
    懐かしい機器が沢山あり、楽しそうなお部屋ですね。

    私が最初にステレオサウンドを購入したのは45号でした。マーク・レヴィンソン氏がHQDシステムを語り、新製品紹介では、Mark Levinson ML-2L、McIntosh C32が登場しています。

    中学生には高価な雑誌だったので、定期購読を開始するのは何年も先ですが、「THE BIG SOUND」は欠かさず「立ち読み」していました。紹介された機器は到底買えないものばかりなのに「欲しい」と思わせる魅力に溢れていました。そのうちの幾つかは後年入手して今でも手元にあります。

    最近、残念なのは、価格の高低にかかわらず、そのような機器にほとんど出会えないことです。

    最近のハイエンド製品の価格が高くなり過ぎたことも一つの要因ですが、自身の経済力を考えると「THE BIG SOUND」の機器群の方が遥かに非現実的でした。あの頃の一級品は「憧れ」だったのに、なぜか最近のハイエンド機器には「馬鹿々々しさ」を感じてしまいます。

    「THE BIG SOUND」はオーディオの古き良き時代でした。

    byのびー at2022-08-05 17:55

  10. グランドスラムさん

    やはり、象が踏んでも壊れない床は必須ですね。床の反射についてはタイルカーペットや絨毯で対策してみます。あまり変化が感じられなければそのままで(笑)

    象が体当たりしても壊れない壁はやっぱり難しいのであまり気にしない方向で(笑)でも何らかの工夫はしたいのでグランドスラムさんのような並行面をなくす工夫をトライ&エラーでやってみます。

    スピーカー後方の壁は気にしなくて良さそうどころかないほうが良いのかもしれませんね。アポジーなんてまたマニアックな機器が出てきましたね(笑)実物は見たことないんですが、オールリボンとかワクワクします。

    by軽男GT4 at2022-08-06 10:36

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする