日記
DirettaとPCと未熟な私
2020年04月24日
今春、『Diretta』を我がシステムに導入して自作PCをトラポにして楽しんでいました。
「いました。」
そう、過去形です。。。
たいした知識も無いのにPCをいじっていたら起動できなくなってしまったのです。(泣)
BIOSを更新してもCMOSクリアをしてもダメで再起動の無限ループと格闘すること数日、
私にはこれ以上に何かを出来るスキルがなく
徐々に徐々にそして遂に
「ウッキ〜〜〜〜!!!」
お猿さん化。。。
そして気が付けばこれらの製品が到着してました↓

CPU:Corei5-9400F
M/B:Z390 Pro4
SSD:NVMe-SSD
メモリ:DDR4-2666×2枚
そうです、直すのを完全にあきらめて
PCを最新版に組み替えることにしたのですよ。
これまで使用していたPCは約7年前に自作した物で
CPUは第4世代の「i5」だったのですが現行は第9世代になっています、
知らん間に時代がめっちゃ進んでたんですね~(汗)
で、今回はi5はi5でも「F型」をチョイスしました。
本当は i9の8コア が欲しかったのですが、
電力消費量の多さが気にいらなくて~
・・・・・・・。
とかなんとかカッコつけてもしょうがないですね、
はい、
高価すぎて今の私には買えませんでした!
しかしながら 『i5-9400F』 は私にちょうど良い気がします。
なぜなら
現状よりもはるかに性能がアップして4コアから6コアに増えるのと併せて
何と言ってもF型! ふふふ~ん(笑)
F型はCPUにGPUを内蔵していないタイプです。
つまりは画像を出力する為に別途「グラフィックボード」を用意する必要がある代物なのです。
しかしその分安い!
これはありがたし(笑)
しかも!
というかこっちが本命なのですが
CPUにグラフィック処理をさせないという仕様が "オーディオ的には大正解" じゃないですか?
とそう私は思いました。
既にグラボは持ってますしね!
餅は餅屋で分業させましょう。
そしてそして私が所有しているグラボがまたマニアックなのですよ
HD7850でファンレス仕様!!!
補助電源付きクラス(中級以上)のグラボでファンレスって市場にそうそうないんですよ〜
それがコレ↓

フィンがカッコ良い〜。
(古いけど)
このマニアック製品を活かすことができます!
(古いけど)
なので i5のF型 がベストマッチなのです。
次のポイントがSSDです。
わたくし恥ずかしながら知りませんでした、
最近のSSDにはメインボードに"直差し"出来るのがあるなんて。。。
オーグラインを使ってSSD接続用のSATAケーブルを自作しようとか考えてましたが、
今時はケーブルそのものが必要ないんじゃん!
なんじゃい!
オーディオシステムの “省接点化” が私の自作へのこだわりの基本なので
この方式はめちゃくちゃコンセプトに合致します。
試さない理由はもはや無いやろ!
直差しSSDは 『NVMe (M.2)SSD』 という規格のようです。

昔のクールミントチューインガムみたい
省接点化だけじゃなくて、伝送速度性能的にもメリットがありそうです。
SATA3の6Gb/sに対して、このM.2規格だと5倍以上の32Gb/s
スピードが速い分ノイズが多いかもって?
う~ん、やってみないと分からんです。
元々は自分で壊したその修理という後ろ向きな出発だったのですが、
6万円チョイの出費でこれだけの面白そうな事ができますので
PCリビルドの価値は充分にあります!
夜の自粛のお陰で行って来いだと前向きに考えましょう。。。
さて、組み込みます!
元々のPCもオーディオ的に工夫していたのでそれらも併せて紹介します。
【ケースと電源のこだわり】
ケースの内側にはアルミシールドと銅板を貼って二重シールドにしています。

電源は500Wのファンレス仕様! (80PLUS PLATINUM)

【メインボードにCPUとSSDの取付】
SSDはM.2ソケットに取り付け

CPUセット、そしてSSDに放熱板貼り付け

CPUクーラー設置

おバカでしょ〜?
このどでかいフィンクーラーでCPUも基本ファンレス!
【ケースに格納】
ファンレスグラボも差し込むと冷却フィンだらけで超カッコいい〜!!
エンジンルームみたい

ケース上部裏側の排気ファンはCPU温度に連動して動きます。
CPU温度が70℃まではファンを完全停止させる設定で様子見します。
このファンは安全装置的な位置付けですね。
見ての通りエアフローに邪魔な物は極力排除しています。

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OS等を入れて完成!!
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必要最低限のソフトしかインストールしていないので精神衛生上もスッキリしました。
Direttaの動作も安定していて大満足!
前回のPCではDirettaの設定はSuper5000が限度だったのですが、
Super25000まではぎりぎり大丈夫な感じになりました。
Super25000での「Over time率」は3%くらい、
Super20000では1%
Super12500では0.5%未満
ですので、Super12500の設定としました。
LANの転送速度は14.4Mbpsで安定して、
CPUの負荷率は28%前後です。
CPUの負荷率を下げる手法については今後の課題として
勉強してみたいと思います。
温度の方はどうかというと、
PCケースはフルサイズなのでエアフローは良好ですし、
ドラフトも良く効いているようで、Foobar2000を動かしてるだけであれば
今のところギリギリ70℃を超えません。
意図的に70℃を超えさせてファンの動作を確認したところ、
300rpmで回転してCPU温度は下がっていきました。
GPUもNVMeSSDもCPU以上の温度にはならないので大丈夫そうです。
300rpmの超低回転であれば振動も動作音も全く気にならないです。
一応はファンの配線にファン用ノイズフィルターをかましているので、
ノイズ的にも影響は少ないでしょう。
さて肝心の音はというと、
組み立てたばっかりですがやっぱり良い、、、
・・・・・・・。
良くはない。
悪くはないんですが想定していたレベルに届いていない。
なんだか硬さとザラツキが気になる。
通電したばかりでパーツ類が安定していないのだろうと思い直して
数時間エージングをした結果、硬さが取れました。
かなり焦りました。
しかしながら、まだ自分の目指すレベルには達していないので
GNDの強化を試みようと思います。
【GNDの強化】
これは私らしいスペシャルチューニングになります!!
元々は「たわしアース(仮想アース)」を検討していたのですが、
私のオーディオシステムはリアルアースをつなぐことを大前提に組み上げているので、
仮想アースよりも先ずはフレームグランド(FG)の容量を増やして、
FGの‘電位の揺らぎ’を抑える方向で進めます。
イメージとしてはダムですね。
PCフレームの金属の量を数倍に増やす(ダム)事によってダム湖水面の上下方向の水位変化速度を抑える感じ
且つ
リアルアースで電位を下げる。
FGをどっしりと安定させることによって、背景の静けさと音の重心を下げる効果を期待しています。
ザラツキや刺々しさとは無縁のアナログ的で3Dの音世界へ行けるか。
この部分のDIYについては現在進行中なので追って日記で報告します。
この先もPCをチョコチョコといじって楽しみたいと思います。
自作ってやっぱり楽しいなあ
レス一覧
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CENYAさんこんばんは。
自作PC良いですねー。
私も高校、大学生時代は作ってばかりだったなぁ。
丁度IntelとAMDが1Ghzにどっちが先になるか?の頃。
Pen3もAthlonも友人のも含め作りまくった(笑)
ちなみにずーっと『Intel入ってない』AMDerです。
でも数年作ってないと全く用語がちんぷんかんぷんです。
仕方ないのでPCオーディオでなくてレコードに走りました(笑)
byニッキー at2020-04-24 22:10
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挙動不審のニッキーさん、こんばんは!
元気なの?小さい事はまあいいや。
ニッキーさんはPCを組める人だったんですね〜。
意外だなぁ (失礼!)
GNDの強化方法は誰もやった事がない様な、それでいて見た目もカッコいい方法を思い付いたのでお楽しみに〜!
>仕方ないのでレコードに走りました(笑)
思ってもない事を書きましたね。。。
正直こういうの嫌いです。
後ろ向きな理由でレコードやってんの?
違うでしょ。
自分のやってる事ややりたい事は堂々と表現しましょうよ。
「俺はコレが好きでやってんだ、文句あっか!?」
くらいにね。
男は情熱と実行力と誠実さと太い軸が重要だと思います!
世の中が落ち着いたらオフ会しましょうね。
byCENYA at2020-04-24 22:45
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CENYAさん
コロナ休み中もすごい工作ですね。さすが!
やっぱり百均アースは工作マニアのCENYAさんにとってはあまりに安直ですよね。
フレームグランドの重装強化、賛成です(でも私には大変)。
サテライトアースの経験からすると、フレームグランドの独立分離がすごい効果があると思います。電源部を別筐体して分離するとか、徹底的に別筐体化を勧めることをご提案します。アンプもプリとパワーを分離、パワーのマルチの基板もそれぞれにフレーム独立化、もしくは重量のある銅板を基板毎に抱かせるとか…。CENYAさんならやっちゃいそう。
byベルウッド at2020-04-25 08:22
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ベルウッドさん、おはようございます!
>コロナ休み中もすごい工作ですね。
ぜんぜん凄くないです(笑)
やった事がある人なら目を瞑っても作れちゃいますよ。
とか言っちゃって
家族にも会えず越谷にこもってますので、時間はたっぷりあります。(泣)
特に夜が長いです。
>百均アースは工作マニアのCENYAさんにとってはあまりに安直ですよね。
真鍮たわしアースも勿論やりますよ!
優先順位が高いFG強化をやった上で、PCケースの空きスロット部分に取り付ける様な「たわしカートリッジ?」みたいなのを妄想中です。
見た目もカッコ良く決めたいですからね〜
>電源部を別筐体して分離するとか
この案、戴きます!
ありがとうございます!
>CENYAさんならやっちゃいそう。
やれません。(笑)
byCENYA at2020-04-25 09:39
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CENYAさんのクラフトマン魂は凄いですね!
SONY社員さんの自己所有の改造品がウォークマンとして商品化され、あのアコリバ社長は工場勤務から自分のアイデア商品を世に出した事がスタートですから、CENYAさんにも夢がありますね。
byにら at2020-04-25 12:53
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CENYAさん こんにちは
m2SSDは高性能でいいですよね、自分も1TBの物を使っています
但し注意が必要なのは「あっちち」状態になりやすいんですよ
特に自分もうるさいのは嫌なのでCENYAさんと同じくファンレスの
電源を使っているのですがすぐに50℃を超えてしまいます
ファンレス電源で背面のfanを低速で回すと換気が不十分になり
やすいです
なので外部fan付のPCIボードで使っています
https://www.aliexpress.com/item/32756632370.html?spm=a2g0s.9042311.0.0.27424c4d0VJFuE
こういう物です
CrystalDiskInfoでSSDの温度は(最初の内は)チェックした方が
いいですよ
byプリマ at2020-04-25 13:16
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にらさん、こんにちは!
>オーディオ用タワシ専門店CENYA 越谷店
※お一人様3個まで
ホイ来た!
今なら期間限定で さざれ水晶を内蔵しちゃうよ〜!
アップグレードプラス5万円でトルマリンパウダー塗布!!!
ボッタクリまっせ。笑
byCENYA at2020-04-25 13:43
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すみません、タワシ専門店は書いてからあまりにしょうもないので消しちゃいました(笑)お許しを
byにら at2020-04-25 13:54
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プリマさん、こんにちは!
M2SSDの1TBですか!豪華ですね〜。
いいなあ
温度は確かに熱くなりやすいようですね。
970EVOの動作温度範囲は0-70°Cの様でして、私に使い方であれば60°Cまで行くかどうかみたいな感じで今のところ丈夫そうです。
HWモニター?で今はちょくちょく確認しています。
ご紹介の取り付けカードですが、これがあればメインボードが対応をしていなくてもM2SSDが使える様になりそうですね。
いい製品ですね!
PCケースは敢えてタワー式にしてドラフト(熱い空気は勝手に上昇して抜けていく)を十分に効かせています。
フルサイズなのでエアフローのスペースも充分だと思うのですが、問題は夏ですね。
必殺エアコン
byCENYA at2020-04-25 14:00
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にらさん、待て待て
私が一人で変にボケてる痛い奴になってるじゃないですか!
こんな恥ずかしい仕置きなんて!
たまには良いだろう。
ヒューッ!
時を戻そう。
としても無理なので放置します。
byCENYA at2020-04-25 14:08
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CENYAさん、こんばんは。
夜の自粛になか、PC自作は、楽しいですね。
ケースはフルサイズなので弄り甲斐ありそうですね。
PCは電源が要だと思いますので、いろいろ試行錯誤ができるかと思います。
ただ、軍資金は、自粛解除を見越して、ほどほどに。(笑
byいたちょう at2020-04-25 19:50
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いたちょうさん、こんばんは!
電源ですよね〜。
この部分をどうしようかと悩んでいます。
取り敢えず電源ユニットの中身を開けて見ますか。
PCは触る所が多くて楽しいんだけど困っちゃうんですよね〜。笑
自粛解除した時には埋蔵金で対応します。
て、
ダメだダメだ〜
PCオーディオ怖え〜
byCENYA at2020-04-25 21:17
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CENYAさん、こんばんは。
Diretta導入おめでとうございます!
PCもやられたのですね(笑)
送信サイクルを変更したらfoobarも再起動しないと変更が反映されませんので注意ですよ!
ATXベースは詰め所満載ですね~
しかしCPU温度が70℃近くはちょっと高いですね・・・(汗
VRMの冷却も考慮する事をお勧めします(笑)
byMF at2020-04-26 01:34
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MFさん、おはようございます!
ありがとうございます!
送信サイクル変更後の再起動は半年前に教えてもらったのをちゃんと覚えてましたよ。
最初の1回目だけ忘れててぬか喜びしちゃいましたが。。。
アイドル状態だとCPU負荷率は1%くらいで温度は40℃台なのですが、foobar2000を動かすと26〜28%位で60℃台になります。
BIOSのCPUとメモリ関係の項目には(よく分からないから)手を付けていないのですが、勝手にオーバークロックしてくれちゃってるみたいです。
電力を多く消費して何時でもフルMAX状態にする設定か、
なるべくCPUに電力を送らない負荷追従型の設定にするかで迷います。
どっちの方が音が良くなるのだろう?
従来のオーディオ製品的な考え方だと前者の方になりそうです。
負荷追従型だとVRMのスイッチング動作が頻繁になってノイズ量が増えるんじゃないかとも想像していて、今のところの私の浅い知識では前者の方がやっぱ良いように思っています。
フルMAX性能じゃなくて良い塩梅の性能に固定して、電源関係の変動を抑えて一定化させる事でマザーボード内でのノイズを低減するのが、今の私でも出来るチューニングかなあと、そう考えています。
Intel何たらテクノロジーという設定が幾つもあるけど、これらをオフるのが単純化の第一歩かと。
VRMの熱については全く頭になかったのでマザボを確認してみたら、MOSFETにちゃんと放熱板が付けられていました。
電源は10フェーズらしいのだけど、放熱板が付けられている組み合わせは7つなので10フェーズは嘘かも。(笑)
放熱板が付いていないのがぱっと見で6組有りますので、これらの組のMOSFET×12個に放熱板を付けるのは「有り」ですね!
良い情報を教えて頂きました、ありがとうございます!
byCENYA at2020-04-26 08:57