日記
「バイロイトの第九」の2つの録音の謎に迫った素晴らしい分析記事
2021年11月26日
たまたま見つけた記事ですが、古くから有名なEMI盤と、2007年に突如世に出たORFEO盤とを分析・比較した記事です。
当時評論家が耳で聴いてあーだこーだ言っていたのを読んでも、なんだかわかったようなわからないような不完全燃焼気味のままずっともやもやしたものが残っていたのですが、目の前の霧が晴れたような気分です。
まさにこんな記事が読みたかった!
デジタルオーディオあれこれ
バイロイトの第九。フルトヴェングラー色々。
私自身は板起こしやデジタル的な解析には疎いので、どこまで内容が正しいのかの検証ができないのですが、拝読した限り、ここにちょいと座談会でも加えれば、そのままレコ芸の特集記事になっていてもおかしくないレベルと思います。
まもなく師走ですし、文中で言及されているスウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第九もちょうど昨日輸入盤が発売になったようですので、皆様も是非検証してみてはいかがでしょうか。
レス一覧
-
こんにちは。
ご紹介のサイト、すごい面白いです。
自分はお恥ずかしながらこういったデジタル系の数値羅列の書き物は苦手でこれまで極力避けて通ってきましたが、なんと言いましょうか例えば将棋を知らない人でも羽生さんの書籍を読むと分かったような気がして面白いのと同じ感じで「難しい事をやさしく深く、そして面白くする」といった筆者のセンスを感じました。(コロナ感染者のシュミレーションを借金返済の方法論に当てはめるとか)
ご指定の記事もまるで推理小説みたいで、ソフトの知識が無くても十分楽しめました。
そんなわけで日記の趣旨に沿わないコメントになってしまいすみませんが、ご紹介ありがとうございました^ ^
byにら at2021-11-27 13:12
-
にらさん、コメントありがとうございます。
私もこのサイトは今回の記事を見つけるまでノーマークだったので、いろいろ遡って読み進めています。(理解できるとは言ってない)
書き手の方は、非常に頭が良くロジカルな方なのだろうな、という印象です。
オーディオルームやマルチウェイについての記事もあり、ご自身での盤起こしを含め、合理的な手法で最短距離で進まれている様子が非常に興味深いです。
あの広さと容積、かつ柱や梁に太い良質な木を使っている響きが良さそうな専用部屋で、自分で組んだシステムで、自分で盤起こしした音源を聴くのは最高だろうなぁ・・・。
by眠り猫 at2021-11-28 13:03