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日記

1点アースと多点アースと

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2020年05月13日

結論から先に書きますと自分の場合は、
真空管アンプなど低周波を扱う場合には「1点アース」。
パソコンなど高周波を扱う場合には「多点アース」と認識しています。
(電気の振る舞いの違いからです)

==================================================================
●多点アース

左図:「できる!自作PCの作り方」
    https://pc-info.sakura.ne.jp/maza-mauntotaipu.html より
右図:「自作大図鑑 マザーボードをケースに取り付ける」
    https://jisaku-pc.net/build/mahter_setup.html より

パソコンのメイン基板(マザーボード)にはケースへの固定ネジ穴が
約9つほど用意されていまして、それぞれに『導通用』のハンダが盛られて
(ケースに)GNDを落とすように作られています。計9点でケースに接続ですが、これ以外にバックパネルや電源ユニットからの電源ケーブル(24pinや8pinなど)でも導通します。
最終的にこれらのGNDはケースを経て、電源ユニットのACインレット3Pのうち「GROUND」(保安アース)に導かれるているのが通常です。

この事から、パソコンに於いては必ず保安用の大地アースを接続する必要があります。感電防止とともに、ノイズを逃がすためです。


図:TDK社:なるほどノイズ(EMC)入門【基礎編③】ノイズのモードとふるまい、アースとグランドの区別が重要
  https://www.jp.tdk.com/tech-mag/noise/03 より

よく、
「マザーボードをケースに入れたら音が悪くなった」
「マザーを絶縁したら音が良くなった」
という情報を目にします。
アンプを自作する場合でも同様の事を自分も経験しています。
バラックでアンプを組み立てて、音をお気に入りの状態に仕立てて
いざ綺麗にケースに収めると・・・・音が曇ってしまってドンヨリ・・・。
大失敗に終わるというパターンです。ケースの蓋を開放するとだいぶマシにはなるのですが、一体これは何なのでしょうか?
そんな疑問はさておいて、話を進めます。

パソコンにおいては、音がどうのこうの以前に多点でケース(アース)に落とされるように設計されているのでそれに従うべきです。同時に、大地アース接続することも必要です。
電波暗室の絵を見ながら、トイレを想像します。
ケースに入れないパソコンは言ってみれば「野グソ」です。
オープンスペースなので臭いは拡散され・・・それほどでもありません。
それをケースに入れると「密閉されたトイレ空間」です。
臭いが充満して自分の体から出たブツとはいえ耐えられません。
換気扇が必要です!!
そう、やっぱりアース(換気扇)でノイズ(臭い)を抜く事は
必要なんじゃないか?という事を言いたいだけでした(^^;
汚い例えでスミマセン。

==================================================================
●1点アース
これは真空管アンプの自作ではよく聞かれることなので、
敢えて私が書かなくても皆さんの方が詳しいかもしれません。
最近わたしはThomann S-75mk2で遊んでいるのですがここで1点アースをみました。

↑これを見ると分かりますように、ケースとの導通を作られているのは
1点のみです。ネジ穴は都合、基板上に3ヶありますが銀色の丸で導通箇所を作成しているのは1ヶの穴のみ。意図的にそのようにされています。この1点アースがACの3PインレットのGROUNDに導かれるか?いいえ、そう単純ではありませんでした。
※ここでの1点アースとは別の箇所との接続部位の事であり、一般的な1点アースとは意味合いが違うかもしれません。

グラウンド・リフトスイッチを「GROUND側」に設定すると、
スピーカーのGND端子とACインレットのGROUNDは導通します。

グラウンド・リフトスイッチを「LIFT側」に設定、つまりGNDを浮かせると
スピーカーのGND端子とACインレットのGROUNDは10kΩとなりました。

※グラウンド・リフトスイッチの位置によらず、
 アンプの入力端子のGNDと、スピーカーのGND端子間は常に導通(0Ω)でした。

==================================================================
●最後に
仮想アースやリアルアース(大地アース又は保安アース)をオーディオに導入するようなときには、メーカーの設計思想を汲みとって取り組むと良い結果が得られやすいかもしれません。
↓下記の製品ではACの3Pインレット?に見えますが、よく見るとGROUNDが省略されて2Pになっています。画像をクリックして拡大すると見えます。この場合、アース付きの医療用電源タップなどは余り意味を成しません。アースできないので・・・

↑では、つまり保安アース(大地アース)は普通には絶対に接続できない仕様になっています。Accuphaseは近年保安アースの接続を推奨しているようですが、これは音質のためではなくて。あくまで「水をぶっかけた」際などの感電予防のためのようです。
marantzは海外230V仕様でも頑なに3Pのアースを省略し続けているようです。
↓は同社フラッグシップのPM-10S1でした。この場合も同様に、アース付きの医療用電源タップなどは余り意味を成しません。アースできないので・・・

ESOTERICは見た目に3Pインレットですが、GROUND端子は内部とは接続されていない可能性が高いです。(ネットで検索すると、ESOTERICの国内向け製品のACインレットのアース端子はオープン。海外向けは場合による?という感じです。)代わりといっては何ですが?シグナルアース端子が出ているのがESOTERICの伝統かもしれません。



2020/05/15追記:
LOCOMO66さんの日記「アースについて」2014年6月7日 のコメント欄より一部分引用
#####################################
以前調べた内容ですが、3Pグランドが接続されている機器と、そうでない(NC)の機器とのリストです。

・グランドがNCの機器

ESOTERIC UX-1、UX-3、X-01、X-03
PIONEER RX-A3010
OPPO BDP-83、BDP-95、BDP-105
Luxman D-05、D-08
DENON DCD-SX、DCD-SX1
YAMAHA CD-S2000、CD-S3000
SONY TA-DA7000ES、SCD-555ES
Marantz AV7005、AV8801、MM7055、SA11S3

・グランドがシャーシに落とされている機器と落としている場所

Luxman DU-80 AC/DC電源基板シャーシ
C-800f サブボトムシャーシ
C-600f     〃
Accuphase DP-67 電源トランスシャーシ
DP-77     〃
DP-85     〃
C-275V 〃
P-650     〃
P-7000     〃
P-450 〃
SONY SCD-1   リアパネル
SCD-777ES   〃
SCD-XA777ES  〃

ご参考になればですが。

byへっぽこハム太郎 at2014-06-08 07:57
#######################################
引用ここまで
へっぽこハム太郎さん貴重な情報ありがとうございました!(^^)!



2020/05/16追記:
プラズマ実験におけるノイズ対策の基礎(桑原大介氏:中部大学工学部)
http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2019_11/jspf2019_11-572.pdf より

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  1. こんにちは。興味深く読ませていただきました。

    上の写真のマランツは2Pであるが、電源ラインにノイズを垂れ流すことになるのですか?そうすると、トイレに換気扇等の開口部がないにもかかわらず臭いが外に漏洩しており、他の機器に悪影響をもたらすという事態になるのでしょうか?

    また、エソテリックに関して、3Pインレットは接地していない可能性があると言われていますが、これは実際にどうなっているのかを開けてみてみる以外には確認の手段はないということなのでしょうか。

    私のラックスマンはあるオーディオショップの方に、「3Pだけどフェイクでしょ?」と言われましたことがあり、真に受けてましたが、どうなんでしょう。

    アース工事を私はしようと思っているので、最近とあるアンプメーカーの製作者に購入前提で、そちらのアンプは接地抵抗の極めて低い専用アースが効果を発揮するのかと質問しました。あちらの答えは、少しつまって、may or may notというところでした。詳細は書きませんが、私が勝手に引き出した結論は、この製作者は、音楽装置の一部としてアースの是非を設計のプロセスにおいて試していないな、少なくとも有効に活用しようとはしてないな、だから購入するのはよしておこうでした。

    Thomannでアース研究を続行されて、また色々と教えてください。

    ラックスマンがアースをどうしているのか、メーカーに問い合わせたいと思いました。

    byベルイマン at2020-05-14 10:26

  2. ベルイマンさん レスありがとうございます

    お返事を沢山打ち込みましたら、投稿時に「文字数が多すぎます」と怒られまして内容が消えてしまいました(笑)

    まぁ大地アースをアンプに繋いだからといって音質が良くなるとは限りません。自分はアース棒を自分で大地に挿してコンセントと繋いで漏電ブレーカーを作動させたり、そのアースをアンプに接続したり実験してみましたけれど・・・残留ノイズが減ったり音質が良くなるという事はありませんでした。

    近年の大地アースの効能は周辺を飛び交う電波のシールド効果(日記のなかの電波暗室)が増すことによる結果が多いのかなぁ・・・という妄想です。基本、アナログアンプの回路と地面を接続して音質が良くなる道理が分かりません。※仮想アースとは別の話です

    ESOTERICの件はESOTERIC製品ユーザーさんがお使いの製品についてサービス窓口に質問して得られた回答だったと記憶しています。ただしESOTERIC製品の全てでAC電源の3Pのグラウンドがオープンとは言い切れないために「可能性」という表現をしました。ラックスマンも回答してくれるとよいのですね(^^

    bynightwish_daisu at2020-05-14 13:26

  3. ベルイマンさん もうひとつ

    「コモンモードノイズ」「ノーマルモードノイズ」の違いがもしもご存知なければ調べてみてください。一般的なアナログアンプではコモンモードノイズは発生しないので別にアースは必要ありません。別の理由で必要ないというのもありますが。

    ↓そのうえでこちらの日記の動画をみると理解が深まると思います
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/4813/20191120/63921/

    bynightwish_daisu at2020-05-14 13:30

  4. nightwish _daisuさん、こんばんは。詳しくありがとうございます。正直分かったような分からんようなです。特にnightwish _daisuさんが仮想と大地を分けているところがです。仮想アースが何がしか有効であるなら、大地も有効であるはずではないのですか?それとも仮想アースも大地も、別の意味で、両方ともさして有効でない、と言われているのでしょうか。私は仮想も大地も自分のシステムでは試したことがありません。しかし、テロスのgrounding noise reducer mini 3.1を2〜3週間使った経験があるくらいです。ただ、これはなかなか壮絶で、かつ、自分が直接体験したことを超えて、もっと先に広がりがあるようなインスピレーションを与えてくれる試聴体験となりました。ですから、アース工事に金を使いますし、それをうまく享受できるようにシステムを組んでいきたいと思うのです。

    また教えてください。アースの研究も続行されてください。特に仮想と大地の批判的研究を私は大いに、そして勝手に、期待します。

    byベルイマン at2020-05-14 19:40

  5. ベルイマンさん 再レスありがとうございます

    アースを語ると本が出来てしまいますので・・・
    良著を1冊だけ紹介します。
    ---------------------------------------
    日本工業新聞社
    「イラストでよむ アースとノイズのはなし」伊藤健一[著]
    ISBN 978-4-526-05003-9 (4-526-05003-2)
    出版年月 2002年9月
    ---------------------------------------
    ↑これを読めば大地アースのほか、FGやらSGなんてのもあって
    デジタル回路とアナログ回路のそれぞれグラウンドがあることが
    分かってきます。それらをどう結合して一つのシステムに仕上げていくかが職人芸かもしれません。この書籍、内容は理科が好きな小学生程度であれば読むことが可能な簡易的な表現にされていますが、その実体は本格的です。
    そして、今は理解できないかもしれませんが↓のhtmlをみて雰囲気だけ読み取ってみてください。※もしも現時点でこれが理解できれば先の伊藤健一[著]は読む必要ありません!!技術文書なので日本語訳が煩わしければ原文を読む方をオススメします。
    https://www.analog.com/jp/analog-dialogue/articles/staying-well-grounded.html

    最後に、アース工事はされて良いと思います。
    私自身、大地アースは無いと困る「重要なもの」の一つです。
    良いも悪いも使ってみなければ分かりません・・・。わたし自身は決して批判をしているつもりはないのですが、そう見える?のでしょうね。うーん(^^;

    bynightwish_daisu at2020-05-14 21:10

  6. nightwish_daisuさん、

    こんばんは。

    アースは難しいですね。
    オーディオ機器は一点アースにしてループを極力避けるのが基本だと思います。

    各メーカーの大地アースに対する対応はnightwish_daisuさんが書かれている通りですね。
    マランツやエソテリックが電源の3PプラグにケースGNDを繋がないのはアースループの影響を避けるためだと思います。

    Accuphaseが大地アースを推奨しているのは同社のすべての製品がバランス接続対応で内部回路も完全にバランスで動作しているためにすべてすべてAccuphaseの製品で構成してバランス接続にすれば複数の機器のケースを大地アースに繋いでも信号系にほとんど影響しないからだと思っているのですが。

    私が使っているUSのガレージ・メーカー製のチャンでデバはケースが電源の3PのGND線に接続されています。
    でもそのケースは信号ラインのGNDとは直接つながれていなくて電源のGNDに数100オームの抵抗で接続されていました。
    信号ラインのGNDのループを避けるためですが、こんな方法があるんだということを知りました。
    人体の感電リスクを避けつつ信号系への影響を減らしているのだと思います。
    私はこの設計を尊重して一点アースのユニバーサルプレーヤーとは別にこのチャンデバも大地アースに接続しています。

    PC系のGNDは…

    byK&K at2020-05-14 22:49

  7. nightwish _daisuさん、本買いました!ありがとうございます。

    byベルイマン at2020-05-14 23:37

  8. コメントが長くなってすみません。

    PCのGNDはおっしゃる通り多点アースですね。

    今のPCはよくわかっていませんが昔のデスクトップPCはそのフレームにフロッピーやHDD、DiscのRead/Write機器が電気的絶縁なしに固定されていましたから信号GNDとは別にそこらじゅうで電気的につながれているのでループだらけ。(笑)

    昔、HDDの技術部門にいたことがありましたが、2.5インチのHDDがPCに装着されるとソフトエラーレート(エラー修正前の裸のエラーレート)が顕著に悪くなるトラブルに見舞われました。HDDの筐体はアルミ製でHDDが装着されるPCのフレームは鉄製。
    このため鉄製のフレームに流れていたノイズ電流がHDD装着により
    鉄より電気抵抗の低いHDD筐体を流れることでHDD内の磁気ヘッドがノイズの影響を受けてエラーレートが上がるという問題でした。

    PCのノイズは半端ではないのに当時のアースの取り方は無秩序状態だったように思います。
    やみくもに全部フレームに接続するのがベストではないように思うのですが、私には難しすぎます。

    あまりにもノイズ源が多いのでおっしゃるように電波暗室みたいにくまなく電気的な網をかけて密閉するという考え方なのでしょうか?
    デジタルとアナログが共存する機器、システムではさらに悩ましいですね。

    byK&K at2020-05-14 23:38

  9. 横レスお許しください。

    ベルイマンさん、

    はじめまして。

    私は 「may or may not」 と言ったアンプ製作者には率直で正直な真摯な姿勢を感じます。

    大地アースは重要だと思っています。
    私も実質的には1点アースでプレーヤーから大地アースを取っています。

    アンプ製作者の方は大地アースに関しては環境やどの機器から接続するかなどの方法によって効果が異なるためそのアンプにとってのメリットについてはわからないという意味で回答されたのではないでしょうか?

    私も元エンジニアの端くれですが、同じ質問には "Nobody knows !" と答えるかもしれません。

    byK&K at2020-05-14 23:59

  10. ベルイマンさん 購入ありがとうございます。

    Yahooブログ時代は本を紹介すると・・・
    「本は買うのは勿体ない。勿体ぶらないで教えろ!!そうすればタダ(無料)だ!!」
    と逆切れされて・・・悲しい想いをしたこともあります。
    その本の内容はネットには載っていないので購入するか図書館で借ればいいのですが「図書館に行っては?」と提案しても拒否されました。

    思い出したらムカついてきました。※ベルイマンさんの責任ではないです
    インターネットに載ってる程度の情報なら「本を紹介」しないでURLアドレスをお伝えします。私は。

    bynightwish_daisu at2020-05-15 00:46

  11. K&Kさん、はじめまして。決して件のアンプ製作者が不誠実だと悪く言うつもりはなかったのです。私がものを知らないのと、新しく家を作るという事情があって、アース工事をするというのが、機器の選定に先行しているというだけのことなのです。アースの明日はnobody knows、実に不思議ですね。ただその不思議さに対してポジティブでありたいのです。いずれにしても、その製作者の方は誠実で、それに感謝しています。

    長くなりますが続けますね。今日、出水電器の島元代表と、エソテリックのシグナル端子の話をしました。メーカーの説明を聞いてもその効用がよく分からないと言ってました!いやー。これもnobody knowsとすべきでしょうか。うーん。

    byベルイマン at2020-05-15 01:03

  12. K&K at2020-05-14 22:49さん レスありがとうございます

    うーんAccuphaseのアースは保安アースです。
    人がコンセントで感電したり?漏電したとき漏電ブレーカーが落ちてくれる。ところか、電源トランスで60Vや80Vあるいは360Vなどに変圧された・・・要するに電源トランス二次側の世界は一次側とは別世界(分離されている)ので、仮に人が二次側で感電して漏電ブレーカーは落ちません。この事から保安アースが有効なのは一次側だけですので、それが接続されたとして筐体までで、もしかすもっと単純に電源トランスのシールドだけ?またはトランス固定部までの局部限定かも?と想像しています。

    関係ないですが、
    昔はAccuphaseも2Pだったように記憶しています。昔といえばAccuphaseのアンプは電源トランスに220Vやら200Vなんかのタップが用意されていて簡単に海外でも使えるうになっていたかな?と朧気に記憶もありますが、今改めて調べたら「 100V/117V/220V/240V」でした。は100V専用?なんでやめちゃったのかなと残念に思います。

    アースに直列に100Ωは日本でも割と聞いた話で、自分はアナログ機器とデジタル機器を両方大地アースしたいけど、大地アースが1個しかない場合に片方だけアースに直列に100Ω入れてました。それでもってアナログ機器とデジタル機器の相互干渉を防ぐわけです。工場では抵抗という小細工をしないで10m以上離した独立のD種接地アースを使う事が推奨されています。離さないと相互干渉するからです。(こういうケースでは極端に低い接地抵抗は完全に裏目にでます)

    bynightwish_daisu at2020-05-15 03:35

  13. K&K at2020-05-14 23:38さん レスありがとうございます
    HDDの筐体を流れるノイズ電流の磁界がヘッドに影響???
    俄かには信じ難い状況です。

    2.5インチをスチールに固定ってどういう状況なのでしょう?
    産業用ならCompctFlashというのもあった気がしますしNECのPC-98もいまだ現役をみかけますがそれは3.5インチのはずだし・・・。
    車の車体と同じようにボディをマイナス極として使って、ボディに電流を流してケーブルをプラスだけにして節約するトリッキーな筐体設計だったのならあるいは?。参考までに、問題の発生したPCを設計した会社名の最初の一文字およびHDDの製造年、判明したノイズ電流の発生源とその電流量およびその周波数、ヘッド位置にどれだけの磁力変動が加わるとエラーレートが悪化し始めるのか大まかに思い出せますでしょうか?細かすぎても私の頭が付いてこないのでだいたいでOKです。今後の話のネタにしたいので。
    ちなみにHDDの固定の仕方で転送速度に有意な差がでるという実験は自作系の雑誌で見たことがあります。そこでは振動の抑え方がキモだという結論を出していました。HDDそのものは振動源なので遊ばせる方が転送速度が遅くなったという結果に対して(内部でエラー訂正増加?)という考察でした。2000年頃WinPCかあるいはDOS/Vマガジンだったような気がします。

    電波暗室みたいにくまなく電気的な網をかけて・・・。そういえば真空管アンプに網をかけている評論家さん?が居ましたね。見た目はビニールでおおっているようで最悪でしたが(>_<)

    bynightwish_daisu at2020-05-15 03:45

  14. ベルイマンさん、

    ご説明ありがとうございました。

    わからないことを率直にわからないと言うのは自分に自信がないとできないことのように思ったので書いてしまいました。
    なぜ"may or may not" なのかの説明は必要のような気はしますが…

    エソテリックのシグナル端子というのはシグナルGND端子のことでしょうか?
    コストがかかるのにわざわざこれを設けたのは何か理由があると思うのですが、直接設計者本人に聞いてみたいですね。当事者でないとわからない何かがあるかもしれません。

    byK&K at2020-05-15 11:26

  15. nightwish_daisuさん、

    ありがとうございました。

    ≻Accuphaseのアースは保安アースです。

    これは3P電源コード用のGND(シャーシGND)と信号系のXLRのGNDは直接接続されていないという意味なのでしょうか?

    私が使っていた昔のAccuphaseの某機種の電源コードにはGNDピンはついていませんでした。XLRの入出力端子はありましたが、内部回路はアンバランス動作だったのかもしれません。

    もしシステム中のどこかにアンバランス回路がある場合にはシグナルGNDを大地アースに落とすのは一つの機器のみに絞るべきだと思っているのですが…


    PCのノイズの話ですが、信じられないでしょう。(笑)

    2.5インチなのでPCはラップトップです。
    1990年代2.5インチが市場に登場して間もないころの話です。

    私の書き方が誤解を招いたかもしれませんが、これはHDDのプロトタイプをPCに実装して評価をしていた時の話で、製品になったものが市場で問題になったわけではありません。
    製品化されたのは当然改善されたものです。

    また、エラーと言ってもHDDにはエラー訂正機能があるので実際にはデータエラーが発生するわけではなくリトライなどによるパフォーマンス低下になるわけです。

    HDDは両サイドから鉄製のレールのようなもので固定される構造になっていました。
    もちろん信号電流を積極的にシャシーを利用して流すなんてことはしません。
    バスラインのパラレル伝送のスイッチング電流は半端ではないのです。

    当時のRead用の磁気ヘッドは今のものと全く異なりコイルを使ったもので環境ノイズを拾いやすかったのが一つの要因でした。今の技術とは全く違います。

    もう時効だとは思いますが、会社名につながるような情報を公開することはできません。ご容赦ください。

    ≻ちなみにHDDの固定の仕方で転送速度に有意な差がでるという実験は自作系の雑誌で見たことがあります。そこでは振動の抑え方がキモだという結論を出していました。

    これはヘッドの位置決めサーボコントロールの問題なので別の話ですが、HDDの固定法は要注意ですね。
    設計時、位置決めサーボのOptimizeと評価はHDDを固定した状態で行うので固定した状態で使用するのが無難です。
    フローティングタイプのインシュレータを使うとサーボの挙動に影響するためヘッドのシークタイムが悪化してパフォーマンス低下の可能性があるということです。

    byK&K at2020-05-15 12:54

  16. アース関係について、ご存知かもしれませんが、参考になりそうなリンクを紹介しておきます。

    https://audiodesign.co.jp/column/column_old/gnd/
    https://ecaps.exblog.jp/21807745/
    http://t-sato.in.coocan.jp/advanced-pcb-design/part3.html

    答えは一通りではなく、機器の組み合わせ、配線レイアウト、機器内部の設計思想、これらが上手く噛み合っていないと良い性能は出せないでしょう。単一機材の処理だけ見たら妥当でも、システム全体で見たら問題があることもありえます。

    機器の3Pとシャーシが導通されているかはテスターでアースピンとシャーシ間の抵抗を見ればわかりますが、アースピンとシャーシが導通している機器でシステムを構築し、すべてアースと接続した場合など上のリンク先で解説があります。アースを接続したらノイズが増えた計測事例もあります。

    個人的にはですが、機器の一点GND設計に頼り切ることはあまり理想的だとは考えていません。現代ではスイッチング機器や通信機器が多いので空中の高周波は無視できないです。なのでオーディオ機器であっても高周波的な解決策は設計に取り入れるべきと考えています。

    そして高周波的な対策ってトイレの例えで言えば自分自身が同じニオイならニオイには気づかないというイメージです。

    以上参考になれば幸いです。

    byyohine at2020-05-15 14:28

  17. K&K at2020-05-15さん レスありがとうございます

    Accuphaseの保安アースの扱いは私には答えられません。必要であればテスターあててみるか?直接Accuphaseに聞いてみるのがよいと思われます。すみません。

    過去の経験談はとても面白く読ませて頂きました。
    ありがとうございます(^-^)

    bynightwish_daisu at2020-05-15 15:00

  18. yohineさん レスありがとうございます。

    3つ目のリンクは本日記にベストマッチですね!
    紹介ありがとうございます。

    トイレのイメージ、その方向に捉えられましたか。
    確かに新幹線に乗って300km/hで移動していても車両と人間の間は静止しています。グラウンドが揺れても、人も同じように揺れればノイズは無いのと等価という感じですね。

    スマホや携帯電話は地面の電圧とは全く関係なく、それぞれの基準電位(地面と比較したら10Vかもしれないし1000Vかもしれない)で動作しいる訳ですが、電位は相対的なものなのでそれで動作には問題ない感じ。下手に地面の電位(または人体)と合わせようとすると、静電気に帯電していた場合ならパチ!といって機器が壊れる事がありま・・・した。MOS-FETなんかに触れる場合は体から電位を抜いておかないといかんですね。

    bynightwish_daisu at2020-05-15 15:08

  19. nightwish_daisuさん、こんばんは。

    アースに関する詳しい情報を紹介していただき、ありがとうございます。

    デジタル機器はノイズ発生源として、アナログ機器はノイズを受ける立場でノイズ対策を実施するのが良いと考えているので、「オーディオ機器の電源ライン系ノイズと音質向上対策」としてまとめてみました。

    〔電源ラインで発生するノイズの種類〕
     ・コモンモードノイズ(Cノイズ)
       電源ライン間にノイズ電圧が発生するもの。
     ・ノーマルモードノイズ(Nノイズ)
       電源ラインとアース間にノイズ電圧が発生するもの。

    〔デジタル機器で発生するノイズ〕
     高速ON/OFF動作により、高周波のNノイズやCノイズを出す。
     →電源ラインにEMCフィルターを入れて、他の機器に影響を
      与えないように対策をしている。
     
    〔アナログ機器〕
     整流回路等で、低周波Nノイズ(電源周波数の高調波)を
     少し出す。
     →対策をしていないものが多い。

    〔オーディオ機器の音質向上対策〕
     ・デジタル機器(ノイズを出さない対策)
       Cノイズを抑えるために、EMCフィルターのFGをリアル
       アースに接続する。
       Cノイズの影響を無くすため、デジタル機器をアイソ
       レーショントランスに接続する。
       NノイズはEMCフィルターで抑えられている(ハズ)。
       高周波の放射ノイズを抑えるため、筐体をリアル
       アースに接続する。

     ・アナログ機器(ノイズを入れない対策)
       外部からのNノイズを抑えるため、電源ラインにEMC
       フィルターを入れる。
       外部からのCノイズを抑えるため、電源ラインにEMC
       フィルターを入れて、FGをリアルアースに接続する。
       高周波放射ノイズの影響を受けないようにするため、
       筐体をリアルアースに接続する。

    こんな感じですが、いかがでしょうか。

    byED at2020-05-15 23:20

  20. EDさん レスありがとうございます。

    付け加えるならば・・・
    「絶縁トランス」に絶縁して静電シールドを大地アースに落とす。
    ですかね。とはいえ「ヤル」かどうかは環境によって異なりますのでまずは、ノイズの元が何なのか(宅内機器なのか近所の電波塔なのか)によって対応は全く変わってくるだろうとは思います。


    研究施設の真似をすれば、
    最小限の投資で最大の効果が得られる・・・とは思っています。

    --------------------------------------------------
    ●プラズマ実験におけるノイズ対策の基礎「2.電磁ノイズとその対策」
    http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2019_11/jspf2019_11-572.pdf
    ※いつ消えるか分からないのでHDDに保存をオススメ!!

    ●電研精機研究所(ここのノイズカットトランスはオーディオにもGood!!少し唸るときあるけど・・・)
    https://www.denkenseiki.co.jp/about_us/about_us.html
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    リアルアースは・・・
    1.ノイズフィルタからのノイズの捨て場
    2.絶縁トランスや耐雷トランスのノイズやサージの捨て場
    3.シールドを確固たるものにするアース
    色んなのに使えますですね。


    私のように「知らない」と、
    フォノイコライザーのGND端子に大地アースを繋ぐのかな?と間違います。
    取扱説明書には何と繋ぐべきか?何と繋いではいけないか書いてある事があるので基本はメーカーの指示に従うが良い感じ。ESOTERICのSignalGround端子もそうで「アース端子をD/Aコンバーターやアンプなどとアース接続すると、音質が良くなることがあります ※安全アースではありません」と取扱説明書に記載ありましたです。「良くなる」ではなく「良くなることがあります」。生かすも殺すも使い手の技量次第ということですね(^^

    bynightwish_daisu at2020-05-16 01:00

  21. この資料は熟読をオススメのため、
    改めて強調しておきます(^ー^)

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    ●プラズマ実験におけるノイズ対策の基礎「2.電磁ノイズとその対策」
    http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2019_11/jspf2019_11-572.pdf
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    ※ネット上からいつ消えるか分からないのでHDDに永久保存をオススメ
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    bynightwish_daisu at2020-05-16 01:06