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極細線ケーブルの情景

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2020年07月03日

そういえば我が家にも極細線があったので紹介してみます。


TMD(Total Music Design)さんのところのVintage BELDEN の 赤絹です。
正式名称は下記のとおりです。
*******************************************************************
【46#】秘伝一般解禁★JAZZ用1910年~ BELDEN (赤絹 0.18mm) 1m 150円
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Description引用 ここから~

海外のベルデン・コレクターにとっても稀少品と言えるのが、今回、出した、髪の毛ほどの細さの「絹巻きエナメル・ワイヤー」です。

このワイヤーが巻かれているリールは黒色にペイントされた木製リールで上側にBELDEN .MFG. CO.の刻印があります。年代は不明ですが赤色のシルクに包まれたエナメル線という仕様から1920~1940年、つまり戦前に作られたワイヤーと鑑定できます。
※後日、資料を調べて見ると実際は1910年~30年の間に作られたスプールと判明。

ビ ンテージ・ワイヤーの蒐集も始めは22AWG~16AWG程度の使いやすい太さのものから、徐々に奥の細道的に人が普通、知らない世界に探索が進むもので す。そうした中で避けて通る事ができないのが髪の毛ほどの太さのワイヤーです。頼りない事この上ない細さ(33AWG)なのに...とてつもない逸品に巡 り会うとその音に驚嘆絶句するものです。

今回のこの約0.18ミリの太さの絹巻きエナメル線が正にソレです。ジャズが好きな人には堪らない逸品なのです。この線を僅か10cm程度、オーディオ機器(民生/プロ)やギター内部、そしてエフェクターに加える事によって事態は豹変します。激変します。

少し形容詞的に表現すれば「高域のアタック感も素晴しく低域にはかつて聴いた事がないような粘りが付き、音はあくまでダークで黒光りするもの....凄い!、堪らない」となります。

《追加文》既にお買いになったお客様から大変に喜ばれているワイヤーです。また出品者自身もこれまで出品した{髪の毛程度の太さ}のワイヤーの中では完璧にダントツの音質である事を、つい最近に再認識しました。

Description引用 ~ここまで


商売上手なポエムですが、使ってみると確かにその通り。
10cmほどDACの出力に付け足すと音が古臭く荒れるように感じます。
歪率がとっても優秀だけれど「面白くない」音のDACを荒れさせるのにとても有用な感じです。綺麗な音のヴァイオリン録音も、ざらざらしたような本物っぽいキツさが出てくるようにも感じます。面白いケーブルです。
1m 150円という安さもいいですね。

さて、極細線の何がよいのでしょう?
ケーブルの等価回路はLCRな訳ですが太さが影響するのはRとLです。
ここではLについて着目してみましょう。
アナログ・デバイセズ株式会社 石井聡 氏によれば
「長さがある導体すべてはインダクタと考える」のだそうです。
https://www.zuken.co.jp/club_Z/z/analog/006/ana_110120_1.html より

少し数式が難しいかもですがLは長さに比例して、半径はどちらかといえば反比例的なフィーリングです。
つまり細ければ細いほどインダクタンスが大きい傾向を示すということです。

ではこの、BELDEN (赤絹 0.18mm) 1mはどれほどのインダクタンスを示すのでしょうか?
計算を代わりにしてくれる計算サイトなどもあるのでそれらにパラメーターを入力して計算するとこうなります。1.8μHです。

これはいったいどの程度のインダクタンスなのでしょう?
NFJさんが販売の空芯コイルに近い値のものがありました。
こちらは10μHですが、けっこうグルグル巻きですね。

ただの細い線がこれに匹敵するインダクタンスを持ち合わせるのですね。
とはいえ電流をけっこう流さないと効き目は出てくれないと思いますけれども。
さきほどの計算してくれるサイトで直径1mmのケーブルだとどうなるか確認してみます。1.5μHです。あれ?0.18mmのときととあまり変わらないかも。

反比例よりももっと穏やかですね。ln自然対数か・・・もう忘れました(笑)
でもまぁケーブルが長くなればなるほどLが大きくなって細いとそれに更に輪をかけるわけですかね。たぶん。長くなると抵抗も増えますし。


ケーブルもエフェクターみたいなもので遊べますですね。


最後に、TMDさん取り扱いで個人的にお気に入りは Gavittの単線です。


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【【68#】 自然で超リアル★GAVITT単線1940年代 AWG20★☆1m 550円
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Description引用 ここから~
年代〉
製造年代は1940年代です。 ワイヤーには茶と も青とも言える縞が入っています。経年変化の為に変色しています。単線サイズは0.82φmmでスズ・メッキがかけられております。外側は布巻きで蝋 (ワックス)がかけられております。当時のコンデンサーなどにも蝋(ワックス)がかけられたものを多く見かける事ができます。また音質的にもこの時代の パーツは音が良いです。スプールはギャビットお馴染みのオレンジ色のものです。 

〈音質〉
この「GAVITT 1940 AWG20単線」の音は、はっきり言って素晴らしいものです。なにしろネーチャー・リアルとでも申しましょうか?音の持つ"野性"を肌で感じる事ができるような素晴らしい物です。

この音を嫌う人はほとんど居ないのでは?と思われるほどの説得力と魅力を持ちます。

秋葉原などでメーター1000円程度(3mですと3.000円)で売られているのも納得です。はっきり言ってWEよりいいですからね。秋葉原でも、かなりなロングセラー商品で、持続的に買い求めるお客様が多いとの事です。

そ の客層も若者から年輩の真空管オーディオ・マニアまでと幅広いのがギャビットの特長ですね。このGAVITTの音は、これまで通常のワイヤーの音を聴き慣 れていた方には独特に写る筈なのですが、実際は余りにギャビットの方が原音を彷佛とさせる音であるが為に、逆にこれまで聴き慣れて来たワイヤーの方を不自 然に思ってしまうようです。

ここがギャビットの説得力です。

その音は自然なのに超リアルで、特 に付け加えたくなる注文はありません。ビンテージ・ワイヤー独自の適度なザラッとした音の肌触りにゾクゾクします。肉迫するリズム・セクションとか堪りま せんね。アタックにも音圧感が伴いドスが効いています。高域の出方も最高のフルレンジ・ユニットのような自然そのものの出方です。

ビンテージ・ワイヤーの単線で、迷ったり悩んだらコレですね!!価格的にも(相場より)安いですし!
Description引用 ~ここまで

プロケーブルさんとまではいきませんが、匹敵する煽りセンス。
買わなくても読むだけで面白いです~♪
その気にさせる文章。こゆのも一種の才能ですよね(^ー^

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