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Audyssey の クロスオーバー(NR1711の場合)

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2021年01月27日

前回に引き続き、
AVアンプ、marantz NR1711 と格闘しています。
今日は「クロスオーバー」についてまとめてみます。
******************************************************************
「クロスオーバー」は
メインスピーカーとサブウーファーをクロスさせる設定で・・・・

●スピーカーを「小」にしていると、
 そのスピーカーの低音はローカットされて音声出力されます。

●スピーカーを「大」にしていると、
 そのスピーカーはフルバンド(ローカットしない)出力です。

※Directモード、PureDirectモードではこの限りではない
******************************************************************


本題に入る前に大雑把なAudysseyなど設定概念のおさらいです。
※NR1711にDynamic LFCはありません

赤い枠で囲った部分が Audyssey です。
これを無効にすると枠の中のものが全てOFFされます。
画面上はAudysseyの有効無効は「MultEQ」が担っています。
Audysseyを無効にしても、
-----------------
・レベル
・距離
・クロスオーバー
------------------
この3つの設定は音に反映されて再生されます。※デジタル入力時
更に Directモード、PureDirectモードにすると
クロスオーバーの設定だけ音に反映されなくなります。
Directモード、PureDirectモードではイコライジング系が全て無効になるという認識で問題ないようです。それでも
-----------------
・レベル
・距離
------------------
この2つの設定は生きていました。「レベル」と「距離」は
デジタル入力ではDirectモードであっても絶対に反映されるようです。

※アナログ入力時はDirectモードのONのときに生きている設定は「レベル」のただ一つになりました。アナログ入力+Directモードのとき「距離」と「クロスオーバー」は音に反映されません。DirectモードやPureDirectでなければ、Audysseyが無効であっても「クロスオーバー」は音声出力に反映されており、全ての設定はデジタル入力時と同様に利用可能なようでした(距離は未確認)。これはアナログ入力がAD変換されて内部でPCMになっているからと推測されます。


では、
プリアウトの周波数特性を観察してみます。フロントの左chを測定しています。

最初は拙宅のMultEQ補正がONの状態から紹介します。
クロスオーバーローカットと正反対のAudysseyの低音ブーストが混ざって少し分かりにくいです。
■100Hz クロスオーバー MultEQ=ON

■80Hz クロスオーバー MultEQ=ON

■60Hz クロスオーバー MultEQ=ON

■40Hz クロスオーバー MultEQ=ON


これよりMultEQをOFF。
低音ブーストが無い、クロスオーバーのローカットだけの特性になって見易くなります。
■100Hz クロスオーバー MultEQ=OFF

■80Hz クロスオーバー MultEQ=OFF

■60Hz クロスオーバー MultEQ=OFF

■40Hz クロスオーバー MultEQ=OFF


最後にダイレクトモード。オールバンドになります。
■Direct または PureDirect

NR1711のクロスーバーは、
Audysseyの枠組みの外にある事が分かりました。
Directモードに切り替えるとクロスオーバー設定は音に反映されなくなりました。

数Hzの有害な低音が、アンプのプロテクションを作動させる場合は、クロスオーバーを働かせることでプロテクション作動を防ぐ事ができます。クロスオーバーはAudyssey(MultEQ)が無効でも効いていました。
数Hzの有害な低音は、混変調歪の元で中音・中高音の音質を低下させます。これをカットすればパワーアンプと低域ユニットの負担が大幅に軽減されて更にクリーンな中高音を聴く事が可能かもしれません。



おまけ:
【低音】LFE用ローパスフィルター 120Hz
これと、クロスオーバーの関係は無いので120Hzはそのまま何もしなくていい。
----------------------------------------------------
Audyssey LabsJanuary 10, 2011 00:11
The LPF filter for the LFE channel should always be set to 120 Hz. Any other setting is wrong. This filter has nothing to do with speaker roll offs and crossovers. It is a filter that is applied only to the separate LFE track found in 5.1 content. That material is authored to have content up to 120 Hz.

The crossover filter are a separate matter. They consist of a highpass and lowpass filter that is applied to the signal sent to each speaker. They are determined after the in-room measurements find the roll off points of each speaker.
参照:https://audyssey.zendesk.com/hc/en-us/articles/212345363-LPF-on-LFE
----------------------------------------------------
【低音】のモードが「LFE」になっていても、「小」に設定したスピーカーの低音はサブウーファーに送られます。「LFE」であってもクロスオーバーは音に反映されていました。ですのでフロントスピーカーを「小」にしていれば【低音】を無理に「LFE+メイン」に変更する必要はありません。この「大」「小」というのは、本来はクロスオーバーの有効/無効と記述されるべきものと思われます(海外サイトでもそういう意見でした)。スピーカーの筐体が大きくても、クロスオーバーを使いたければ「小」に設定です。

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  1. nightさん、こんにちは。こっちは雨で寒々しいです。朝からアースの用意をしてました。例のサーを除けば、良い塩梅に仕上がってきました。

    日記ですが、まことに素晴らしい!なぜこのような啓蒙をmarantzがやらないのかと思います。リモコンだけで簡単にリスニング環境を改善できる可能性があるのに。クロスオーバーはどうも難しく判然としなかったので、この日記は大いなる助けになります。参照してなんとかやってみます。

    アナログ接続はまったく試していないので不明ですが、レベルと距離の扱いはAV8805でも書かれている通りです。つまりPure Direct時にもこの設定は生きている。MarantzのAVアンプを使う人には極めて重大な設定に関する情報です。

    一点、AUDYSSEYが「低音をブースト」しているとはなんのことですか?

    もう一点、関係ないこと。使っていなかった古いUSBメモリーをパソコンに挿すとそれだけで全体が遅くなったり不安定になったことがありました。メモリーが壊れてなくても、新しいやつにしないとダメなんだなとその時は思いました。

    HDMIをAV8805に挿した場合、例えば古い/安いケーブルというだけまで、上記のUSBのように回路が不安定になったりということはあり得ますか?例えばケーブルのコネクター部になんらかの回路が入ってるせいでとか、どうでしょう?

    byベルイマン at2021-01-28 15:00

  2. ベルイマンさん レスありがとうございます。

    「低音をブースト」はここでは「DynamicEQ」を指していました。ボリューム位置が低いほどに大きく低音域を持ち上げます。
    その様子は 本日記 の 冒頭 『前回』 という文字が該当日記へのリンクになっているのでクリックして飛んで下さいませ。
    音量位置=20dB → 40dB → 60dB と変化させていくと、イコライジングカーブがフラット(補正量が少なく)なっていくことが見てとれます。

    HDMIケーブル次第でアンプが不安定というのは故障でもない限り考えにくいですね。少なくとも私は経験ありませんです。安いHDMI分配器を使った場合は不安定ではなく映像にノイズ(白点)が出ましたです。

    あぁ、そういえば 光 の HDMIケーブル。通称:AOC

    外部電源を使うタイプでなければ・・・
    AV8805のHDMIポートから電源を貰って光を発光させますよね?
    この発光素子なんかの回路への電源供給というか、電気の喰い散らかし方が汚い場合は、 AV8805に悪影響があるかもです。

    光 の HDMIケーブルは高速信号だけファイバーで、低速信号やグランドは銅線で繋がっていて、TOSLINKみたいな絶縁は全く出来ていないので、素直に普通のHDMIケーブルを試してみるのも手です。それで何かしらの改善があるといいですが・・・。

    bynightwish_daisu at2021-01-28 18:36

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