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日記

Thomann S-150MK2 の 抵抗器 が 熱い理由

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2022年08月18日

タイトルそのまんまですが、
熱い理由を記録として残しておきます。

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※nightwish_daisu は 電気を習った事ない 『素人』 です。
 以下に書かれる内容は鵜呑みにしないようにご注意下さい。
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熱くなる抵抗というのは・・・黄色い丸で示した4本の抵抗です。
(R125,R179,R180,R126)
AC115V供給時で150℃をオーバーしていました。
この抵抗を外してみると・・・・既に基板が黒くなっていて熱い事を伺わせます。
茶黒茶金で100Ωに見えますが、赤が焼けて茶色に見えるだけで本当は茶黒赤金の1kΩの抵抗です。この抵抗を通してツェナーダイオードで12Vを作り出しています。電流を制限しつつ12Vを超える程度に電圧ドロップさせています。

↓S-150MK2のツェナーダイオード(12V)

↓S-150MK2の該当回路
そりゃあ熱くもなりますね・・・

次によく似た S-75MK2を見てみます。

↓S-75MK2のツェナーダイオード(18V)
18Vだから S-150MK2よりも電圧が高いのか・・・と思いきや、そうではありません。AC115V駆動時も正負12Vに届かず・・・AC100V供給時ではもっと電圧が下がって正負8.4V駆動になります。コンセントの電圧に引きずられる感じ。これだけ変化するので、安定化されていない事は明らかです。電源電圧と抵抗器(と負荷)だけで電圧が決まる感じ。
電圧が安定しない原因はドロップ抵抗が大きいからですね。ツェナーが仕事をしません。電流を制限するのは良いとして、電圧が私の予想以上に下がっていました。
悪い訳じゃなくて、そういう電源なのでしょう。18Vはオペアンプ4558の絶対最大定格なので、誤ってコンセントに230V印加したときなどに、過大な電圧がオペアンプ達を襲わないようにする安全装置的な意味で、ツェナーダイオードが使われているのでしょう。

こんな感じで、S-75MK2ではツェナーダイオードが仕事をしていないから抵抗が熱くなくて(50℃台?)、S-150MK2のツェナーダイオードが余分な電気をせっせとGNDに流しているので電流が大きくて抵抗器が熱くなるという仕組みが分かりました。

この熱くなる抵抗を除去して、
別途電圧生成して電源供給すると・・・
音質が劇的に改善する事は海外でも報告されています。
→ homecinema-fr novapanpa氏
https://www.homecinema-fr.com/forum/post180943947.html#p180943947


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