日記
有線LANへの訣別
2021年08月02日
私の音源ファイルはレコードからのリッピングがメインで、レコードが持っている豊かな中低音を忠実に再生するのを目標としています。
納戸の Xserve に繋いだ Drobo に溜めた数TBの音源ファイルをオーディオ部屋の Mac-mini で再生すると、不定期に中低域が不足し、途切れるという不可解な現象が起きていました。
最初は体調のせい、真空管アンプのウォーム不足のせい、他機器からのノイズのせい、高湿度のせいなどが原因だと思っていました。
壁に有線LANケーブル(STP)を両面テープのステップルで貼り付けていますが、偶然壁から剥がれて一部分がPCの上に被さったまま再生して聴いたら、中低音がスカスカの状態が再現されました。
両端アースのSTPケーブルと雖もPCに影響されて中低音がスカスカになるのだから、ディスプレイ・DAC・100Vアイソレーショントランス・パワーアンプ・200V電源トランスの後ろを通すと更に音への悪影響大と考えられる。
音源ファイルの将来の増大を考えて大容量サーバーに保存していたが、思い切って数年前の体制(2.5インチの外付け2TB HDD)に戻し、ついでに音に悪影響がある有線LANも思い切って撤去しました。
今の処無線LANは音への悪影響が感じられないし、PCのコントロールに必要なので残してあります。
結果は中低音が豊かなドッシリした右肩下がりのバランスになり、私の理想のバランスにまた一歩近づきました。
有線LANが使えない不便さは有りますが、それを補って余りある音質の向上が実現出来ました。
数年前の体制では有線LANに特に不具合を感じませんでしたが、今回は激しい不具合が有りました。
こういう事は屡々起きます。オーディオシステム全体をかなりのスピードで進化させて居る事と、自身の認知能力が向上して居るからだと思われます。
こういう事に備える為にも定まった条件でリッピングしたレファレンスファイルが必須になります。
出来れば正しく再生した状態もファイルにして置けば、検証がよりスムーズに出来ますが、未だ半ばです。