日記
スーパーRCAケーブル 再挑戦
2021年08月29日
表現が不十分な所が有り、文章を校正しました。
前回 BELDEN 88760 でセミバランスRCAケーブルを作り、アンバランス接続と黒繋がない接続を比較検討しましたが、結局アンバランス接続に戻ってしまいました。
1番の問題はシールドのドレーン処理で電源ケーブルについては常にドレーン線は機器側プラグには繋がない、電源側プラグにはアースと捻って繋ぎます。
再生システムトップの Mac mini はメガネ電源ケーブルなのでシールドしようがない為、シールド電源ケーブル BELDEN19364 を使いメガネプラグ側はアースとドレーンを繋がない、電源側プラグは上記の通りです。
1点アースを構成する Mac mini はUSBアースを作って電源トランスへ。
Mac mini は普通にアースが取れないので、最近まで1点アースだった Display は自作ケーブルで機器側プラグのアースを繋がないに変更しました。ドレーンは元から繋いでありません。電源側プラグは上記の通りです。
Mac mini と DAC は光ケーブル接続なのでDACとPOWER AMP(A3700 8045G PP)は別の1点アースを構成しています。
DACを1点アースとさせるべく内部をバラしたら機器のIECインレットのアースがシャーシアースされて居ませんでしたのでシャーシにアース、ドレーンは繋ぎません。電源側プラグは上記の通りです。
最後にPOWER AMPですが機器側はアースとドレーン共に繋ぎません。電源側プラグは上記の通りです。
このように片側ドレーンが大成功を収めたので、再度セミバランス接続に再挑戦してみる気になりました。
最近お気に入りの線材 MOGAMI 2534(4芯)75cmとREANプラグで作りました。


ドレーンが繋いであるRCAケーブルのプラグを1点アースのDACに、ドレーンが繋いで無いプラグは POWER AMP に繋ぎました。これでノイズ電流がDAC側だけに流れ、信号とは混ざらずスムーズに大地アースに排出されるはずです。
アンバランス接続の同じMOGAMI 2534 75cmと比較したらまるで別物です。
なんと言うことでしょう、強奏で今まで嫌になる程キツい高音が優しい滑らかな気持ち良い高音に生まれ変わったではありませんか?
一音々々が楽器の形を明確に表現し、演奏が生き生きとして躍動感が有ります。
前回のセミバランス接続のRCAケーブルの評価ですが、『多重電源トランスシステムを採用したらシステムの電源投入時ノイズ電流が流れてザザー・ガガー・カチカチと凄い雑音が30秒ほど続き、その後静かになります。その後も偶にノイズらしい音がします。』
このような事は全く起きませんでした。ノイズ電流の流れ方が改善されたようです。
音がハイ上がりには成らず、音の重心が中音寄りになって、楽器の基音がより多く出ています。音像が前に出て来てライブのような感じです。
音がハイ上がりになってしまって音の焦点を大幅に再調整しなけれなならないと思っていましたが、小調整で済みそうです。
対地電位ですが、これ以前は1V程度でしたが現在は0.2から0.3Vぐらいと今までであり得ない状態です。
またしても PROCABLE の鬼門を打ち破りました。