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ステレオ時代vol8 A-10 SG 電源編

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2018年04月25日

前回基板の作成が完了し、音だしたどり着きましたがホワイトノイズが大きく、原因は電源にあるのではないかと考えました。

というわけで今回は電源をなんとかします。

<方針>
・特性のためレギュレータを2段方式にする
・前にオペアンプ式レギュレータを採用
・終段にLED式レギュレータを採用
・ノイズフィルタにmurataのBNX-0016を採用

<オペアンプ式レギュレータ>
早速オペアンプ式のレギュレータを作成しましたが・・・
出力Trの動作用にJFETの定電流回路を採用して試作ところどうもうまく動作せず・・・
オペアンプも別回路では動作するので故障はしていない。

<3端子レギュレータ>
ともかく動かないのでとりあえず3端子レギュレータでお茶を濁すことに。
秋月キットの回路図と全く同じものを作成します。

そしてここでもトラブル発生。出力電圧が計算した値とまったくかけ離れた数値になる・・・
配線を何度見直しても正しいのでまさかと思い3端子レギュレータを交換したとろ正常な電圧になりました。
3端子レギュレータが壊れるなんて想定していませんでしたが、ともかく解決してよかった。

<LED式レギュレータ>
LED電源はLEDの選別が面倒ですが作成自体は難しくありません。それでいてなかなか音が良いので重宝します。
Prost氏の回路図を元に定電流の部分を抵抗+トランジスタ2つを使ったフィードバック式に変更して作成しました。
フィードバック式の定電流回路は名前のとおり帰還がかかりますので、部分帰還式のLEDレギュレータといった感じです。

フィードバック式定電流回路を採用するメリットとしては
 ・安定した定電流
 ・低電圧でも動作

たぶんこんなところです。
ドロップ電圧を下げられれば出力トランジスタの発熱を抑えられるのでそこが一番のねらいです。

あとは何箇所かフェライトビーズを挿入しました。
可聴帯域外の高周波が聞き疲れに影響すると考える宗派の人間なので使ってみました。
効果の程はわかりません、使用前後で聞き比べしていないし、効果範囲が可聴帯域外なもんで。


回路図は下です。


コイルの記号のところがフェライトビーズです。
(L1、L2以外のビーズいらなくない?)

<音質>
スイッチング電源直挿しや3端子レギュレータよりも大幅に向上しました。
音の広がりや分解能、開放感が違います。開放感のよさは無帰還のLED電源だからでしょう。
立体感もかなり向上しました。横方向の音の広がりが明らかに良くなりました。

スイッチング電源採用でここまで立体感のある音にすることができたのでうれしく思います。
聴き疲れもしないのでなかなか良い仕上がりになってきました。
ですが、オペアンプ式レギュレータを採用するまでは完成じゃないのでまだまだ挑戦は続きます。

肝心のホワイトノイズはというと・・・バッチリ聞こえます!!!
原因は電源じゃなかった or 電源だけでは対策として不十分だったということでしょう。
ともあれ戦いは続く。

<まとめ>
・特性のためレギュレータを2段方式にする
 ⇒一応達成
・前にオペアンプ式レギュレータを採用
 ⇒失敗したので代わりに3端子レギュレータを採用、再挑戦します
・終段にLED式レギュレータを採用
 ⇒達成
・ノイズフィルタにmurataのBNX-0016を採用
 ⇒オペアンプ式レギュレータのことで頭がいっぱいですっかり忘れてました
・ホワイトノイズ
 ⇒バッチリ聞こえます。

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レス一覧

  1. toWanoさん
     電源不良でホワイトノイズが出たら、アンプの方が不良でーす。

    byナショナルキッド at2018-04-26 23:38

  2. ナショナルキッドさん

    コメントありがとうございます。

    十中八九原因はわかりました。なんとも間抜けな話ですが、公式の部品表のとおりに作ってないからこういうことがおきるわけです(笑)

    bytoWano at2018-04-27 01:05