たかけん
たかけん
AVが大好きな技術系の窓際ダメ社員です。(汗) プロフィール写真は福島県飯坂町の西根神社「鷽(うそ)鳥」でアニメキャラなみの可成りインパクトのある姿で現物が中々入手できません(笑)

マイルーム

【断捨離更新中】視聴環境の紹介
【断捨離更新中】視聴環境の紹介
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~14畳 / 防音なし / スクリーン~120型 / 8ch以上
 記事は2018年3月のままですが、2021年9月1日現在、これまでに入れ替えたり売却した主な機材を記します‥それにしても、某中古ショップチェーン各店には累計で膨大な金額で売ったり買ったりと貢献してい…
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日記

手持ちのチェック・ディスクについて【カーペンターズのSACDを追加】

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2021年09月03日

【このブログのご案内ページへ】
 本日の金曜でやっと長い休暇の消化が満了します。まだ土日もありますが今日は感染対策を万全にして食材調達の予定です。
 今回のタイトルは最後にボヤきたいチェックディスクがあるため(カーペンターズではなくAyaのほうです。)、CD黎明期から入手した来たチェックディスク等について、他人様のブログにもリンクして手抜きをしながら日記にまとめたいと思います。

・CDワンダー・ランド おもしろビックリ・ザCD
 1984年の冬にSONYのCDP-102¥89,800(1985年頃)を購入し、マリーンスクエア聖子さんのCDと同時期に入手したチェック兼デモCDです。いずれも薄い特殊ケースに収容され、カギ型の特殊な溝が掘られていますから、当時はSONY製のCDチェンジャーやカーオーディオなどにケースに収容したままセットできるよう目論んだと思いますが、日の目を見ないまま、完全にポシャってます。
 1トラック目にザ・スクェアの「君はハリケーン」が収録され、そのツルツルピカピカ音質にタマげたものでした。詳細はddbj2様のサイトにリンクします。

・SUPER AUDIO CHECK CD 2
 正確なテスト信号が欲しくて注文して入手した記憶があります。当時からCDの音質がどうのこうのと言う説はありましたが、オシロスコープでCDプレーヤーから出る波形を観察すると「ピー」とか「プー」と聴こえる典型的な波型波形の正弦波の再現は完璧でした。 その一方、レコードやテープの同じ波形は崩れているのが一目瞭然でした。具体的に言うと例えば1kHzの最もキカイが扱いやすい正弦波でもアナログ機器は余計な音がつきまとって音が濁ってしまい「ビー」とか「ブー」に近づいてしまいます。
 このチェックディスクでは職場からオシロスコープを借りてリサージュ波形を表示させ、手持ちの3ヘッドカセットデッキのアジマス調整に活用しました。
 これで思い知ったのがカセットデッキってテープを出し入れしただけでも特性が変わってしまい、結局、テープ録音の限界を知ってデジタル時代になってもテープものの録音機材は買わないことにしました。本音としては昔欲しかった2トラ38cm/sのオープンリールが音質が素晴らしいため欲しいのですが良好なコンディションを維持するのが極めて大変なため自粛しています。

AUDIO STAKKATO2
 地元で開催されたオーディオフェア会場で安かったので買った記憶があります。クラシック曲のほか野生動物や乗り物の音などとても生々しく収録されています。
 特にスズメバチが接近したかのような野ネズミの声にはビックリしますが、そのほかにも蛙や犬の鳴き声やなども日本の生き物とは、かなり違うのが印象的でした。
 それから、トラック26にはポルシェ956のエンジン始動音が収録されていて、若かりし頃は友人が車に同乗した際、車の始動と同時に大音量で再生すると面白かったですね。

DENON オーディオ・チェックSACD
 SACDプレーヤーを入手してスグに購入しました。やはり何と言っても30kHzのテスト信号でアンプもスピーカーも対応しているのに、当然全く聴こえませんでした。生楽器だと皮膚で感じ取れると言う人もいるけど、それは30kHzが倍音成分であって基音となる15kHzや7500Hzの鳴り方から倍音成分の有無を感じ取っているのだと思います。

・Aya Authentic Audio Check(SACD)
 オーディオショップ主催の試聴会でアキュフェーズの会場で用いられていましたので2年かけて入手しました。ネットでも余り詳しい情報は少なく、ドイツ製ですが、B&W(Bowers & Wilkins)技術協力ということくらいしか分かりません。
 収録曲は多彩で男性ボーカルや女性ボーカル曲の他、民族楽器などのアコースティック楽器を使った演奏などB&Wの高級スピーカーで鳴らすとモノ凄くリアルに聞こえるような曲ばかり。
 とりあえず、デモ・ディスクを自宅で聴くとどのように鳴るのか判るしデモ会場のような音質で聴くのに数千万円も投資すべきか客観的に判断でき、入手当時は絶望的な落差でしたが、現在はそれほどの落差を感じなくなりました。
 そして、36年前のDIATONE DS-2000(\168,000 1台1985年発売)が水を得た魚のように鳴ってしまうのが恐ろしいです。(その割に音楽を聴いて楽しいスピーカーでもありませんが‥)

 私は極度にコスパの良い中古のオーディオ好きで探索時はこのテスト用ディスクを持ち歩いています。
 最近もSACD対応ユニバーサルプレーヤーの高額ジャンク機をこのディスクでチェックしたら無事パスしたので持ち帰りましたが、自宅ではこのディスク以外のSACDを再生できなかったため数万円が無駄になってしまいました。
 このチェックディスクには全く罪がありませんが、おそらく国産のハイブリットSACDがプレーヤーで読み取れる規格ギリギリで製造されているのに対し、ドイツ製のこのディスクは、ディスク読み取り性能が劣化したSACDプレーヤーでも苦労しないで読み取れるよう、規格に余裕を持って製造されているのと思います。
 
【追加】CDワンダーランド2~おもしろ・どっきり・ザ・CD
 ご紹介を失念してました。CD商品番号で検索しても出てこないので難儀しました。「CDワンダーランド1」から数年後、タイトルからして「なるほど・ザ・ワールド」が放送していた頃でしょうか。中古で入手しましたが、最初の左右チェックのアナウンスが「1」のアナウンサーのように冷静なアナウンスじゃなく、歌のお姉さんのように必要以上に親しみやすいのが、こっ恥ずかしかったです。
 このチェックディスクには、河合その子さんの「涙のジャスミンLOVE」松本典子さんの「さよならと言われて」の珠玉の2曲が収録されていて、それ以上でもそれ以下でもないのですが、ビデオ編集に凝っていた時期、このCDや「1」に収録されていた自然環境音を良く使わせてもらいました。

【追記】こうやって手持ちのディスクを1枚づつ検索して見ると意外と面白く、午前中に出かける予定が記事にリンクを貼りながら人様のサイトを見ていると興味深く、お昼になってしまいました。もしかして手持ちソフトが超レアモノになっていて数万円のプレミア価格になっていないかと、ちょっと期待もし検索しましたが、残念ながらそういうことは有りませんでした~

 本日午後からは、そのプレミア価格でアマゾンで注文してしまった初期盤のSACDが到着予定でBDP-LX88で聴いたインプレを追記する予定です。こんなプレミアSACDは手持ちの機材が予想以上に高額で買い取ってもらった時くらいしか注文する勇気もありませんでしたので‥(汗)

【カーペンターズ Singles 1969-1981】(SACD) 昼寝から目が覚めた頃、郵便バイクが来てポストに入れて行ってくれました。1万円以上のプレミア価格ですが、以前から欲しかった作品で今回入手したのは輸入盤CDケースの初期盤です。

 2011年にSACDプレーヤーを入手した頃からプレミア価格で10年以上モタモタしていたら更に倍の価格になっていました。2008年のユニバーサル・スタジオ火災でカーペンターズの大半のマスターテープも消失したようで、リチャードが残っている複製をかき集めた等々の記事も検索できますから、なおさら高騰したのかもしれません。

 今回は中古のBDP-LX88を格安で購入でき、下取りさせた機材も予想以上でしたので、自分自身へのご祝儀的に注文してしまいました。もちろん中古店から二重にふんだくられた訳ですが‥アマゾンでのレビューも素晴らしく昔からのファンだったことも決断を後押ししました。

 レビューにもあるようにDSD5.1chマルチチャンネル音声に大いに期待していました。そのため、HDMI接続でDSD5.1chマルチチャンネル信号が同社製のAVアンプに直結できるパイオニアのBDP-LX88を探していたのです。

 一説によればヴォーカルと各楽器がマルチチャンネルに配置されている曲があるとのことですが、今の所見つかりません。と言うか、センターチャンネルのみにヴォーカルのみが配置された楽曲がなく、左右のスピーカーにもシッカリとヴォーカルが入っていて、実際は4チャンネルでのリミックスなのかな?と言うのが正解かもしれません。(補足)最後のトラック21の「Calling Occupants of Interplanetary Craft」で合成したエイリアンの声が完全に後方定位しドラムや他の楽器も全チャンネルを使っていましたが、基本4チャンネル構成のリミックスはキープされていました。

 作品的にも音質的にも全く文句の付けようがないほど素晴らしいのですが、マルチチャンネル音声に関しては、現在、ほぼ定価+αで入手できるリンダ・ロンシュタットのSACD「ホワッツ・ニュー」のほうが正にセンターチャンネルのみにヴォーカルを配置し、センタースピーカーの配線を外すと即カラオケになってしまうため、そういう意味でスゴイリミックスだと思います。

「カーペンターズがイマイチに聴こえるのはオマエの耳と使っているキカイがイマイチだからだ!」と言うご批判は甘んじて受け入れますが、私のような者が過剰に期待してしまわないよう率直に記しました。

 これも率直に記しますが、もしかしたら30年前に地元のホームセンターで入手したカーペンターズのバチモン的激安CDですが「オンリー・イエスタディ」に限っては、ウソみたいですが、今回のSACD盤のCD層より音質が良いかもしれません。

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レス一覧

  1. たかけんさん
     Carpenters Singles 1969-1981 
      ボーカルが一寸手前に来る様に配置され、
      (従ってセンターチャネルが使えない?)
      リアは(Dolbyと見紛う如く)殆どモノラル。
      然し、コーラスは全ch。一寸変わったミックスですね。
      (尚、ボーカルが手前のミックスは良くありますが...) 

    byナショナルキッド at2021-09-03 18:03

  2. たかけんさん、こんばんは。
    Carpenters Singles 1969-1981のSACDは初期に購入しましたので国内プレスのCDの7割位の価格でした。
    8曲目のThis Masqueradeはフルートが天井から聞こえませんか?
    トップスピーカーが鳴っていないのに、です。

    byミネルヴァ at2021-09-03 18:42

  3. たかけんさん
     初めまして、ギコリンといいます。
     たかけんさんの記事はいつも楽しく読ませていただいています。

     カーペンターズのマルチチャンネルSACDの話題がありましたので珍しくレスさせてもらいました。

     購入以来マルチ音源のポピュラーとして、愛聴している盤の一つです。
     確かにこのSACDのボーカルはフロント3chに配置されており、センターだけにボーカルが配置されているものではありませんね。
     
     発売当時非常に話題になり、それにつられて購入してから、サラウンドの包まれ感が味わえるので、マルチSACDとしてはよく聞く盤の一つです。

    ポップスのマルチチャンネルSACDって、少ないのでまた紹介いただければありがたいです。
    (紹介いただいたリンダ・ロンシュタットは迷っています(笑))

    ビリージョエル、TOTOのSACDもマルチチャンネルありますね。
    また、4ch音源の復刻としてポールモーリアなども出ています。

    byギコリン at2021-09-03 18:50

  4. 皆さま、レスありがとうございます。

     午前中は日記作成と記事へのリンク貼り付け、午後からはカーペンターズ試聴と、誰にも頼まれていないレビュー作成に専念してしまい、結局、買い物は明日に延期しました。

     おまけに手持ちのBDレコ2台で後半場面が読み取れずフリーズしてしまう、10年前にwowowから録画した「ミスタービーン・カンヌで大迷惑」のBD-Rが今度のBDP-XL88で再生可能なものか確認をしたら無事再生できてしまい、結局、最後まで見てしまいました。

     部屋中、ディスク類で散らかっていて片付ける必要もあって、本日時間が足りないため、後日、返信させていただきます。

    byたかけん at2021-09-03 20:33

  5. ナショナルキッド さん。
    >一寸変わったミックスですね。

     2009年頃にBSデジタルで放送したサラ・ブライトマンが教会で歌ったライブも5.1ch放送でしたが、センターチャンネルを使わないミキシングでした。

     理由は分かりませんが、もしも自分が言い訳する立場だったら「現地のミキサーは再生環境の互換性を重視して最低フロント2チャンネルで再生した場合でも楽曲が伝わるようにしたかったんだと思います~」とでも言い訳するかもしれません‥

     或いは欧米では音楽は4チャンネルが主流なのでしょうかね。。
     
     カーペンターズのDSD5.1chも当事者達が最も気持ち良く聴こえるように配置したと思いますので受け入れ楽しみたいと思います。

    byたかけん at2021-09-04 08:41

  6. ミネルヴァさん、レスありがとうございます。

    >初期に購入しましたので国内プレスのCDの7割位の価格でした。
    8曲目のThis Masqueradeはフルートが天井から聞こえませんか?
    トップスピーカーが鳴っていないのに、です。

     今回は元値の4倍くらいで買ってしまいました。私が2011年にSACDを導入した頃でも元値の2倍以上で驚いていましたが、マスターテープ消失と言う事もあって完全な形での再発は難しいでしょうから今後、価格が下る要素もないようです。。

     なお、8曲目のフルート演奏は、様々なサラウンド・モードで試してみた結果、ドルビーサラウンドモードで聴くと本当に天井から聴こえました。

    byたかけん at2021-09-04 11:24

  7. たかけんさん
     5.1チャネルの音源の中には、
     ボーカル/ソロにはセンターチャネルは使わずに、
      ベースギターの音を高音と低音に分けて、夫々、
      センターチャネルとサブウーファチャネルに分けて
     録音されたものもありました...。

    byナショナルキッド at2021-09-04 12:40

  8. ギコリンさん初めまして。レスありがとうございます。

    >ポップスのマルチチャンネルSACDって、少ないのでまた紹介いただければありがたいです。(紹介いただいたリンダ・ロンシュタットは迷っています(笑))

     リンダ嬢のSACDはジャケット写真だけでもゴージャスで今では大きなアナログ盤も安価に入手し飾っています。

     このSACD入手当時の環境はプレーヤーがDENON DVD-3910、AVアンプがパイオニアSC-LX81でプレーヤーから5.1ch分のアナログケーブル6本で繋ぎましたが余りの音質の良さに酔いしれました。

     現在のDSD 5.1ch直結で聴くと更に音の解像度が向上しカーペンターズファンには申し訳ありませんが、音質的には比較にならない鮮度です。

     オーケストラ楽器のレイアウトはオーソドックスですが、何と言っても特筆スべきはヴォーカルがセンタースピーカーのみから出ることから、やたら感度の良い口径20cmの自作スピーカーをセンターにしスピーカー台を使って床から約1.6mの高さにスピーカーの中心が来るよう設置して音を出すと「声だけ」のリンダ嬢が空間にポッと浮かび上がります。要はリンダ嬢の顔の位置の再現ですね。

     人の発声は喉のほか肺やお腹の共鳴も使いますから、もう1本は胸から腰の高さに中低域が良く出るスピーカーを縦に重ねると発声時の胴鳴りまで再現できてしまいます。

     これって2チャンネルステレオでやるとアンプとスピーカーだけで数百万以上かかりますが、マルチ音声でヴォーカルがセンタースピーカーだけに配置されていると手持ちのシンプルなスピーカーだけで気持ちが悪いほど再現できます。

     この手法は本当に禁断の反則技ですが、上手く行った時の効果と言ったら‥ご想像にお任せいたします‥(汗)【続く】

    byたかけん at2021-09-04 13:41

  9. 【続き】
     この「ホワッツ・ニュー」はEW&F、ビリー・ジョエル、ケニー・ロギンス等々の録音を手掛けた名エンジニア、ジョージ・マッセンバーグ氏が収録してます。Wikiで検索すると、ほぼリンダ嬢専属と言っても良いほどマッセンバーグ氏が担当しています。

     彼が手掛けた録音は「音が立って目立つ音」で一連のEW&Fの作品も当時のAMラジオで良く聴こえるように一部の帯域を持ち上げて収録したとマッセンバーグ氏が申されてます。

     当時の国内のアイドル曲のように本格的なオーディオにかけると甲高い音で聴くに耐えないということもなく、氏は音質的な伸び代もキープして収録できる達人なんです。

     かなり脱線しましたが名エンジニアによる名録音と言う意味でもリンダ嬢の作品は所有する価値のあるSACDと思います。

    >ビリージョエル、TOTOのSACDもマルチチャンネルありますね。
    また、4ch音源の復刻としてポールモーリアなども出ています。

     TOTOのSACDを検索しましたが「聖なる剣」は、アマゾンで軽自動車が買えるほどの価格でサスガにこの値段はないと思います。

     ちなみに8年ほど前、日本海側のある中古レコード屋で新品同様の「聖なる剣」のアナログ盤が税込100円ポッキリで売っていて、「この値段大丈夫?」と聞いて入手しましたが店員さんは「80年代レコードは中古盤が多いから在庫で持たないようにしている」と申されてました。

     もしかしたら地方の中古レコード屋で「このCD(SACDシングルレイヤーなんで)再生できないから」と100円くらいで売っているかもしれないので今後は注意深く探したいと思います(笑)

    byたかけん at2021-09-04 13:42

  10. ナショナルキッドさん
    >5.1チャネルの音源の中には、
     ボーカル/ソロにはセンターチャネルは使わずに、
      ベースギターの音を高音と低音に分けて、夫々、
      センターチャネルとサブウーファチャネルに分けて
     録音されたものもありました...。

     今後の参考としますので、後で教えていただければ幸いです。

    byたかけん at2021-09-04 13:46

  11. ギコリンさん
    >ポップスのマルチチャンネルSACDって、少ないのでまた紹介いただければありがたいです。

     私の持論ばかりで肝心の返信を失念しました。手持ちのSACDは次のとおりですが、カーペンターズやリンダのマルチ収録はダントツに良くて以下の作品はドングリの背比べ状態です。

    ・ノラ・ジョーンズ(TOGP-15006)
     それなりにヒットした今でも安価に入手できますが、マルチチャンネル効果は極小で音量をあげるとサラウンド側に反射音的なものが割り振られているだけです。

    ・camomile Best Audio Emi Fujita(POCA-60019)
     基本的にはノラ・ジョーンズの作品に準ずる印象ですが、心持ちサラウンド側にも音は振っていると思います‥が、英語の発音が微妙で数回聴いただけなんです。【続く】

    byたかけん at2021-09-04 15:10

  12. 【続き】
    ・COUNT BASIE ORCHESTRA/Basie is Bach(VRCL18833)
     40歳後半の頃、日本公演ライブをDSD収録したと言う触れ込みだけで期待して購入したのですが、どジャズな楽曲なためヒュージョン系が好みの私には何とも言えません。
     あと10年も経てば曲の好みも変わるだろうと大切にしていましたが、紙ジャケなためディスクを出すのも面倒で10年ぶりに聴いてみましたが、ワザワザ聴いてみなくても良かったです。
     楽曲の好みもそうですが、安いマイク2本でワンポイント収録したように聴こえます。(あくまでもそう聴こえると言うこと)
     今や感染対策で無理ですが、自分的には最前列のカブリツキの席で演奏者の汗やツバキが飛んでくるくらい音が見えそうな熱い収録サウンドを期待していたのが完全に裏切られました。

    ・富田 勲 展覧会の絵(COGQ-67)
     これも当時の16chマルチレコーダーから5.1chにトラックダウンしたと信じ切ってポチったのですが、素人にもできるアレです。
     アレと言うのは2チャンネルのマスターテープからミキサーのフェーダー操作で4チャンネルに割り振ったような印象で自分の妄想が外れると良いのですが‥
    ※説明書には「大本のマルチトラックテープ素材にまで立ち返り」と記してあります。
     本当にマルチトラックテープ素材にまで立ち返ったのなら、もう少し思い切って大胆にサラウンドを使ったら良かったのになと思います。
     例外的に「卵の殻をつけたひなの踊り」だけは面目躍如的に楽しいサラウンド収録でした。

    ・ヨーヨー・マ プレイズ・モリコーネ(SICC10033)
     手持ちのサラウンド盤の中では、リンダ嬢、カレン嬢の次にお勧めできる作品でソロ演奏で派手なサラウンド効果こそ有りませんが、他の盤よりも頭一つ分くらい抜け出ていてホールの残響音がサラウンド側に良く回ってきます。

     この作品の大きな欠点は余りにも心地のよい演奏なんで最後まで聴かないうちに爆睡してしまうことで、体に害のない睡眠薬代わりに良いかもしれません。(ここに記したSACDの中では最も登板の頻度も高く褒めています!)

    byたかけん at2021-09-04 15:20

  13. たかけんさん

    ベースギターの音を高音と低音に分けてに関しては、
     ここでも、話しに出てきた
      camomile Best Audio Emi Fujita 等
     がそうだったと思います。

    ノラ・ジョーンズ。
     殆ど前方ですが、曲に依っては、
      後ろに少しミックスし一寸手前に定位させてます。
     前方以外に定位させている所もありますが、
     真上(デッドセンター)に定位させたりして変な録音です。

    COUNT BASIE ORCHESTRA/Basie is Back。
     ライブだから後方拍手だけ、しょうがないですね。
     因みに、その昔、QS4ch盤がありましたが、
      そちらの方が、後方もブラスが鳴って、
      遥かに4ch効果があり、且つ、当時の
      メンバーの方が遥かにスイングしてました。

    富田勲の展覧会の絵。
     ステレオ盤。
      ひよこがクルクル回る所はQSエンコードですね
     ドルビー盤。
      ドルビーなので、後方モノでがっかりの録音ですが、
      一部、QSエンコードが使われ後方ステレオになります。
      然し、彼のドルビー盤は出すべきではなかった...。
     SACD4ch盤。
      後方ステレオ。
     QS4ch版。
      その昔、山水の4chFM番組で放送したQS版は、
      SACD4ch盤と可也近いミックスでした。
     (放送は山水の4ch番組の最終回だったと思います)

    byナショナルキッド at2021-09-04 17:09

  14. たかけんさん 圧倒のレビュー情報が凄いです

    気持ち悪いほどの再現を実現するという・・・禁断の術の
    惜しげもない披露にも感動です。

    テストCDは私は2枚だけ。XLOとNORDOSTだけです。
    以前ヤフーブログがあった時代はテストレコードで遊ばせてもらったことがありました。1kHzがウワワンウワワンと・・・・鳴ってましたね。テープのワウフラッターとは違うのでしょうが、レコードの反りや揺れをダイレクトに明らかにするので非常に厳しいもの。この1kHzを使って、トラッキングエラーと左右の位相差の関連性を調べようとした事がありました。(内周と外周の1kHzを比較できたら良かったのですがそれは叶わず)
    このとき、面白いリサージュ波形が撮影できたので紹介しますね。
    **********************************
     https://youtu.be/srub8Q9vqg0
    **********************************
    それではまた~♪

    bynightwish_daisu at2021-09-04 17:12

  15. たかけんさん、こんにちは。

    Celine DionのA New Day Has Come SACD Single Layerも凄いです。

    ハイスピードの強烈な低音が入っています。こんなSACDはこれ以外知りません。
    このSACDを聞いて、600W、30cm径、密閉型のサブウーファを処分しました。
    SC-LC88とKEF iQ70の方がずっとハイスピードで強靭な低音が聞けたからでした。

    このSACDも中古で1万円以上しますね。私は新品を2500円で買いましたが。

    byミネルヴァ at2021-09-04 18:58

  16. たかけんさん、

    一つお聞きすると、洪水のように(いい意味で)提案いただくので圧倒されてしまいますね。
    おすすめの盤、手に入れていきたいと思います。
    (リンダ、ヨーヨーマは手に入れようとおもいます。カモミールは持っていました)

    私自身はクラシックのマルチ中心ですので、ポップスは若かりし頃(たかけんさんと同世代です)触れていた音楽にどうしても目が行きます。
    TOTOはTOTO IV(1曲目Rosanaがはいっているもの)は「聖なる剣」でした。今ではレアものなんですね。

    また、他の手持ちは
     ・中島みゆきライブ! 4.0ch、センター無し
     ・岩崎宏美 パンドラの小箱 これも4.0chセンター無し
     ・綾戸智恵 一連のSACD(結構でていますね、マルチは3枚
       Shine, TIME, LIVE!II)

    なお、ビリージョエルのマルチは2枚(ストレンジャー、ニューヨーク52番街)出ていますがどちらも曲ごとにセンターボーカル、フロントLRボーカルとバラバラになっています。これはふしぎ。

    マルチ、2chに問わず日本のポップスはどんどんSACD出してほしいです。(個人的にはキャンディーズ。さきにたかけんさんがキャンディーズの音の悪さを指摘されていましたが、若い時に購入したLP、今でもたまに聞きますが、いい音ではないですよね。)

    byギコリン at2021-09-04 19:10

  17.  ナショナルキッドさん、コメントありがとうございます。
     ホームページを拝見しました。サンスイの技術がドルビーサラウンドになったのですね。

     50年前を振り返ると70年代の中学時代がオーディオブームでガテン系の叔父まで好景気でパイオニアの4チャンネルステレオをドーンと買ってました。

     4チャンネルでは様々な方式が乱立し、CD-4のほかRM方式にQS方式やSQ方式など当時の中学生にはCD-4が完全4チャンネルだった程度は理解できましたが、その他の方式は中々理解できませんした。当の叔父も後のスピーカーは邪魔で押入にしまってましたね。

     当時はDENONでPCM録音に取り組んでいたのをFMfanと言う雑誌やオーディオ専門誌で知識を得て、比較的年齢が近い叔父や叔母がオーディオや楽器を持っていたので触らせてもらっていました。

     田舎の貧乏中学生だった自分は道端に捨てられたテレビから極力立派なスピーカーだけ外し丈夫なダンボール箱に取り付けてラジカセを大音量で鳴らして親に叱られてました。

     そして小径スピーカーの紙の振動板をアルミ箔に張り替えて無理矢理ツイーターに仕立て上げ、数μFのコンデンサーを直列にカマして2ウェイスピーカーにしベンチャーズを大音量で流して祖父に殴られそうになったりしてました。

     高校は高専の受験に失敗してカワイイ女の子からそうでもない女の子まで沢山いる地元の高校でしたが、たまたま物理の教師がオーディオ好きで本格的なスピーカーの作り方を教えてくれたほか、信号発生機とレベル計で周波数特性を測定したり、オシロスコープで音の変化と波形の変化を計測させてくれたりしました。

     80年代、物理教師の英才教育?のおかげで無事、電気通信系の大手企業に就職でき、今で言うオタク系先輩達から更に深いオーディオの楽しみ方を教わってビデオデッキとPCMプロセッサーを組み合わせてデジタル録音がやっとこさ可能になっていたのが、今やノートPCで4K動画まで編集でき、PCMの音声信号なんてハイレゾでも軽~く扱える時代になりました。

     今ではネットで簡単に入手できる時代になって、お金さえあれば何でも手に入るようになったのには隔世の感がありますが、同時にモノの有り難みも失われつつあり、例えば先日、私が売却した機材にも感謝をする代わりに、このサイトに記して残してやりたいなと思った次第です。

    byたかけん at2021-09-04 20:16

  18. nightwish_daisuさん、コメントありがとうございます。
    リンク先の動画拝見させていただきました。

     現在では測定器なみのスペアナ機能までPCで実現できますからリサージュ波形もパソコンで出来るんですよね。率直に言って隔世の感が大きいです。

     ウチの職場では仕事がら音声や映像信号を正確に扱う必要があるため、ここ10年くらい新入社員の基礎教育を担当しています。

     そこで気になっている事は音の波形や光と色の三原色など学校で殆んど教わってこないことで聴覚や視覚と密接に関わる知識なのに本当に教わってないのかと言うことです。

     全く教わっていないかと言うと、技術系の企業に入社して来るくらいですから、知っている奴は知っているのですが、国立大の工学部卒でも知らない奴は本当に知らなくのです。

     もっと言うと電気や電波の原理や電気モーターがどうして回るのか、テレビが映る仕組みやスマホがなぜ電波で情報がやりとりできるのか、身近な所ではテレビのアンテナがどんな形をして何処に取り付けられて、どちらを向いているか‥ホント、必要が無かったとは言え、ここ10年くらい大卒で入社して来るのに本当に何も知らないのには愕然とします。

     おそらく基礎的なものカリキュラムにあると思うのですが、センセイ達も真に理解してないから丁寧に教えられない傾向もあって教わったほうも記憶に残っていないのかもしれません。

     今は高価な測定器を使わなくてもメディアプレーヤーで音の波形を見られるし、ペイントブラシの「色の編集」で光の三原色を実習できるのに学校のセンセイ達は何を教えているのかと本当に疑問に思っています。

     日本は資源がなく技術や科学の力で生き残っている国なのに、その技術や科学を軽視しモノの原理を知らなくても良い教育を進めた結果、今では根拠に基づかないネット情報を軽率に信じてワクチン接種を拒んだり、懸命に努力している人を一方的に叩くなど本当に酷い国になってしまいました。今度の総選挙では・・

     と言うのは冗談ですが、自分の子供や新入社員達には、人間の目が見える仕組みや耳が聴こえる仕組みから、スマホの原理まで教える所までは皆、目がキラキラしているのですが、そこで悪ノリをして画質や音質の良否を判別する方法までを一方的に説明すると話を聞いている相手が段々と退いて行くのでありました~(汗)

    byたかけん at2021-09-04 20:17

  19. ミネルヴァさん
    >Celine DionのA New Day Has Come SACD Single Layerも凄いです。
    >このSACDも中古で1万円以上しますね。私は新品を2500円で買いましたが。

     先月はカードで大分お金を使ってしまいましたから、手持ち機器の売却額で補填はできますが、当面は慎ましく生活をするので、このコメントは見なかったことにしたいです‥(汗)

    でもセリーヌは以前からファンですので凄く欲しいです!(笑)

    byたかけん at2021-09-04 20:27

  20. ギコリンさん
    >一つお聞きすると、洪水のように(いい意味で)提案いただくので圧倒されてしまいますね。

     実はウチの奥さまが木曜日に市役所にPCR検査に行って、先ほどやっと陰性が判明したばかりでホッと安心したところですが、結果が判明するまでの不安から逃避するためなのか、自分自身でもびっくりするほどの異常に怒涛な書き込みになってしまいましたが、これからはホッとして夕食をとりお風呂入って寝ちゃいます。

    >個人的にはキャンディーズ。さきにたかけんさんがキャンディーズの音の悪さを指摘されていましたが、若い時に購入したLP、今でもたまに聞きますが、いい音ではないですよね。

     キャンディーズはCDの「GOLDEN☆BEST キャンディーズ コンプリート・シングルコレクション」で決まりです。個人的にレビューをしてますが、次のとおり記してますので抜粋いたします。

    >実際に聴いてみましたら3曲目の「危い土曜日」なんて、オーディオ用のデモ・ディスクかと思うほど様々な楽器の音が収録され試聴用のサイトでもちょっとだけ、その片鱗が確認できますが、マスターテープの状態が良いと昔の録音でも、これほど音質の良いことに驚いてしまいます。

     このベスト盤はSony Music Studios Tokyoの福島典子さんという方がマスタリングエンジニアを担当されてますが、奇をてらった所もなくマスターテーブに収録された信号を忠実にCDフォーマットに変換した印象です。ユーザー側としてはヘンテコなリミックスなんて絶対に避けたかったので大変良い仕事をやってくれてますし、当時の写真を使って丁寧に作られたブックレットも大変価値があると思います。

     もう今では3人娘が揃うことは永遠に出来なくなりましたが、例えばPerfumeの3人娘に演奏や歌い方を忠実に復刻させたバージョンを出してもらったらと思うのですが・・

     と記しています。

     3曲目の「危ない土曜日」のほか、1曲目の「あなたに夢中」も比較的音質が良く、しかも3人のハーモニーが完璧に近いほど素晴らしいのですが、時代が進むにつれ過密スケジュールになったのか音質的にも不安定になって行くのが可愛そうなんです。

     これからもこちらのサイトで様々な情報を交換させていただき、効率的に機材や高音質なソフトをお互いに集められれば良いことだと思います。(笑)

    byたかけん at2021-09-04 21:11

  21. たかけん様

    初めまして。グランドスラムと申します。
    今回の日記で【カーペンターズ Singles 1969-1981】(SACD)を紹介されていましたが、じつはこのSACDを私も皆さんに紹介しようと思っていました。

    というのも、多分
    19."For All We Know" (from Carpenters)
    だったと思うのですが、この曲を2チャンネルで聴くと、どうも位相がおかしく聴こえるらしいのです。この話をしてくれたのは、オーディオショーの打ち上げの時に評論家のフウさんからでしたが、確かに2チャンネルで聴くとどこか音がにじんだように感じます。

    私のシステムは5.1チャンネルなので、このSACDを5,1チャンネルのフォーマットでそのまま再生することができましたので、特には感じなかったのですが、たかけんさんのところではいかがでしょうか?

    なぜ、この曲が位相の狂ったにじんだ音になるのかは、故小林悟朗さんがステレオサウンドで解説していたと思うのですが、そのきじがなかなか見つかりません。内容は覚えているのですが、間違いがあると困るので、その内容が載っている号を只今探している最中です。見つかったら、またレスします。

    byグランドスラム at2021-09-04 21:32

  22. グランドスラムさん(たかけんさん、横から失礼します)

    このカーペンターズのSACDは手持にしていましたので、2chで19."For All We Know"を聴いてみました。

    自分が違和感を感じたのは、ボーカル/コーラス/伴奏のソロ楽器(クラリネット、ドラム)が全てセンターから聞こえてくることです。モノラルミックスになっているのかと思いました。

    左右のスピーカーから出る音が全てセンターにまとまるので、滲んで聴こえたのではないかと思いました。

    ◇5.1chマルチサラウンドで聴くとどのような楽器配置となりますか?

    byヒジヤン at2021-09-04 22:34

  23. ヒジヤンさん、こんばんは。

    このディスクは持っている人が少ないので、紹介しようかどうか迷っていました。中古はかなり高値で取引されていますからね。なぜか我が家にはSSDの中に残っていましたので(笑)それを使っています。

    レスをいただいて、先程から"For All We Know"をフロント、リア、センターの順でそれぞれ3回ずつ聴き直してみました。我が家のシステムは、それぞれのジェフのプリで各チャンネルごとにミュートがかけられるので、このような聴き方をするときは便利ですね(笑)

    その結果はというと、
    フロント…左寄りにストリングスとピアノ、中央にクラリネットのリバーブとコーラス。
    センター…カレンのリバーブなしのボーカルとハイハットとベース。
    リア…クラリネットとボーカルとコーラス(かなり広げている)は中央、左寄りにストリングスとピアノ。右だけにハイハットが小音量。
    となっています。

    不思議なのは以下の2点。
    ①冒頭のクラリネットがリアに配置されていて、フロントがリバーブだけ。
    ②右リアだけにハイハット。それも小音量。

    理由を想像するに、5.1チャンネル環境で聴いたときに、
    ①冒頭にリアにクラリネットをもってくることによって、音場の浮遊感を出そうとした。
    ②左サイドにストリングスとピアノを配置することに対して、ハイハットを右後ろに置くことによって右サイドの広がり感を出そうとした。

    このディスクは、兄リチャードが、かなりマスタリング(ミキシング?)に参加し、カレンの声になかなかOKを出さなかったと聞いているので、当然、サラウンド化についても、そのアレンジはリチャードが相当関与していると思われる。

    ということは、このSACDマルチチャンネルディスクは、5.1チャンネルで聴いてこそ、リチャードが意図したアレンジで聴くことができると思うのですが、いかがでしょうか?

    なぜ位相がおかしく聴こえるかは、以上でヒントになったでしょうか?(笑)明日までステサンを探しますが、見つからないときには覚えている範囲でお答えします。

    byグランドスラム at2021-09-05 00:00

  24. グランドスラムさん、おはようございます。

    面白いマスタリングですね。
    実音とリバーブがそのような関係で入れられているのも驚きました。

    >①冒頭のクラリネットがリアに配置されていて、フロントがリバーブだけ。
    >②右リアだけにハイハット。それも小音量。

    なぜそのようにしたのか不思議ですね。
    実音が後ろから聞こえる自体が違和感が出そうです。

    ですが、ご提示の背景ですと、
    >5.1チャンネルで聴いてこそ、リチャードが意図したアレンジで聴くことができる
    ・・・と言うことなんですね。

    ◇ステサンでの解説も楽しみです。

    byヒジヤン at2021-09-05 04:59

  25. グランドスラムさん
    ヒジヤン さん
    レスありがとうございます。

    >私のシステムは5.1チャンネルなので、このSACDを5,1チャンネルのフォーマットでそのまま再生することができましたので、特には感じなかったのですが、たかけんさんのところではいかがでしょうか?

     率直に言って、いままでずっと2チャンネルステレヲで聴いてきたので、5.1チャンネルで聴くとフォーカスがピタッと合ったような鮮明なサウンドになりますね。

     でも「For All We Know(ふたりの誓い)」と言う重いタイトルですから、少し滲んでボヤけているくらいが丁度よいのではないかとオチにしておきます。結婚式のBGMで使うこともあるそうですから和訳にして鮮明にしすぎるとお互い困ることもあるでしょうから‥(汗)

    以下訳詞でございます。
    For All We Know (ふたりの誓い) 和訳 – Carpenters

    愛するあなた、
    私たち二人を見て。
    いろいろなことについてまだよく知らないけど、
    私たちは人生を分かち合うことになったわ。
    話すこともたくさんある。
    日々過ごす中で、
    あなたを近くに感じられるようになるわ。
    でもそれは時だけが教えてくれる。
    「あなたのこと、わからないことなんてなかった」
    そんなふうに言えるような人生を送りましょう。
    時がそれを教えてくれるまで、
    いろいろなことをお互いわかりあえるよう、
    愛が育まれますように。

    愛するあなた、
    私たち二人を見て。
    いろいろなことについてまだよく知らないけど、
    「あなたのこと、わからないことなんてなかった」
    そんなふうに言えるような人生を送りましょう。
    時がそれを教えてくれるまで、
    いろいろなことをお互いわかりあえるよう、
    愛が育まれますように。

    byたかけん at2021-09-05 05:59

  26. 報告が遅くなりました。えっ、誰も待ってない?待っているのは、一部の人だけのようですが…

    昨日までステサンの記事を探しましたが、見つかりませんでした。確かに読んだ記憶はあるのですが、それが、ステサンなのかホームシアターなのかHIVIなのか、はっきり覚えていません。ステサンも部屋のいろいろなところにあるので、もしかすると読んでいない号があるのかもしれません。大体、そういうところに載っていることが多い気がします。

    そういうことで、ここからは私の記憶にある範囲内で書きます。
    故小林悟朗さん曰く

    「この曲は、まず、5.1チャンネルのマスターを作り、次に、そのマスター使って2チャンネルにダウンミックスしたのではないか。そのために、この曲だけ位相がおかしく聴こえるのだろう」

    という内容だったと思います。通常は、多数の録音チャンネルを使って2チャンネルへとミキシングをしていくのだと思いますが、なぜか、この曲は、5.1チャンネルとして出来上がったものを、単純に2チャンネルへとダウンミックスしてしまったということらしいのです。時間的制約があってのことなのか、リチャード自身がそうしたのか、別な人物がそうしたのかは不明ですが、小林悟朗さんの推測は、このような内容でした。

    この曲だけと書きましたが、この辺りはうろ覚えで、トラックすべてがそうなのかどうかはよく分かりません。我が家では、このアルバムがなぜかSSDに収録されているので(笑)、SACDの2チャンネルレイヤーとの比較ができません。もし、両方聴くことができる方がいらっしゃれば、確認していただければと思います。

    先日、友人宅で比較試聴をしたのですが、我が駄耳では位相の違いがよく分かりませんでした。システムの問題なのか?

    byグランドスラム at2021-09-08 14:07

  27. グランドスラム 返信ありがとうございます。

    >そういうことで、ここからは私の記憶にある範囲内で書きます。故小林悟朗さん曰く「この曲は、まず、5.1チャンネルのマスターを作り、次に、そのマスター使って2チャンネルにダウンミックスしたのではないか。そのために、この曲だけ位相がおかしく聴こえるのだろう」

     客観的な情報がなく真相は分からないため何とも言えませんがカーペンターズSACDの当該曲の2ch層を聴く限り素晴らしい楽曲で位相がおかしく聴こえたりしませんでした。

     故人に対して失礼ですが、もしかしたらオーディオの技術面に慣れていない小林悟朗さんが5.1ch層のフロント2ch分だけ聴いてしまったとか‥もちろん、そういうことないと思いますが、私の失敗では「さすがSACD!」と悦にいっているとCD層を聴いていることが良くありました。現行機の前まで使っていたDENONの古いSACD機はSACD層が読めないと勝手にCD層を再生するため良くやられました。

     窓際技術屋の私もSACD導入当初は5.1ch層の再生で勘違いをしていて、5.1ch端子に常時音が出ているのかと思ったらプレーヤー側で5.1ch層に切り替える必要があり、しかも一旦再生が始まると再生する層を切り替えられないことから21世紀のキカイとしてはかなり使い勝手が悪いと思っていました。

     特にSACDの殆どの機種ではバランス端子など立派な2ch専用端子とオマケのような5.1ch端子が併設され、立派な2ch専用端子には常時2ch層の音声が流れていると思っても不自然ではありません。【続く】

    byたかけん at2021-09-10 07:04

  28. 【続き】
     私がこのコメント欄から得た情報から整理すると、録音の専門家集団である制作側で「5.1チャンネルのマスターを作り、次にそのマスター使って2チャンネルにダウンミックスした」可能性と、NHK音楽番組等のディレクターをされていたけど技術的な専門家ではない小林悟朗氏が5.1ch層のフロントの2ch分だけ聴いてしまって位相がおかしく聴こえたと主張している可能性を天秤にかけると‥

     もちろん決めつけはしませんが、社内システムのヘルプデスク(相談窓口)のある部署で長年働いていると、それなりに入社試験をパスした社員達でも単純ミスでトラブってるケースが良くあって、昨日もPCから音声が出ないと言う相談で電話越しに確認してもらったら「ボリュームを上げたら音が出るようになりました~」と言う原因にズッコケたばかりです。

     事程左様に不自然な現象がある場合は、それなりの不自然な原因もありますので雑誌やネットからの情報なども少しナナメからの視点で検証することが必要かと思います。

     ただし「千と千尋の神隠し」のDVDリリース時に本編映像が赤っぽく鮮明度の低い画質だったのが、特典ディスクは正常な色バランスで鮮明だったのに、制作側では「本編はそういう作品だ」と誤りを認めなかった事例がありましたが、BD版ではしれっと色バランスが修正されてリリースされていましたので、かえって色のオカシイほうが貴重盤?になっていますので、そういう楽しみもあるのかもしれません(笑)

     皆さん、楽しい情報ありがとうございました。このスレッドは、とても長くなり過ぎましたので、ここらへんで閉じたいと思います。
    ※参考にしたサイト「小林悟朗さんのオーディオ&架空セカンドオーディオ」Studio K's 山本耕司氏のサイト
     http://home.j08.itscom.net/studio-k/tcn-catv/second/kobayasi.html

    byたかけん at2021-09-10 07:20

  29. たかけんさん、分析をありがとうございます。

    グランドスラムさん、情報をありがとうございます。(書き込みに気がつきませんでした。たかけんさんのレスで気づきました)

    自分もカーペンターズSACDの9."For All We Know"は、ボーカル/コーラス/伴奏のソロ楽器が全てセンターから聞こえてくることだけが違和感で、位相がおかしいとは感じませんでした。

    もしかして・・・と思ったのは、生前の小林悟朗さんは位相のことを凄く気にされていて、壁からの反射音を聞いて、「あっ、位相が変わった」などと言われていたので、ソフトの製作ディレクターとして、「位相に極端に耳が立っていた」のではないかと想像しました。

    たかけんさん、滑り込みのレスから失礼します。

    byヒジヤン at2021-09-10 08:13

  30. グランドスラムさん「さん」抜け大変失礼しました。
    ヒジヤンさんレスありがとうございます。

     私も2ch層を聴くとヒジヤンさんと同じ印象ですが、どうしてもメロディーのほうに引込まれ聴き込んでしまいます。

     今回、元NHK芸能番組部のチーフディレクターだった故 小林悟朗氏に興味を持ってネットで調べたらこんな記事もありました。https://www.musicman.co.jp/interview/19464

     オーディオにとても造詣の深い方ですので私の書き込んだ勝手な妄想はハズレで製作側の手抜きミスの可能性もあり、この場で小林氏の名誉回復?をいたします。

     オーディオで発言力のある御仁達が次々と減ってしまうことは残念で、若い方が中々育っていないのが心配です。リンク先の記事の 7.CD, SACD,DVD AUDIO…枝分かれメディア競争の結末は?でも触れられていますが、昔の蓄音機は予想以上に音量が大きくとても生々しい音でした。音楽好きな人達は当時から良い音に触れていたのでしょう。

     私は田舎の少さな学校でしたが、授業で他校に遠征し生演奏を聴かせてもらったり音楽教師が学校に無理を言って揃えさせた音楽室の立派なオーディオで大音量で名曲を聴かせてもらったりしていました。

     現在はそういう授業をやっているのか‥一度でも、生演奏やそれに近い環境で感動できた人はそういう環境をそろえたいと思っても不思議ではないのですが、スマホとイヤホンで本当に満足できるのが私には不思議です。

     せめて学校では良いオーディオで音楽の素晴らしさに触れる機会を与えることができたらと思い、私が亡くなったら遺品は地元の学校に寄付を‥恐らく先生達が使いこなせず粗大ゴミになるため、生前寄付をしないとダメでしょう‥(汗)

     余談ですが"音楽室の立派なオーディオ機"で検索したら、"ハイエンドだからこそSRにこだわりを!PAとSRの違い | オーディオランド" https://audio-land.com/blog/sr-pa/
     
     と言う記事が見つかりました。ウチのメインスピーカーJBL4470AがPA/SR用途なため、立派なJBLと違い偽物のJBLのようで微妙なコンプレックス感もありましたが、少し自信が持てるような内容でした。

     今回、皆さんと様々な情報交換ができ、また、新しいネタを仕入れたらトップページを更新しますので、こちらはコメント数が30個にもなってしまい使いにくくなってますので、コメントのキリの良い数で閉じたいと思います。

    byたかけん at2021-09-11 07:54