ベルイマン
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2021/10/9 4本のFOCALスピーカーを同一円に乗せるまで、あと数十ミリにまで来た。調音材の配置を工夫したところ、ITURから外れたセッティングで、側壁の距離もフロントとリアでちぐはぐである…

マイルーム

マイシアター『象牙の塔』
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私のシアターは、ずばり、「象牙の塔」‛la Tour d'ivore'と言います。 縦5438 x 横3618 x 高3400mmの約11畳の縦長。スピーカー4本、ユニバーサルプレイヤー、AVプ…
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日記

ALLION、S-200SV (パワーアンプ)

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2021年10月13日

出水電器からALLION、S-200SVというステレオパワーアンプを借りて一週間ほど自宅試聴させていただいた。ガレージメーカーの超高額パワーアンプである。どうせ一部の好事家しか興味がないであろうから、長くなるが詳述することにしよう。

元々、我が家にはS-200とS-200IIという今回のS-200SVの前モデルが2台揃っている。この2台のアンプはスピーカーのグリップが弱く、信号とは別の音を出してしまうという歪みもどうにかしたいと思ったこともあったのだけれども、これは補正や調音材等ではなく、スピーカーセッティングで解決できるのではないかと思い、スピーカーセッティングに腐心するうちに、たしかに、このようなアンプの特に低域特性への不信はなくなった。ただ、爆音での連続再生だけはどうにも解決できずにいたのであった。

そこで、このS-200SVだとどうなるというのか?順に見て行くとするが、先ずは機械の紹介を。福田氏がphilewebに書いた記事にあるスペックである。

●定格出力:200W/ch(8Ω)●周波数特性:20Hz~120kHz(+0、-1.5dB)●ゲイン:25dB●S/N:102dB(A-WTD)●入力インピーダンス:20kΩ●歪率:0.1%以下(1kHz AN-WTD 200W出力時)●入力:1系統(XLRバランス)●サイズ:462W×160H×392Dmm●質量:約27kg●保証期間:2年間●フロントパネル:15mmアルミ無垢材削り出し●シャーシ:全て4mm厚アルミ製

今回は入力電圧200Vの特注仕様である。200Vを降圧せずにパワーアンプにダイレクトに入力する恩恵を肌で知る人は少ないだろうが、200V直結はALLIONアンプの第一の強みである。S-200SVは出川式電源となっており、十分な容量のCPMを搭載している。パラレルプッシュである。ここが従来のS-200との大きな違いで、細かいことを言えばシングルエンドのS-200のほうが純度が高いし、それぞれの信号の潤いや剛直さ掠れや太さに正直である気が幾らかする。Rコアトランスと蟹トランスの違いもあるのかもしれないが、シングルとパラレルの違いではないかと思う。ただパラレルプッシュプルによって音像のエッジはしっかりと彫琢されるようになったのは恩恵である。8パラ、10パラなんていうアンプもあるが、自分の感覚では2パラがちょうどよい。また、我が家でS-200は全く唸らないが、S-200SVはいくらか唸る。静音扇風機でも風を出せば気づかないレベル。我が家の電研のNCT (200入→100出の1kVAのF-3) と比べればはるかに小さいが、ゼロではない。

以下の全ては、FOCAL、Sopra no.2を4本使い、フロントにS-200SVを、リアには同じALLIONのステレオパワーアンプ、S-200改を使い、AV8805specialをpure directとした自動補正なしのマルチサラウンド再生。


①タフネス

低弦と重厚な管楽がユニゾンでうねる低域や、シンセサイザーやエレキベースの深々とした長い低音、25分間に渡って80〜500Hz程で連打されているだろうパーカッションの執拗なアタック、この種の我が家で最もタフな音源を、普段より5〜10ステップ分は音量を上げる本物の爆音で再生し続けてみて、煙が出たのは私の耳の方であった。たしかに天板は熱くはなったが、S-200SVは切り抜けた!このタフネスさは多くの人にはたぶん意味がわからないだろう。アンプの評価にタフネスさや持続性が取り上げられているのもみたことがない。アキュフェーズのアンプから煙を出させたことがあると豪語している方の爆音を聴いたことがあるが、こんなことは大半の人には無関係であるのだから、上記は極めて強力な音源で連続的に爆音で再生するテストを行った結果であるのを明記するに留めるとしよう。ただし、チャイコフスキーの『1812年』は試さなかった。これはS-200で再生しても本物の爆風が発出するので、今回のテンションでS-200SVによって再生するならば、流石にウーファーが吹き飛ぶことになるので控えた。


②音色
S-200と同じである。十分に透明であるが、エネルギー感があり、生き生きとしているが、正確な制動力で余計なものはない。少しS-200よりもクールな温度感であるように思われる。電源ケーブルを繋いで底面にあるスイッチを入れたばかりの時は、鈍った音で、萎れており、音の輪郭が出てこない調子であったので、しばらく眠っていた個体であったのだろう。諦めて、一晩スイッチを入れぱっなしにすることにした。ただ、その時にもS-200と同じ音だと思った。翌朝、一曲だけサラウンドで爆音再生してみると、音が伸びていた。以降、電源を入れてから割とすぐに力感溢れる音がでて来ることは確認できた。15分で起き上がるだろうか。この立ち上がりの良さもS-200と変わらない特性。

☆『シンドラーのリストのテーマ』、北村一平、UNAMAS、Blu-ray audio

これはかの有名なテーマソングをコントラバスで独奏したもの。リアからも強く音を出しており、エンジニアが沢口氏であるなら、恐らくは5.1chでコントラバスの全貌を捉えようとしてるだろう。S-200SVは驚くほどに定位が上がり、4本のスピーカーが同じ1本のコントラバスを描き出していた (が、今考えると、この定位感はリアの音場の狭さとフロントの広さの帳尻を合わせようと調音材を直前にいじったのも関係しているかもしれない。が、非常に彫琢の深い定位感はS-200SVのなせる技ではないか、特にパラレルプッシュプルが効いていると思われる) 。コントラバスは低いところをひいた時にむわっと広がる雰囲気だけの音に、全体を壊されがちであるが、大きな胴の響きを的確に捉えており、信号にない音は出さない。微細な音を捉えて、響きを雰囲気ではなく、実際的に捉えていたので、器楽独奏であることをいっそう邪魔しない。豊かであるが、余計なものはない。S-200とのハーモニーは完璧なようである。このコントラバスの低域の信号が膨らむのは僅かである。が、膨らんでいるのは事実である。ダンピングファクターとかいう問題ではない。詳しくは低域の箇所で。


②中・高域
特段に高域に特化している音源を使わなかったので大半がトゥイーターとスコーカーが同時に鳴っていたので、どこまで区別して聴いているかは微妙なのでまとめてしまう。

S-200の高域は素晴らしい、と私は感じていた。FOCALのSopraシリーズは、ベリリウム製インバーテッドドームトゥイーターというドームをひっくり返した形状であるので、ホーン型に近い集約的な響きが極めて純度の高い高域特性をもたらし、それをウーファーとミッドそれぞれから独立したチェンバーに納めている。背面の放射が幾らかあるようで、後壁と側壁の距離にうるさいのだが、素晴らしい音を出してくれる。こうしたトゥイーターの素性の良さをCPMを増設する改造を施したS-200は、爆音の下でも相当なレベルまで、トゥイーターの操作を実現できていたと思う。

スピーカー自慢を続けるようで恐縮であるが、Sopraのミッドにはマスダンパーと呼ばれる錘がついており、スコーカーがなよっと変形し過ぎて信号の再生をしくじらないようになっている。高速のレスポンスと特に硬い表現、例えばロックやJAZZのセッションで求められるものであり、少なくともメシアンやシュトックハウゼン等の20世紀以降のクラシックで、そして、もちろん映画のSEでも求められることになる、強度の高い音を実現できるスコーカーなのである。こうしたSopraのミッドレンジを十分に再生できているのか、十分な濃さをだせているなかという疑問を持つことは、これまでS-200で一年間やってきて、ゼロではないが、あまりなかった。

それでは、S-200SVによる中高域はどうなのかと言えば、S-200と変わらない、とやはり思う。変わらないのであるが、伸びがまったく違う。余裕があり、純度の高い、艶のある、美麗な音が、さらに、さらに、伸びる。これは驚いた。厳しい音源で追い込まれた状況であると分かる。「厳しい状況」を知らない人は結構多いし、その際にシステムがどういう挙動になるのかご存知でない方には恐らく意味が分からないであろう。この種の挙動のおかしさはありふれていると思われるが。


☆Ravel, “Miroirs”, Markus Shirmer, TACET, Blu-ray audio

ラヴェルのポエジーが溢れる名作。TACETでもピアノ独奏をサラウンドに仕立てているものは少なく、同レーベル有数の名演だろう。RLとFLに鍵盤の左手側が定位し、RRとFRが右手側となるようにミックスされており、いかにもサラウンド懐疑派が好まない音源。全てのスピーカーがゆったりとそれぞれの帯域を受け持ちながら、一台のピアノの鍵盤中央を前方に向けて定位させ、構成する。S-200SVはリアのS-200IIと融合しながら、ピアノのタッチも透明感が高く、かつ、煌めきがあり、ピアノの打鍵の音像が我が家でも他所でも稀であろう程にしっかりとしたものであった。ピアノの高域はどんなに高くても4kHzほどであろうが、まったく閉塞感がなく、濡れそぼった感触すら覚える。響板と屋根の間から溢れてくる小さな響きも十分に豊かである。何百回と聴いた音源であるのだが、非常に満足のいく再生になった。また、サラウンドシステムを組めるのが、どれだけ幸福であるのかを改めて感じた。

☆Pink Floyd, “The Dark Side of The Moon”, Analogue productions, SACD

ご存知のように、4曲目の’TIME’は無数の時計の音から始まる。生々しく、全ての時計が鳴って警告音のような高域を発するのは尋常ではない怪しさである。こうした局面に関してはS-200は十分な表現なので、S-200SVで聴いたからといっても殊更の感慨は湧かない。つまり、これ以上は望みようがないと感じる。時計と鐘に続いて、太鼓の音が高めの位置で複数の位置に定位し、ボーカル、コーラスが入ってきて、爆音再生するならばこの時点でパワーアンプへの負荷はかなりあるのだろうが、指を滑らせてシューゲイザーのようにじゃらじゃらしない、繋がるエレキギターが鳴り響く。オンデマルトノを鍵盤の手前を指サックみたいのでひいた時の音の繋がりは、エレキギターではさほどに困難ということはないだろうが、パワーアンプはそのパワーが大いに試されるだろう。

S-200SVは切れない。音が繋がり、伸びて、伸びて、オーロラのような電子的な音の襞を部屋いっぱいに広げる。この気持ちよさ。普段ボリュームをあまり上げない人は、ここは上げてみていただきたい。伸びやかで圧迫するのではなく、包み上げるように電子音の厚みのあるエネルギーがギルモアのギターから発出して、オーラが四方から部屋を満たすのである。エレキギターの弦をはじかず滑らせるのであれば、それだけで十全に繋がる音がでる訳ではないことは、自システムで確認してもらいたい。我が家でもリアにあるS-200はエレキの電子的な繋がりが途切れかけている。パワーアンプというのはとにかく信号を大きく出力するだけだと思っている人は多い。その実、音がぷつぷつ途切れてしまうシステムの人もいるだろう。ボリュームをあげられる人は試してほしい。


☆ホルスト『惑星』(「火星」)、M. Stern & Kansas City sym、REFERENCE RECORDINGS、SACD

ホルストの『惑星』、特に「火星」はクラシックに特段の関心のない人でも知っているし、手垢がついているだけでなく、その垢が固まってしまい、表現が固着している節がある。打ち破るのはアメリカのオケの超絶技巧で、マイケル・スターンの指揮ぶりはルバートによる新味の追求などという次元ではない。REFERENCE RECORINGSの録音と相まって、新しい酒が新しい革袋にもられたとするべきだろう。このディスクの尋常ではないダイナミックレンジを再生し切るには、とにかくボリュームを上げる必要がある。我が家では概ね他の交響曲に対してボリュームを25ステップ分あげている。これだけ上げると、トゥッティではオーディオルームが崩壊しそうな音波が現出するが、同じことを古臭いレンジの狭いディスクでやれば、信号の強度と密度が足りず音が掠れてくるのだろう。ピンクフロイドのエレキように、アコースティックな高弦の繋がったオーラをここでも聴き取ることができる。家が崩れそうな音量でオーディオシステムがやられてしまわないかという危機にはらはらしながら、ドーパミンの分泌による原始的な快楽の充足を味わえる。驚くのは、トゥッティで凄まじい音の圧力が部屋中に漲るなかで、高弦群が伸びやかに音が繋がり続けることである。微細な揺らぎまで表現するハイレゾリューションと、広大なダイナミックレンジは爆音だからこそ発揮されるし、このアンプはそのタフな再生において、常に伸びやかである。なんという爽快さ!


☆低域
チェック中。というのは、パワーアンプからすると外的な要因が、語の正しい意味で、付帯音として働いていることが分かりました。ですからS-200SVの低域についての評価は項を改めさせていただきます。

一言だけ。素晴らしい。上に挙げたピンクフロイドの『狂気』の一曲目、弾むような上下するベースのもたらす深きところで躍動する低域が、凶悪なまでに深きところに到達して、ロックサウンドに対して場違いなことにヒーリングを感じている。このアンプによって初めて可能になったレベルの爆音である。(^^)

あと、2話、3話続くかも。2話目は他メーカーのアンプとの比較試聴。3話目が低域の詳細か。

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レス一覧

  1. ベルイマンさん

    渾身のレポートですね。S-200SVは、このままムコ養子入りでしょうか。

    アンプにウォームアップが必要なことはその通りですね。以前にそのことを書いたことがあります。

    https://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20171222/57974/

    シングルプッシュプルよりもパラレルプッシュプルの方が、対になっている素子が多いのでますますそういうことが言えると思います。またA級動作領域が大きければ大きいほどアンプも温度平衡に達するまでの時間がかかるはずです。純A級ですと少なくとも1時間はかかるようです。

    最近、定常時に発熱のほとんどないA級アンプというのが登場していますが、アイドリング電流をサーボ回路かなんかで変動させるという仕掛けなのでしょうが、そういう温度特性ということをどう考えているのでしょうか。かなり疑問です。

    Reference Recordingsは、ダイナミックレンジを広く取るために録音レベルを低く抑えているのでボリュームレベルを他のソフトの平均値よりかなり上げる必要があります。その時に、パワーアンプではなくてプリアンプのSN(残留雑音や極小レベルのレスポンスや解像度など)が試されるのではないでしょうか。この辺りもぜひご検証ください。

    続編楽しみです。

    byベルウッド at2021-10-14 09:53

  2. ベルウッドさん、おはようございます。

    通信障害やら、定在波やらで、昨日の夜はふて寝してしまいました。m(_ _)m 実は例のパネルを庭瀬社長から借りました。30分の使いこなしでは上手くコントロールできませんでした。

    あれから、ダイアナの声は丸みが出るくらいに浮かせました。武満さんも演奏家の配置がさらにはっきりと見えて、雅楽の純度も十分に上げました。CSOも再び天井に音が回るようになったはずです。

    しかし、ダイアナのベースのボリュームがコントロールできません。定在波がスピーカーの外でボリュームを上げてしまっていると推測したのです。このベースのボリュームは全体のボリュームと連動しないんですよ。

    うーむ。今日もう一度、庭瀬社長のパネルに取り組んでみますね。上手くいったら、またチェックしに来てください。よろしくお願いします。好色刑事さんにサラウンドを聴いたのを後悔してもらうまで、あと少しでしょうが、女性ボーカルのベースが膨らんでたら、あちらの刑事さんは納得しなそうですからね。(^^)

    アンプのエージング、バーンイン、ウォームアップ、昔から闘っていたんですね。私は誰かに聴いてもらう時は、前の日からパワーアンプとCT0.2SVは、つけておきます。これらは15分かければ、ほとんど問題ないくらいには安定すると思います。アンプよりもCT0.2SVはもう少し時間がかかるかもしれません。AVプリとプレイヤーは、あっという間かな。(^^)

    byベルイマン at2021-10-15 09:07

  3. プリについてのご指摘。サラウンドの場合、途方もなく面倒な話を孕んでいます。マルチチャンネルのアナログ出力できるプレイヤー、例えばoppoですが、あれがあればファンダメンタルの高級プリやパッシブアッテネーターを2台用意する、あるいは栗原さんのマルチボリュームがあればよろしいとなります。

    しかし、どうなんでしょうかね。oppoは既に撤退してますし、「デジタル情報を読み出し+アナログ変換」するユニバーサルプレイヤーから、アナログケーブルでプリに出す。これと、このサイトの方々には評判の悪いHDMIケーブルによってデジタル情報を、「DAC+ボリュームコントロール」としてのAVプリに送る、というプロセスの比較だと思いますが。意外とデジタル伝送を前提にDACをプリに寄せているハイエンドのピュアオーディオの装置を散見します。最善ではもちろんないのですが、AVプリアンプという選択は間違ってなかったのではないかと思っています。

    メディアとして光学円盤装置は映像を兼ねるならば、どうしても必須になりますから、トランスポートかプレイヤーかの対立は避けがたいのです。しかし、たぶん4chでSACDやBlu-rayを回すならば、つまり一部のダウンミックスが避けがたい環境ならば、デジタルトランスポートとHDMIというインターフェースを備えたプリ、つまりAVプリで間違いないと思います。そしてデジタルの読み出しだけならば、エソテリックでないならば、パイオニアは強力なはずです。

    ただ、だからこそプリは難しいです。逸品館は私の使っているプリのパーツをエソテリックにも使われているレベルのものに換装したとしています。しかし、あの筐体ですからね。サラウンドにとってはプリは鬼門です。

    byベルイマン at2021-10-15 10:06

  4. ベルイマンさん

    >サラウンドにとってはプリは鬼門

    そうかもしれません。多チャンネルアンプは、やはり電源部が大変なんだと思います。そこにリソースを全力で投入するハイエンド機器がいまだかつて無いということなんでしょう。

    oppoは確かに撤退してしまいましたが、機器それ自体は内容的に相当に先鋭的なものがあったと思います。価格即ちコストを抑制させられるということでオーディオ開発部隊は、経営とは折り合えなかったということなのかもしれません。それだけに防振とか電源とか、徹底的に強化改造するマニアが登場すれば大化けの可能性大なわけです。oppoのプレーヤーを蒐集しておくことは、案外、面白いギャンブルかもです。

    byベルウッド at2021-10-17 20:45

  5. ベルウッドさん

    そのギャンブルは魅惑的です。(^^) しかしoppoは既にビンテージ価格です。光学回転系のビンテージはちょっと挑戦し辛いです。

    比類なき製品としてのoppoの正体は2基搭載されたES9038PROというDACチップであると思われます。このDACチップを除いてoppoを良しとすべき理由は私には理解できません。プレイヤーとしては、みたところ天板はぺらぺらですし放熱孔だらけですから、トレーにfoqを貼ればしっかりと筐体内部にドライブを格納して二重に壁ができるパイオニアのLX800には及びませんでしょう。

    議論は、使いこなしというお馴染みの話に推移するはずです。AURO 3DさんはoppoのUD205という最後の製品を所有しています。ただ、現状で最高位のDACチップの強みを活かすのは、補正せず、アナログ情報を加工なしで、スピーカーセッティングとルームチューニングによって再生音をよくしてやろうと思っている、ピュアオーディオ的な発想の側でしょうね。例えば、私です。(^^)

    他方で、デジタル領域で補正したい方々は、デジタル情報を補正機器に送りたいわけですし、そうしなければ、D/A変換を二度行うことになるのですから、デジタル情報の読み出しとHDMIによるデジタル出力に注力している製品、つまりパイオニアのLX800の方が適正が高いのでしょうね。パイオニアとoppoの比較はよくやられていましたが、似ていますが、違うことを得意にしているのではないでしょうか。パイオニアは、パイオニアのAVアンプにHDMI接続するのを前提にLX800を作ったはずです。

    なかなか上手くいかないものです。(^^) ただ、HDMI等のデジタル系の更新は早いですからね。この先何が起こるかはわかりませんよ。既に8K規格のHDMIを通しただけで、音が良くなるという報告がちらほら。デジタルは0か1かで、デジタルデータに音質上の差異はないなどというのは古色蒼然の発想であるのは明らかです。

    byベルイマン at2021-10-17 22:09

  6. ベルイマンさん

    >oppoの正体は2基搭載されたES9038PROというDACチップである
    >プレイヤーとしては…パイオニアのLX800には及びません

    このあたりの議論は私も同感です。かつてUDP205についてそういったことを書いたところoppo愛好家を敵にまわすことになりました。ですから、ここらあたりにはちょっとアブナイ空気が漂ってきそうです。

    https://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20171218/57935/

    HDMI出力が世代によってどんどんと変わっていくというのは、私にはわかりませんが、PCオーディオをやっているとそういう類推も成り立つのかなとは思います。

    いずれにせよ、映像や多チャンネルはこの先どうなっていくのか想像もつかないということがあります。かつての4chやカセットビデオのような、ユーザー置いてけぼりの機能戦争に陥らないことを祈るばかりです。

    byベルウッド at2021-10-18 16:59

  7. ベルウッドさん

    oppo日記、読みました。ふふふ。 面白い。コメントしている方々の顔ぶれ。

    もちろん私もoppo愛好家の方々を敵に回すつもりは、まったくないです。ただESSのチップが強みの製品ですから、そういう使い方をするべきとは思います。また、デジタルデータの読み出しと出力に特化して、精度を上げられるように電源や回路をトランスポート専用にできるのが売りのパイオニアは、使い方が同じはずがなく、それぞれの強みを活かすかどうかは、各ユーザ次第であるし、パイオニアユーザーとしてはパイオニアの強みも十分にあることを主張したいとは思います。

    byベルイマン at2021-10-18 18:22

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