日記
リード線聴き比べ
2022年06月07日
いろいろあって久しぶりに投稿しようと思ったら閉鎖のお知らせ。残念ですが…これまでの出来事を急いで書き込もうと思います。
今更ながら…、以前から聴いてみたと思っていたオーディオテクニカの AT-33Sa を手に入れたので、これも使ってみたいと思っていたオルトフォンの PC-Triple C 線を繋いで試聴してみた…が全然駄目。とにかく、やかましくて聴いていられない。ゴムワッシャーをはめてみたり、フォノイコのインピーダンスを変えてみて、カートリッジに付属のPCOCC 線にも交換してみたが効果なし。これは導入失敗と捨て置くことにした。

せっかく買ったリード線( PC-Triple C )がもったいないので、ストレートな音が気に入っているがもう少し色気が欲しいと思っていたビクターの MC-2E に使ってみた。これは良かった。音の粒立ちが良くなり雰囲気も出てきたのでこのまま使い続けることにした。
これに気を良くし、同じビクターの MC-L1000 に使っていたオルトフォン 7N 銅線を外して PC-Triple C 線を繋いでみた。これも良くなった…と思ったが違和感がある。上手く言えないが、本来の自然な生々しさが消えてわざとらしい響きになってしまった。確かに粒立ちは良くなったのだが何か嘘くさい。
しばらく聴いていたが気に入らないので、オルトフォン 7Nと6Nのハイブリッド線に交換…これは良かった。7Nの時の自然な響きに加え、色気みたいなものが感じられるようになった。7N or 7N+6N どちらか迷うがハイブリッド線で行くことに決めた。
今度は思い立って AT-33Sa に 7N 線を使ってみることに…嘘みたいに良い音になった。うるささがすっかり消えて聴きやすくなった。ビクター系に比べると切れ込みでは劣るが低域に適度な量感があり安心して聴ける。気に入ったので、ニーベルングの指輪はこれで聴くことにした。
今回リード線の交換に併せて、アームの高さシェルの傾きも一生懸命調整し、針圧計も導入した。カウンターウエイトに比べると0.2~0.3gの差、誤差の範囲かと思うがピッタリ調整すると音が変わる。アナログは奥が深い…