日記
ソウルノートX3導入
2022年06月09日
いつかは…と思い続けて数十年。遂にニーベルングの指輪LPを全曲聴き通した。(テクニカ AT-33Sa を使用)こんなに良い音だったけ?重低音が耳元まで押し寄せ、恐怖感・圧迫感が半端ない。マルチ録音らしいが各者が歌いながら移動し、ステージが目に浮かぶ…。
言葉も分からないので途中で飽きてしまうのではと危惧し、BDを見たり入門書を読んだりして予めストーリーを予習したが、全然そんなことは無かった。実は相当数のレコードをひっくり返すのが面倒ではと想いSACDも用意したが、全く違う録音かと思うくらい低音が無く音場も狭いのでガッカリして聴くのをやめてしまった。

…と言うわけで、アナログ系はカートリッジ購入と再調整により結構充実した音を奏でるようになったので、今度はCDの音が気になりだした。でも K-05X ニハSACDのデジタル出力が無いので、同社のD/Aコンバータを導入してグレードアップする事は出来ないが…クロック入力は装備されている。
そこで YouTube で見聞きして効果が大きいと感じた話題のソウルノートX3を使ってみようかと考えた。しかし、同社のS3では効果を発揮しても我が家はエソテリック。NOS モードどころかデジタルフィルータありありの音作りで、効果のほどは疑わしい禁断の組み合わせである。(YouTubeでは他社製品でも効果ありと説明されていたが)
品薄で中々手に入らないと思ったが、思ったより早く納品される見込みだったので、何とか手持ちの予算内の見積もり(クロックケーブルは付属を使用)だったので思い切って導入してみた。早速繋いで聴いてみた…何も変わらないではないか!
歪みが減って聴きやすくなりボリュームを上げなくても聞き取れる。逆にボリュームを上げてもうるさくない。良く聴くと、音像が引き締まり鮮やかで勢いのある音が飛びだしてきた。でも、それだけである。K-05 が K-03 に変わるほど変化するわけではない。(当たり前だが…)悪くはならないがお金をかけて導入するほどの効果はないかなぁ。
P.S.
ひと月ほど聴き込むうちに、今まで聞こえない音が聞こえるようになってきた。そして元気が良いだけと思っていたが微妙なニュアンスを伴うように変化してきた。(我が家比)何かいつまでも聴いていたい感じが出てきたぞ…。気がつくとボーカルが目の前に立っている。クロックジェネレーターにもエージングは必要なのだろうか。