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画質マニアです。また音質マニアでもあります。 質感と立体の表現を好みCRT, 撮像管, 70mmフィルムなどの画を好みます。 普段はTwitterにいます。 LaserDiscを主とした…

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日記

Color Decoderの画質差の原因を考える

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2020年07月29日

先日、先日調整を行ったColor Decoderの画質評価と別機種(SONY BKM-24N)の画質比較を行った所、同じTRAP/BPF Modeでも予想以上の画質差が生じる結果となりました。

Color Encoder, Color Decoderの到着 | PHILE WEBコミュニティ
Comb Filterの調整 -Color Decoderの調整 | PHILE WEBコミュニティ
DeMatrixの調整 -Color Decoderの調整 | PHILE WEBコミュニティ
Color Decoderの画質評価 | PHILE WEBコミュニティ

同じ電子回路であってもそれを構成するデバイスや配線材などが異なれば画質に変化が生じ、同じ電子回路を同じデバイスと同じ配線材で構築しても配線の取り回しなどが変われば画質は変化するくらいですので、今回の様に電子回路, デバイス, 配線材とあらゆる要素が異なれば同様の方式の信号処理でも画質の差異が生じてしまう事は当然と言えます。
しかし今回確認出来た画質の差異は予想していたよりも遥かに大きな物となった為、この度両機種の電子回路を調査しその原因を考えて見る事にしました。


まず最初にフィルタ特性の差異に原因がある可能性とBKM-24Nの電子回路に良い工夫がされている可能性を考え、メンテナンスマニュアルにある回路図の確認を行う事にしました。
しかしながら残念な事にBKM-24Nのフィルタ回路はモジュール化されていた為特性を確認する事が出来ず、回路そのものはTRAP/BPFとCombで別回路となっておりTRAP/BPF側はCVBS信号をBEF(Band Elimination Filter)に通しYをBPF(Band Pass Filter)に通しCを抽出するという至って素直な物であると言う事がわかりました。
基板上の回路

BKM-24Nに実装されている回路が素直な物であるとわかった所で先日調整を行ったColor Decoderの回路が素直で無い事が気にかかりました。
高解像度版
先日調整を行ったColor DecoderのTRAP/BPF周辺ブロックダイアグラム
高解像度版
BKM-24NののTRAP/BPF周辺ブロックダイアグラム

このように先日調整を行ったColor DecoderのTRAP/BPF周辺回路はかなり癖のある物となっております。

高解像度版
このような癖のある回路となっているのはTRAP/BPF ModeとComb Modeで共通した回路を用いている為です。
TRAP/BPF Mode時は1H Delay Lineを停止させChoma CorrelatorがComb Filterとして動作しない状態にしBEFも阻止帯域の広い物に切り替えます。
Comb Mode時は1H Delay Lineを動作させChoma CorrelatorがComb Filterとして動作する状態にしBEFも阻止帯域の狭い物に切り替えます。
これらの切り替えはスイッチ一つで行え、更にComb Mode時のBEFはジャンパーピンの設定でON/OFFの切り替えが可能可能です。

Chroma SubtractorでChroma成分(C信号)を除去したにも関わらず、BEFで再度fsc近傍の周波数成分の除去を行っており、TRAP/BPFによるY/C分離としては無駄である様に思います。
TRAP/BPFによるY/C分離で、色滲みを嫌い色信号に広い帯域幅を要求するのであればBPFの通過帯域を広く取る事が好ましく解像度の低下を嫌い輝度信号の中域〜高域の損失を極力避けるのであればBEFの阻止帯域を狭く取る事が好ましい様に思います。

この無駄の多くTRAP/BPFに最適化しきれているとは言いがたい実装が画質の低下に繋がっているのではないかと私は思いました。


今回の調査では、肝心のフィルタ特性が解らず知りたい事を知る事が出来なかったため疑問の多く残る結果となりました。
当初はBKM-24Nに何か工夫があるのかと考えておりましたが、実際にはその逆でした。
真相に十分に近づく事こそ出来ませんでしたが、Y/C Separatorの実際の実装について学ぶ事が出来ました。

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