日記
動画の圧縮コーデック
2020年09月12日
嘗てはMotion JPEGが尤も現実的なCodecと言われていた時代もありましたね。
Motion JPEGはJPEG圧縮したフレームを多数並べた物であり、JPEG同様DCT(離散コサイン変換)とハフマン符号を組み合わせてフレーム内圧縮する物であり静止画での圧縮効率が悪い変わりに動画に強くエンコードやデコードの負荷が低い事が特徴でした。
対するMPEGはMotion JPEGのDCT(離散コサイン変換)とハフマン符号に加えフレーム間予測を組み合わせる事でより効率的に圧縮を行うものとなっていました。
フレーム間予測を用いている事もあり動画に弱くエンコードやデコードの負荷が大きくなる事が欠点でしたけれども半導体の集積度の向上でコンピューターの性能が向上し処理能力の不足の問題は解消されて行きました。
MPEGは後に拡張されインターレースへの対応などがMPEG2で、MPEG4 AVCで非常に多くの改良が行われ圧縮効率の大幅な向上が行われましたがエンコード/デコードの負荷が非常に大きな物となりました。