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Analog vs Digital【Color Decoder画質比較】
先日Video Phaseの確認を行う為にSDI Encoder周りの不調の為取り外してあったオーバーサンプリングデジタルフィルター非搭載のDigital Color Decoderを取り付けたところ問題なく動作した為、本日は久しぶりにColor Decoderの画質比較を行いました。 今回用いたColor DecoderはTRAP/BPF Y/C分離, I/Q軸復調とNTSCカラーテレビジョン登場当時の水準でフルスペック復調を行うアナログ式のもの、3Line Dynamic Comb Filter Y/C分離, I/Q軸復調を10bit/4fscのフルデジタルで行い10bit/13.5MHzにサンプリングレート変換を行い出力するDigital Color Decoderの二通りです。 ↑Analog[高解像度版] ↑Digital[高解像度版] ↑Analog[高解像度版] ↑Digital[高解像度版] ↑Analog[高解像度版] ↑Digital[高解像度版] ↑Analog[高解像度版] ↑Digital[高解像度版] 画質としては先日までに述べた通りの傾向がありアナログ式のものは設計の古いY/C Separatorが足枷となりクロスカラーやドット妨害が盛大に発生します。Digital Color DecoderはA/D変換部でオーバーサンプリングによる歪みこそ生じていないもののDigital Color Decoder部でのフィルター処理やレベル変換処理が行われるため、ディテールが乾涸びたようにかさついて見えたり輪郭部が歪んで見えるなどの欠点が気になりました。 今回はアニメーションであった為、塗り分けによる立体表現が損なわれている点もとても気になりました。 しかしTRAP/BPFによりY/C分離を行うColor Decoderは分離精度の低さに伴うクロストークノイズ(クロスカラー, ドット妨害)の多発やカラーサブキャリア近傍成分(= 3.579545MHz±10Hz)の欠落に伴う解像度の低下などの問題があり取捨選択といえる要素であるように思いました。 今回比較を行って最も驚いたのはTRAP/BPFの弊害が目立ちやすいアニメーション素材においてもDigital Color Decoderと取捨選択であると思わせるだけの優位性を見いだす事が出来た事です。
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