日記
tech3280の使いにくさ
2020年10月03日
tech3280を読んでいてその信号フォーマットのDigital Processorでの扱い辛さが目に付きました。
Digital Active AreaがAnalogue fieldやAnalogue active areaに対して一定の位相を持たないのです。
これはPALのSC/H比が283.75:1でありまた2ライン毎にSC位相が反転するにも関わらずSCに対して一定の位相角(45°, 135°, 225°, 315°)で同期させた4fscを用いて標本化を行う事に加え、ライン辺りのActive Sample数を948Sample/Lineで一定にした事による弊害です。
ヨーロッパでD2-VTRが普及しなかった理由として一般的にPAL, PAL-M, SECAMなど様々なフォーマットが混在していた為と言われていますが実際にはtech3280として規格化されたサンプリングフォーマットの使いにくさもあったのでは無いでしょうか?