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アキュフォーカスシステム -Digital Archive Production System
先日、Digital Archive Production Systemとして現在用いているシステムで高い輝度の後に色相の乱れが生じる問題とその確認を取れた事についてお話ししました。 本日はその改善を行う為の方法についての調査検討を行っておりました。 高い輝度の後に色相の乱れが生じる問題の原因として私はRF信号の位相遅延に伴う高域歪みの可能性を考えていると述べました。 その対策としてPIONEERは2つのヘッドアンプと遅延回路を用いた事がありそれをアキュフォーカスシステムと呼びました。 私の考察が正しく問題の原因がRF信号の位相遅延に伴う高域歪みであるのならば、ヘッドアンプを改造しこの方法を用いる事で解決出来るのでは無いかと考え実際の回路の確認を行いました。 ↑Newアキュフォーカスシステムの回路図 ↑スーパーアキュフォーカスシステムの回路図 アキュフォーカスシステムは基本的に二組みあるRF信号のうち一方を遅延させもう一方とタイミングを合わせる事で位相遅延とそれによる高域歪みを改善する回路ですけれども、実際の実装としてはNewアキュフォーカスシステムでは三次のパッシブフィルター回路が用いられておりスーパーアキュフォーカスシステムでは二次のパッシブフィルター回路が用いられておりました。 またアキュフォーカスシステムでは二組みのRF信号を合成せずに扱う必要がある為前段回路であるヘッドアンプを二組み用いる必要があります。 問題の生じるLaserDisc Playerのヘッドアンプ部は幸いな事にヘッドアンプ前段で2組, 4本のRF信号を拾いだせる様になっておりました。ヘッドアンプと遅延回路の増設行う改造によりアキュフォーカスシステムに相当する回路を搭載出来る見込みはあると考えられます。 所で、アキュフォーカスシステムの回路図を確認していて気付いたのですけれどもLD-X1をベースとした業務用LaserDisc PlayerであるLD-V800にはアキュフォーカスシステムが搭載されておらず、更にフォトディレクタとヘッドアンプ部が同一のICにまとめられておりアキュフォーカスシステムを増設する改造を行えない仕様となっている様です。 私は丁度LD-V800を持て余しておりましたので、高い輝度の後に色相の乱れが生じる問題の原因切り分けに活用しようかと考えております。 RF信号の位相遅延に伴う高域歪みがもたらす画質への影響を考えていて気付いたのですけれども、有効映像エリアの開始部(画面左端)で色相の狂いや輝度斑が生じる原因でもあるのでしょうか? この問題には数年前に気付き、今までは初期のLaserDisc Playerは電子回路の特性が悪かったからと単純に片付けておりましたけれど原因は未だはっきりと解らないままです。 先日、PIONEERのLaserDisc Player「LD-200」「LD-S1」「LD-X1」の画質比較動画をYouTubeにアップロードいたしました。 宜しければご覧ください。 LaserDisc player image quality comparison
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